1 . わたしの母は、毎月一回、故郷の水を送ってきます。三年前に卒業したわたしはコンピューターの会社に入りました。その会社は東京に本社(总公司)があり、この春、わたしは本社に勤めることになって、東京へ引越して(搬家)来たのです。
東京でアパートも見つかり、引越しも全部終わった後で、一緒に手伝ってくれた母はわたしの入れたお茶を口(ア)すると、「この水はうまくないの」といいました。その時からです。毎月、故郷の水を瓶で6本送ります。
東京の水は確かに(イ)ありません。そして、会社の友達は故郷の水で作った紅茶がおいしいと言います。東京の人も飲み(ウ)でしょう。急に毎月故郷の水を送った母のことは強く思い出して(想起)、電話をかけたくなりました。
1.文中の「その会社」は何の会社ですか。A.故郷の水道会社 |
B.コンピューターの会社 |
C.水を作るコンピューター会社 |
D.水を大切にするコンピューター会社 |
A.が | B.に | C.を | D.で |
A.おいしい | B.おいしく | C.おいしくて | D.おいしいので |
A.たい | B.た | C.ない | D.ほしい |
A.水がおいしいと言った友達の言葉で故郷の母を思い出したから。 |
B.友達に水をまた送ってほしかったから。 |
C.またおいしい水がほしいと思ったから。 |
D.うれしくなり、誰かに電話したくなったから。 |
2 . アリさんは電車の中で友だちの真紀子さんに会いました。そして、いっしょにデパートのバーゲンセールを見に行くことにしました。
二人は新宿で電車をおりて、駅の近くのデパートまで歩いて行きました。デパートに着いて、まず、エレベーターで8階のバーゲンセールの会場に行きました。売り場に人が大勢いました。真紀子さんはすてきな白いバッグを見つけました。1万円で、少し高いと思いましたが、形も色もよかったので、買うことにしました。(ア)、一枚千円のTシャツを二枚買いました。アリさんは日本の手紙セットを一つと、きれいなハンカチを5枚買いました。2枚はオーストラリアにいるお母さんに送るそうです。
そのあとで、二人は喉が渇いたので、4階のコーヒーショップへお茶を飲みに行きました。エスカレーターに乗って、4階でおりました。4階はバーゲンセールの会場よりずっと人が少なくて、静かでした。お茶を飲んで、その後、二人は地下の食料品売り場へ行きました。真紀子さんは、フランスパンを買って、アリさんはおせんべいを少し買いました。アリさんは日本のデパートはいろいろなものがあっておもしろいと言っていました。
1.文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれですか。A.それから | B.それなら | C.しかし | D.ですから |
A.バーゲン | B.お茶の会 |
C.食料品の展示会 | D.外国製品の展示会 |
A.かばんとフランスパン | B.かばんとTシャツ |
C.かばんとTシャツとパン | D.かばんとハンカチとパン |
A.お茶 | B.おせんべい |
C.かばん | D.ハンカチ |
A.かばんを買いに行きました。 | B.お茶を買いに行きました。 |
C.お茶を飲みに行きました。 | D.食料品を買いに行きました。 |
3 . わたしはいつも、小学校一年生の妹といっしょにうちへ帰ります。そして、4 時半までうちで勉強します。4 時半に、幼稚園へ弟を迎えにいきます。ははは、スーパー・マーケットで働いています。ですから、迎えにいくことができません。ちちは、月曜日から金曜日まで、会社で働いています。ちちの会社の仕事の時間は、午前10 時から8 時間です。うちへ帰るのは、とても遅いです。日曜日には、ときどき、ちちといっしょに公園へ遊びに行きます。
1.わたしの家族は、何人ですか。A.4人 | B.5人 | C.6人 | D.7人 |
A.四日間 | B.五日間 | C.六日間 | D.七日間 |
A.5時 | B.6時 | C.7時 | D.8時 |
A.幼稚園 | B.スーパー・マーケット | C.会社 | D.公園 |
A.一年生 | B.二年生 | C.三年生 | D.四年生 |
4 . 大学1年の冬休みに大学の本売り場で「本を読んでみよう。4 年で 100 冊!」と書いてあるポスターを見ました。ポスターの周りには学生が書いた紹介文がたくさん貼ってあります。
学生はまずカードを作ります。そして、本を1冊読んで紹介文を一枚出すと、売り場の人がカードにはんこ(印章)を1個押してくれます。本は雑誌と漫画と授業のテスト以外なら何でもよくて、大学の本売り場で買った本でなくてもいいそうです。 ① 、はんこを10個集めたら500円のチケットが1 枚もらえます。学生にいろいろな本を読んでもらうために考えたアイディアだそうですが、面白そうなので、私もやってみることにしました。
私はあまり本を読まない学生だったので、初めは10冊の本を読むのに半年もかかったし、紹介文を書くのも大変でした。でも、だんだん速く読めるようになって、今ではいつも本を持って歩くようになりました。もらったチケットで新しい本を買うこともできたし、とてもいいやり方だと思いました。始めたのは遅れましたが、まだ卒業まで 2 年ありますから、頑張ればできると思っています。
注:はんこ(印章) ために(为了) ことにする(决定) ようになる(逐渐变得……)
1.「本を読んでみよう」とあるが、どんな本を読みますか。
A.大学の本売り場で決められた本 |
B.大学の本売り場で買った本なら何でもいい |
C.雑誌と漫画と授業のテスト以外の決められた本 |
D.雑誌、漫画、授業のテスト以外の本なら何でもいい |
A.だから | B.そして | C.しかし | D.つまり |
A.1冊、1 枚 | B.10 冊、1 枚 | C.10 冊、10 枚 | D.100 冊、100 枚 |
A.本をよく読むようになったし、いろいろなプレゼントがもらえたから |
B.本をよく読むようになったし、本売り場で集めたチケットで物を買えるから |
C.本が速く読めるようになったし、文章を書くのも上手になったから |
D.本が速く読めるようになったし、本売り場に紹介文をを貼ってもらえたから |
A.上手な紹介文を書くこと | B.もらったチケットを全部使うこと | C.本が速く読めるようになったこと | D.100 冊の本を読むこと |
5 . 日本では、昔から引っ越しをした時、近所の家へ挨拶に行く習慣があります。「これから色々お世話になります。どうぞよろしくお願いします。」と言う意味です。
アパートやマンションでは、自分の部屋の隣に住んでいる人や、上の部屋と下の部屋に住んでいる人などに挨拶をします。引っ越しをしたら、すぐに挨拶に行きます。挨拶に行く時は、小さな品物を持って行くことが多いです。例えば、タオルや石鹸、お菓子などです。大事なのは挨拶をすることなのですから、どんな物を持って行くかはあまり心配しなくてもいいです。挨拶に行ったが、留守だった時は、挨拶の言葉を書いた手紙などを玄関のポストに入れて置くのがいいです。
最近は、「引っ越しの挨拶」をしない人も多くなっています。特に、一人で住む時は、挨拶をしない人がたくさんいます。しかし、私は「引っ越しの挨拶」はやはりいい習慣だと思います。
1.挨拶に行く時は、何を持って行くことが少ないですか。A.タオル | B.石鹸 | C.お菓子 | D.テレビ |
A.小さな物を持って近所に挨拶します。 |
B.隣の人に何か小さな物をあげます。 |
C.隣の人に挨拶の手紙を書いて出します。 |
D.挨拶の手紙を書いて自分の家の玄関に置きます。 |
A.アパートなどに住む時は、全員がしていますから。 |
B.引っ越しをしたら、挨拶をしなければなりませんから。 |
C.近所の人に知らせないと、大変失礼しますから。 |
D.「よろしくお願いします」と言う言葉を伝えたいから。 |
A.挨拶に来たことを知らせたいですから。 |
B.後で品物を取りに来て欲しいですから。 |
C.暇な時に遊びに来て欲しいですから。 |
D.後で連絡してもらいたいですから。 |
A.一人で住む人 | B.他の人と住む人 |
C.「引っ越しの挨拶」をする人 | D.「引っ越しの挨拶」をしない人 |
こんにちは。お元気ですか。
今も前と同じ会社で仕事をしていますか。毎日忙しいですか。杏さんが 3 月に国へ帰りました。部屋は今誰も使っていません。父も母もよく杏さんの事を話しています。私も杏さんにもらった人形を見て、楽しい時の事を思っています。( ア )、杏さんに教えてもらったケーキを時々作っています。
私は 4 月に高校生になりました。高校は家から遠いから、電車に乗って学校へ行かなければなりません。1 時間もかかりますから、少し大変です。勉強はまだそれほど難しくありません。高校でもバスケットボールを続けています。新しい友達がたくさんできました。
おととい、杏さんと一緒に行った公園へ高校の友達と行きました。いろいろな花が咲いていて、とてもきれいでした。その時に友達と一緒に撮った写真を送ります。
それでは、また手紙を書きます。5 月 17 日佐藤 百合子
1.杏さんは日本に来る前に、何をしていましたか。A.会社で働いていました | B.店でケーキを作っていました |
C.人形を作っていました | D.高校に行っていました |
A.けれども | B.でも | C.そして | D.ところで |
A.百合子さんは今友達があまりいません。 |
B.百合子さんは高校へ行くのにとても時間がかかります。 |
C.百合子さんは今勉強が難しくて大変です。 |
D.百合子さんは高校に入ってからバスケットボールを始めました。 |
A.百合子さんが撮った杏さんの写真。 | B.百合子さんと両親の写真。 |
C.百合子さんと友達の写真。 | D.百合子さんの高校の写真。 |
A.百合子さんはもう大学生です。 |
B.杏さんはいま日本にいます。 |
C.杏さんは国へ帰る前に、百合子さんのうちに住んでいました。 |
D.百合子さんはケーキが嫌いです。 |
7 . 先週の土曜日、私はデパートへ買い物に行きました。新しいスカートを買いたかった(想要买)です。好きなデザインもありましたが、高くて買いませんでした。来週の月曜日は姉の誕生日ですから、姉にマフラーを買いました。今年流行の赤のマフラーはもうないので、姉が好きな黄色のマフラーを買いました。もうすぐ子供の日です。妹にもプレゼントを買いました。かわいい人形でした。和菓子も買いました。それも妹が好きなものです。私は昨日傘を無くしたので、傘も買いました。
1.私はスカートを買いましたか。A.好きなデザインがありますから、買いました。 |
B.今年流行のスカートですから、買いました。 |
C.好きなスカートがありませんから、買いませんでした。 |
D.値段が高いですから、買いませんでした。 |
A.先週の土曜日 | B.来週の月曜日 | C.子供の日 | D.わかりません |
A.新しいスカート | B.好きなスカート | C.黄色のマフラー | D.赤のマフラー |
A.黄色のマフラー | B.かわいい人形 | C.和菓子 | D.傘 |
A.スカートと人形と和菓子と傘 | B.マフラーと和菓子とデザイン |
C.マフラーとスカートと人形と傘 | D.マフラーと人形と和菓子と傘 |
8 . わたしは大学で機械工学を専攻しました。卒業後、就職につくため、いろいろな面接を受けました。わたしは前から日本に深い関心があったし、日本のレベルの高い技術を覚えたかったので、東京のある会社に決めました。
日の経つのは早いです。わたしは東京に来て、もう1年になって、だいぶここの生活に慣れています。東京の特徴といえば、①、生活費が世界で一番か二番に高いことです。具体的に言うと、東京の家賃、交際の費用などにはおどろかされました。交通代もバカにならない。月給では足りない月がときどきあります。それから東京の人の仕事、生活の忙しさにおどろきます。レジャの時でさえ、のんびりできないスケジュールです。早朝からあちこちを見物したり、買い物をしたりします。有名なところはどこも人でいっぱいです。人と違った休日の過ごし方を考えてもいいのではないでしょうか。
東京の生活にもよい点がたくさんあります。一番うれしいのは東京には遊園地、レストラン、喫茶店などがたくさんあって、便利で、楽しめることです。デパートをはじめ、いろいろな店には品物も豊富にあって、店員も親切です。 ② わたしがよく行くのは六本木・原宿・新宿などです。
1.文中の①のところに入れるのに、最も適当なものはどれか。A.つまり | B.たしか | C.まず | D.ただ |
A.交通代は高い |
B.交通代は低い |
C.交通代を払わない |
D.交通代は要らない |
A.すなわち |
B.特に |
C.別に |
D.ところが |
A.有名なところへ行くお金がないから |
B.見物したり、買い物したりする意欲がないから |
C.みんな同じことをして、どこも込んでいるから |
D.平日仕事で忙しく、のんびりしたいから |
A.わたしは1年前から日本の大学で機械工学を専攻していた。 |
B.わたしはどきどき給料で生活が支えられない。 |
C.わたしは東京の生活費が世界で一番高いと思う。 |
D.東京の六本木・原宿・新宿などは一番便利だ。 |
9 . 先日、友人からおもしろい話を聞いた。猫にしつけられたというのである。飼い(饲养人)が猫をしつけたのではなく、猫が飼い主をしつけたのである。話はこうだ。
寒くなると、猫というものは一日中、暖かいストーブ暖炉)の前やホットカーペット(电褥子)の上に座っている。ある日、友人は猫のご飯を作って「ご飯よ」と呼んだ。しかし、なかなか来ない。こんな時、飼い主はつい、猫のところまでご飯を持っていってしまうのだそうだ。猫はホットカーペットの上に座っている。飼い主はその瞬間に何かが変わることに気づかない。
翌日(次日)、「ご飯よ」と呼ぶが、猫は定位置からじっと飼い主を見るばかりだ。それで、飼い主はまた、ご飯を持って猫のところに行く。ここで、事は決定的になるのだが、飼い主はまだ気づかない。
気づくのは数日後、台所までご飯の催促をしにきた猫が、飼い主が用意を始めたと見ると、サッと定位置まで戻り、座って待っている。つまり、冷たい台所で食べるのが(ア)で、飼い主に出前(送饭上门)をさせるつもりなのだ。
1.文中に「しつける」とあるが、何の意味か。A.保護する | B.教育する | C.散歩する | D.満足する |
A.猫がホットカーペットの上に座った瞬間 |
B.友人が猫のご飯を作った瞬間 |
C.友人が「ご飯よ」と呼んだ瞬間 |
D.友人が猫にご飯を持っていった瞬間 |
A.猫が台所に戻る。 | B.猫が暖かい場所に戻る。 |
C.飼い主が台所に戻る。 | D.飼い主が暖かい場所に戻る。 |
A.嫌 | B.便利 | C.期待 | D.上手 |
A.猫は寒くなると、何も食べようとしない。 |
B.飼い主はいつも猫のために出前を注文している。 |
C.飼い主は猫のところまでご飯を持っていく。 |
D.猫はいつも台所でご飯を食べる。 |
10 . 先日、知り合いの外国人から、「焼き鳥の食べ方には、串からそのまま食べる食べ方と、箸で肉を串から外して食べる食べ方があるようだ。どちらが正しいのか」という質問をされた。私自身は、串から直接食べるほうです、と答えたが、本当のところどうなのだろう、その後も気になった。
調べてみてわかったのだが、この「焼き鳥の食べ方論争(*1)」はずっと続いているようだ。「単から直接派」の主張は、串から外してしまうとうまみが逃げてしまうし、冷めやすいからおいしくなくなる、だから串から直接いくべきだ、というのが主である。(ア)、「単から外す派」は、特に女性は串から直接食べると口の周りが汚れたり口紅が取れてしまって見た目が悪いこと、外してばらばらにしたほうがみんなで分けて食べやすいこと、などを理由にしている。
どちらの主張にも一理あるが、私はやはり、特に作り手の気持ちを考えると、「串から直接派」の考えに賛成したい気持ちになる。焼き鳥屋さんの多くは、「焼き鳥は串に刺して焼くからおいしいものであり、そのために手間のかかる串うちという作業をしている」のだから、(②)と思っているようだ。見た目や周りを気にするより、おいしさ100%の状態で味わうことが、作り手に払うべき最大の敬意だと思うからである。
(*1)論争:意見を言い合うこと
(*2)串うち:焼き鳥の肉を串に刺すこと
1.「串から直接派」と「串からはずす派」の意見は、どれか。
串から直接派/串から外す派
A.串から直接のほうがおいしい/串から外すと食べやすい |
B.串から直接のほうが食べやすい/串から外すほうがおいしい |
C.串から直接だと冷めにくい/串からはずすとうまみが逃げない |
D.串から直接だと口紅が取れない/串から外すとみんなで分けやすい |
A.つまり | B.一方 | C.それでは | D.そこで |
A.どちらの意見の人が多いかわからない。 |
B.どちらの意見もなかなか理解できない。 |
C.どちらの意見にも賛成できるところがある。 |
D.どちらの意見にも反対する点はある。 |
A.ばらばらにして、みんなで分けて食べてもらいたいく |
B.串から外して、きれいに食べてもらいたい |
C.自分の好きな食べ方で食べてもらいたい |
D.外さずに、そのまま食べてもらいたい |
A.出されたままの状態でそのまま食べるべきだ。 |
B.100%味わって、その感想を作った人に伝えるべきだ。 |
C.見た目や周りの人のことも考えて、きれいに食べるべきだ。 |
D.自分の好きなように自由に食べるべきだ。 |