1 . 2023年4月、熊本県にある高校にめずらしい学科ができました。それは、マンガ学科です。絵やデザインなど、漫画を描くために必要なことを勉強することができます。先生は、51. (有名)プロの漫画家や、漫画の本を作っている会社の人です。授業52. は、最新のパソコンやタブレットを使うことができるそうです。今年、この学科に40人の生徒が入りました。いつかマンガ学科の卒業生が53. (描く)漫画が、日本やほかの国の本屋に54. (なら)ぶかもしれません。
また、2024年には和歌山県にある高校に、宇宙専門のコースができます。技術者や宇宙飛行士などに55. (なる)たい人のため56. コースです。国語や数学などの勉強だけでなく、宇宙についての勉強もします。授業は、宇宙の研究を57. (する)専門家が教えます。いつか宇宙専門のコースの卒業生が宇宙船58. 乗って、月へ行くかもしれません。漫画や宇宙の勉強をすることができるのは、日本の公立高校では59. (初める)です。これからもっといろいろな学科が60. (選)べるようになるといいなと思います。
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2 . 外国人に「日本料理で何が好きか」とたずねると、すしやてんぷらばかりでなく、「ラーメン」という41( )が意外に多いです。ラーメンは中国のめん料理を起源にしていると言われますが、外国人42( )ラーメンは日本料理にほかならないのです。
昔のラーメンは気軽に空腹を満たす43( )にすぎなかったかもしれませんが、今ではラーメンは立派な料理です。ラーメンはめんやスープの作り方に工夫ができる44( )、めんにのせる具にもバリエーションがつけやすいのです。そのため、ラーメン45( )、最近はイタリア料理のトマトソースを使ったもの、サラダ感覚で食べられるもの、スープのないものなど、様々なものがあります。ラーメンはしょうゆに46( )と言う人も、一度食べてみる価値があるのではないでしょうか。
先日インターネットで47( )になっているラーメン店に行ってみました。人気店だけあって、すごい行列でした。2時間48( )が、さすがにそのラーメンはスープにしろ、具にしろ、その店の独自の工夫がされていて、今までにない49( )ものでした。日本料理の新ジャンルとしてのラーメンがこれからどんな進化をし50( )のか、楽しみです。
1.( )A.選び | B.答え | C.感じ | D.思い |
A.にとって | B.に対して | C.について | D.によって |
A.こと | B.はず | C.つもり | D.もの |
A.上が | B.上に | C.上を | D.上で |
A.というより | B.どころか | C.としたら | D.といっても |
A.対する | B.関する | C.限る | D.おける |
A.景色 | B.話題 | C.新聞 | D.世話 |
A.待てました | B.待たれました |
C.待たされました | D.待たせました |
A.等しい | B.寂しい | C.楽しい | D.新しい |
A.ていく | B.てくる | C.ている | D.てある |
3 . 集めたわけでもないのに、私の家には時計がたくさんある。買った時計はたった一つで、壁にかけてあるアナログ型(指针式)の時計だけである。数字も大きくて見やすいし、遅れたり止まったりすることもあまりないし、音も静かなので、私も妻も大変(ア)。
あとのものは、自分から集めようと思って買い集めたのではない。ビデオや電子レンジや全自動洗濯機などに付いていて、一秒一秒数字を変えていく、あのデジタル型のものである。これが大変落ち着かない。見ているだけでせきたてられるようだ。妻はパンを焼く時でさえ、「30秒待って」とか「あと15秒」などという。パンが焼けたかどうかを判断するのに自分の目よりも、時計の方を大切にしているようだ。私の方はテレビを見ていても、目がすぐデジタルの数字へ行ってしまう。「7:58」が「7:59」に変わるのを見ると、「あっ、あと60秒で8時か」と思ったりする。昔は、一分一秒などという短い時間は問題にしなかったものである。(イ)最近ではどうでもいいようなことにまで、時間を気にしすぎているように思う。
先日、事故でマンションの電気が5分止まった。たった5分だけだったのに、そのあとが大変だった。電気がついたとき、正確に動いていたのは壁掛け時計と私の腕時計だけであった。私と妻は家中の時計を合わせるのにとても苦労した。時間を大切に使うための時計なのに、かえって時計に時間をとられてしまった。これでは何のために時計があるのか、分からない。このように時計に影響される生活はいつごろ始まったのだろうか。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.気がついている | B.気になっている | C.気をつけている | D.気に入っている |
A.時計に時間をとられてしまったから |
B.何もしていないのに時間が過ぎてしまうから |
C.刻々と変わる数字の変化にせきたてられるような気持ちになるから |
D.自分の感覚よりも時計のほうをもっと信じるようになっているから |
A.すると | B.つまり | C.ところが | D.結局 |
A.電気をつけること | B.時計を合わせること |
C.時間を大切に使うこと | D.時計を買い集めること |
A.デジタル型の時計には、いらいらさせられる。 |
B.この人の家の時計は、みんな人からもらったものである。 |
C.昔は、一分一秒とせきたてられるような生活を送っていた。 |
D.奥さんは、料理をするとき、時計よりも自分の感覚の方を大切にしている。 |
4 . ヒトの進化の歴史にとって最も重要な道具の一つに石器がある。石器の作り方は誰かがどこかで思いついたもののはずだ。しかし、その発明の(ア)がなければ、皆が石器を使えるようにはならない。
例えば、石ころ(小石头)からナイフを作らなければならないとすると、作り方を知っている人は、知らない人に、どのような角度でどう石を削ればナイフになるかを伝えなければならない。それは言葉があれば可能だと思う人がいるかもしれない。しかし、本当の技術とは、言葉で表すことができない。それは感覚でしかないからだ。
学ぶ側はまだシンプルだ。先生の体の動きを注意深く観察すればいい。(中略)より複雑なのは教える側だ。何かを積極的に教えようとすると、教わる側から見て、自分がどのように見られているかを意識しなければならない。伝わりにくいと思われる個所にくれば、動きを強調したり、速度を遅くしたりして感覚を伝える努力をする。それをうまくやるには、他者の感覚に敏感であるのみならず、その他者から見て、自分がどのように見えているかが分かっていなければならない。(中略)
仮にチンパンジーであれば、たとえよい生徒になれたとしても、決してよい先生にはなれない。チンパンジーは積極的に教えるということをしない。他者に見られながら自分を見せるという双方向の伝達が存在しないからだ。この「教える/教わる」という奇跡的な能力こそ、個人が思いついた発明を、社会的な財産へとつなげるヒトの特有の能力なのである。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.伝達 | B.技術 | C.感覚 | D.言葉 |
A.適当な石ころを探すこと | B.石を適当な角度で削ること |
C.ナイフの作り方を伝えること | D.石ころからナイフを作ること |
A.結局国には帰らなかった。 |
B.その電車に乗るには予約が必要だ。 |
C.この問題は難しすぎて私には分からない。 |
D.行くには行くが、彼に会えるかどうかは分からない。 |
A.本当の技術は言葉で表すことができないから |
B.体の動きを注意深く観察することができないから |
C.まねができても、言葉で伝えることができないから |
D.自分の見え方を意識しながら伝えることができないから |
A.技術と感覚 | B.言葉と体の動き | C.作る側と使う側 | D.教える側と教わる側 |
5 . 親が子供をしつける時に、いちばん(ア)のが、「友達も持っているから」という子供の抗弁である。例えば、親が「中学生が携帯電話を持つのは贅沢だ」とか「まだ早い」とか言うと、子供は「友達はみんな持っている」と言う。そう言われると、親は何も言えなくなってしまう。こうして「我が家の決まり」や「我が家の価値観」が崩されていく。このごろでは、「他人は他人、うちはうち」と言える親が少なくなった。そして、「流行っている、新しいものほどよい」という価値観が幅を利かせている。
そういう風潮が強まり、「新しい流行」が若者の最大の価値基準になっている限り、親の権威はなくなり、家庭内秩序も生活規律も守られなくなる。「若者文化」への迎合は家族を破壊させる方向に働く。この風潮の背後には、大量消費を煽る現代資本主義の本質が大きく影響している。大量消費によって成り立つ現代企業は、新しい物を次々に売り出し(推出)、さまざまなコマーシャルによって消費を煽るから、人々は新しい流行を追って(イ)する。古いものには価値がないと思いこまされるのである。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.頭を下げる | B.頭を垂れる | C.頭を悩ます | D.頭を冷やす |
A.寂しい | B.恥ずかしい | C.仕方ない | D.落ち着かない |
A.若者中心の世の中になっているから |
B.日本人は大勢に迎合する傾向があるから |
C.戦後、個人主義が主流となり、親の権威が崩壊したから |
D.現代資本主義の宣伝によって「新しいものほどよい」と思わされているから |
A.大量消費を煽ること |
B.「若者文化」を迎合すること |
C.新しい物を次々に生産すること |
D.家庭内秩序や生活規律を破壊させること |
A.五里霧中 | B.右往左往 | C.疑心暗鬼 | D.支離滅裂 |
6 . 假如你代表全班前往医院看望生病的田中老师。请以“田中先生へのお見舞い”为题,写一篇短文。
写作要点:1.你代表全班同学去看望老师,向同学们转达老师身体康复情况。
2.将同学们的祝福转达给老师,和同学介绍老师何时可以返校复课。
3.转达老师对同学们的牵挂以及祝愿老师早日康复。
写作要求:
1.字数为280—320字。
2.格式正确,书写清楚。
3.使用“です”“ます”体。
7 . 假如你是李华,你临时接到学校通知,你将乘坐今天10点的飞机代表学校去北京参加交流活动。请你用日语给妈妈留一张便条。
写作要点:1.写便条的原因。
2.妈妈交代家务已经完毕。
3.交流会结束后,你会顺便在北京旅游一下,大概4天后返家。请妈妈放心。
写作要求:
1.字数 80—120 字。
2.格式正确,书写清楚。
3.使用“です”“ます”体。
8 . S会社は、成人式を迎える若者 1 対象に、「時」に関するアンケート調査をした。大切な人に「一秒の言葉」を伝えると 2 (する)、誰に伝えたいかという質問に対して、男女とも「母」が一位に。最も伝えたい言葉は、「ありがとう」 3 60%を占めた。普段なかなか 4 (素直)に言えない新成人の本当の気持ちが分かる。また自分が言われたい「一秒の言葉」があるとしたら、誰に 5 (言う)たいかとの質問には、「恋人」が一位で41.5%、言われたい言葉は「好きです」が一位、続いて「友達」に「ありがとう」が2位となった。
また、あなたにとって最も価値のある一秒は、だれと一緒にいる時 6 と聞いたところ、一位は「一人でいる時間」、2位には「家族といる時間」が入った。誰にも 7 (しば)られず、自由な時間が大切だと思う一方、家族と過ごす時間も安心できると読み取れる。
続いて、大人になって、必要な「品物」は何と思うかという質問には、「時計」と答えた人は最も 8 (多い)。「時間を 9 (大切)したい」「携帯電話で時間を見るのはマナー違反」などの理由が挙げられた。
自分が総理大臣だったら、何に最も力を入れるかと聞いたところ、「景気・金融」が一位で、その次は「教育」「医療・福祉」「環境」「少子化」と続く。ニュースで話題になる問題への関心度が高く、将来への不安も読み取れる 10 (結果)になった。
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9 . 先日、富士山に遊びに行った。観光シーズンじゃなかった 1 、道路も 2 いて、気持ちがよかった。五合目 3 一気に登ると、雲はすでに足の下にある。 4 頂上が近い。友人と何枚も写真をとったあと、河口湖へと向かう。湖面に映る富士の姿を見ていると、何とも 5 、心がいっぱいになる。昔の人も、こんなに美しい形を 6 山を見て、きっと心が洗われたように感じた 7 。
シーズンになると多くの観光客がここを 8 が、自然は美しく保ってほしいと思う。自然が自ら 9 姿を変えていくことはどうしようもないが、少なくともわたしたちが、自分たちの都合で 10 にその姿を変えるようなことはしたくない。
1.( )A.ために | B.ためか | C.せいで | D.せいか |
A.すいて | B.あいて | C.静かに | D.こんで |
A.さえ | B.では | C.まで | D.なら |
A.思ったのほうが | B.登ったよりも | C.見ていた | D.思っていたよりも |
A.せず | B.言えず | C.あって | D.変えて |
A.した | B.する | C.見る | D.映る |
A.でしょう | B.に決まっていた | C.に違いない | D.かまわない |
A.思う | B.訪ねる | C.案内する | D.戻る |
A.あの | B.この | C.その | D.こんな |
A.迷惑 | B.乱暴 | C.素直 | D.勝手 |
10 . 私達は14年前の大晦日の夜、親子3人で1人前のかけそばを注文したことです。① 時、一杯のかけそばに励まされ、3人手を取り合って生き抜くことが出来ました。その後、母の実家がある滋賀県へ越しました。私は今年、医師の国家試験に合格しまして、京都の大学病院に小児科医師として勤めておりますが、年明け4月より札幌の総合病院で勤務することになりました。その病院への挨拶と父のお墓への報告を兼ね、おそば屋さんにはなりませんでしたが、京都の銀行に勤める弟と相談をしまして、今までの人生の中で最高の贅沢を計画しました。それは大晦日に母と3人で札幌の北海亭さんを訪ね、3人前のかけそばを頼むことでした。
うなずきながら聞いていた女将と主人の目からどっと涙があふれ出ます。入口に近いテーブルに陣取っていた八百屋の大将がそばを口に含んだまま聞いていたが、そのままゴクッと飲み込んで立ち上がり、「おいおい、女将さん。何してんだよお。10年間この日のために用意して待ちに待った『大晦日10時過ぎの予約席』じゃないか。ご案内だよ。ご案内」八百屋に肩をぽんと叩かれ、気を取り直した女将は、
「ようこそ、さあ、どうぞ。おまえさん、2番テープルかけ3丁!」
仏帳面を涙でぬらした主人、「あいよっ!かけ3丁!」
期せずして上がる歓声と拍手の店の外では、先程までちらついた雪もやみ、新雪にはね返った窓明かりが照らしだす『北海亭』と書かれた暖簾を、ほんの一足早く吹く睦月の風が揺らしていた。
1.文中の① に入れるのに最も適当なものはどれかA.その | B.この | C.あの | D.どの |
A.おそば屋さんにはなること |
B.大晦日に札幌の北海亭さんを訪ね、母と3人前のかけそばを頼むこと |
C.京都の大学病院に小児科医師になること |
D.札幌の総合病院で勤務すること |
A.10年間を経って待っている大晦日10時過ぎの予約のこと |
B.八百屋の大将とかけそばそばを用意したこと |
C.女将と主人にごちそうすること |
D.女将は八百屋の大将に肩をぽんと叩かれたこと |
A.変 | B.乱暴 | C.素直 | D.やさしい |
A.何年前の大晦日の夜、親子3人で1人前のかけそばを注文できなかった。 |
B.筆者はいま京都の銀行に勤めているそうだ。 |
C.札幌の『北海亭』という店は暖かいところだ。 |
D.八百屋の大将がそばを口に含んだまま案内してくれた。 |