私は今京都にいます。おととい飛行機で来ました。
京都はきれいですよ。今京都の紅葉は本当にすばらしいですね。私は日本の秋が好きです。小野さんはどうですか。京都にはお寺や神社がたくさんあります。おとといは金閣寺などいろいろな所へ行きました。その日の天気がよかったですから、人がたくさんいました。とてもにぎやかでした。昨日は奈良へ行きました。奈良もお寺が( ア )です。昨日は雨でしたから、人があまりいませんでした。東大寺はとてもきれいでした。小野さんは京都と奈良と、どちらが好きですか。
小野さん( イ )お土産を買いました。とてもきれいな紅葉のはがきです。来週の日曜日に帰ります。
では、また。
11月25日
王文
1.「その日」はいつですか。A.11月23日 | B.11月24日 |
C.11月25日 | D.11月26日 |
A.すくない | B.おおい |
C.たかい | D.やすい |
A.は | B.が | C.に | D.で |
A.京都はとてもきれいです。 | B.紅葉はとても多いです。 |
C.京都の紅葉はとてもきれいです。 | D.京都の紅葉はとても多いです。 |
A.京都が好きです。 | B.奈良が好きです。 |
C.京都も奈良も好きです。 | D.分かりません。 |
2 . 評論家という仕事がある。ある分野について深い知識を持ち、人々が参考にできるような解説や評価などをする仕事である。今では、政治評論家、経済評論家からラーメン評論家まで、あらゆる分野の評論家がテレビや雑誌などで活躍をしている。しかし、医者や学校の先生のように、評論家になるための資格試験があるわけではない。彼らは一体どうやって評論家になったのだろうか。
彼らの多くは必ずしも評論をするために深い知識を得たのではない。若いころからある分野に対して人並み外れた知識や興味を持っており、夢中でそれを学ぶうちに、いつの間にかそれを仕事にすることになったという人も多い。好きな分野を仕事にできるとはうらやましい話だが、ただ人並み外れた深い知識があれば評論家になれるというものでもないだろう。評論家として収入を得るためには、新聞や雑誌、テレビなどのマスメディアに取り上げられなければならない。
マスメディアに取り上げられるためには、人々が納得し、話を聞きたくなるような説得力や魅力があること、(ア)、マスメディアに登場するチャンスを得る運の強さも必要だろう。
人並み外れた知識、人々が言うことを聞きたくなるような説得力や魅力、そしてチャンスをつっかむ運がそろって初めて評論家になれるのかもしれない。
1.評論家と医者や先生はどこが違うと書かれているか。A.評論家はある分野の知識が必要だが、医者や先生はそうではない。 |
B.評論家はある分野についての資格が必要だが、医者や先生はそうではない。 |
C.評論家はある分野について説明や評価をするが、医者や先生はそうではない。 |
D.評論家はある分野についての資格は必要ないが、医者や先生はそうではない。 |
A.ある分野について解説や評論をするために、一生懸命学んだこと |
B.ずっとある分野に特別な知識を持ち、興味を持って勉強を続けたこと |
C.評論家になるためにある分野について特別な興味を持とうとしたこと |
D.若いころにある分野いついての資格試験を人よりもたくさん受けたこと |
A.深い知識を持つことが必要ではないこともたくさんある。 |
B.深い知識を持つことは必要だが、ほかにも必要なことがある。 |
C.深い知識を持つことは必要ではなく、ほかに必要なことがある。 |
D.深い知識を持つことが、評論家になるためのただ一つの必要なことだ。 |
A.マスメディアに出て、人々をひきつけた経験 |
B.人並み外れた深い知識と人々を納得させる説得力や魅力 |
C.新聞やテレビ関係の会社で働いてマスメディアに出た経験 |
D.人々を説得しひきつける力があり、マスメディアに出る機会に恵まれる運の強さ |
A.さらに | B.それで | C.ために | D.しかし |
3 . いつか使うかもしれないと思って、捨てられない物が結構あると思う。しかし、そう思っている物 1 限って、それを使う日はなかなかこない。思い切って 2 (捨てる)たり、部屋に置く物 3 少なくすると、意外と気持ちがスッキリするものだ。
まず、捨てる前には「捨てる」という決断をする。実は、この決断というものが精神的に良い影響を 4 (与)えるのだ。どうしたらいい 5 分からない、決められないという状態が続くと、心はどんどん元気がなくなっていく。決断をすることによって心も整理され、気持ちが良くなる。そして、決断力がアップするという効果も出てくる。
また、物が多いことが人間にかなりのストレスを与えている。物だけではなく、情報や選択肢など、 6 (多い)ば多いほど悩みは多くなる。人間はこれまで、物や選択肢を増やすために必死になってきたが、現代がストレス社会と 7 (いう)原因はそこにあるのではないだろうか。何もないほうが、むしろスッキリとするものである。
捨てるのがもったいないという人は、人 8 あげたり、売ったりしても良いだろう。なぜだか元気がでない、イライラするという人は、一度、部屋の中を思いっきり 9 (かたづ)け、物を 10 (少ない)してみると良いかもしれない。
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4 . 目が見えない男性が友達と2人でヨット(帆船)に乗って、アメリカから日本まで1万4000kmの海を渡りました。目が見えない人がヨットを動かして太平洋を渡ったのは世界で初めてです。
この男性は52歳の岩本光弘さんで、熊本県で生まれて今アメリカに住んでいます。生まれたときから目に障害があって、高校生のときに何も見えなくなりました。
岩本さんは、2月24日に長さ12mのヨットに乗って、アメリカのサンディエゴの港を(ア)しました。目が見えるアメリカ人のダグラス·スミスさんが一緒に乗って、岩本さんを手伝いました。そして、どの港にも泊まらないで55日目に福島県いわき市の小名浜港に着きました。
小名浜港では大勢の人がヨットを迎えました。岩本さんは「天気が悪くて、大変なときもありましたが、諦め(放弃)ないで頑張ってきて、やっと成功しました」と話していました。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.通学 | B.通勤 | C.出発 | D.旅行 |
A.生まれたときから失明状態にあるから |
B.交通事故に遭って、目の怪我をしてしまったから |
C.子供の時に激しい体育運動をして、目を壊してしまったから |
D.生まれたどきから目が悪くて、だんだん見えない程度になってきたから |
A.海に渡っている間、いつも苦しかったと思っている。 |
B.航行時間がかかり過ぎて、大変な旅だったと思っている。 |
C.協力してくれた人がいるから、楽な航行だったと思っている。 |
D.苦しい時もあったけど、最後までよく頑張ってきてよかったと思っている。 |
A.目が見えないアメリカ人は岩本さんを助けていた。 |
B.52歳の岩本さんはひとりで1万4000kmの海を渡った。 |
C.世界で初めて目が見えない人がヨットで太平洋を航行した。 |
D.この航行はアメリカから熊本県を経由して小名浜港に到着した。 |
A.合計三人でこの航行に参加した。 |
B.岩本さんの出身地はサンディエゴの港だ。 |
C.岩本さんは強い意志力とやる気を持っている人だ。 |
D.航行の目的地に着いた時、傍観者は誰もいませんでした。 |
5 . 動物園の動物は何でああ生気がないのだろう。それに比べて、野生動物のはつらつ(活波)とした美しさ。何がその差を生み出すのか。動物園の動物は安全な檻の中で暮らしている。外敵が侵入してくる心配もないし、自分で危険を冒して、餌を探しに出かける必要もない。(ア)、野生動物は常に、死と隣り合わせで生きている。そのため、適度な緊張感と注意力を保っていなければならない。そのことが野生動物をはつらつとさせているのだ。動物園の動物は安全性と引き換えに、生気を失ってしまっている。文明の檻の中で暮らしている私たちも、動物園の動物に似ている。安全性を重視するあまり、生き生きと生きることを忘れてしまっているのだ。満たされすぎるが故のむなしさ。
冒険家が敢えて自らを逆境に投げ込み、危険な旅をするのは、生きている実感がほしいからだ。別に冒険家になる必要はない。ただ、リスクや危険を避けてばかりいると、次第に人生が味気ないものになっていくことを知ってほしい。
1.動物園の動物と野生動物の特徴について、正しいのはどれか。A.動物園の動物は生き生きとしている。 |
B.野生動物は生き生きとしている。 |
C.動物園の動物は美しい。 |
D.野生動物は生気がない。 |
A.ところで | B.つまり |
C.すると | D.一方 |
A.文明の檻の中で暮らしている私たちは、動物園の動物と違う。 |
B.冒険家が敢えて自らを逆境に投げ込み、危険なたびをする。 |
C.安全性を重視するあまり、生き生きと生きることを忘れてしまう。 |
D.適度な緊張感と注意力を保っていなければならない。 |
A.逆境に投げ込みたいから |
B.リスクや危険を避けたいから |
C.生きている実感がほしいから |
D.人生を楽しみたいから |
A.危険を避けてばかりいると、人生が味気ないものになっていく。 |
B.野生動物は珍しいから、大切にすべきだ。 |
C.生きていることを実感するために、冒険家になったほうがいい。 |
D.動物園の動物は生気を失ってしまっているから、あまりよくない。 |
6 . ある夜、ジャズのライブで女性シンガーが面白いことを言いました。彼女には中学生の息子がいます。親子関係は悪くありません。「ふつう」ということです。(ア)、その「ふつう」の親子関係でも、最近では息子が母親に平気で、「このタコ」などというそうです。
「早く食べて学校へ行きなさい」などというと、機嫌が悪い時は、「うるさいな、タコ」と答えるそうです。それでその母親はこう切り返すそうです。「ハーイ、タコです。」シンガーですから、タコのように手足をくにゃくにゃさせながら、これをメロディにのせて歌うように答えます。これに対して息子は、ため息をつくが、素直に食卓につくそうです。
平凡な親子の一風景のようですが、私は彼女のこの受け答えに感心しました。これ以上の回答はないような気がするのです。(イ)、「タコ」と言われた母親が「タコとは何だ!」とはねつけず(不反驳)、「タコです」と相手の言葉を受け止めたという点です。そして、字面にするとうまく伝わらないかもしれませんが、歌にのせて返したことです。
注释:①ジャズ:爵士音乐②シンガー:歌手
③切り返す:回击
④はねつける:反驳
1.(ア)に入れるものとして最も適当なものはどれか。
A.および | B.あるいは | C.すると | D.しかし |
A.母親の歌と踊りに感動し、不愉快であったことを忘れて席についた。 |
B.母親に怒られるのが怖くて席についた。 |
C.母親の意外な態度に驚き、それ以上侮蔑の言葉はいわずに席についた。 |
D.母親に侮蔑の言葉を言ったことを後悔しながら席についた。 |
A.息子の言葉を受け入れ、別のものにして返した点 |
B.甘やかさずに息子をきちんとした人間に育てようとしている点 |
C.どんな時でも怒ったりせずに、息子のやりたいようにやらせている点 |
D.息子の侮蔑の言葉は無視して、怒らずに会話を続けようとした点 |
A.これは大変意外な回答だ。 |
B.これはいい回答かどうか分からない。 |
C.これは最高の回答だ。 |
D.これはシンガーでなければ、出せない回答だ。 |
A.すなわち | B.そのうえ | C.こうして | D.まず |
7 . 2月14日はバレンタインディーです。日本では、女の人が男の人にチョコレートをあげます。私も小学生のとき、母と一緒にチョコレートクッキーを作って、男の子の友達にあげました。本当に好きな男の子には、手紙も渡しました。渡す時は、とてもドキドキ、その子の顔を見ることができないのです。
3月14日は、男の子が女の子にお菓子を返す日です。私も好きな男の子にあめをもらって、大切にすこしずつ食べました。今も 2 月 14 日には、部長や一緒に働いている男の社員へチョコレートをあげます。会社の人にあげるチョコレートは「義理チョコ」といいます。私は恋人には、チョコレートではなくて、財布やネクタイなどのプレゼントをあげます。バレンタインデーは、大人になっても、楽しくて素敵な日です。
注:バレンタインディー(情人节) あめ (糖)クッキー(曲奇饼干) ドキドキ(心扑通扑通跳)
1.日本では、バレンタインディーに何をしますか。
A.何もしません。 | B.男性は女性にチョコレートをあげます。 |
C.一緒にチョコレートを作ります。 | D.女性は男性にチョコレートをあげます。 |
A.女性の友達にあめをあげた。 | B.女性に何もあげなかった。 |
C.男性の友達に手紙をあげた。 | D.男性に何もあげなかった。 |
A.手紙。 | B.財布やネクタイなど。 |
C.買ったチョコレート。 | D.作ったチョコレートクッキー。 |
A.はい、あります。 | B.いいえ、ありません。 |
C.はい、財布をくれた。 | D.はい、義理チョコをくれた。 |
A.はずかしい(害羞)からです。 | B.うれしいからです。 |
C.手紙が大切だからです | D.お菓子がおいしくないからです。 |
8 . 日本に来る前に漫画で野球というスポーツを知って、興味を持ちました。(ア)、私の国では、野球をしている人を見たことがありません。道具もないので、野球はできませんでした。
先週の土曜日に友達が入っている野球クラブの見学に行きました。クラブの人たちに誘われて、ずっとやりたかった野球の練習を初めてすることになりました。やっと野球ができることになって、うれしかったです。ボールを打つのは難しかったです。でも、クラブの人たちがやさしく教えてくれました。野球はやはりおもしろいスポーツだと思いました。それで、クラブに入ることにしました。
これから毎日クラブでたくさん練習します。そして、(イ)試合に出たいです。
1.文中(ア)のところにどれを入れていいか。A.でも | B.また |
C.そして | D.それから |
A.野球に興味を持たないから |
B.野球をする道具がないから |
C.野球を見たことがないから |
D.野球をしたい人がいないから |
A.いつ | B.いつに |
C.いつで | D.いつか |
A.試合に出たいから、今「私」は毎日クラブで練習する |
B.野球クラブを見学した後、「私」ははじめて野球をした |
C.野球をするのは難しかったから、おもしろくないと思った |
D.日本に来る前に、「私」は野球について少しも分からなかった |
A.私の趣味 | B.野球クラブ |
C.野球と試合 | D.初めての野球 |
9 . 私は5歳の時、大きな怪我をしました。一人で自転車に乗っている時に、うっかり転んでしまって、足の骨を折ってしまったのです。その際に、1ヶ月ほど入院をしたのです。毎日同じ部屋で、同じベッドの上で過ごすのは、それは(ア)です。
毎日窓の外を見つめて、今日はどんな人が歩いていたとか、変な形の雲があったとか、そんなことで暇をつぶしていました。しかし、ひとつだけ楽しい時がありました。それは、看護師のお姉さんが来る時です。看護師の人は、毎日私の体調を確認しに来ます。その度に、面白い話をしてくれたのです。子どもの時になりたかった職業の話や、小学校の時に運動会で失敗した話、どうして看護師になったかなど、本当に色々な話を毎日毎日してくれて、それは非常に楽しかったです。
看護師さんは、ただでさえ忙しいと思います。毎日色々な人の病室にお薬を渡しに行ったり、点滴の準備をしたり、常にパタパタ走り回っていました。それなのに、嫌な顔一つせず、毎回来てくれるときは笑顔ですし、私が好きそうな絵本を買ってきてくれたり、毎回面白い話を考えてきてくれました。その時、私は思いました。こんな優しい大人になりたいと。
1.筆者は「5歳の時」に何があったのか。A.病気をして入院をした。 | B.怪我をして学校を辞めた。 |
C.病気をして学校を辞めた。 | D.怪我をして入院をした。 |
A.おもしろかった | B.たのしかった | C.つまらなかった | D.かなしかった |
A.看護師の人が来てくれる時 |
B.お母さんが面白い話をしてくれる時 |
C.友人が本を買ってきてくれる時 |
D.医者の先生が検査をしに来る時 |
A.友達が、忙しいのにいつも病院に来てくれたから |
B.看護師の人が、忙しいのに優しくしてくれたから |
C.医者の先生が、忙しいのに面白い話をしてくれたから |
D.お母さんが、忙しいのに世話をたくさんしてくれたから |
A.私は5歳の時、病気になった。 |
B.看護師さんは絵本を買ってきてくれた。 |
C.いつも友人が来て勉強を教えてくれた。 |
D.病院のご飯はおいしくなかった。 |
10 . 私の祖母は、時々私の名前を忘れる。父の名前も姉の名前も忘れる時がある。私の事を覚えていない祖母に会いたくなくて、面会に行かない日が続いている。
祖母は認知症と診断される前から日記を書いていた。私はその日記を読んだことがある。その日にしたこと、感じたことを自由にノートに書いていた。日記には、家族への思いもたくさん書いてあった。
最近は記憶が薄れないように(为了)、覚えている事を必死に書いている。電化製品の使い方、家族の電話番号、看護師さんの名前など、①毎日繰り返し(反复)書いている。
父は、母である祖母が記憶を無くしていく状態を悲しんでいた。( ア )何度も同じ事を聞いている②祖母にいらだっている(焦躁)時もあった。ある日、その日記を見
つけて読んだ父は涙を流していた。「泣いていないや。ちょっと鼻水が出ただけやで。」
父はそうごまかしていた(欺骗、糊弄)が、③父の気持ちは私にも分かっていた。
1.文中に「①毎日繰り返し書いている」とあるが、それはなぜですか。A.私の母に日記を見せたいから。 |
B.祖母は認知症になったから。 |
C.祖母はノートを自由に書くのが好きだから。 |
D.電化製品の使い方が難しいから。 |
A.そして | B.これから | C.それなら | D.そこで |
A.祖母は一生懸命に覚えていることを書いているから |
B.祖母が認知症になって、私たちは面会に行かないから |
C.祖母は私たちの名前をよく忘れるから |
D.祖母は何度も同じことを聞いているから |
A.祖母の家族思いに感動した気持ち |
B.祖母が日記が書くことができたので嬉しく感じた気持ち |
C.祖母が記憶を無くしているので安心した気持ち |
D.祖母が私たちの名前を忘れたのでびっくりした気持ち |
A.祖母は認知症になってから、日記を書き始めた。 |
B.祖母は今も昔も私たちを愛している。 |
C.祖母の記憶が薄くなっていくので父が悲しんでいる。 |
D.祖母が日常事を必死に日記に書いている。 |