8 . ( ア )今の世の中、不満を抱いて生きている人が山ほどいる。生きていく中で必要なものはすべて整っていても、不満を抱いてしまい、自分は不幸であると考えてしまうのである。だが、ないものを不幸に感じるのではなく、今あるものに感謝をし、幸福を感じることはできないのか。人間は身近にあるもの、身近で自分にもできるものに幸せを感じるべきだ。
人生すべてに感謝すれば、悪い気持ちにはならなく、逆に幸せな気持ちになれる。たとえば、毎日朝食、昼食、夕食が食べられることに、感謝できる。学校で勉強ができて、良い教育が受けられることにも感謝できる。友達と喧嘩して、喧嘩したこと(イによって)得られた教訓に感謝すれば良い。そうしたら、喧嘩した後でも少しは気持ちが安らぐ。
たったの5文字、ありがとう、という言葉が私たちの人生を幸福に満たしてくれる。とてもすばらしいことだと思う。
幸福も、強く願うと( ウ )与えられる。絶対平等に願いは叶えられるようになっているのだ。だが、不満を持ち、不満を言い続けている人たちには決して幸福は訪れない。「私は太っている。あぁ、いやだなー。もっと痩せていたらいいのに」と思っている人と、「私は太っているけれど、絶対痩せることができる。絶対諦めない」と思っている人では、二番目の人のほうがすぐに、簡単に痩せることができる。こういうちょっとした思考の違いで、幸福をもたらすことができるのである。
確かに、今を幸福と見ないで、未来を幸福に見ることもいいかもしれない。だが、「今」というこの時間を幸せに思うことによって、楽しい人生が送れる。「幸福とは、過去でも未来でもなく、今を感謝して幸せに生きることである」というように、本当の幸福は身近なことに( エ )
1.
文中の(ア)に入れるのにもっとも適当なものは次のどれか。A.あれが欲しい、これが欲しい。 |
B.これが欲しい、あれが欲しい。 |
C.これが欲しい、それが欲しい。 |
D.それが欲しい、あれが欲しい。 |
2.
文中の(イ)の「によって」と同じ使い方は次のどれか。A.この資料によって、多くの事実が明らかになりました。 |
B.人によって、考え方は違います。 |
C.話し合いによって、事件を解決しました。 |
D.不注意によって、大けがをしました。 |
3.
私たちの人生を幸せにしてくれるのは次のどれか。A.毎日食事がちゃんとできること |
B.いい友達がたくさんいること |
C.学校でよく勉強ができること |
D.感謝の気持ち |
4.
文中の(ウ)に入れるのにもっとも適当なものは次のどれか。5.
文末表現として(エ)に入れるのにもっとも適当なものは次のどれか。A.感謝するから始まると思う。 |
B.感謝することから始まると思う。 |
C.お詫びすることから始まると思う。 |
D.お詫びしてから始まると思う。 |