1 . 最近、天気予報で聞くようになった「ムシッとする」という表現が気になる。蒸し暑いことを言っているのは分かるが、こんな言葉はあっただろうか。
蒸し暑いことは、普通「ムシムシする」と表現する。この「ムシムシ」を短縮したのが「ムシッ」だと考えられる。短縮ということでは、「ドキドキする→ドキッと」「ゴロゴロする→ゴロッと」のように、「擬態語+する」を短縮した「〇〇ッと』は少なくない。短縮によって雰囲気が変わるものもある。「パタバタ倒れる」と「パタッと倒れる」を比べると、「バタバタ」は大勢で「バタッ」は一人だけを示す。
「ソクゾク」と「ゾクッ」、「ジロジロ」と「ジロッ」、「ドキドキ」と「ドキッ」では、短縮することが意味の強調にもなるようだ。( ア )、「ムシッ」は高温多湿の不快感を強調するために短縮されたと考えることもできる。
短縮のほかに、「ムシッと」は副詞的用法でもあり、最近の言葉にありがちな、断定を避けた曖味表現とも言える。湿度や気温など数値の範囲を示すものでもない。どれほど蒸し暑く「ムシッと」するかは、個人の体感で違う。
「ムシッとする」は「ムシムシする」より言いやすく、感覚的な言葉だ。使う人をどんどん増やす強い感染力を持っていると思われる。楽で便利な言葉はあっという間に広がってしまうものだ。
1.文中に「気になる」とあるが、それはなぜか。A.聞き慣れなくて違和感があったから |
B.蒸し暑いことを言うのが分かるから |
C.昔からこんな言葉を使っていたから |
D.意味の強調で短縮された言葉だから |
A.ゾクッ | B.ジロッ | C.ドキッ | D.バタッ |
A.つまり | B.だから | C.しかし | D.そして |
A.不快感を強調するもの | B.数値の範囲を示すもの |
C.断定を避けた曖昧表現 | D.断定を表した曖昧表現 |
A.「ムシッとする」は楽で便利な言葉だ。 |
B.「ムシッとする」は弱い感染力を持つ言葉だ。 |
C.「ムシムシする」は言いやすく、感覚的な言葉だ。 |
D.「ムシムシする」は使う人をどんどん増やす言葉だ。 |
写作要点:
1.谈谈你喜欢的季节并说明理由。
2.简述你在这个季节中印象最深的事情。
写作要求:
1.字数为300~350字。
2.格式正确,书写清楚。
3.使用「です・ます」体。
3 . 人間が一番リラックスして話せるのは、斜め前に相手がいるときであるらしい。精神分析の創始者であるフロイド(弗洛伊徳)の診察室というのを見たことがあるが、患者の椅子は寝椅子であり、フロイドは脇にある小さな椅子に座って、昨日見た夢とか、連想できる事柄などを患者から聞いていたという。患者からは自分の正面の壁や天井が見えるだけで、自分の話を聞いているフロイド先生の顏は見えない。ときどき返事をする声が聞こえてくるだけ。
真正面に立たれると、人は圧迫感を感じて緊張してしまう。相手の顔が見えすぎるのは、あまり話しやすいことではない。(ア)、語学教師は、学生に聞かせたいときには黒板の前の真ん中に立つ。少し楽しくさせたいなら、斜め前とか、教壇を降りて低いところから話すようにする。ひとりひとりに自由に答えさせたいのなら、学生のそばの斜め前ぐらいに立つといい。そういうテクニック(技巧)がある。
したがって、デートのときにいいのは、斜め向かいに座ることである。できれば、お互いの身体の向きが90度から45度くらいになるように座るのがいい。相談事を聞くのもゆっくりと話し合いたいときも、そういう位置関係が、お互いに一番楽なはずである。
1.文中に「フロイドは脇にある小さな椅子に座って」とあるが、それはなぜか。A.相手の顔をよく見るから | B.相手を緊張させないから |
C.相手の声をよく聞くから | D.相手と楽しく話し合うから |
A.学生に集中して聞いてもらいたいときは教師は教室の前の真ん中に立つ。 |
B.学生に自由に話してもらいたいときは教師だけが教室を出て廊下に立つ。 |
C.スピーチを練習する時は紫張させないように、教師は学生の後ろに立つ。 |
D.作文を練習する時は間違いを見つけるために、教師は学生のそばに立つ。 |
A.人はリラックスしすぎるから |
B.人は斜め前ぐらいに立つから |
C.人は45度くらいに座るから |
D.人は圧迫感を感じて緊張するから |
A.例えば | B.それに | C.それでは | D.ただ |
A.相手が見えないところに座ること | B.相手より低い位置に座ること |
C.斜め向かいに座ること | D.真正面に座ること |
4 . 家計簿をつけ始めた田中さんは、無駄な買い物が多いことに気づいた。
スーパーの見切り品コーナーに足を向けては、安いから必要のないものにも手を伸ぱし、食材を使いきれず処分することもしばしばだ。
ほかにも、持参するのを忘れて、外出先でビニール傘やポールペンを買うことも多く、それらを何本も持て余していた。
お金を大切にするということは、どういうことだろう。それは、お金を無駄に使わず、必要な時に生かして使うことだ。
食材や日用品など日々の買い物も、よく吟味して購入したいものだ。そうすれば、それ相当の対価として大切に使えるだろう。
また、地元の商店を利用したり、その土地の農産物を買えば地域経済の活性化に、伝統工芸品を買えば、その伝統文化の発展にも貢献できる。
お金の使い方は、自分自身(ア)、社会にも影響を与える。それを肝に銘じて、お金を大切に使いたいものだ。
1.文中に「しばしば」とあるが、その意味は何か。A.途中で終わってあとが続かない | B.何度も繰り返して行われる |
C.頻度が極めて少ない | D.ただ一回だけある |
A.食材を使いきれずに処分する |
B.いつでも新しい日用品を買う |
C.安いから必要のない物も買う |
D.外出中の必要な物を持参する |
A.日々の買い物をよく吟味して購人すること |
B.日々の買い物の対価を生かさずに使うこと |
C.地域経済と伝統文化の発展に賞献すること |
D.地元の商店を利用して、農産物を買うこと |
A.にとって | B.にかぎり | C.はもちろん | D.というより |
A.地元の伝統文化の発展に貢献すべきだ |
B.見切り品コーナーで安い物を買うべきだ |
C.家計簿をちゃんとつけなければならない。 |
D.お金の使い方の影響を意識してお金を大切に使う。 |
5 . Sさんは、今では二児の母となった娘の誕生日を祝うため、スマートフォンで「誕生日おめでとう」とメッセージを送りました。
しばらくして届いた娘からの返信には、「夜、電話します」と添えられており、その日の夜、娘から電話が来ました。
二人で少し話した後、娘から「娘がおばあちゃんと話したいと言っているから代わるね」と言われて、Sさんは孫娘と電話で話し始めました。
Sさんが「今日はお母さんの誕生日だね。おめでとう」と声をかけると、孫娘は「おばあちゃん、お母さんを産んでくれてありがとう」と言ったのです。
思いがけない言葉に驚きつつも(ア)気持ちになったSさんは、その後も孫と娘との会話を楽しんだのでした。
電話を終えてからSさんは、数年前に他界した母親を思い浮かべました。それから母の遺影に向かって、「お母さん、私も、娘も、孫も、みんな元気です。ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えたのでした。
1.文中の「誕生日」は誰のことを指すか。A.Sさん | B.Sさんの娘 | C.Sさんの孫娘 | D.Sさんのお母さん |
A.Sさんの孫娘がSさんと話したい |
B.Sさんの娘がSさんと話したい |
C.Sさんの孫娘がSさんの娘と話したい |
D.SさんがSさんの孫娘と話したい |
A.くやしい | B.さびしい | C.あたたかい | D.つまらない |
A.数年前お母さんがなくなったから |
B.数年前お母さんと約束したから |
C.お母さんの誕生日を祝いたいから |
D.お母さんに感謝の気持ちを伝えたいから |
A.Sさんの娘には一人の娘しかいない。 |
B.Sさんは誕生日の夜、娘に電話をかけた。 |
C.Sさんは孫娘に思いがけない言薬を言われた。 |
D.Sさんは電話を終えて、元気な母親を思い浮かべた。 |
A.66 | B.88 | C.96 | D.108 |
A.ようにしました | B.ことにしました | C.ようになりました | D.ことになりました |
A.わけではない | B.はずがない | C.べきではない | D.わけがない |
「( )。」
A.いってきます | B.いってらっしゃい | C.いただきます | D.いらっしゃいませ |
「ええ、( )よ。」
A.かまいません | B.だめです | C.すみません | D.よろしく |