1 . 窓の外を見る。黄色くなった銀杏の葉が、風に吹かれて、散っている。銀杏の枝に葉のように張り付いている(紧贴)のは鳥だ。青い色をしている。あんな青い色は野鳥には見かけない。都会のどこかで飼われていたのが逃げ出したのだろうか。
文中の「鳥」はどんな鳥か。
A.青い色の野鳥 |
B.都会で暮らしている野鳥 |
C.どこかの家から逃げ出した鳥 |
D.田舎から都会に逃げてきた鳥 |
2 . もともと、日本人は詩との出会いがよくないと思う。
大多数の人にとって、詩との出会いは国語教科書の中だ。はじめての体験、新しい魅力、感じとるべきことが多すぎて、詩歌などゆっくり味わう暇のない年齢のうちに、強制的に詩を与えられる。それを「よいもの」「美しいもの」として「読み解くべきもの」だと教えられる。そして、この行にはこういう技巧が使ってあって、それが作者のこういう感情を効果的に伝えている、などと解説される。それが終われば理解度をテストされる。
こんな出会いで詩が好きになるわけないと思う。子どもの大好きな漫画だって、こんなこちこち(僵化)のやり方で技巧を解説され、「解釈」を定められ、学期末のテストで「作者の伝えたかったこと」を書かせられたら、みんな退屈になるにちがいない。詩を読む時の心理的ハードル(难度)はこうして高くなるのだ。
人が何かを突然好きになり、その魅カが感じられる時、その対象の「意味」や「価値」を考えたりはしないものである。意味など分からないまま、ただ格好いい、かわいい、おもしろい、目が離せない、と思うのがあたりまえである。
詩とはそのように出会ってほしい。
1.文中の「それ」は何を指すか。A.詩 | B.魅力 | C.体験 | D.教科書 |
A.詩歌の作者 | B.大多数の読者 | C.国語の教師 | D.詩を読む生徒 |
A.詩の美しさ | B.生徒の年齢 | C.作者の感情 | D.作者の技巧 |
A.解釈が自由だから | B.理解する暇がないから |
C.詩歌ほど面白くないから | D.解説の仕方がこちこちだから |
A.詩の魅力を感じてほしい。 | B.詩の価値を考えてほしい。 |
C.詩の意味が分かってほしい。 | D.詩の技巧が分かってほしい。 |
3 . 昔、楚国に非常に貴重な真珠を手に入れた男がいた。彼はそれを売ってお金を儲ける(赚)つもりだった。真珠がいっそう貴重に見えるために、彼は真珠にふさわしい櫃(椟,木盒)を作りました。それは表面にきれいな模様が彫られていたし、五色の石と素敵な羽の毛で巧みに飾られていたものだった。まごとにそれ以上見事な櫃はないということだった。
男は真珠を櫃の中に入れ、両手で捧げながら市場へ売りに行った。ある鄭国からの男はそれを見たとたん、すぐにまぶしい(光彩夺目)ほどきれいな櫃に気を引かれてしまった。それで、櫃を持って真剣に見た後、大変気に入ったので、つい高い値段で買い取った。鄭国の人は櫃を開けたら、ぴかぴか輝いていた真珠が見えた。しかし、彼は真珠に興味がなさそうに、それを取り出し、売主に渡り返してしまった。( ア )、空っぽな櫃を持つてとっさに(立刻,马上)姿が消えてしまった。
しばらくの間、売主はそれはいったい何なのだろうかとわけが分からなかった。最後、彼は真珠を見つめながら、溜息を吐いた。「もし、人々はみんなこの買主のように、ただ外見を重んじて中身を軽んじるなら、気の毒な真珠よ、もしかしてお前は埃の中に埋められるよりよい運命はないだろう。」と独り言を言った。
1.文中の楚国の男の人が真珠を売ろうとしたのはなぜか。A.櫃を売るから | B.櫃を買うから |
C.お金を儲けるから | D.もっと貴重な真珠を手に入れるから |
A.もっとも高い櫃である。 | B.本当にすばらしい櫃である。 |
C.思ったよりきれいな櫃である。 | D.真珠ほど珍しくない櫃である。 |
A.櫃がきれいで好きだから | B.櫃の中の真珠を手に入れたいから |
C.櫃がまぶしくて高いから | D.櫃を高い値段で他の人に売りたいから |
A.さて | B.それから | C.ちなみに | D.また |
A.真珠が買主の不注意で壊されたから |
B.櫃があまりにも美しくて、売り惜しんだから |
C.真珠が思ったとおりに高い値段で売り出せなかったから |
D.買主は櫃の外見に引かれ、真珠の本当の価値を見失ったから |
4 . 日本の一年には春と夏と秋と冬の四つの季節があります。
春は暖かくて、いい季節です。花がたくさん咲いてきれいです。私は四月にお花見に行きました。
夏はたいへん暑くて、私はあまり好きではありません。雨がよく降ります。梅雨と言います。
若い人たちは海や山へ行きます。あの有名な富士山にもたくさんの人が登ります。私も今年登りたいです。
秋は静かで、涼しくて私は大好きです。秋の空はたいへん美しくて、月もきれいです。
日本の冬はたいへん寒くて、北のほうではたくさん雪が降ります。東京や京都でもときどき降ります。しかし、若い人たちは雪が降るとスキーに出かけます。
私の国では夏はあまり暑くなくて、冬は暖かいです。
1.この人はどの季節が好きですか。A.春 | B.夏 | C.秋 | D.冬 |
A.いいえ、夏に登ります。 | B.毎年登ります。 |
C.いいえ、登ったことがありません。 | D.はい、あります。 |
A.勉強します。 | B.スキーに行きます。 |
C.旅行します。 | D.花見に行きます。 |
A.美しいです。 | B.暑いです。 |
C.静かです。 | D.涼しいです。 |
A.はい、同じです。 | B.まったく違います。 |
C.分かりません。 | D.少し違います。 |
5 . 季節の中で、どれが一番いいですか。
春と答える人が多いでしょう、特に女性たち。一年の始まりとして、春は生命力の象徴と希望の源です。可愛くて純潔な桜も春に咲きます。夏も悪くないですね。夏休みに海へ泳ぎに行ったり、アイスクリームを食べたり、親友と一緒に運動したりしまして、夏の楽しさを満喫できます。でも、私は秋が一番好きです。秋は冬より暖かいですが、夏より涼しいです。町を歩いて微風に吹かれて、気持ちいいと思います。そして、春の花より、秋の紅のほうがもっときれいだと思います。去年の秋、京都の町で、炎のような素晴らしい紅葉を見ました。その美しさに感動しました。子供の時代、柿を食べることが大好きで、よく田舎のおばあちゃんの家へ遊びこ行きました。その庭に、柿の木が植えていました。「柿を食べる前に柿の木に感謝してください。秋に感謝してください。」と、おばあちゃんの言葉は今でも覚えています。
1.生命力の象徴と希望の源というのはどの季節ですか。A.春 | B.夏 | C.秋 | D.冬 |
A.春より涼しいです。 | B.冬より暖かいです。 |
C.冬より涼しいです。 | D.夏より暖かいです。 |
A.春の花の美しさ | B.秋の美しさ |
C.紅葉の美しさ | D.柿の木の美しさ |
A.柿の木に感謝したいですから。 |
B.柿の木を植えたいですから。 |
C.柿を食べることが大好きですから。 |
D.おばあちゃんが好きですから。 |
A.春 | B.夏 | C.秋 | D.冬 |
6 . 日本へ来て驚いたことの一つに、日本人のあいさつの姿があります。特にお客さんに対する日本人のあいさつはとても丁寧で、私は大好きです。
私の友人などは、日本へ来たはじめのころ、デパートの女性の店員のあいさつが丁寧で、しかもやさしく微笑するのに喜んで、彼女たちがみんな自分に好意を持っているのではないかと思ったそうです。
( ア )、このごろはかけ声のような「いらっしゃいませ」とか「ありがとうございました」というあいさつの言葉を聞いて、ちょっとさびしく感じることもあります。一方で、近所のおばあちゃんのゆっくりと、やさしく包み込んでくれるような言い方や、八百屋のお兄さんのぶっきらぼう(粗鲁)だけど温かな眼差しを持った言い方などに心がひかれます。
あいさつは、やはり人と人との心のふれ合い(交往)を言葉という方法によって表すものだと思います。言い回し(措辞)そのものは、確かに決まった(固定的)ものが多く、そんなに新しいものではないでしょう。でも、その使い古された表現に今の自分の心をこめてあいさつをする時、その言葉はとても新しく、生き生きとしたものになるのではないでしょうか。そんなことを考えながら、私は部屋を出てすぐ出会ったお向かいのおばさんに、さっそく、「おはようございます」と元気よくあいさつをしました。
1.文中の「自分」のさすことはどれですか。A.日本人 | B.私の友人 | C.女性の店員 | D.筆者 |
A.そして | B.つまり | C.そこで | D.でも |
A.いつも同じような言葉ばかりだから |
B.とても大きな声ではっきりと言うから |
C.かけ声のようで、心がこもっていないから |
D.かけ声のように、大きな声だから |
A.魅力を感じ、好意を抱く。 |
B.涙が溢れるほど感動する。 |
C.がっかりした気持ちになる。 |
D.嫌な気持ちになる。 |
A.お客さんに対する丁寧なあいさつ |
B.決まった言い回しや、新しくて生き生きとした言葉 |
C.元気よく「おはようございます」とあいさつしたこと |
D.人と人との心のふれ合いを言葉という方法によって表すもの |
7 . 『花屋ダイヤリー』は一軒の花屋が舞台の小説です。作者の山口しずかは2012年に小悦最優勝賞を取った注目の女性作家です。若者の純粋さを、愛情を持って表現するところに人気があります。
『花屋ダイヤリー』では、学校にも行かず仕事もしない17歳のュウが主人公です。何にも興味を持っていなかったユウは、小さな花屋でアルバイトを始めます。そこには每日、少し変わった客が次々と現れます。客はみなユウに花を選んでほしいと言います。困ったユウは、どうしてその花を買いたいのか、だれのための花なのかなど、事情を客に尋ねます。
客と話をするうちに、ュウは人との関係の大切さや働く意味など、いろいろなことを考え、変わり始めます。何の喜びもない日々を送っていたュウが、働いて人の役に立つ中で明るくて強くなっていく様子に、読者は元気づけられるでしょう。それは作者から読者へのエールでもあります。( ア )、たくさんの花の名前と花言葉が紹介されているので、だれかに花を贈るときに役に立つ知識も得られます。
人間関係に少し疲れているときや目標が見つけられないときに読むと、人が好きになり、心が元気になる一冊です。ュウと同年代の人にぜひ読んでほしいです。
1.本文によると、山口しずかはどんな人だと書かれているか。A.若い女性の作家 |
B.賞を受けたことのある人気の作家 |
C.若者に人気がある作家 |
D.自分のことを小説に書いた人 |
A.働く意味は何かなど | B.好きな花は何かなど |
C.花言葉が知っているかなど | D.だれのための花なのかなど |
A.コウが花に群しくなったから | B.ュウが学校に行くようになったから |
C.ユウが明るく強く変わったから | D.ユウがアルバイトを始めたから |
A.でも | B.別に | C.また | D.主だ |
A.人は人の中で働いて変わっていけるということ | B.たくさんの花には花言葉があるということ |
C.ュウが何の喜びもしない日々を送っていること | D.誰かに花を贈るときに役に立つということ |
8 . 友達が① 、一緒に飲んだり食べたりするのは楽しいのだ。ある時、こんなことがあった。みんなで料理を作っている時、1人がトマトの皮を剥いてお皿に並べ始めた。すると、他の人が「あなた、トマ卜は皮を剥かないものよ」と言った。そう言いながら、その人はキュウリの皮を剥いている。「あら、私の家ではキュウリの皮は剥かないわ」と卜マ卜の皮を剥いた人は言う。
自分の今までやってきた食べ方と違えば、少しおかしいと思うのは当たり前(理所当然)のことだ。世界中を旅行している人に、どうして他の国の人と友逹になれるかと聞いてみると、「その国の食べるものを、一緒におなかいっぱい食べることだ」という答えが返ってきた。世界は広いのだから、トマトの皮を剥く人も剥かない人もいる。それは問題ではなく、それよりも、同じテーブルに座り、食べ、一緒に笑うことが大切だ。そうすれば特別な努力をしなくても、いい友達が作ることができるということなのだろう。
1.① に何を入れますか。
A.集まって | B.集めて | C.集合して | D.取集して |
A.どうしたら外国に行けるのか。 |
B.どうしたら他の国の人と結婚できるのか。 |
C.どうしたら他の国の人と友逹になれるのか。 |
D.どうしたら楽しい旅行ができるのか。 |
A.「その国の人と一緒に仕事をすることだ」。 |
B.「その国の人ど一緒に旅行することだ」。 |
C.「その国の人の食ベるものを一緒におなかいっはい食べることだ」。 |
D.「その国の人の料理の仕方を習うことだ」。 |
A.特別な努力をすることです。 |
B.プレゼントをあけることです |
C.その人の家を訪問することです |
D.同じテーブルに座り、食ベ、一緒に笑うことです。 |
A.トマトは皮を剥いて食べたほうがいいです。 |
B.トマトは皮を剥かないで食べたほうがいいです。 |
C.トマトの皮が剥いているかいないは小さい問題ではありません。 |
D.トマトの皮が剥いているかいないは大きい問題ではありません。 |
9 . 「わが国にとってこんな悪い時はない」と、みんなは嘆(なげ)きました。ダルガス(人名)もそれを否定することはできませんでした。しかし、「祖国の復興には、こんなよい時はない」と、彼が固く信じていました。
もちろん、それをはっきり口に出して言うことはできませんでした。そんなことを言ったら、戦争に負けたことを喜んでいると、ののしられた(被骂)でしょう。彼は、ただ実行によって自分の信念を示すほかはないと思いました。それで彼は「まったくわが国にとって( ア )時だ。だが、われわれは外に失ったものを内に取り返す(弥补)ことはできる。われわれの生きている間に、( イ )。」と言っていました。
ダルガスは、祖国の復興はまず木からだと思いました。緑の木の茂っている(しげる)国は、必ず栄え、木の乏しい、禿山や荒野の国は、必ず衰えます。いや、木の茂っていることが国の栄えている印であり、木の乏しいことが国の衰えている印です。過去、現在を通じて、世界の国々の実例がはっきりそのことを示している。
1.文中の「それ」の指すのはどれか。A.みんなが嘆いたということ |
B.彼が固く信じていたということ |
C.祖国の復興にはこんな良い時はないということ |
D.わが国にとってこんな悪い時はないということ |
A.自分の考え方は正しくないかもしれないと思ったから |
B.言うのは簡単だが、実行するのは難しいと思ったから |
C.本当のことを言ったら、信じてくれる人が多いと思ったから |
D.自分の考え方を言ったら、みんなにひどく反対されると思ったから |
A.悪い | B.良い | C.大きい | D.寂しい |
A.祖国の荒野と砂地を花咲く所にして見せよう |
B.祖国の広い荒野を立派な工業地帯に変えよう |
C.失われた豊かな土地を必ず敵から奪い返そう |
D.国を豊かにするため、教育を盛んにしよう |
A.戦争に負けた祖国の復興 |
B.過去、現在の世界の国々の実例 |
C.祖国の復興はまず教育から実行すること |
D.国の栄衰は木が茂っているかどうかによって反映されること |
10 . どんな時、テレビを見ますか。四人が答えました。
Aさん
私は、夜、テレビを見ます。だいたい、音楽の番組や楽しい番組を見ます。朝は時間がないですから、見ることができません。
Bさん
私は日曜日にテレビを見ます。一週間のニュースを教える番組がありますから、いつもそれを見ています。忙しい時、便利です。
Cさん
わたしは好きなドラマがある日だけ、見ます。今は木曜日の夜のドラマを毎週見ています。ですから、木曜日はいつも早く家に帰ります。
Dさん
わたしは、毎朝会社へ行く前に、ニュースを見ます。天気予報が見たいですから。でも、夜はニュースを見ません。楽しい番組を見ます。
请阅读下列题目,并在A、B、C、D四个选项中,选出最佳选项。
1.ニュースの番組を見る人は誰ですか。( )
A.AさんとBさん | B.BさんとDさん | C.AさんとDさん | D.BさんとCさん |
A.Aさんは 夜だけ テレビを見ます。 |
B.Bさんは 日曜日 音楽の番組を見ます。 |
C.Cさんは 毎日 テレビのドラマを見ます。 |
D.Dさんは 夜 天気予報を見ます。 |