私は今京都にいます。おととい飛行機で来ました。
京都はきれいですよ。今京都の紅葉は本当にすばらしいですね。私は日本の秋が好きです。小野さんはどうですか。京都にはお寺や神社がたくさんあります。おとといは金閣寺などいろいろな所へ行きました。その日の天気がよかったですから、人がたくさんいました。とてもにぎやかでした。昨日は奈良へ行きました。奈良もお寺が( ア )です。昨日は雨でしたから、人があまりいませんでした。東大寺はとてもきれいでした。小野さんは京都と奈良と、どちらが好きですか。
小野さん( イ )お土産を買いました。とてもきれいな紅葉のはがきです。来週の日曜日に帰ります。
では、また。
11月25日
王文
1.「その日」はいつですか。A.11月23日 | B.11月24日 |
C.11月25日 | D.11月26日 |
A.すくない | B.おおい |
C.たかい | D.やすい |
A.は | B.が | C.に | D.で |
A.京都はとてもきれいです。 | B.紅葉はとても多いです。 |
C.京都の紅葉はとてもきれいです。 | D.京都の紅葉はとても多いです。 |
A.京都が好きです。 | B.奈良が好きです。 |
C.京都も奈良も好きです。 | D.分かりません。 |
2 . 日本人は「友達からサッカーの試合の切符をもらったんですが、あしたいっしょに行きませんか。」と友達が誘ってきた時、「あしたはちょっと…。」などと言って、よくあいまいに断ります。これは「明日はちょっと用事があって、行けません。」という意味です。相手の気持ちを傷つけないようにするために、「いいえ」とはっきり言わないのです。
図書館で大きな声で話している人に「すみませんが、ちょっと声が…。」と言うなど、何か相手によくないことを言うときに最後まで言わないことがあります。これも相手を傷つけないようにしようという思いやる気持ちからです。
(ア)、日本人は家族のことをあまり褒めません。だれかが自分の子どものことを「お子さんはよく勉強しますね。」と言っても、「いいえ、全然勉強しないんですよ。」と答える人が多いです。これは自分や自分の家族を低くすることによって、相手の地位を高くして尊敬しようという考え方があるからです。
日本ではこのような表現で相手を思いやることによって、人間関係をよくすることがあります。
1.「ちょっと声が…。」はどういう意味ですか。一つ選びなさい。A.ちょっと声が大きいです。 | B.ちょっと声が出ません。 |
C.ちょっと声が聞こえません。 | D.ちょっと声が聞こえます。 |
A.ところが | B.それから | C.しかし | D.または |
A.家族のことをよく思っていないから。 |
B.相手を尊重するために、自分や自分の家族を低くするから。 |
C.自分の地位が低いと思っているから。 |
D.自分の家族を尊敬しているから。 |
A.日本人はよくあいまいに断る。 |
B.日本人は相手を断らない。 |
C.日本人は最後まで言いたくないときは途中までしか言いません。 |
D.外国でははっきり言いたいことを表現するので、人を傷つけます。 |
A.日本人の生活 | B.日本の習慣 | C.日本語の表現 | D.尊敬語について |
3 . 日本の小学校は六年です。そして中学校は三年です。小学校と中学の九年間は義務教育です。子供たちは6歳から近くの小学校へ行きます。小学校はたいてい八時半に始まります。每日5時間か6時間授業があります。そして授業はたいてい三時ごろ終わります。子供たちは教室の掃除をしてから家へ帰ります。
中学校の授業も三時ごろ終わりますが、その後、クラブ(社团)があります。生徒たちは、テニスや野球などいろいろ好きなことをすることができます(可以做)。
高校は義務教育ではありませんが、中学生の九十五パーセントが高校へ行きます。高校に入るためには入学試験を受けなければなりません。やさしい高校も難しい高校もあります。高校も三年です。
大学は普通四年ですが、医学のコースは六年です。二年間の短期大学もあります。大学ではみんな好きなことを勉強します。もちろんみんな入学試験があります。試験はたいへん難しいので、一生懸命勉強しなければなりません。
1.日本の義務教育は何年ですか。A.十六年です | B.三年です | C.九年です | D.六年です |
A.六歳から | B.八歳から | C.七歳から | D.九歳から |
A.8時間 | B.每日5時間 | C.每日6時間 | D.5時間か6時間 |
A.好きなことをして帰ります | B.掃除をしてから帰ります |
C.クラブをしてから帰ります | D.すぐ帰ります |
A.普通四年です。 | B.二年です。 | C.何年でもいいです。 | D.六年です。 |
4 . 私はちょうど20歳の時に、日本に来ました。当時の私は「おはようございます」「こんにちは」など、挨拶程度の日本語しかできませんでした。だから、しばらく外に出るのがとても怖く、ずっと家の中にいて、朝から、晩までテレビばかり見て毎日を過ごしていました。
だんだん日本の生活に慣れてきた頃、看護師として働いてみないかと言われました。私は子供の頃から、看護師になるのが夢で、そんな私の気持ちをよく理解してくれている叔父さんからの話でした。私はあまりにも急な話で、すぐには答えることができませんでした。実は当時の私が迷っていた本当の理由は言葉の問題でした。
しかし、これは看護師になるいい機会ですから、私は心配しながら病院で働き始めました。絶対にやっていこうという気持ちで努力しましたが、看護師という仕事に完全に慣れるまでには、とても時間が掛かりました。ポケットにいつも電子辞書を入れて仕事をする毎日が続きました。
今でも、はっきり覚えていますが、それは、自分がやっと立派な日本語の会話ができたと思えた日のことです。仕事が終わって、寮に戻り、嬉しさのあまり、とうとう大きな声で泣いてしまいました。嬉しくて涙が止まりませんでした。私は立派に日本語が話せた嬉しさで胸がいっぱいでした。そして、これからも、頑張っていこうと思いました。日本で看護師として働いたことはいつまでも忘れない思い出として残るでしょう。
1.「ずっと家の中にいて」とあるが、その理由は次のどれか。A.日本に来たばかりだから |
B.日本のことは詳しくないから |
C.日本語はちょっとしかできないから |
D.日本のテレビ番組を見るのが大好きだから |
A.電子辞書は軽いから |
B.まだ仕事が完全に慣れなくて、仕事中でも電子辞書を使うから |
C.電子辞書は高いから |
D.電子辞書を大切にしたいから |
A.もう日本に慣れたこと |
B.看護師になったこと |
C.日本語でうまく話すことができると感じた日のこと |
D.病院の仕事はもう慣れたこと |
A.看護師としての仕事 |
B.日本の病院での仕事のこと |
C.日本での生活 |
D.日本語の勉強と私の努力 |
A.看護師になることは私の夢です |
B.日本の病院での仕事は苦しいです |
C.努力すれば、夢が実現できます |
D.日本語の学習は絶対必要です |
5 . 健康センターレター
当センターでは、一年を通じて健康診断を行っております。健康診断は、病気の発見に役立つだけでなく、自分の健康状態を知り、生活習慣を見直すいい機会になります。ぜひ(ア)。「健康ミニレッスン」では、今月から6回にわたって、食事や睡眠、運動など生活習慣をよくするためのポイントを紹介していきます。まず第1回目は「飲酒」です。
健康ミニレッスン ☆飲酒☆ 「酒に飲まれる」という言葉がありますが、これはお酒のせいで自分自身を管理できなくなることです。これでは毎日の生活に悪い影響を与えてしまいます。「酒に飲まれない」ための酒の飲み方を考えてみましょう。 酒は、上手に飲めば、心も体も楽になって楽しい時間が過ごせるものでもあります。酒に飲まれず、楽しい時を過ごせるための飲み方を紹介します。まず、笑いながら家族や友人と楽しく飲みます。これでストレスがなくなります。そして、何か食べながら飲みます。酒だけを飲むのは胃に悪いです。美味しい料理と一緒なら、(イ)いいでしょう。それから、ゆっくり飲みます。飲むスピードが速いと、体の調子を悪くします。「ゆっくり食べて、笑って」お酒を楽しみます。これが、酒と上手に付き合う方法です。 |
センターでは、生活習慣など、健康についての相談にいつでも応じています。次回の「健康ミニレッスン」では「食事」について考えます。
1.(ア)に入るのに最も適切なものは次のどれか。A.当センターに自分の健康状態を知らせるようにしてください |
B.二度とない機会を見逃さないようにしてください |
C.いい生活習慣をつけるようにしてください |
D.定期的に受けるようにしてください |
A.普通に歩いて家に帰った。 | B.きれいに後片付けをした。 |
C.どう帰ったか覚えはない。 | D.きちんと別れの挨拶をした。 |
A.ますます | B.だんだん | C.いよいよ | D.どんどん |
A.お酒はゆっくり飲んだほうがいい。 |
B.当健康センターでの健康診断は有料である。 |
C.今回の「健康ミニレッスン」はお酒についての話である。 |
D.健康センターは健康についていつでも相談できる場所である。 |
A.いいお酒の選び方 | B.お酒の上手な飲み方 |
C.お酒の上手な勧め方 | D.お酒に合う料理の作り方 |
6 . 父親と息子がロバ(毛驴)を売りに町へ行った、村を通るとき、村人たちが「ちょっとあれを見なさい。親も子もロバに乗っている。ロバがかわいそうだ」と言った。それを聞いて、親も息子もロバから降りて歩いていった。しばらく行くと人々が「だれかロバに乗って行けばいいのは」と言ったので、父親は息子をロバに乗せた。次の村を通る時、老人たちが「あの若者は自分がロバに乗り、親を歩かせている、今の若い人はだめだ」と言った。息子はすぐロバから降りて父親をロバに乗せた、しばらく行くと、今度は女の人たちが「あの父親は自分の子に対して愛情がないらしい」と言って笑った。それで親子はロバの手足を縛って担いでいた(扛,背)。狭い橋を渡るとき、ロバは川に落ちて死んでしまった。
1.「今の若い人はだめだ」と言った人はだれですか。A.女の人たち | B.村人 | C.老人 | D.父親 |
A.親だけがロバに乗り、息子が歩いていたから |
B.息子がロバに乗り親は歩いていたから |
C.誰もロバに乗らず歩いていたから |
D.息子だけがロバに乗り、親が歩いていたから |
A.今の若い人はだめだ | B.言わなかった |
C.ロバに乗って行けばいい | D.歩いてはいい |
A.歩きたがったから | B.用事があったから |
C.ロバがかわいそうだと人々が言ったから | D.疲れた |
A.動物を愛護しなければならない。 |
B.親は息子をかわいがらなければならない。 |
C.自分のことは自分で決めなければならない。 |
D.息子のことは自分で決めなければならない。 |
7 . わたしはいつも、小学校一年生の妹といっしょにうちへ帰ります。そして、4 時半までうちで勉強します。4 時半に、幼稚園へ弟を迎えにいきます。ははは、スーパー・マーケットで働いています。ですから、迎えにいくことができません。ちちは、月曜日から金曜日まで、会社で働いています。ちちの会社の仕事の時間は、午前10 時から8 時間です。うちへ帰るのは、とても遅いです。日曜日には、ときどき、ちちといっしょに公園へ遊びに行きます。
1.わたしの家族は、何人ですか。A.4人 | B.5人 | C.6人 | D.7人 |
A.四日間 | B.五日間 | C.六日間 | D.七日間 |
A.5時 | B.6時 | C.7時 | D.8時 |
A.幼稚園 | B.スーパー・マーケット | C.会社 | D.公園 |
A.一年生 | B.二年生 | C.三年生 | D.四年生 |
8 . 私の家族は京都に住んでいます。家族は父、母、姉、弟、お祖母さん、そして、私の6人です。お祖父さんは8年前は亡くなりました。父は弁護士(律师)で、母は小学校の先生です。姉は2年前に大学を卒業して、今、東京の会社で働いています。1人で会社の寮に住んでいます。弟は17歳で、もうすぐ高校を卒業します。今、大学に入るために一生懸命勉強しています。将来医者になりたいと言っています。お祖母さんは毎日家でテレビを見たり、本を読んだりしています。
私たちは毎晩食事の後、いっしょにテレビを見たり、お茶を飲んだりしながらいろいろ話します。
日曜日には父の車で遊びに行ったり、映画を見に行ったりすることもあります。ときどき親戚の人や友達が遊びに来ます。夏休みにはみんなで旅行をします。私たちは毎日楽しいです。
1.この人の家族はみんなで何人ですか。A.4 人 | B.5 人 | C.6 人 | D.7 人 |
A.今留守です。 | B.はい、元気です。 |
C.今東京にいます。 | D.8 年前に死にました。 |
A.勉強しています。 | B.テレビを見ています。 |
C.小学校で教えています。 | D.弁護士です。 |
A.いいえ、大学にいます。 | B.はい、いっしょに住んでいます。 |
C.はい、会社に住んでいます。 | D.いいえ、今、東京に住んでいます。 |
A.もちろん勉強します。 | B.毎日遊びに行きます。 |
C.ときどき遊びに行きます。 | D.テレビを見ます。 |
9 . 先週の土曜日の朝、健太君はバトル君と恵美さんと一緒にスーパーに行きました。りんごは 1 つ 100 円(日元)です。健太君は 5 つ買いました。バナナは2 本(根)で 150 円です。健太君は 6 本買いました。おにぎり(饭团)は 1 つ120 円です。バトル君は 3 つ買いました。お弁当は 1 つ 450 円です。買いませんでした。恵美さんはジュースを 6 本と鉛筆を 10 本買いました。1200 円でした。
午後 1 時に健太君はおばあさんの家に行きました。バトル君は恵美さんといっしよに映画館でおもしろい映画を見ました。2 人は 6 時半に家に帰り(回去)ました。
1.土曜日何人がいっしょにスーパーに行きましたか。A.1人 | B.2 人 | C.3 人 | D.4 人 |
A.バトル君と恵美さん | B.バトル君と健太君 |
C.健太君と恵美さん | D.わたしと恵美さん |
A.りんごとお弁当 | B.りんごとバナナ |
C.バナナとおにぎり | D.りんごとおにぎり |
A.250 円 | B.950 円 | C.1200 円 | D.1050 円 |
A.りんごとお弁当 | B.お弁当とおにぎり | C.おにぎり | D.お弁当 |
10 . 暑い夏、外を歩くと汗が出る。汗を止めるために冷房の効いた部屋に入る。誰もしがちな行動だが、実は、私たちの体にとっては良いことではない。
汗は汗腺によって作られるが、この汗腺は汗を作るだけではなく、汗を体外に出す役割も持っている。そして多くの汗腺が活発に働いていれば、蒸発しやすいサラサラ(干燥清爽)した汗が作られ、体温調節がスムーズに行われる。汗腺は人の体には200~500万か所ほどあるが、通常、そのうちの半分程度が働かずに休んでいる。そして、通常でも半分しか働いていないのに、冷房を多用するなどして汗を出さないでいると、更に(ア)が増えていく。
働いている汗腺が100か所あって、そこで100ccの汗を作って出すという処理をしなければならないとして考えてみよう。その時に、もし冷房の効いた部屋に入り、汗腺が50か所しか働かなくなれば、1か所当たり1ccの処理のはずが、2倍の2ccの処理になる。そうなると、処理が間に合わず、塩分などの体内に吸収されるべき成分を含んだままの汗が体外に出してしまうことになる。このような汗はべたべた(黏糊糊的)としており、蒸発しにくく、「蒸発することで体温調節をする」という汗の役割をうまく果たせない。
休む汗腺を増やさないためには、日頃から汗が出る時にはそのまま出すという生活をしたほうがいい。飲食物に気をつけることも有効である。汗が出ている時に冷えたものを取ると、脳が「体は冷えた」と判断し、汗を止めてしまうので、注意が必要だ。
1.文中の「良いことではない」とあるが、それはなぜか。A.冷房の効いた部屋に入ると、すぐ病気になるから。 |
B.全ての汗腺が汗を作れなくなるから。 |
C.働くべき汗腺が働かなくなるから。 |
D.体にある汗腺の数が減ってしまうから。 |
A.働く汗腺 | B.休む汗腺 | C.活発な汗腺 | D.体の汗腺 |
A.汗を作るだけではなく、汗を体外に出すこと。 |
B.塩分などの体内に吸収されるべき成分を処理すること。 |
C.冷房を多用して、多くの汗腺を活発に働かせること。 |
D.蒸発することで体温調節をすること。 |
A.日頃から水分を多く取り、汗が出やすい状態にする。 |
B.運動を通して汗をたくさん出して、汗腺の機能を高める。 |
C.汗が出るときには、できるだけ止めないようにする。 |
D.暑い夏、汗が出たら冷たい飲み物を飲む。 |
A.多くの汗腺が活発に働けるようになる |
B.塩分などの成分を処理してしまう |
C.脳が「体は冷えた」と判断し、汗を止めてしまう。 |
D.体によくないと注意される。 |