3 . 私たちは疲れを取るためによくお風呂に入る。しかし実際には、お風呂に入るとかえって疲労物質が増えてしまうそうだ。お風呂がいいのは、実はその後ぐっすり眠れるからだそうだ。疲労物質を減らすには、目を閉じてじっとしているのが一番いいそうだ。つまり睡眠が一番いいことになる。(ア)昼寝もいい。
毎日睡眠時問が十分に取れればいいが、忙しい人には難しい。では1週問に一度でも十分に寝たら、疲労物質を減らす効果があるのだろうか。寝すぎてかえって疲れたと感じた経験があるだろう。それは疲労物質が減っても疲労感が残っているからだそうだ。疲れすぎて脳が疲労を感じられなくなっているときに十分に寝ると、今まで働きが鈍かった脳が活発に働いて、疲労を感じられるようになるのだ。そして「かえって疲れた」と感じてしまうのだそうだ。
また、「頑張っているね」とか「おかげで助かったよ」とかほめられると疲労感が滅るそうだ。栄養ドリンクやコーとーを飲んだりしても同様の効果がある。甘い物を食べることもいい。うれしい・(イ)などといった気持ちが疲労感を減らす,しかし、疲労物質が減ったために元気になったのではないことを忘れてはならない。
疲労物質を減らすためにいい食べ物もある。鳥の胸肉に疲労物質を減少させる物質が最も多く含まれているそうだ。渡り鳥はその物質を持っているので何千キロも休むことなく飛び続けることができるそうだ。
1.
文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。2.
文中に「寝すぎてかえって疲れたと感じた」とあるが、それはなぜか。A.脳の働きが鈍くなったから |
B.脳が疲労を感じられなくなったから |
C.寝る前にお風呂に入っていないから |
D.疲労物質が減っても疲労感が残っているから |
3.
疲労感を減らすために、すべきことではないのはどれか。A.人をほめること | B.甘い物を食べること |
C.うれしいと感じること | D.栄養ドリンクやコーヒーを飲むこと |
4.
文中の(イ)に入れるのに最も適当なものはどれか。5.
文中の「その物質」の指すものはどれか。A.疲労物質 | B.人を元気にする物質 |
C.疲労物質を減らす物質 | D.疲労物質を増やす物質 |