1 . 本を読む習慣を身につけることは、そんなに簡単なことではありません。読書が好きになるにはどうしたらいいでしょうか。
私は昔、読書をしない人間でした。100 ページ以上もある本を読んでいると、必ず途中で眠くなります。今思えば、興味のない本を読んでいたことが原因でした。興味のない本は、頭が回らず、すぐに眠くなるのです。しかし、興味のある科学系の本を読む時は、眠くなることはありませんでした。本の内容が好きか嫌いか、自分にとって面白いかどうかが、読書に親しむための重要なポイントです。
高校三年生の時でした。本屋で好きな科学者の伝記を見つけました。大学受験を控えていて、人生について考えていた私にとって、それはその時一番興味のある本でした。それまで、自分で本を買って読むことがなかった私が、その本を自分でお金を出して買ったのです。家に帰ってすぐに読み始めました。内容にも興味があったし、自分でお金を出して買ったということもあって、その本に限っては、眠くならずにすらすらと最後まで読めました。そんな経験もあって、私が今まで本を最後まで読むことができなかったのは、興味のない本を無理に読んでいたからだという単純なことに気がつきました。そのころ私は宇宙に興味を持っていました。そこで私は、宇宙について書いてある本から読み始めました。やはり、興味のある内容に、自然と引き込まれ、眠くならずに本の内容に集中していきました。
そうなんです。自分の興味のある本を読んでこそ、夢中になって眠くならずに読めるのです。そうして読書が好きになっていきます。読書が好きになって、興味の範囲も広がってきて、ますますたくさんの本を読むようになります。読書を習慣にするには、まず、自分の興味のある本から読み始めるのがいいようです。
1.筆者が本を読む途中で眠くなったのはなぜか。A.100 ページ以上もある本だから |
B.興味のない本を読んでいたから |
C.筆者は昔、読書しない人間だから |
D.本を読んでいた時、外は暗くなったから |
A.高校三年生の課題本 | B.受験テクニック(技巧)の本 |
C.好きな科学者の伝記 | D.大学受験のための問題集 |
A.本の内容がやさしいか難しいか |
B.本の内容が好きか嫌いか、面白いかどうか |
C.本の内容が受験に関係しているかどうか |
D.本の値段が安いか高いか、自分のお金で買えるかどうか |
A.入学試験が近づいている | B.受験するのをやめようとしている |
C.受験勉強を中止する | D.受験の予定をメモ帳に書いておく |
A.本を買うお金がなかったから、読書の習慣が身につかなかった |
B.受験テクニック(技巧)の本ばかり読んでいると、受験に失敗する |
C.宇宙について書いてある本は、読書のが難しい |
D.興味のある本から読み始めると、読書の習慣を身につけやすい |
2 . 人間の体の皮膚には,汗を出す器官がたくさんあります。暑い時にはその器官が開いて汗が出ます。真夏の汗がたくさん出る時には,大人の人で1日に2リットル(公升)もの汗が出ると言われています。この汗は蒸発します。
注射をする時,アルコ一ル(酒精)で消毒すると冷たい感じがするのでしょう。これはアルコ一ルが蒸発する時,体の熱を奪い取っていくからです。これと同じように,汗が蒸発する時も,体の熱を奪います。それで体温が上がり過ぎるのを防ぐのです。反対に,寒い時には,汗を出す器官はすっかり閉じて,熱が奪われないようにします。そして,体温が下がり過きるのを防ぐのです。
しかし,このような自然の調節には限りがあって,これだけで体温をいつも変わらないようにしておくことはできません。そのことは,例えば冬の寒い時に夏のような格好をしていたらどうなるか。(ア ),夏の暑い時に冬のような格好をしていたらどうなるかということを考えただけでも分かるでしょう。
幸い,人間はものを考えたり工夫したり作り出したりする力を持っています。そこで暑さや寒さを防ぐためにいろいろな材料を作って,いろいろな衣服を作り出したのです。
1.真夏の時にどれぐらいの汗が出るか。A.2リットルしか汗が出ない。 |
B.子供も大人も2リットルぐらいだ。 |
C.大人の人で1日2リットルもの汗が出ると言われている。 |
D.誰でも真夏の時,2リットルもの汗が出ると言われている。 |
A.アルコ一ルは治たいから |
B.体温が上がり過ぎるから |
C.アルコ一ルが蒸発しないから |
D.アルコ一ルが蒸発する時,体の熱も奪われていくから |
A.注射をする時,冷たく感じること |
B.消毒すること時,冷たくなく感じること |
C.汗が蒸発すること,体の熱も奪われていくこと |
D.アルコ一ルが蒸発する時,体の熱も奪われていくこと |
A.まだ | B.また | C.でも | D.だから |
A.人間の体は自然に調節できるから |
B.人間は格好の考えによるものだから |
C.古くからの習慣によって衣服も違うから |
D.人間の体は自然の調節に限りがあって,体温をいつも変わらないようにすることができないから |
3 . みなさんは、毎日どれくらい歩いていますか。日本で、大人の男性と女性が毎日どれくらい歩いているか、歩数を調べました。2014年、男性は、7,043歩、女性は、6,015歩でした。男性は、30代が一番多くて、8,488歩でした。しかし、40代からは、だんだん減っています(減少)。男性は、30代のとき、よく歩いたり、動いたりして働きますから、歩数も多いです。(ア)、40代くらいから、座って仕事をすることが多くなりますから、歩かなくなってしまうのでしょう。また、女性は、20代、40代、50代がほとんど同じです。30代だけ少ないのは、小さい子どもの世話(照顾,照料)で、歩く機会が少なくなるからでしょう。そのあとは、50代まで、ほとんど歩数は変わりませんが、子どもの世話や、仕事が終わる60代になると、急に歩数が少なくなります。
普通、1日に、男性は9,000歩、女性は8,500歩くらい歩くと健康にいいと言われています(普遍认为)。わたしは、今、1日4,000歩くらいしか歩いていません。休みの日を利用して、もっと歩きたいと思います。
(厚生労働省「国民健康 栄養調査(平成26年)」を参考に作成)
1.文中に「40代からは、だんだん減っています」とありますが、どうしててすが。A.男性は、40代くらいから座って仕事をすることが多いですから |
B.男性は、40代くらいから子どもの世話をしますから |
C.男性は、40代くらいから歩くのが嫌になりますから |
D.男性は、40代くらいからあまり働かなくなりますから |
A.そして | B.それで | C.それに | D.でも |
A.50代の男性 | B.50代の女性 | C.60代の男性 | D.60代の女性 |
A.50代の女性は、40代の男性より歩数が多いです。 |
B.女性は、20代から60代まで、ほとんど歩数が変わりません。 |
C.普通、1日に、男性は9,000歩、女性は8,500歩くらい歩くといいです。 |
D.男性は、30代が一番歩数が多くて、女性は、30代が一番少ないです。 |
A.4000歩 | B.4500歩 | C.5000歩 | D.5500歩 |
4 . 小学校を卒業する時、近所のおばさんが「お祝いにプリン(布丁)かゼリー(果冻)かどちらがいい?」と私に聞きました。「じゃあ、プリンがいいです」と言ったら、次の日に①特大のプリンを持ってきました。
また、私の家の隣に住んでいる90代のおばあさんは、母の帰りが遅かった時に電話で、「家に残り物があるから、家までちょっと取りに来て」と言いました。②その家に行くと、天ぷらや赤飯(糯米赤豆饭)などをたくさんくれました。
( ③ )おばあさんは、いつも私が出かける時に、「おはよう」と挨拶をして、「今日は暑いね」とか、「今日は学校があるの?」など、声をかけてくれます。④そういった時に、暖かい心に触れた気がします。
暖かい心は、別に人にあげる物だけに限ったことではありません。日常生活の中にでもあるのです。「暖かい心に触れること」ができた人は、人に対して暖かい心で接することができると思います。
1.文中に①「特大のプリンを持ってきました」とあるが、プリンを持ってきたのは誰ですか。A.隣のおばあさん | B.学校の先生 |
C.近所のおばさん | D.母 |
A.私の家 | B.おばあさんの家 |
C.近所のおばさんの家 | D.学校の先生の家 |
A.その | B.この | C.あんな | D.それ |
A.学校に行く時 | B.天気が暑い時 |
C.おばあさんが声をかけてくれた時 | D.母の帰りが遅かった時 |
A.挨拶は日常生活で大切なことです。 |
B.近所の人と仲良くしたほうがいいです。 |
C.人に物をあげると、暖かい心に触れることができます。 |
D.日常生活で人に暖かい心で接することが大切です。 |
5 . 週末、美月さんはおばあさんとデパートへ携帯電話を買いに行きました。デパートに色々な携帯電話があります。おばあさんは今年63歳で、使いやすくて高くない携帯電話がほしいと言いました。美月さんは運動がとても好きです。毎日ジョギングしたりサッカーしたりします。ボタンがある携帯はボタンがない携帯より安いです。
次の四つの携帯電話の説明を読んでください。
携帯1新発売。ボタンじゃなくて、画面を指で触って使う。とても使いやすい。
携帯2画面が大きい。写真がきれいに撮れる。テレビ番組を見るのにちょうどいい。
携帯3とても丈夫で、水に濡れても大丈夫。薄くて、持ち運びが楽。
携帯4画面やボタンが大きくて見やすい。使い方もとても簡単で、すぐに覚えられる。
1.指で画面を触って使うのはどれですか。A.携帯 1 | B.携帯 2 | C.携帯 3 | D.携帯 4 |
A.携帯 1 | B.携帯 2 | C.携帯 3 | D.携帯 4 |
A.携帯 1 | B.携帯 2 | C.携帯 3 | D.携帯 4 |
A.携帯 1 | B.携帯 2 | C.携帯 3 | D.携帯 4 |
A.ボタンをおして使います | B.新発売です |
C.とても丈夫です | D.使いやすいです |
6 . 私の家は京都にあります。京都には、父と母が住んでいます。
父は82歳で、母は78歳です。父はもう仕事を辞めました。毎日ペットの世話をしたり、野菜を育てたりしています。前は運動しました。でも、最近足が痛いから、しませんでした。母は家庭主婦です。母は料理が上手です。いつも新しいお菓子やケーキを作ってくれます。私は、顔が母に似ていて、性格が父に似ています。
兄弟は、兄が一人と姉が二人です。兄も姉も結婚していて、他の家に住んでいます。みんな、毎日とても楽しく過ごしています。
注: ペット:宠物; 世話:照顾1.この人のお父さんは毎日何をしていますか。
A.運動をしたり、野菜を育てたりしています。 |
B.ペットの世話をしたり、運動をしたりしています。 |
C.ペットの世話をしたり、野菜を育てたりしています。 |
D.お菓子を作ったり、料理を作ったりしています。 |
A.性格はお母さんに似ています。でも、顔はお父さんに似ています。 |
B.性格はお父さんに似ています。でも、顔はお母さんに似ています。 |
C.性格も顔もお父さんに似ています。 |
D.性格も顔もお母さんに似ています。 |
A.4人家族です。 | B.5人家族です。 |
C.6人家族です。 | D.7人家族です。 |
7 . みんなが欲しいものを何でも手に入れようとしたらどうだろうか。でも、そんなことはしようと思ってもできっこない話なのだ。というのは、地球上に存在する全工場をフル稼働しても、無限にたくさんのものをつくることはできないし、人間の技術もまだそこまで進んではいないからだ。
労働者の数だって限られている。機械設備も限られている。農産物をつくるにも、農地には限りがある。みんなが大きな家に住みたくても住めないのは、土地が足りないというだけでなく、そんなことをすればたちまち、地球上の森林から木が切り出されて、あっという間に地球は丸裸になってしまうからだ。
つまり、最も大事なことは、私たちの欲望は無限だけれど、工場や機械設備、労働力、森林、農地、住宅地、石油など、商品を生産するための経済資源は有限だということである。経済資源が有限だから、私たちの欲望のうち、( ア )欲しいもののうち、一部分しか手に入らないのだ。別の言い方をすると、経済資源が有限なので生産されるものも有限ということになる。だから、私たちの手に入る「所得」も有限。すなわち、商品を買うための予算も有限ということになる。
このことを説明するのに、経済学では「稀少性」という言葉を使う。「稀少性」とは、人間の欲望をすべて満足させるだけの経済資源は地球上には存在しないという厳しい現実を示すじつに簡潔な言葉である。
稀少な経済資源を使って、人間の生活をどうやって豊かにすることができるのか。このことこそ、経済学の最も大きな目標である。
1.「そこまで」は何を指すか。A.人間の欲望をおさえること | B.物を速く安く作り出すこと |
C.物を限りなく作り出すこと | D.世界中の工場を一斉に動かすこと |
A.物を無限に手に入れること | B.農産物をたくさん作ること |
C.土地をどんどん開発すること | D.だれもが大きな家に住むこと |
A.そして | B.つまり | C.すると | D.たとえば |
A.欲しい物をすべて手に入れることはできないこと |
B.欲しい物をすべて手に入れようとは思わないこと |
C.物を作り出す工場も農地も多いほどよいこと |
D.物を作り出す工場も農地も不足していること |
A.稀少性の原理 | B.経済学の目標 | C.資源の有限性 | D.欲望の無限性 |
8 . 楽しくてつい食べすぎてしまうことは、誰にもあることだ。
特に、年末年始は飲み会が多い時期だ。①__、体を調節することで、体重を管理することができる。
食べ過ぎた分のエネルギーは、12時間~2日間で体脂肪に変わる。12時間後には食べ②増えてしまうかも知れない体脂肪は、食べ過ぎてしまった後の食事に気を付けることで管理できる。
この期間は、無理に3食食べる必要はない。食べ過ぎてしまった次の日の朝は、野菜ジュースなどの水分だけ取り、昼食も蕎麦やうどんなど軽く食べ、夜は野菜中心に食べる。これを2日くらい続ければ、余分なエネルギーが調節されやすくなる。
このように、たとえ1日食べ過ぎてしまっても、諦めずに調節し、上手なコントロール(控制)を続けることで、食べ過ぎても太らないようになる。
1.①___には何を入れるか。A.しかも | B.それで | C.しかし | D.あるいは |
A.食べ過ぎたもの | B.食べ過ぎたエネルギー | C.体重 | D.体脂肪 |
A.好きなものだけ食べる。 | B.軽く食べる。 |
C.野菜だけ食べる。 | D.3食しっかり食べる。 |
A.食べ過ぎた次の日から2日間、食事をコントロールする。 |
B.甘いものはできるだけ食べない。 |
C.食べ過ぎた次の日の昼はたくさん食べる。 |
D.毎日肉や魚、野菜を中心に食べる。 |
A.食べ過ぎたら、必ず太る。 |
B.食べ過ぎても体を調節すれば太らない。 |
C.余分なエネルギーは食べてすぐ脂肪になる。 |
D.昼食に蕎麦やうどんを食べると太る。 |
9 . 私は公園のそばに住んでいます。朝早く起きて、よく公園を散歩します。大きい木がありますから、①鳥がたくさんいます。目を閉じると、森の中にいるような気がします。椅子に座って本を読んでいる人もいます。走っている人もいます。いろいろな人が来て、②公園はだんだん賑やかになります。雨の日はあまり人が来ません。③ 、わたしは雨が降っても散歩します。
1.「私」はどこに住んでいますか。A.公園の中 | B.公園のそば | C.学校のそば | D.森の中 |
A.本を読みます | B.ジョギングします |
C.散歩します | D.日本語を勉強します |
A.公園はとてもきれいですから |
B.公園にはおいしいものがありますから |
C.公園はにぎやかですから |
D.公園には大きい木がありますから |
A.鳥がたくさんいますから |
B.歌を歌う人がたくさんいますから |
C.いろいろな人が来ましたから |
D.雨の日に人がたくさんいますから |
A.そして | B.それで | C.それに | D.でも |
10 . 今日は休みでしたから、私は李さんと新宿へ遊びに行きました。新宿はとてもにぎやか(热闹)な町でした。駅の近くにいろいろな店がありました。私たちは大きいカメラ屋に入りました。李さんはその店で日本製のカメラを買いました(买了)。
私もカメラが欲しかったです。でも、お金がありませんでしたから(因为没有钱)、何も買いませんでした。
1.「私」は李さんといつ新宿へ遊びに行きましたか。A.せんしゅう | B.おととい | C.きのう | D.きょう |
A.にぎやかな町 | B.静かな町 |
C.きれいな町 | D.寂しい町 |
A.たくさんのデパート | B.いろいろな店 |
C.高いビル | D.きれいなカメラ屋 |
A.にぎやかな店 | B.駅の隣の店 |
C.日本製品の店 | D.カメラ屋 |
A.はい、店の商品を買いました。 |
B.はい、大きなカメラを買いました。 |
C.いいえ、何も買いませんでした。 |
D.はい、ほしかったものを買いました。 |