1 . あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
二人の家にはにわとりがいました。にわとりは毎日金の卵を一つずつうみました。
①それを町へ売りに行くので、おかねがどんどんたまりました。
二人はしあわせにくらしていましたが、もっとおかねがほしくなりました。にわとりが毎日一つずつではなくて、もっとたくさん卵をうめばいいと思いました。
二人は金の卵をうむ、にわとりのおなかのことを考えました。きっとあのにわとりのおなかは金でできているのだろうと考えました。もしそうだったら、一回でおかねがとれると思いました。
二人は相談して、②にわとりのおなかを切ってみることにしました。二人がにわとりのおなかを切ってみると、おなかは普通のにわとりと同じでした。
おなかを切られたにわとりは、③死んでしまいました。
(田中豊太朗編著「イソップ物語」より一部改)
1.①それというのは何ですか。A.二人の家 | B.にわとり | C.おかね | D.金の卵 |
A.にわとりのおなかの金を一回でとろうと思ったから。 |
B.にわとりのおなかの中が見たかったから。 |
C.どうしてにわとりが金の卵を一つしかうまないのか知りたかったから。 |
D.にわとりのおなかの中にたくさんおかねが入っていると思ったから。 |
A.家に教科書を忘れてきてしまいました。 |
B.きのう買ったおさらをわってしまいました。 |
C.ひらがなは全部覚えてしまいました。 |
D.りーさんは国へ帰ってしまいました。 |
2 . 昔のことです。一人のさむらいがある農民のうちへ来て一晩泊めてくれと頼みました。
「家には布団がありませんが、よろしかったらどうぞお泊まりください。今晩はとても寒うございます。このござ(席子)をかけてお休みください。」
「いや、私は何度も戦いをしてきた、その時はいつも家の中で寝ないで野原や木の下などで寝て、ものをかけて寝たことなどはない。心配は要らない。」
こう言ってさむらいはそこに寝てしまいました。しかし夜中になると、だんだん寒くなってきて、さむらいはとうとう我慢(忍耐)ができなくなりました。さむらいは家のものを起こして言いました。
「おい、おい、このうちのねずみにはいつも足を洗わせているか。」
「いいえ、そんなことはさせておりません。」
「そうか、それでは足が汚いな。踏まれると俺の着物が汚れる。ござをかけてくれ。」
1.さむらいは誰に頼みましたか。A.農民に | B.隣に | C.私に | D.友達に |
A.一晩泊まりたい | B.一晩泊めたい |
C.一晩泊まって下さい | D.一晩泊めてください |
A.何もない | B.貧しい |
C.あまり貧しくない | D.さむらいのうちと同じだ |
A.寒い | B.ちょっと寒い | C.非常に寒い | D.少しも寒くない |
A.戦いをする時 | B.ござをかける時 |
C.布団がない時 | D.泊まる時 |
A.布団をかけて寝た | B.布団をかけないで寝た |
C.寝る前に布団をかけた | D.布団をかけてから寝た |
A.昼間 | B.晩 | C.寝るとき | D.夜中 |
A.心配なので | B.ねずみがいるので |
C.寒いので | D.足が汚いので |
A.足が汚いこと | B.ねずみに足をあらわせること |
C.家のものをおこすこと | D.着物が汚れること |
A.農民に | B.ねずみに | C.家のものに | D.他人に |
3 . 雨が上がった後の空に虹が掛かることがある。虹が魅力的に感じられるのは、空に描かれたとても大きな絵のようなところと、美しい色のハーモニー(协调)、そして、すぐ消えてしまうところだ。夏によく ア ことから、俳句では夏の季語になっている。
虹は、雨の水滴がレンズとなり、太陽の光を複数の色に分けることで起きる現象だ。また、大きな滝の下や、ホースの先から水が細かく飛ぶところでも、太陽の光が当たると、小さい虹が見える。虹の色の数は日本では7色とされるが、古代では5色だったそうだ。また、沖縄では2色であり、地域や時代で色の数は違っているようである。
「虹」という漢字は「虫」と「工」からできているが、それは、その字を作った中国で、虹が蛇や竜だと考えられていたからだそうだ。それも雄の竜だという。空にかかる虹が竜と考えられたというのは理解できるが、虹を見て雄の竜を想像する力は私にはない。
1.文中の ア に入れるのに最も適当なものはどれか。A.見える | B.見られる | C.見せる | D.見る |
A.虹は、雨の日の滝の下だけでも見られる。 |
B.虹は夏の空によくかかるので、俳句では夏の季語になっている。 |
C.日本では昔、虹は蛇や竜と考えられ、そこから「虹」という字が作られた。 |
D.日本では、虹の色の数はいつの時代でもどこでも7色である。 |
A.すぐ消えてしまうところも、虹の魅力の一つだ。 |
B.虹を見ると、雄の竜が想像される。 |
C.虹が竜と考えられたというのは、理解できない |
D.虹が夏の季語になっているのがおかしい。 |
奥さん:メニュ-を(ア )。
田中 :ほら、メニュ-だよ。
奥さん:ええと、ハンバ-グとライスと野菜サラダ。それから、アイスクリ-ムがいいわ。
田中 :へえ、太るのを気にしているわりには、ずいぶん食べるんだなあ。
奥さん:まあ、失礼わ。でも、食べ過ぎかしら。
田中 :ははは、冗談だよ。こんな所にはめったに来ないんだから、いっばい食べたらいいさ。ほくは、カレ-ライスとコ-ヒ-にしようかな。
店員 :ご注文はお決まりでしょうか。
田中:ハンバ-グとライスと野菜サラダとアイスクリ-ム、(イ)カレ-ライスとコ-ヒ -をください。
奥さん:あっ、やっばりアイスクリ-ムをやめて、紅茶にしてください。
田中 :じやあ、僕もコ-ヒ-を紅茶に。
店員 :はい、かしこまりました。紅茶はお食事の後でお持ちすればよるしいでしょうか。
田中 :僕はそうしてください。君はどうする?
奥さん:私は食事の時に一緒に飲もうかな。
店員 :はい、かしこまりました。
1.この会話はどこで行われたものだと考えられますか。
A.コンビニ | B.レストラン | C.ス-パ-マ-クット | D.マンション |
A.見てほしい | B.見てもらえる | C.見せてあける | D.見せてくれる |
A.主だ | B.それで | C.それに | D.しかし |
A.カレ-ライスとコ-ヒ- |
B.カレ-ライスと紅茶 |
C.カレ-ライスとコ-ヒ-とアイスクリ-ム |
D.カレ-ライスと紅茶と野菜サラダ |
A.ハンバ-グとライスとアイスクリ-ムを食べた後で、野菜サラダを食べる。 |
B.ハンバ-グとライスと野菜サラダな食べた後で、アイスクリ-ムを食べる。 |
C.ハンバ-グとライスとアイスクリ-ムを食べながら、紅茶を飲む。 |
D.ハンバ-グとライスと野菜サラダを食べながら、紅茶を飲む。 |
こんばんは。お元気ですか。
今も前と同じ会社で仕事をしていますか。毎日忙しいですか。李さんが3月に国へ帰りました。部屋は今はだれも使っていません。父も母もよく李さんのことを話しています。私も李さんがくださった人形を見て,楽しかった時のことを思い出しています。そして李さんに教えて(ア)ケーキを時々作っています。
私は4月に高校生になりました,高校は家から遠いので、電車に乘って、通わなければなりません。1時間もかかるので、少し大変です。勉強はまだそれほど難しくありませんが、新しい友達がたくさんできました。
おととい、李さんと一緒に行った公園へ高校の友達と行きました。いろいろな花が咲いていて、とてもきれいでした。その時に友達と撮った写真を一緒に送ります。
それでは、また手紙を書きます。
6月15日
小林 友子
1.李さんは日本へ来る前に、何をしていたか。A.人形を作っていた | B.ケーキを作っていた |
C.会社で働いていた | D.アルバイトをしていた |
A.くださった | B.いただいた | C.くれた | D.やった |
A.友子さんと友だちの写真 |
B.友子さんと両親の写真 |
C.友子さんが撮った李さんの写真 |
D.友だちの写真 |
A.友子さんはもう大学生だ。 |
B.友子さんはケーキが嫌いだ。 |
C.李さんは前に日本に住んでいた。 |
D.李さんは10年も日本にいました。 |
A.おととい | B.きのう | C.きょう | D.あした |
今も前と同じ会社(ア)仕事をしていますか。毎日忙しいですか。李明さんが5月に国へ帰ってから、私の家は少し寂しく(イ)。李明さんが使っていた部屋は今は誰も使っていません。父も母もよく李明さんのことを話しています。私も李明さんにいただいた人形を見て、楽しかった時のことを思い出しています。そして、李明さんに教えていただいたケーキを時々作っています。
おととい、私は高校の友達と公園へ行きました。いろいろな花が咲いていて、とてもきれいでした。その時に友達と撮った写真を一緒に送ります。
それでは、また手紙を書きます。
5月7日
佐藤まりに
1.(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。
A.で | B.を | C.と |
A.ありました | B.なりました | C.できました |
A.父 | B.母 | C.李明さん |
A.友達 | B.李明さん | C.両親 |
リー:まあまあだと思います。日本語の勉強、はじめは簡単ですけど、このごろ難しくなりましたね。
クラーク:そうですね。キムさん、ほんとうにどうしてやめて(放弃)しまったんでしょうね。
パク:あの、キムさんという人がこのクラスにいたんですか。
クラーク:ああ、パクさんは会ったことがないんですね。
パク:わたしは先々週はじめて来たんですけど。
リー:あ、キムさんが来なくなったのも確か先々週でした。パクさんは前はどこで勉強していたんですか。
パク:新宿にある小さな日本語学校なんです。そこで半年勉強したんですけど、それからあとのコース(课程)がないんで、ここに入ったんです。
クラーク:ここは大きくて、いろいろなレベル(水平)のクラスがありますからね。
パク:ええ。でも、ほんとうはわたし、小さな所のほうが好きなんです。あ、これ、学校の前でみんなで撮った写真なんですけど。
リー:あ、ほんとうに小さい学校ですね。あ、パクさんですね、この人―。クラークさん、ちょっと見てください。
クラーク:あら!
1.クラークさんとリーさんの身分は何か。
A.日本語学校の新入生 |
B.日本語学校の在校生 |
C.日本語学校の卒業生 |
D.日本語学校の職員 |
A.前の学校は小さいから |
B.前の学校は、にぎやかで勉強できないから |
C.もっと上のコースで勉強したいから |
D.クラークさんたちといっしょに勉強したいから |
A.パクさんが入る1週間前 |
B.パクさんが入る2週間前 |
C.パクさんが入ったのと同じ時期 |
D.パクさんが入った2週間後 |
A.パクさんの以前の学校の前 |
B.パクさんのいまの学校の前 |
C.新宿にある家の前 |
D.リーさんたちの学校の前 |
A.日本語の勉強はだんだん簡単になる。 |
B.キムさんとパクさんはクラスメートだ。 |
C.この学校にはいろいろなレベルのコースがある。 |
D.クラークさんは小さい学校のほうが好きだ。 |