1.男の人は今どこにいますか。
A.スーパー | B.レストラン | C.アパート |
A.コーヒー→スープ→ミックスピザ |
B.ミックスピザ→コーヒー→スープ |
C.スープ→コーヒー→ミックスピザ |
A.卓球 | B.相撲 | C.野球 | D.柔道 |
A.途中で | B.なかに | C.うちに | D.間に |
A.ことはない | B.限りはない | C.べきではない | D.までもない |
A.奈良時代 | B.平安時代 | C.鎌倉時代 | D.江戸時代 |
A.お聞きになりたい | B.お伺いしたい | C.いらっしゃる | D.存じたい |
7 . ポチの鳴き声でぼくは目が覚めた。
ねむたくてたまらなかったから、うるさいなとその鳴き声を怒っているまもなく、真っ赤な火が目に映ったので、驚いて両方の目をしっかり開いて見たら、戸だな(橱柜)の中じゅうが火になっているので、①二度驚いて飛び起きた。そうしたらぼくのそばに寝ているはずのおばあさまが何か黒い布のようなもので、夢中になって戸だなの②火をたたいていた。
(中略)
「おばあさま、どうしたの?」と聞いてみた。
おばあさまは戸だなの中の火の方ばかり見て答えようともしない。部屋の中は、障子も、壁も、床の間も、違いだなも、昼間のように明るくなっていた。おばあさまの影法師(人影)が大きくそれに映って、化け物(怪物)か何かのように動いていた。
ただおばあさまがぼくに一言も物をいわないのが変だった。急に唖になったのだろうか。そしていつものようにはかわいがってくれずに、ぼくが近寄ってもじゃま者扱いにする。
(中略)
火事なんだ。おばあさまが一人で消そうと思っているんだ。③それがわかるとおばあさま一人ではだめだと思ったから、ぼくはすぐ部屋を飛び出して、おとうさんとおかあさんとが寝ている離れの所(离开主建筑的独立建筑物)へ行って、
「おとうさん……おかあさん……。」と思いきり大きな声を出した。
ぼくの部屋の外で鳴いていると思ったポチがいつのまにか(不知不觉)そこに来ていて、きゃんきゃんとひどく鳴いていた。ぼくが大きな声を出すか出さないかに、おかあさんが寝卷き(睡衣)のままで飛び出してきた。
「どうしたというの?」とおかあさんは内緒話のような小さな声で、ぼくの両肩をしっかり押さえてぼくに聞いた。
「たいへんなの……。」
④「たいへんなの、ぼくの部屋が火事になったよう。」と言おうと思ったが、どうしても「たいへんなの。」きりであとは声が出なかった。
(有島武郎「火事とポチ」)
1.「①二度驚いて」はいつといつか。A.目が覚めた時とねむたくてたまらなかった時 |
B.起きた時と戸だなを開けた時 |
C.ポチを見た時とおばあさまを見た時 |
D.真っ赤な火が目に映った時と戸だなの中の火を見た時 |
A.おばあさまが料理をするために |
B.ポチが火事を知らせるために |
C.おばあさまが火を消すために |
D.ポチが怪物と戦うために |
A.ポチがいつのまにかそばに来ていること |
B.おばあさまが火事を起こしたこと |
C.離れにお父さんとお母さんがいること |
D.おばあさまが火事を一人で消そうと思っていること |
A.ねむくてたまらない様子 | B.ショックを受けている様子 |
C.感動している様子 | D.おもしろがっている様子 |
A.ポチは鳴き声で火事のことを知らせた | B.ポチはうるさい犬だ |
C.おばあさまが急に唖になった | D.普段ポチは僕のそばに寝ている |
A.らしく | B.みたいで | C.そうな | D.ような |
9 . 日本の住宅は、うさぎ小屋だといわれている。最低居住水準に満たない世帯の七割が賃貸住宅に住んでいるが、公的住宅はいうまでもなく、それにさえ住むことができずに民間アパ一トでうさぎ小屋生活を強いられている(被迫)人は多いのである。
一生真面目に働いても、普通のサラリ一マンが人間らしい住宅に住むことができないのが経済大国日本の姿である。地価や住宅価格の上昇で住宅を手に入れることは年々難しくなってきている。住宅やマンション販売の新聞広告には何億円という数字が踊っているが、つましく(节俭)生きる庶民には、見知らぬ宇宙の出来事のようで( ア )。
「ムジナ(貉)でも家は自分で作る」と豪語した政治家がいたが、個人の努力にも限界がある。親から土地や家を相続した人たちは、うさぎ小屋とは無縁だが、そうではない人たちは家を持つ夢さえ抱かなくなっている。そして、人と人の格差がどんどん拡大しているのだ。
平均的なサラリ一マンは、手取り収入の中から住宅ロ一ンを払い、子ども2人の学資を納め、老後に備えて多少なりとも貯蓄を支払えば、手元にはいくらも残らなくなる。外国に比べて物価は高く、教育費もばかにはならない。だから、収入はあっても豊かさの実感などまるでないのだ。
欧米人に言わせると、東京都心は整備されて美しいが、一歩、既成市街地に入ると、これが経済大国かと不審(怀疑)に思われるほどうさぎ小屋が密集しているのに驚かされるという。公園面積も欧米とは比較にならないほど貧しいし、下水道普及率、街の景観、いずれをとっても立ち遅れている(落后)。やはり、( イ )。
1.「うさぎ小屋」はここではどういう意味か。A.白くて暖かい住宅 | B.賃貸住宅 |
C.公的住宅 | D.狭くて窮屈な住宅 |
A.現実感がある | B.現実感がほしい |
C.現実感に乏しい | D.現実感に富んでいる |
A.お金のない人は、ムジナが自分で作るような家を作ればいい |
B.ムジナが自分で作るような家は誰でもできるから、うさぎ小屋のいやな人は、 まずそういう家を作ればいい |
C.ムジナさえ自分で家が作れるのだから、誰でも将来は簡単に自分の家が持てる ようになる |
D.ムジナさえ自分で家を作るのだから、人間も家がほしかったら自分で努力をし て家を手に入れればいい |
A.教育費もばかばかしい | B.教育費も立派なものである |
C.教育費もかなりかかる | D.教育費も考えるべきである |
A.国の住宅政策、土地政策の失敗がうさぎ小屋の元凶であり、住宅問題と社会資本の整備こそ、21世紀への日本の課題であろう |
B.国の住宅政策、土地政策の失敗がうさぎ小屋の元凶であり、住宅問題さえ解決すれば日本のうさぎ小屋はすべて家賃がいらなくなるだろう |
C.国の住宅政策、土地政策がうまくいったおかげで今のところは、大きな社会問題にはなっていないのであろうが、21世紀はどうなるかわからない |
D.国の住宅政策、土地政策に問題があるとしても、これは個人の問題なのでうさぎ小屋に住むかどうかということは21世紀に向かって個人で考えなければならない |
A.にあたって | B.にそって |
C.から見ると | D.にもかかわらず |