A.440円 | B.400円 | C.600円 |
2 . 薬を飲むと病気が治る。それはどうしてでしょう。
そもそも、薬というのは化学物質を利用して体の中にある物質の働きを妨げたり、助けたりします。また体の中に入ってきた細菌などの病原体を死減させる薬もあります。
このような効果がある一方で、薬にはあまり好ましくない反応もあります。それを「副作用」と呼んでいます。薬を飲んで頭が痛くなったり、気分が悪くなったり、湿疹が出たりすることがあります。このような症状がひどい場合、その薬を飲みつづけるのはやめてすぐに医者か薬剤師に相談しましょう。
副作用を避けるためには、まず自分自身の体のこと、体質をよく知っておく必要があります。もしもあなたが、卵や牛乳などの食べ物に対してアレルギーがある場合、そのことを医者や薬剤師に必ず伝えましょう。
薬の中には、①そのような食品が原料になっているものがあり、それを知らずに薬を飲んだために、副作用が出てしまうことがあります。また②併用している薬があるかどうかも大切な情報です。今飲んでいる薬があれば、その薬と新しくもらう薬を同時に飲むことができるかどうか相談しなければなりません。薬によっては一緒に飲むことで副作用を引き起こしてしまうおそれがあるからです。
最近では薬局で「お薬手帳」を作ってくれます。これはどんな薬が処方されたか記録しておくものです。この手帳を一冊持っていれば、今あなたが飲んでいる薬についてすぐにわかるので、危険な薬の組み合わせを事前に避けることができます。もしまだ持っていなかったら今度薬局に行ったときに作ってもらいましょう。
1.「副作用」とは何を指しますか。A.薬が体に与える肯定的な反応 |
B.薬を飲むことによる予期せない負の反応 |
C.薬を飲んだ後に感じるリラックス効果 |
D.薬を飲んでも治れない病気 |
A.体質をよく知ること | B.薬をたくさん飲むこと |
C.薬を飲まないこと | D.薬の効果を信じること |
A.アレルギーを引こしやすい食品。 | B.病原体に反応しない食品。 |
C.薬局に販売されている食品。 | D.副作用が出ない作品。 |
A.長年使う | B.いっしょに使う | C.後で使う | D.先に使う |
A.薬の副作用を記録するため |
B.処方された薬の記録を保持するため |
C.健康状態を追跡するため |
D.薬の使用方法を学ぶため |
3 . はじめて日本で、日本語で研究発表をしたときのことです。どういう問題を扱うかを説明して、文例資料を検討しつつ、まだ知られていない言語の規則を明瞭に定式化し結論を述べました。わたしとしては発表を終えたつもりでしたが、そこにいた①出席者からはなんの反応もありません。皆、おとなしく待っているだけでした。結論が言われたということがわからないのは、わたしが述べた論証が全然理解できなかったからだろうと思って、もう一回それまでの説明の大筋を要約しました。しかし後で考えて、必要だったのは、終わりの言葉だったとわかりました。もし最後に「以上です」と言っていれば、皆にも発表が終わったことが明らかになっていたでしょう。(中略)
実際、儀式では言うまでもなく、格式張らないパーティーのときでも、スピーチと拍手、さらに最後には一本締めだか、三本締めだかで、つねに時間の流れを区切ってリズムをつくるのが日本的作法のように思えます。そういう習慣を見ると、日本人は②はっきりした句点がないと、すぐ(ア)になる人たちに見えます。
論証:何かが正しいかどうかを論理的に明らかにすること※一本(三本)締め:儀式などで、最後に皆で一緒に一回(三回)手拍子を打つこと
1.著者が日本で初めて日本語で研究発表をした際、どのような問題が発生しましたか。
A.著者が話す言語が聴衆に理解されなかった。 |
B.著者の発表が長すぎて聴衆が飽きた。 |
C.著者が発表の終わりを明示しなかったため、聴衆が混乱した。 |
D.著者が話した内容が聴衆にとって新しすぎた。 |
A.発表の論証が理解できなかったから。 |
B.発表が終わったことを示す言葉がなかったから。 |
C.一本締めや三本締めがなかったから。 |
D.周りの人が皆おとなしく待っているから。 |
A.リズムが正確ではない。 |
B.時間通りに物事を始めたり終えたりしない。 |
C.時間の流れを区切る目印になるものがない。 |
D.作法が日本的ではない。 |
A.日本人は時間の区切りに敏感で時間に正確である点を、ほかの国の人も見習うべきである。 |
B.日本で発表する人は、日本的作法に従って、最後に「以上です」と言うべきである。 |
C.日本の研究会で、発表者が結論を述べても反応を示さないのは、困ったものである。 |
D.決まった言葉や行動によって時間の流れを区切ることが、日本人にとっては大切らしい。 |
A.不器用 | B.不安 | C.安心 | D.リッラクス |
4 . 今までは、どちらかというと、どんな心持ちで勉強や仕事をしていったほうが幸せだろうかという視点で考えてきましたけれど、そうではなくて、社会の制度のあり方として、どんなものがよいだろうかという点を考えてみます。
ひとつの提案は、もう少し進学のプロセスを変えてはどうか、少し大胆にいうと高校からダイレクトに大学へ進学するのを原則禁止して、いったん社会に出て働くことにしてはどうか、ということを考えています。
よく言われていることですが、日本の大学は、大学入試のゴール地点になってしまっていて、そこで何を学ぶのか、そこでどんなことを身につけるのかという意識がかなり希です。いっぽうでは、大学を出てから働き始めた多くの人が、大学時代にもっと勉強をしておけばよかったと後悔したり残念がったりしている姿をよく見かけます。①これはとてももったいないことだと思います。
このようなことを言うと、ならば、大学でもっと勉強をさせるようにすればいいじやないか、それは大学でちゃんと教えていない君たち教師の責任じゃないか、というお叱りを受けそうですし、たしかに②反省すべき点は多々あると思います。(ア)、現状では大学生がなかなかやる気を持てないという面もあるように感じています。
それは、実社会で実際の仕事などを経験してみないと、その学間の重要性や必要性を実感できないという面があるからです。とくに経済学のような学問はそういう傾向が強いように思います。
1.①これはとてももったいないこととあるが、何がもったいないのか。A.勉強できる環境では勉強の必要性に気づけず、卒業後に気づくこと。 |
B.苦労して大学に入っても、大学の勉強が合わない学生が多いこと。 |
C.本当に勉強したがっている卒業生が、大学に入り直せないこと。 |
D.在学中の学生が、後悔している卒業生の姿を見ることができないこと。 |
A.大学生 | B.大学の教師 | C.叱っている人 | D.大学を出てから働き始めた人 |
A.大学進学者の数を少なくするため。 |
B.大学の授業をもっと深い内容にするため。 |
C.大学生がやる気を持てるようにするため。 |
D.大学に入ってから後悔しないようにするため。 |
A.ところで | B.または | C.それで | D.けれども |
A.数学 | B.経済学 | C.文学 | D.自然科学 |
A.東京 | B.京都 | C.札幌 | D.福岡 |
6 . 日本では昔から箸が使われてきたと言われています。( ① )、古代の箸は、今のような2 本の棒状の箸ではなく、1 本の細く削った竹をたわめて(弯曲)ピンセットのような形にしたもので、それで食べ物を挟んでいたようです。このとき、竹の端と端を向かい合わせることから、鳥のくちばし説とは別に、「端」が箸になったという説もあります。
日本では古代の箸は、おもに神へのお供え物を移動させるためのものでした。後に、日 常の食事に用いられるようになったほか、儀式や行事には特別な箸が使われるようになり、宮廷行事には竹、節句などには柳の箸、月見の宴には萩の箸が使われるようになりました。
江戸の末期ごろになってスギの割箸が現れ、大正時代に入ると、他人が一度使った箸は二度と使わないという意味の②「衛生割ばし」の名前で割り箸が広く普及するようになり、現在に至っています。
ちなみに、( ③ )、かつては天皇や皇族が用いた箸の付属品だったと言われています。
1.文中の(①)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.それでは | B.そして | C.ただ | D.それに |
A.月見の宴 | B.儀式や行事 |
C.神へのお供え物の移動 | D.天皇や皇族の食事 |
A.割り箸が広く普及してきた。 |
B.他人が一度使った箸は二度と使わない。 |
C.日常の食事の時には箸置きや箸箱などはない。 |
D.江戸の末期ごろになってスギの割箸が現れた。 |
A.スギの割箸などは |
B.箸についたものをとろうとして |
C.食事の途中、箸を食器の上に渡して |
D.今も使われている箸置きや箸箱などは |
A.日本は中国よりもっと早く箸を使うようになった。 |
B.大正時代に入ると、スギの割箸が現れた。 |
C.衛生割ばしは天皇や皇族しか使わなかった。 |
D.古代の箸は細く削られた竹で作られ、ピンセットのようなものだった。 |
A.ご紹介してください | B.ご紹介です |
C.ご紹介になります | D.ご紹介します |
A.かなり | B.あまり | C.いろいろ | D.ぜんぜん |
A.そうで | B.そうな | C.そうに | D.そうだ |
A.だけ | B.とおり | C.ばかり | D.ほど |