A.食事のパランスが悪いからです | B.睡眠不足だからです | C.寂しいからです |
店員:2000 円です。
A.なん | B.なに | C.いくつ | D.いくら |
3 . 日本人に、日本語で話せば分かる、通じると思うのも、もしかしたら幻想かもしれない。
( ① )、「情けは人のためならず」という諺の意味。つねづね人に情けをかけ、親切にしていれば、自分が困ったときに誰かが助けてくれる。だからけっして他人のためじゃない、自分のためでもあるんだよというのが今までの解釈だった。( ② )この頃は違うのだそうだ。
あんまり情けをかけると、それを当てにして怠け者になってしまう、だから情けはかけるな、ということなのだそうだ。
この解釈があながち間違っているとは言えないのが、時代性というものだ。現代は食べるのに困るというような人がいなくなってしまった。どうしても助けなければならない人がいない。居るとすれば多くはその人自身の問題。怠けて働かなかったり、選り好みをしていて仕事をしていなかったり。そんな人に情けをかけたらたしかに甘えるだけかもしれない。
言葉の意味は時代を反映する。
(沖ななも「伝えることば・感じる言葉」『出版ダイジェスト』1999年11月20日号
出版ダイジェスト社による)
1.( ① )に入る最も適当な言葉はどれか。A.だから | B.たとえば | C.それでも | D.ところが |
A.自分が困っているときは人に甘えた方がいい。人はみんな問題があり、助け合って生きているのだから。 |
B.困っている人を見たら助けてあげよう。自分が困ったときに誰かが助けてくれるかもしれないから |
C.困っている人を見ても助けない方がいい。その人が他人に頼って怠けるようになると困るから |
D.困っている人を見たら助けてあげよう。その人が後で必ず自分に親切にしてくれるから |
A.だから | B.つまり | C.しかし | D.それから |
A.怠けて働かない人が少なくなったから |
B.昔より人を助ける親切な人がふえたから |
C.日本人でも日本語が通じない人がふえから |
D.昔のように助けを必要とする人はいなくなったから |
A.言葉の解釈は時代とともにかわるようだ。 |
B.言葉の解釈はもともと使う人によって違うものだ。 |
C.古い時代に言葉の意味が現代に正しく伝えられないのは残念だ. |
D.現代は人々が豊かになって、情けの意味が分からなくなっている. |
4 . 「人生設計」などといっても、人間、なかなか計画どおりに人生を步むことは難しいものである。いくら綿密に設計を立て、スケジュールに沿って努力してみたところで、自分の思惑(打算、意图)とは無関係に「運」というまか不思議なものによって人生を左右きれることが何度もあるからだ。
しかし、何の努力もせずに、運命の波に流されておればよい、と言う(ア)。每日每日遊び惚けている人間に対しては、運命の女神もほほえんではくれないであろうし、(イ)、ある意味で、日々充実して過ごしていてこそ、巡ってきた「運」を自分のものとすることができるのではないだろうか。だから私は、先々どう通ぶかわからない人生設計にきゅうきゅう(孜孜不倦)とするよりは、仕事にしろ、余暇にしろ、月いっばい楽しみ、充実した每日を送ることを心掛けてきた。今も、それは変わらない。
1.文中に「なかなか計画どおりに人生を歩む…」とあるが、そういう理由はどれが。A.綿密な設計はもともと役に立たないから |
B.計画通りに努力する人は少ないから |
C.よく意図と無関係の「運」に左右されるから |
D.スケジュールに従ってやる人はいないから |
A.おそれがある | B.つもりがある |
C.つもりはない | D.はずではない |
A.また | B.つまり | C.ただ | D.すると |
A.何の努力もせずに、運命に任せるべきだ |
B.「人生設計」は立てなくてもいい |
C.「運」は何事よりも一番大切だ |
D.人生設計に一心に努めるより充実した每日を過ごすべきだ |
A.人生設計こそ、大切 | B.運に任世 |
C.計画作りについて | D.日々の充実こそ、大切 |
5 . 人に教えることのできるものと、どうしても教えることのできないものとがある。テレビの料理番組を見ているうちに、いまさらながらそう思った。
画面を見ていると、料理の先生はふきんで中華鍋の端をもって、ひょいと軽く左手を揺する。そうすると鍋の中のものがひらりと裏返しになる。あの左手には少しの力も入っていない。まるで遊びごとのように鍋に左手を添えてちょいと揺する。すると中のものがひらりと返る。実は材料がどうのこうの調味料がどうのこうのということは、なるほど的確に人に教えられても、あの「左手でひらり」は人に教えることはできないのである。ところが、料理することの全体は、いわばそういうたくさんのちょっとした技術の上に成り立っているのである。あの「左手でひらり」は、言ってみれば料理することの前提なのである。極端に言えば、料理以前の事柄なのである。そしてそういう前提、そういう料理以前の事柄を土台にして初めてそもそも料理すると言うことが可能になってくるのである。さて、その「左手でひらり」は決して人に教えることはできないのだ。そういうちょっとした技術は、長年の間にわたって料理をしている間に、フライパンや中華鍋につきあっている間に、じかに体で覚えなければならないものなのである。そして料理とは、そういう些細な、自分の体で習得しなければならない技術の上に初めて成り立っているのである。
1.文中の「ひょいと軽く 」とほぼ同じ意味の表現は、次のどれか。A.ちょいと | B.ひらりと | C.ふわりと | D.ちょっと |
A.美味しい料理を作るための基本となる最も重要な技術だから |
B.材料や調味料に関してと同じように的確に説明することができない技術だから |
C.長年かけて、じかに自分の体で覚えなければならない技術だから |
D.料理を始める前にしっかりと学ばなければならない特別な技術だから |
A.料理以前の事柄 |
B.料理することの前提 |
C.料理を始める前に学ぶ技術 |
D.自分の体で覚えなければならない技術 |
A.鍋を振ること | B.料理すること |
C.鍋を身近に置いておくこと | D.料理について研究すること |
A.長年の間料理をすることで、初めて「左手でひらり」が理解できる。 |
B.料理の巧拙は、料理以前にどれくらい準備したかにかかっている。 |
C.料理は、体得しなければならない技術の集積の上に成り立つものである。 |
D.料理は、材料と調味料、鍋の振り方の全体のバランスによって成り立つ。 |
A.の | B.に | C.を | D.が |
A.お待ってください | B.お待ちください |
C.待たられなさい | D.お待ちしてください |
8 . 人間は感情の動物である。
人を説得(说服)する時には、この当たり前のことを思い出す必要がある。相手に「理論上では分かっている。でも、感情的に受け入れられない」と思わせたら、それは説得の仕方がまずかった証拠である。相手にこう思わせてしまう最もまずいやり方、それは高圧的な言い方である。
高圧的な言い方が、説得効果に与える影響を確かめた心理学の実験がある。
「こうすべきである」「ほかのやり方などできない」といった高圧的な言い方をした場合と、「こうしたほうがいい」「こんなやり方もある」といった言い方をした場合で、説得されやすさに違いが出るかどうか、比較したのでる。実験の結果、説得の内容は同じでも、高圧的な言い方をされた人たちは、自分の態度を変えようとしなかった。これは、予想通りの結果である。ところが、高圧的な言い方をされた人たちは、さらに注目すべき態度を示していたのだ。
最初から説得される方向に意見が傾き始めていた人たちでさえ、説得とは反対方向に自分の意見を硬化(强硬化)させていたのである。この実験の後、高圧的な言い方が生み出すこのような現象は、「ブーメラン効果」と呼ばれるようになった。向こうに行き始めていた意見が戻ってきてしまうことから、こう命令されたのだが、この呼び方は必ずしも適切ではない。実際は元の意見に「戻る」というよりも、硬化するのである。
1.文中の「この当たり前のこと」の指すのはどれか。A.人を説得すること | B.理論で分かっていること |
C.人間は感情の動物であること | D.感情的に受け入れられないこと |
A.こうすべきである | B.こうしたほうがいい |
C.こんなやり方もある | D.ほかのやり方でやってみたら |
A.態度を変えること | B.態度を変えないこと |
C.態度が消極的になること | D.態度が積極的になること |
A.さらに態度を固くした | B.態度が柔らかくなった |
C.別の意見を新しく出した | D.相手の言う通りになった |
A.説得されてその意見に賛成した |
B.説得された方向にすぐ意見を変えた |
C.説得されて変化し始めた意見が元に戻ってしまう |
D.説得されて感情的に受け入れられるようになった |
失敗はマイナス面だけ見れば、確かにこれほど嫌なものはありません。(ア)反対にプラス面を見てみると、失敗が人類の進歩、社会の発展に大きく貢献してきた事実があることも忘れてはならないように思います。
昔から人間は失敗に学び、そこからさらに考えを深めてきました。人々の生活を楽にした発明を振り返って(回顾)みても、そのすべては「失敗は成功の母」、「失敗は成功のもと」などの言葉に代表されるようなもので、過去の失敗から多くのことを学んで、これを新しい創造の種にすることで、成功できたのです。
個人のことを考えても同じことが言えます。わたしたちが日常的に行っているすベての事、仕事でも家事でも、趣味でも何でも、失敗がなければ、上手になることは(イ)です。人の行動には必ず失敗がつくものですが、一方でそうした失敗がなければ、人間が成長していくこともまたあり得ません。
1.文中の「その人1とはどのような人か。A.失敗しか知らない人 | B.新しいことに挑戦する人 |
C.成功しても喜びもしない人 | D.新しいことに挑戦しない人 |
A.それで | B.すると | C.しかし | D.だから |
A.考えを深めたこと | B.失敗から学んだこと |
C.人類が進歩したこと | D.社会の発展に貢献したこと |
A.可能 | B.能率 | C.不思議 | D.不可能 |
A.挑戦しなければ必ず成功する。 |
B.失敗から学ぶことが大切である。 |
C.失敗はプラスの面ばかりである。 |
D.失敗はマイナスの面ばかりである。 |
私は以前、日本の病院に入院したことがあります。②その時の話ですが、いつも元気のない病室が、相撲のテレビ中継(转播)が始まると急に変わりました。みんな生き生きして来て、テレビに向かって大きな声で応援しているのです。相撲中継の時はみんなすっかり元気になったようでした。
相撲はスポーツだけでなく、日本の伝統文化でもあり、日本人の精神の根源とも言えるでしょう。日本の相撲がもっと世界に広がるように応援しています。
1.「最近やっと分かってきました。」とありますが、何が分かりましたか。A.相撲には人気がある原因 | B.相撲のテレビ中継が始まること |
C.相撲中継の時はみんなすっかり元気になったこと | D.相撲はスポーツだけでなく、日本の伝統文化でもあること |
A.日本に来たばかりの時 | B.日本の病院に入院していた時 |
C.元気がない時 | D.みんなすっかり元気になった時 |
A.元気がなくなりました | B.静かになりました |
C.生き生きしてきました | D.急に暗くなりました |
A.スポーツだけです | B.スポーツではなく、日本の伝統文化です |
C.スポーツだけでなく、日本の伝統文化でもあります | D.日本の伝統文化ではありません。 |
A.私と相撲 | B.病人と相撲 |
C.相撲のテレビ中継 | D.相撲の魅力 |