A.は | B.に | C.が | D.も |
A.きない | B.きません | C.こない | D.こません |
A.から | B.× | C.が | D.に |
A.はいり | B.はいる | C.いれる | D.はいら |
A.だし | B.つかい | C.つけ | D.あけ |
8 . しばらく前から、中国の若者の間で、「内巻」と「寝そべり現象」という2つの異なる生き方を示した言葉が流行してきた。最近は、「(ア)」というのが新たな流行語となっている。そして、「45度青年」という言葉も徐々に人々の視野に入ってきており、多くの人が共感を覚えている。
例えば、口では「寝そべっている」とは言っているが、実際の生活の中では、しっかりと競争に立ち向かっており、心の中では「人並み」の暮らしに甘んじたくはないと考える人は多い。(イ)、競争から一歩先んじたいと強く願っているが、強いストレスやあまりにも熾烈な競争に耐えることもできず、2つの両極端の間を行ったり来たりしている状態だ。「45度青年」という言葉は、自嘲気味ではあるものの、そこには多くの人が抱える強烈なジレンマと無力さが詰まっている。
「45度の人生」という流行語は、社会心理をかなり反映していると言えるだろう。ハイスピードでまわっている現代社会では、慌ただしい生活リズムに、不確定要素の多さなどのほか、学業や就職、結婚、出産、高齢の親の世話といった様々なプレッシヤーがあり、競争に巻き込まれても、勝ち上がる能力はなく、未練もあるため、「寝そべる」ことに甘んじることができない人が多いのだ。特に、今の若者は自分の価値を非常に重視しているにもかかわらず、理想と現実の差に直面して、自分に自信を無くしてしまうことも避けがたい。ただ、そうしているうちに「精神的エネルギーロス」になってしまい、疲れ果てて、決断力も失いがちだ。
ただいつの時代であっても、最もエネルギッシュで、最も活力に溢れているのは若者だ。夢を持ち続け、それに向かう熱意を保つためのさらに大きな舞台やチャレンジできる機会を提供し、さらに大きな声援を送り、現実的なサポートを提供することで、若者たちには素晴らしいパフォーマンスを披露し、成長し続けてほしいものだ。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.激しい競争にも追いつけて、寝そべりもしっかりする |
B.激しい競争にも追いつけず、寝そべりもすっきりしない |
C.激しい競争に追いつけないので、寝そべりをしっかりする |
D.激しい競争に追いつけるので、寝そべりをすっきりしない |
A.そして | B.しかし | C.つまり | D.ところで |
A.競争に巻き込まれて、仕方がないから |
B.勝ち上がる能力はなく、未練もあるから |
C.「人並み」の暮らしに甘んじたくないから |
D.疲れ果てても決断力も失うべきではないから |
A.きびしい競争に巻き込まれて、勝ち上がる能力があるかどうか疑う |
B.自分の価値を非常に重視しても、何もせずに、抵抗しようとしない |
C.理想と現実の差に直面して、自分に自信が持てるようになった |
D.「内巻」と「寝そべり」と、どちらに留まるか迷っている |
A.様々なプレッシャーがありながらも、自分の価値を非常に重視するべきだ。 |
B.「45度の人生」という態度は若者に強烈なジレンマと無力さを感じさせる。 |
C.社会的なサポートで若者に熱意を保って夢に向かって成長し続けてほしい。 |
D.今の時代で、若者はチャレンジできる勇気がなくても活力に溢れるべきだ。 |
9 . 天気や季節の変化を予測することは、人間が毎日の生活を続けていく上で、欠かせない営みであった。天気次第で、収穫が影響を受け、食べ物を求めて入った山や海で命を落とすこともめずらしくなかったからである。人々は少しでも自然の法則を知ろうと、空の色、雲の流れ、風の向き、土や水の温度などを観察し続け、自然と調和をとりながら生活してきた。
今も日本各地には、「夕焼けの次の日は晴れ」とか「山の雪がどこまでとけたら農作業を始める」といった言い伝えが残る。もちろん、当てにならないことも多いが、長い時間をかけて人間が自然から学んできた経験と知恵を集めた教えである。また、時には、秋の収穫を神に祈り、「あした天気にしておくれ」とてるてる坊主を作ったりもした。
初めて天気予報が出されたのは、日本では1884年のことで、初めの間は、簡単な予報であった。しかし、コンピュータが使われ始めるとともに、気象観測の技術が大きく進歩し、予報は正確になり、今では、毎日の生活に(ア)になっている。インターネットを利用すれば、数時間後、数日後の天気を知ることができる。農作業の時期や旅行の日取りどころか、これから外出するのに何を着ていくか、傘を携帯するのかまで予報を参考にして決める時代になった。
(イ)、そうした人間の努力にもかかわらず、今、世界中で異常気象が続いている。季節外れの台風が洪水を引き起こし、かけがえのない命を奪う。自然の法則を無視して、山や海の姿を変え、水や空気を汚し続けてきた結果である。異常気象は、自然を観察し、その法則にしたがって生きてきた人間に、「今のあり方を一度見直してみろ」という自然の声なのかもしれない。
1.文中に「自然と調和をとりながら生活してきた」とあるが、それについて具体的な例になっていないのはどれか。A.ひつじ雲がでると翌日雨が降る |
B.山の雪がとけたら農作業を始める |
C.春北風に冬南いつも東は常降りの雨 |
D.夕焼けの次の日は晴れ、朝焼け次の日は雨 |
A.秋の多い収穫という願いを神に祈るから |
B.正しい天気予報を簡単に手に入れるから |
C.自然からもっと多くの経験と知恵を学ぶから |
D.明日晴れてほしいという願いを込めるから |
A.間違いない情報 | B.知らなくてもいい情報 |
C.なくてはならない情報 | D.慎重に整理してきた情報 |
A.ところが | B.つまり | C.それでは | D.それに |
A.日常生活ですべてのことは天気予報を参考にしてから決める。 |
B.天気予報の技術が大きく進歩し、情報がほとんど正確である。 |
C.今のあり方をもう一度反省して自然の法則にしたがうべきだ。 |
D.異常気象が続いているが、まじめに考えなくてもかまわない。 |
10 . ふつうに暮らしていると気がつきにくいですが、左回りの法則が活用されている例は、実は身の回りのさまざまなところに見ることができます。
最もわかりやすい例が、陸上競技のトラックです。400メートル走やリレーなどでは、必ずトラックを左回りに走りますよね。短距離走を特に研究する礒繁雄教授(早稲田大学)によると、左回りのほうが好記録を出しやすいと考えられているため、国際陸上競技連盟によって、トラックは左回りだと決められているのだそうです。
(ア)、日本陸上競技連盟の規定にも、「走ったり歩いたりする方向は、左手が内側になるようにする」と書かれています。ほかのスポーツだと、野球でランナーがべースを回る向きも左回りですね。
また、多くのコンビニやスーパーマーケットなどでは、左回りの法則にしたがい、入口→商品棚→レジの導線が左回りに設定されています。筆者がいつも利用するコンビニも、入口すぐに雑誌売り場があり、左回りに進むと、お弁当売り場→飲料の棚→レジという順番です。
山口教授によると、雑誌やお弁当といった売れ筋商品は、左回りする人の目に留まりやすく配置されているそうです。つまり、(イ)する人が(イ)を伸ばしやすい、右側の棚=店の外周部です。
皆さんも、よく利用するコンビニを思い出してみてください。雑誌やお弁当は、店の内側の棚ではなく、外側の棚にあるはずです。もちろん、この配置にはさまざまな要素が関連しているわけですが、その要素のひとつに左回りの法則があるといってよいでしょう。
1.文中に「上ラックは左回りだと決められている」とあるが、それはなぜか。A.左回りのほうがよい記録を出しやすいから |
B.国際陸上競技連盟によって決められたから |
C.左回りの法則が多く活用されているから |
D.ほかのスポーツも左回りを利用するから |
A.しかし | B.確かに | C.つまり | D.一方で |
A.右回り/右手 | B.左回り/左手 | C.右回り/左手 | D.左回り/右手 |
A.さまざまな要素が関連している左回りの法則である |
B.コンビニの内側の棚に売れている商品がいっぱいある |
C.身の回りのさまざまな経験から集められた法則である |
D.雑誌やお弁当などの売れ筋商品は、店の外側の棚にある |
A.陸上競技では必ずトラックを左回りに走ると言われている。 |
B.走ったり歩いたりする方向は、右手が内側になるようにする。 |
C.すべての店では、左回りの法則にしたがって商品を並べている。 |
D.商品はいつも左回りする人の目に留まりやすく配置されている。 |