木村:私ですか?あるにはあるんですけど......
伊藤:何ですか。
木村:実は…あのう、歌手になることなんです。
伊藤:えっ、歌手ですか。
木村:( ア )ください。真剣(认真)なんですから。
伊藤:ごめんなさい。でも、どうして?
木村:子供のころから歌が大好きで、ずっと歌手になりたいなあって思っていたんです。たくさんのお客さんの前で、一度思いきり(尽情地)歌ってみたいんです。
伊藤:本気ですか。
木村:ええ、でも、私に才能があるかどうかも分からないし.......
伊藤:才能なんて関係ないじゃないですか。夢なんですから。
木村:ええ、とりあえず歌のレッスン(课程)にはいきたいなあと思っているんですけど、時間がなくて......
伊藤:ぜひ行くべきよ。歌手になりたいと思うだけでは、夢は( イ )よ。
木村:そうですね。よし!行こう!
1.文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれか。
A.泣きないで | B.歌わないで | C.言わないで | D.笑わないで |
A.実現します | B.実現しません | C.あります | D.ありません |
A.歌のレッスンに通う | B.留学して歌を勉強する |
C.歌手になりたい | D.会社をやめる |
2 . 2016年4月、熊本県で大変大きな地震が起きました。この地震で多くの人が亡くなり、住む家を失いました。そのとき、熊本の人たちの心を支えになったのが「くまモン」です。
くまモンは熊本県を多くの人たちに知ってもらうためのキャラクター(形象代言人)で、2011年3月に生まれました。初めのころは「熊本にクマはいないのに」とか、「顔が怖い」などの意見もありました。(ア)、熊本を知ってもらうために全国へ出掛けて行って、いろいろなイベントに参加した結果、愛情を感じる人がだんだん増えて、熊本はもちろん、日本中で人気者になりました。
そんなときに起きた、熊本大地震。
熊本を応援する活動に使う場合は、県に届け出る(申报)だけでくまモンの絵が使えるようになりました。(イ)、くまモン自身も多くの熊本応援イベントに参加し、1か月で400以上のイベントに出たこともありました。
今も頑張るくまモンは、熊本だけではなく、東北地方へも何度も出掛けて行って、応援を続けています。私たちもくまモンのように、熊本や東北のために何かできることを考えてみませんか。
1.文中の「くまモン」はどういう目的で作られたのか。A.熊本の人たちの心を支えるため |
B.地震が起きることを予測するため |
C.いろいろなイベントに参加するため |
D.熊本県を多くの人たちに知ってもらうため |
A.けれども | B.そして | C.すると | D.結局 |
A.日本全国へ出掛けて行ったとき |
B.「顔が怖い」などと非難されたとき |
C.地震後、熊本を応援する活動に参加したとき |
D.多くの人に愛され、日本中で人気者になったとき |
A.しかし | B.それで | C.また | D.つまり |
A.くまモンのように有名になりたい |
B.くまモンのように地方の応援に力を入れたい |
C.くまモンのように多くのイベントに参加したい |
D.くまモンのように頑張って、自分の故郷の知名度を上げたい |
3 . 電子技術が進むにつれて、様々な分野で役に立てるロボットが開発されてきました。家庭用のロボット、医学治療用のロボット、作業用のロボットなどです。(ア)、ロボットの使用が珍しくなくなって、普及されてきました。特に工場では、能率的に仕事をするため、ロボットが頻繁に使われ、生産ラインのコントロールはみんな自動化されるようになりました。危険な仕事はほとんどロボットがやってくれるので、ずいぶん働きやすくなりました。それに、経営者にとっても、ロボットを使うことでコストが下がり、生産量が増えるのだから、これからもっとロボットを使っていくでしよう。
(イ)ロボット導入がいいことばかりとは限りません。ロボットは機械だから、言いつけられた仕事を忠実にやっても、手加減することを知りません。ロボットの腕に挟まれて死んだ従業員もいるし、電磁波によって暴走したロボットが事故を起こしたこともあります。ロボット導入の一番深刻な問題は企業内の余剩人員が生じて、失業問題にまで発展していくことでしよう。それはロボット導入の真剣に考えるべき課題だと思います。
注釈:手加減/(处理事务时)酌情,适度 暴走/横冲直撞,突然失控
1.文中(ア)のところに入れるのに、最も適当なものはどれか。A.したがって | B.すなわち | C.それなのに | D.ついでに |
A.なお | B.さて | C.しかし | D.それなら |
A.様々な分野で役に立てるロボットが開発されてきたから。 |
B.ロボットが危ない作業をやってくれるので、仕事が楽になったから。 |
C.ロボットを使うことでコストが低くなるから |
D.ロボットを使うことで生産能率が高くなるから。 |
A.ロボットは機械だから、手加減することを知らないこと。 |
B.ロボットの腕に挟まれて死んだ従業員もいること。 |
C.電磁波によって暴走したロボットが事故を起こしたこともあること。 |
D.企業内の余剰人員が生じて、失業問題にまで発展していくこと。 |
A.ロボットの使用が珍しくなくなって、普及されてきた。 |
B.ロボットが頻繁に使われ、生産ラインのコントロールは自動化されるようになった。 |
C.ロボット導入はいいことばかりではないから、よく考えなければならない。 |
D.ロボット導入はいろいろ問題があるから、やめるべきだ。 |
4 . これは私の教室です。学生が23人います。男子学生が5人います。女子学生の方が多いです。
教室の中に机がたくさんあります。私の机はそれです。机の上に日本語の本があります。ボールぺンもあります。教室の前と後ろに黒板があります。前の黒板に五十音図があります。後ろの黒板に私の絵があります。教室の左に窓があります。教室の右にドアがあります。教室の東 ⑱ 運動場があります。 ⑲ 運動場は昔工場でした。運動場はあまり大きくありません。あそこに学生がたくさん ⑳ 。
1.学生が何人ですか。A.22人 | B.23人 | C.24人 | D.21人 |
A.18人 | B.16人 | C.15人 | D.17人 |
A.かばん | B.物理の本 | C.日本語の本 | D.鉛筆 |
A.一面 | B.二面 | C.三面 | D.四面 |
A.五十音図 | B.日本語 | C.写真 | D.絵 |
A.ドア | B.窓 | C.絵 | D.雑誌 |
A.教室の西です | B.教室の東です | C.教室の南です | D.教室の北です |
A.で | B.も | C.に | D.の |
A.そこ | B.あそこ | C.それ | D.その |
A.います | B.いです | C.あります | D.ありです |
5 . ある教師が、小学6年生90人の朝ご飯と成績について調べた。朝ご飯を毎朝ちゃんと食べている学生は65人だった。①この学生たちの成績は算数、国語全部の科目の平均点が78点です。②これに対して(相对于)、朝ご飯を食べていない学生は25人で、平均点が72点だった。
朝ご飯を食べないと(と:如果)、どうして成績が悪いのか。実は、体温は寝ている間に下がる。朝ご飯を食べると体温が上がって、会社や学校に着くことには、心も体も活動の準備ができている。体温が上がると、体や頭の働きがよくなる。だから、朝ご飯を食べないと、勉強に集中できなくて、成績も下がると考えられるのだ。
1.①「この学生たち」とは何を指しますか。A.調べた小学生 | B.成績が悪い小学生 |
C.朝ご飯を食べない小学生 | D.朝ご飯をちゃんと食べる小学生 |
A.朝ご飯をちゃんと食べている学生は成績が低いということ |
B.朝ご飯をちゃんと食べている学生は成績が高いということ |
C.朝ご飯を食べていない学生のほうは成績が高いということ |
D.朝ご飯を食べていない学生のほうは成績がずっと低いということ |
A.朝ご飯と成績の関係 |
B.朝ご飯と体温の関係 |
C.朝ご飯を食べる前と後の体の変化 |
D.朝ご飯を食べている人の数 |
A.寝ている間も、何か食べても、体温はあまり変わりません。 |
B.寝ている間は体温が上がり、何か食べると体温が下がります。 |
C.寝ている間は体温が下がり、何か食べると体温が上がります。 |
D.寝ている間も、何か食べている時も、体温は下がります。 |
A.ご飯を食べるとおなかがいっぱいになるから |
B.ご飯を食べると、勉強することにもっと興味を持つようになるから |
C.ご飯を食べると、授業中、おなかが空くことを心配する必要がないから |
D.ご飯を食べると体温が上がって、体や頭の働きがよくなって、勉強に集中できるから |
6 . 日本では、昔から引っ越しをした時、近所の家へ挨拶に行く習慣があります。「これから色々お世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。」という意味です。
アパートやマンションでは、自分の部屋の隣に住んでいる人や、上の部屋と下の部屋に住んでいる人などに挨拶をします。引っ越しをしたら、すぐに挨拶に行きましょう。挨拶に行くときは、小さな品物を持っていくことが多いです。( ア )、タオルやせっけん、お菓子などです。しかし、大事なのは挨拶をすることなのですから、どんなものを持っていくかはあまり心配しなくてもいいです。挨拶に行ったけれども、留守だった時は、挨拶の言葉を書いた手紙などを玄関のポストに入れておくのがいいです。
最近は「引越しの挨拶」をしない人も多くなっています。特に、一人で住む時は、挨拶をしない人がたくさんいます。( イ )、私は「引越しの挨拶」はやはりいい習慣だと思います。
1.( ア )に入る最も適当な言葉はどれか。A.でも | B.例えば | C.だから | D.だけど |
A.では |
B.だけ |
C.しかし(但是) |
D.だけど |
A.小さなものを持って近所に挨拶をする |
B.隣の人に何か小さな物を渡す |
C.隣の人に挨拶の手紙を書いて出す |
D.挨拶の手紙を自分の家の玄関に貼る |
A.住む時はほとんどの人が知っているから |
B.必ずしなければならないから |
C.知らせないと失礼だから |
D.よろしくお願いしますという気持ちを伝えたいから |
A.一人で住む人 |
B.家族と住む人 |
C.「引っ越しの挨拶」をする人 |
D.「引っ越しの挨拶」をしない人 |
7 . 妹が出かけた後、私は妹のことが心配になった。空き地で自転車の練習をしている時、いつも妹の姿が目に浮かび、どこかで転んでいないかな、車にぶつかっていないかなと、とても気がかりだった。そして、父も母も、こんなふうにいつも私のことを心配してくれていたんだ、と気づいた。妹を心配する立場になって、初めて両親の気持ちがわかったような気がした。今までうるさく思っていた父の注意も、私が出かける時に必ず母が言ってくれる、「気をつけてね。」という言葉も、これからは素直に聞こうと、この時改めて思った。
今では、赤ちゃんを車に乗せる時には必ず取り付けなくてはならないチャイルドシート。私が生まれた時は、チャイルドシートの取り付けは、まだ義務づけられていなかった。(ア)、私の両親は、「子供の安全のために」「万が一に備えて」と、車にチャイルドシートを取り付けてくれたそうだ。
私が生まれた時からずっと守ってきてもらったこの命。
1.文中の「私は妹のことが心配になった」の具体的に指すものはどれか。A.妹の姿は現れないことを心配した |
B.妹がちゃんと自転車に乗るかということを心配した |
C.妹が車に車に衝突されていないかということを心配した |
D.妹が交通ルールを守ってないかということを心配した |
A.出かけるとホッとする気持ち |
B.子供の安全を心配する気持ち |
C.素直になる気持ち |
D.うるさいと思った気持ち |
A.妹が出かけるとき |
B.私が出かけるとき |
C.私が生まれたとき |
D.車に乗るとき |
A.もし | B.つまり | C.すなわち | D.しかし |
A.妹がでかけたら不安全であることが分かった |
B.うるさくて話してくれた親の言葉が理解できるようになった |
C.自分の安全は他人に関係ないことが分かった |
D.親はいつもうるさいから、その言葉を聞かなくてもいい |
わたしが山小屋を建てた森は、自動車が行き交う国道から、十五分ほど歩いて山に入った、杉の森です。近くには、ほかの雑木林もあります。このような変化のある森に住む野ネズミの代表が、アカネズミとヒメネズミです。これらの野ネズミは、尾が、体と同じくらい長くて、素早く動くことができます。毎日木の実を食べて暮らしているのです。
野ネズミは、とても小さな動物です。体が小さいことには、よいことと、わるいことがあるようです。体が小さいと、たくさんの動物に食べられてしまいます。キツネやフクロウだけではありません。イタチやヘビなど、野ネズミを食べようとする動物がたくさんいるのです。森の中では、とても危険なのです。
(ア)、体が小さいと、石の下、岩の割れ目、木の根もと、倒れた木の下、藪のなか、それにモグラのトンネルのなかなど、森にあるたくさんの隙間に、隠れることができます。これが、体が小さいことの、よいほうの意味なのです。
野ネズミたちは、ふだん、わたしたちの目に入らない小さな隙間を、上手に使っているのです。
(今泉吉晴「野ネズミの森」より。一部書き直し)
(注)雑木林:いろいろな種類の木が生えている林
1.文中の「変化のある森」の指すものはどれか。
A.自動車が行き交う国道からあまり遠くない森 |
B.スギとヒノキが茂っている森 |
C.違う種類の木が、近くに生えている森 |
D.山や谷があって、地形が入り組んだ森 |
A.木の実を食べてくらすこと |
B.食べようとする動物がいないこと |
C.たくさんの動物に食べてられてしまうこと |
D.小さい体があること |
A.トラ | B.フクロウ | C.イタチ | D.ヘビ |
A.ところに | B.そして | C.それでは | D.けれども |
A.体で食べ物を取ること |
B.モグラのトンネルをつくること |
C.自分の身を守らないこと |
D.小さな隙間に隠れることができること |
9 . 雨の季節になりました。① から夏まで気温が高くなるので、食べ物に注意してください。買い物をしたらすぐ冷蔵庫に入れる、②料理をしたらすぐ食べるようにしてください。古くなったものは、食べないようにしてください。それから、手を洗うことも大切です。外から家に帰ったら、必ず手を洗いましょう。料理をする前にも、もちろんせっけんで手を洗ってください。これは、③お腹を壊さないようにするために大切なことです。
気温が高くなったら、もう一つ注意することがあります。それは④「熱中症」です。水を十分飲まないと高い熱が出て下がらなくなってしまいます。外で仕事をする人やスポーツをする人は、水やお茶などを飲んでください。ジュースでもいいです。
1.① には何をいれるか。A.これ | B.それ | C.あれ | D.どれ |
A.冷蔵庫に入らないから | B.値段が高い食べ物だから |
C.お中が空いているから | D.食べ物が古くなってしまうから |
A.水で指を洗う | B.せっけんで手を洗うこと |
C.料理を冷蔵庫に入れてから食べること | D.料理をしてから手を洗うこと |
A.外で仕事やスポーツをしない | B.水やお茶を飲む |
C.ジュースを飲まない | D.薬を飲む |
A.料理ができたら、すぐ食べるほうがいい |
B.古くなったものは食べないほうがいい |
C.料理をする前に手は水だけで洗っていい |
D.食べる前に手を洗うことも大切だ |
10 . 日本の出版物の約三分の一は漫画で、世界最大の漫画生産国だ。特に漫画が原作となったアニメは世界中に輸出されて、「美少女戦士セーラームーン」や「ドラゴンボール」は、日本の首相よりずっと知名度が高いはずだ。なぜ、①これほどまで社会的な影響力が強いのか。最大の理由は伝達力の高さだ。百聞は一見に如かず(百闻不如一见)だから、絵で見せれば②伝わりやすいのは当然のことだ。
視覚表現で考えるなら、映画やテレビも同じだ。③ 、映画やテレビは、見た場面をもう一回戻して見るのは難しい。それに比べて、漫画は何度でも自分が好きなページを読んで、自分の好きな時に読むことができるのだ。だから、読者にとって理解しやすい形になっている。
また、映画は映画館で、テレビは自分の家で観賞するのが普通だ。④その点、漫画は何時でもどこでも読むことができる。言い換えれば、漫画は場所や時間を選ばないのだ。
1.①「これ」は何を指すか。A.アニメの原作は漫画だ。 |
B.日本は漫画しか生産しない。 |
C.日本の出版物は世界各国に輸出されている。 |
D.「ドラゴンボール」などのアニメは首相より広く知られている |
A.漫画の内容 | B.首相の考え | C.社会の事件 | D.映画の視覚表現 |
A.だから | B.それに | C.ところが | D.それとも |
A.映画は映画館で見るものではない |
B.映画やテレビは見る場所が限られている |
C.映画もテレビもいつでもどこでも利用できる |
D.テレビもアニメや漫画を見ることができる |
A.漫画は出版物ではない | B.漫画は伝達力が高い |
C.漫画と映画は一般的なものだ | D.テレビと映画を見る人が多くなっている |