1 . 日本では、季節ごとに、感謝の気持ち、お礼の気持ち 51 込めて、 手紙や物を送るという習慣があります。最も盛んにやりとり(互赠,交换)される年賀状は、新年の挨拶状で、その年の干支の絵などが描かれるハガキを年内に書き、元旦に 52 (届く)ように送ります。最近では携帯や、パソコンの普及により、特に若者の間ではメ一ル 53 一年のはじまりの挨拶をする人もいるようです。
夏に贈るのは、暑中見舞いです。暑い時期に 54 (あいて)の健康を気遣って出す挨拶状ですが、近年はビジネス上の儀礼的なものとなっている場合も多いようです。
また、8 月のお盆のころまでに「お中元」、冬になると 1 年の終わりに「お歳暮」という贈り物をします。お中元やお歳暮は普段お世話になっている人に 対する感謝の気持ちを 55(あらわす)ために(为了)送ります。お中元やお歳暮の時期になると、デパ一トには贈り物専用の売り場がつくられ、 56 (多い) 人が売り場に押し寄せます(蜂捫而至)。贈るものとしては、食べたり、 57 (使う)して、後に 58 (のこる)ないものを選ぶのが一般的です。ビールなどのお酒や、デパ一トで買い物ができる商品券、調味料などが人気のようです。挨拶状 59 贈り物 59 人に感謝の気持ちを伝えて、よい人間関係を築くための 60 (大切)習慣です。
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2 . 職業別(按职业分)の平均顔が話題になったことがあった。平均顔とは顔の形状と色を平均化して作り出す顔である。いわゆる平均した顔なのだから、たくさんの顔を集めれば、どの職業でも同じ顔になると考えられていた。(ア)、平均された顔は職業によって、明らかに違っていた。しかも、誰が見ても一目でその職業を当てられるような顔となった。営業マンの平均顔は営業マンらしく、銀行員の平均顔はいかにも銀行員らしい顔をしていたのである。
同じ顔の人が、同じ職業を選ぶということなのだろうか。
顔で職業を選ぶなどとは推測しがたい(难以推測)話である。会社の面接で顔つき(容貌)だけで人を選ぶなどというのも、理解しがたい。一番ありうる予測は、それぞれの顔がそれぞれの職業に合わせて変わっていくということであろう。なぜならば、職業によって求められることは異なるからだ。
銀行員は堅実に、営業マンはにこやかに……自分をその職業に積極的に合わせようとすればするほど、服装や振る舞い、そして表情や顔つきまでもその職業らしいものに変わっていくであろうからだ。
1.文中の「職業別の平均顔」の特徴に合っているものはどれか。A.性別によって違っている。 | B.職業によって違っている。 |
C.どの職業でも同じ顔になる。 | D.男性も女性も同じ顔になる。 |
A.ところが | B.つまり | C.あるいは | D.結局 |
A.営業マンは堅実な顔をしている。 |
B.銀行員はにこやかな顔をしている。 |
C.銀行員は銀行員らしい顔をしている。 |
D.営業マンは銀行員らしい顔をしている。 |
A.同じ顔の人が同じ職業を選んでいるから |
B.職業によって求められることが異なるから |
C.顔で職業を選ぶのは当たり前のことだから |
D.会社の面接で顔つきで人を選んでいるから |
A.自分の職業が好きな人はその職業らしい顔になる。 |
B.同じ顔をしている人が同じ職業を選ぶ傾向がある。 |
C.たくさんの顔を集めれば、どの職業でも同じ顔になる。 |
D.人の顔は職業に合わせて、その職業らしい顔になっていく。 |
「ねえ、ママ、千葉へ行ってきたの。」
うれしそうな声で話しています。きっと何かおもしろいことがあったんだろうと思い、私も「そうだったの?」と言いながら、彼女の次の言葉をわくわくしながら待っています。
「窓から太陽の沈む様子が、この世のものとは思えないほど美しいと評判の旅館があってね。それを見に、友だちと5人ぐらいで出かけた。昼間の間は散歩したり、みんなで楽しく遊んでね、そろそろ時間になったわけ。さあ、時間だ!というので、みんなで窓のそばに座って待っていたの。『ほら、沈むわよ』『うわー、すごい』なんて口々に言いながら、あまりのすばらしさに胸打たれていたのね。その時突然私が言ったのよ。」
「あら、なんて言ったの?」
もうここまでくると、好奇心が湧きました。
「『ここで寝て、明日の朝、また太陽が出るのを見ない?』って。一瞬みんな私の言葉が理解できなくて、その後、後ろに一斉に引っくり返った(翻倒)のよ。」
私には、なぜみんなが引っくり返ったのかが理解できません。
「あら、どうしてそれがおかしいの?」
(中略)
「(ア)ママもそうなんだ。太陽が沈んだ場所で、太陽が昇るのを待ってもダメなのよ。ね、わかった?」
「あっ、そうだわ。(イ)ものね。」
ようやく私も納得しました。
1.文中に「千葉へ行ってきたの」とあるが、千葉へ行ってきたのは誰か。A.徹子 | B.筆者 | C.徹子の友だち | D.筆者の友だち |
A.窓 | B.旅館 | C.太陽の昇る様子 | D.太陽の沈む様子 |
A.「ほら、沈むわよ」 | B.「うわー、すごい」 |
C.「あら、なんて言ったの?」 | D.「ここで寝て、明日の朝、また太陽が出るのを見ない?」 |
A.でも | B.確かに | C.やっぱり | D.もちろん |
A.太陽は西から昇って東に沈む |
B.太陽は東から昇って西に沈む |
C.太陽が沈んだ場所で太陽が昇るのを見ても美しくない |
D.太陽が昇るときより、太陽が沈むときのほうが美しい |
4 . 自宅から徒歩で10分 1 の所にリンゴ畑がある。周りは住宅地で 2 広くないが、春には 3 花が咲き、秋には赤く色づいた実がなる風景を長年楽しんできた。畑は道路 4 低い位置にあり、8月上旬の大雨で冠水被害に遭った。泥水をかぶった実や枝は痛々しく、何度か畑の前 5 通ったが、復旧が進んだ様子はなかった。このまま栽培をやめてしまうのかと 6 いたが、先日久しぶりに畑を見たら、木々の泥が 7 きれいになっていた。小さいままの実が幾つか残っている中で、生産者を励ますかのように季節外れのリンゴの花が咲いていた。
冠水被害から2カ月近くたち、関係自治体は復旧の費用を補助するなどの支援策を 8 園地での清掃ポランティアや寄付などで生産者を支える動きも広がっている。一方で心配なのは、生産者が復旧作業に追われる 9 心身に疲れがたまったり、先が見通せず(看不到未来)意欲が衰えたりすることだ。体調や精神面での10 も、より手厚く(优厚的)なることを願う。
1.( )A.ほど | B.だけ | C.ずつ | D.こそ |
A.そういう | B.それほど | C.そんなに | D.そんな |
A.きれいな | B.きれいに | C.きれいの | D.きれいで |
A.まで | B.から | C.より | D.ほど |
A.に | B.を | C.で | D.と |
A.気になって | B.気に入って | C.気が付いて | D.気に障って |
A.落とされて | B.落として | C.落とせて | D.落ちさせて |
A.打ち勝った | B.打ち出した | C.打ち上げた | D.打ち明けた |
A.もので | B.はずで | C.ことで | D.もとで |
A.レポート | B.サポート | C.サッカー | D.ポスター |
5 . 若い頃から、幼稚園の先生か保育園の保育士になりたいと思っていました。(ア)ことを友人との雑談の中で話したところ、「私の知人で幼稚園の園長さんがいるので、一度会って話を聞いてみないか」と誘われました。
友人に「えー、私66歳やで。若くないで」と言いましたが、勧められて面接をしました。採用は無理だと思っていたところ、いいお話をいただきました。
これまでの勤務経験は、金融機関や病院、福祉施設などです。悩みに悩みました。でも、一生は一度きり。やらずに後悔するよりも、やって後悔するほうがいい。そう思い、7年働いてきた福祉施設を12月末で退職し、1月からこの幼稚園で働くことにしました。
どこまで頑張れるかは分かりませんが、新しい出会いにワクワクドキドキしている私がいます。このご縁を大切に、たくさんの子どもたちの成長に関わっていけることを楽しみにしています。
1.(ア)に入れるのに最も適切なのはどれか。こA.あれ | B.あの | C.それ | D.その |
A.筆者 | B.筆者の友達 | C.幼稚園の先生 | D.保育士 |
A.採用は無理だけど、幼稚園で見学するチャンスをもらった。 |
B.幼稚園で働くチャンスをもらった。 |
C.幼稚園の園長さんに話を聞いてみるチャンスをもらった。 |
D.幼稚園の面接を受けるチャンスをもらった。 |
A.幼稚園の園長さんとの会談のこと |
B.幼稚園の園長さんを紹介してくれる人との仲のこと |
C.幼稚園で働き、そこでの新しい出会いのこと |
D.幼稚園の面接を受ける機会のこと |
A.「私」は12年も働いてきた福祉施設を退職した。 |
B.「私」は子供たちとともに成長するのを期待している。 |
C.「私」は12月から1ヶ月以上幼稚園で働いている。 |
D.「私」は以前幼稚園で働いた経験を生かそうと思っている。 |
6 . 若者が結婚に積極的でなくなったと言われていますが、出会う機会が減ったせいもあります。確かに昔は恋人がいない場合は親戚のおじさんやおばさん、会社の上司などから見合い話が持ち込まれることがたびたびありました。現在は人と人との結びつきが弱くなったためにそういう人が減っています。
代わりに登場したのが結婚紹介所です。出会いの場を設ける様々な工夫が採り入れられています。ただ飲んだり食べたりするだけのパーティーだけでなく、一緒にゴルフをしたり、料理を作ったり、様々な楽しみが用意されています。
中でも最近犬あるいは猫がいる喫茶店での婚活が注目されています。元々、犬・猫が好きな人同士が集まりますから共通の話題もあります。また会話が中断しても目の前にいる犬や猫と遊べばいい。
(ア)、気まずい(尴尬)思いをすることもありません。普通の婚活より緊張しないですむし、話がまとまらなくても、犬や猫と遊べて楽しいので参加者は満足しているそうです。
1.文中の「そういう人」の指すものはどれか。A.結婚に積極的でなくなった人 |
B.結婚相手を探している人 |
C.結婚相手を紹介してもらえる人 |
D.人間関係に弱い人 |
A.親戚の人や会社の上司などから見合い話が持ち込まれる。 |
B.素敵な結婚相手を紹介してくれるが、お見合いの場所は自分で探す。 |
C.飲んだり食べたりするだけでなくいろいろな活動も楽しめる。 |
D.犬あるいは猫を連れて行ってもかまわない。 |
A.犬か猫を連れて行って婚活をすれば、緊張することはほとんどない。 |
B.犬か猫のいる喫茶店で婚活をすれば、緊張することはほとんどない。 |
C.犬か猫と遊ぶために、婚活をする人がいつも喫茶店を選ぶ。 |
D.犬や猫が好きな人同士と知り合って、婚活の成功率が高くなる。 |
A.だから | B.ただし |
C.ところで | D.それとも |
A.会話が止まっても気まずくならないから |
B.犬や猫がかわいいから |
C.犬や猫と遊ぶとリラックスできるから |
D.婚活の相手が犬や猫が好きな人だから |
7 . たばこの煙が原因でたばこを吸っていない人も病気になることがあります。東京都調布市と大分県では、ある取り組み(措施)を始めました。
東京都調布市では、住んでいる人や市に来た人たちの健康のため、公園や駅の前、学校の近くでたばこを吸ってはいけないことにしました。
(ア)のために、禁煙のレストランや喫茶店などを紹介する本も作りました。この本では、市にある70ぐらいの店を日本語と英語で紹介しています。
(イ)、大分県では、コンビニの前にたばこの灰皿を置くことをやめる実験を始めました。灰皿が置かれているのは入り口付近で、子供がたばこの煙を吸ってしまうことがあるからです。
この実験を始めたのは、大分県の灰皿が置いてあるコンビニのうち、半分の253店舗です。10月の終わりまで実験をしたあと、これからも灰皿を置かないほうがいいかどうか、店で働いている人や客にアンケートを取り、意見を聞きます。
大分県の担当者は「みんなが安心してコンビニを利用できるように、実験のあとも灰皿を置かない店が増えてほしい」と話しています。
県とコンビニが協力してこのような取り組みをすることは、全国で初めてだそうです。これからもっと広がっていけば、たばこの煙が少ない綺麗な町になり、今よりも健康的に生活ができるようになるでしょう。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.たばこを吸いたい人 |
B.たばこの煙を吸いたくない人 |
C.たばこを買いたくない人 |
D.たばこの煙を気にしない人 |
A.評判のいい店 |
B.たばこの販売を取り扱っていない店 |
C.禁煙のレストランや喫茶店 |
D.英語が通じる店 |
A.しかし | B.そして |
C.また | D.だから |
A.コンビニの前の灰皿を撤去する実験 |
B.コンビニの前の灰皿をほかの場所に移動する実験 |
C.コンビニの入りロ付近で灰皿を置く実験 |
D.子供をコンビニの灰皿から遠ざけさせる実験 |
A.若い人の喫煙問題 |
B.禁煙のレストラン |
C.たばこの煙が少ない町へ |
D.健康的な生活 |
A.つもり | B.おかげ | C.おそれ | D.わけ |
A.行ってもかまいません |
B.行ってはいけません |
C.行きません |
D.行けません |
A.までは | B.こそ | C.だけに | D.でさえ |