1 . 中国では、滴滴の利用者は430都市・5億5000万人にまで広がっているのだ。一般のドライバーが自分の車に乗客を乗せる仕組みを「ライドシャア」と言う。ライドシャアがここまで広がった最大の理由は「タクシーがつかまらない」というストレスを解消したことだろう。ただ、滴滴のサービスを実際に使ってみると、さらに多くの理由がわかってくる。まずアプリ(APP)をタッチすると、乗車場所と目的地を入力するようになっている。また、好きな車両を選択できる。呼び出しをクリックすると近くの車と瞬時にマッチング(匹配)できる。「到着まで3分」といった待ち時間が表示される。
料金支払いの工夫も細かい。乗る前にアプリ上に基本料金や距離料金まで掲載される。そして降車時に支払い行為がない。降りたあとにアプリに支払い金額が通知され、承認すれば決済完了。
(ア)、料金も安い。中国の都市部の物価は、日本とそう変わらないレベルになってきたが、北京の中心部から空港までの35キロで124元(日本円で2000円程度)。交通状況は違うが、東京でこの距離を移動すると1万円は超える。また、乗り心地がよかったかどうかをアプリから評価できる仕組み(机制)がある。この評価は滴滴にすぐに届く。
1.文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれか。A.それで | B.それに | C.しかし | D.だが |
A.料金がやすい。 | B.アプリのサービスがいい。 |
C.「タクシーがつかまらない」ストレスの解消。 | D.支払いの工夫が細かい。 |
A.乗る前に料金が分かる。 |
B.車を降りるとき、払わなくていい。 |
C.待ち時間が表示される。 |
D.車を降りた後に、アプリを通じて支払う。 |
A.滴滴のサービスはいいから、日本にも導入された。 |
B.滴滴がいろいろな良さがあって、利用者がとても多い。 |
C.北京の中心部の物価が日本よりずっと安い。 |
D.タクシーに乗って、運転手に乗車場所と目的地を教えなければなりません。 |
A.滴滴の仕組み | B.滴滴の歴史 |
C.中国の滴滴と日本のタクシー | D.滴滴の魅力 |
2 . 多くの人が数学の才能があるかないかと言うことを学生時代の数学のテストの点数で論じているのだ。しかし、小学校の算数から始まって、大学までの数学を理解するのに、才能も何も関係ない。それを理解する能力は、日常生活をきちんと遅れる能力とあまり変わらない。そう私は思っている。「数学の才能」と呼ぶのにふさわしい能力の持ち主は、歴史に名前を残しているような大数学者のことを言うのであって、百年に1人いるかいないかだというのが私の考えなのだ。
では「大学程度までの数学を理解する能力」、すなわち「日常生活をきちんと送れる能力」とは、どんな能力だろうか?大体次の四つのことができる能力と考えればいいだろう。それができれば、後は努力によるものである。
その四つとは、「辞書を引くことができる」、「自分のかばんを自分のロッカーに入れられる」、「料理を作れる」、「地図を描ける」である。なぜ、これらの能力があれば大学までの数学は理解できると言えるのか。
例えば、「英語の辞書が引ける」ということは、アルファベット(英文字母)26文字の順序関係を理解できることだ。「自分のロッカーが使える」ということは、すなわち、「一対一」対応の考え方を理解できるということだ。「料理を作れる」ことは、ものを観察し、予測する力があることを意味し、「地図を描ける」ことは、線や記号を使って実際の空間を平面にする能力、すなわち、抽象化する能力を意味しているのだ。
だから、これらの四つの能力があるのに、数学ができないという人は、数学を理解する能力がないということではなくて、単に努力をせず、怠けていただけだと思うのだ。
1.文中の「それ」の指すのはどれか。A.テスト | B.才能 | C.数学 | D.日常生活 |
A.大学の数学を理解する才能 |
B.線や記号で空間を平面にする才能 |
C.日常生活をきちんと遅れる才能 |
D.大数学者が持つ特別な才能 |
A.歴史的に有名な数学者がたくさんいること |
B.数学才能のある人の数が分からないこと |
C.数学才能のある人はめったにいないこと |
D.数学能力の持ち主は歴史に名前を残したこと |
A.抽象化することができない人 |
B.まじめに勉強し頑張った人 |
C.努力せず怠けていた人 |
D.対応の考え方を理解できない人 |
A.数学を理解するには、日常生活を送れる能力があれば十分だから、努力によっては大数学者になれる。 |
B.数学の能力は、学校の数学を理解する能力とは関係がないのだから、日常生活を送れる能力とも関係がない。 |
C.日常生活を送れる能力がなければ、数学は理解できないから、学校ではその基本能力を学ばせるべきだ。 |
D.大学までの数学を理解するには、日常生活を送れる能力があれば十分で、後は本人の努力によるものだ。 |
3 . 日本には47の都道府県があります。その中で、京都や北海道は日本人にも外国人にも人気があって、たくさんの観光客が来ています。
( ア )、佐賀県はどうでしょうか。この文章を読むほとんどの人が、「佐賀県?初めて聞いた」と言うかもしれません。日本人に閉いても、「佐賀県ってどこ?」「忘れていた」と言う人がいます。ある調査では、佐賀県は①「一生、行かないと思う都道府県」の第1位に選ばれてしまいました。
佐賀県には「吉野ケ里跡」や「有田焼」など、日本人なら誰でも知っているものが少なくありません。しかし、それが佐賀県のものだと知っている人は多くありません。佐県の人たちは「これではいけないと考えて、牧場では牛乳を無料で飲み放題、みかん園では1キロのお土産がついて1,000円で食べ放題(在指定时间内随便吃)など、観光客にいろいろなサービスを始めました。
佐賀県では、②このほかにもいろいろなサーピスを考えて頑張っています。それはたくさんの人に佐賀へ来て、そのいいところを知ってもらいたいからです。
日本には、それぞれの都道府県に、そこにしかないものがあります。でも、それは③そこへ行かなければ本当のよさ、すばらしさがわからないものもあります。ですから、みなさんも観光客が多いところだけでなく、ぜひいろいろなところへ行って、いろいろな日本を知ってください。
つぎの旅行は、どうぞ不人気県へ。
1.文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれですか。A.だから | B.それなら | C.もちろん | D.けれども |
A.最も人気の高い都道府県 | B.最も人気のない都道府県 |
C.最も交通の便利な都道府県 | D.最も交通の不便な都道府県 |
A.牧場の牛乳をたくさんの人に飲んでもらいたいから |
B.みかん園のみかんをたくさんの人に食べてもらいたいから |
C.たくさんの人に佐賀へ来てそのよさを知ってもらいたいから |
D.佐賀県のものを日本人なら誰でも知っているものにしたいから |
A.佐賀県 | B.京都府 | C.北海道 | D.それぞれの都道府県 |
A.人気のない都道府県へも旅行に行ってほしい |
B.人気のない都道府県のお土産を買ってほしい。 |
C.佐賀県のような不人気県はまだたくさんある。 |
D.佐賀県は人気を高めるために、頑張っている。 |
4 . 火災による死者は1月から3月にかけて増える傾向にある。16年の消防庁の統計では最少の8月の51人に対し、1~3月はいずれも180人台だった。住宅火災で死者が出たケースで、ストーブは、たばこに次ぐ出火原因を占めている。電気ストーブなら安全と思いがちだが、近くに置いたタオルや洗濯物が過熱して燃え出すケースは少なくない。ストーブ火災で亡くなった人の半分は、電気ストーブを使っていた。
まず心がけるべきは、燃えやすいものを遠ざけるなどして、一人ひとりが火を出さないようにすることだ。それでも火事になってしまった場合に備えて、社会全体で初期対応策を充実・強化させる必要がある。
地域でできるだけ早く火事に気づき、初期消火や避難を手助けする-。おととしの年末に大火に見舞われた新潟県糸魚川市では、消防庁がそのための新たな試みを進めている。
雁木(がんぎ)でつながる数軒の木造家屋に「連動型火災警報器」をそれぞれ設置し、(ア)一つが火災を感知すると、隣り合う住宅や飲食店、さらに屋外の警報器も鳴るようにした。
11年にすべての住宅で火災警報器の設置が義務化され、住宅火災の死者はゆるやかに減る傾向にある。設置率は8割になるが、電池切れや故障で作動しないケースもあるという。機器をこまめに点検する。不燃性のカーテンにする。過熱防止装置つきのコンロに切りかえる-。わが家は、そしてふるさとの家は大丈夫か。寒さを機に、改めて見直してみよう。
朝日新聞社説「社説 寒さと火事 早く知る、早く消す」より
1.文中に「住宅火災で死者が出たケースで」とあるが、その一番の原因は何か。A.ストーブ | B.電気ストープ | C.コンロ | D.たばこ |
A.ストーブも電気ストーブも安全だ |
B.ストーブは安全だが、電気ストープは安全ではない |
C.ストーブは安全ではないが、電気ストーブは安全だ |
D.ストーブも電気ストープも危ない |
A.火災をもたらしやすいものや環境からなるべく距離を置くこと |
B.ストーブを使わないこと |
C.住宅で火災警報器を設置すること |
D.機器をこまめに点検すること |
A.「連動型火災警報器」の設置 | B.不燃性のカーテンの使用 |
C.機器の点検 | D.過熱防止装置つきコンロの切りかえ |
A.これが | B.それが | C.どれか | D.どれが |
5 . 私たちは、昔から、植物の香りを楽しんできた。( ア )、葱や紫蘇など香りの強い葉を、料理の薬味(佐料)として使う。お菓子の香り漬けや、香水の原料として、植物を使ってきた。
植物の香りは、いくつかの「香りの成分」が集まってできているが、これらの成分の中には、様々な効果を持つものがある。日本でよく見られる楠の香りの主な成分には、虫を近づけさせない効果があることから、①この木はタンス(柜子)などの家具の材料として使われてきた。また、刺身につけるワサビのツーン(窜鼻子)とした香りの成分には、カビ(霉)や菌が増えるのを抑える効果があるのである。②このように、私たちは、香りの成分が持つ様々な効果を生活の中で便利に利用してきたのである。
1.( ア )に何を入れますか。A.しかし | B.例えば | C.だから | D.というのは |
A.カビが生えないから |
B.虫を防ぐことができるから |
C.楠の木が丈夫で、家具の材料に向いているから |
D.楠は香りがいいから |
A.香りの効果によって適したものに使う | B.料理の薬味に使う |
C.香水の原料に使う | D.タンスなど家具の材料に使う |
A.刺身につけるワサビの香りには、虫を寄せ付けない働きがある |
B.葱や紫蘇など香りの強い葉は、香水の原料として、使われてきた |
C.働きが様々ある香りは、日常生活でよく利用されてきた。 |
D.香りには眠気を覚ます働きがある |
A.香りの不思議な働き | B.香りと料理の関係 |
C.植物の香りと香水の関係 | D.家具の材料として使われる香り |
6 . 私は夏休みに日本人の友だちといっしょに友だちの田舎へ行きました。行くときは電車で行ったので、12時間もかかりました。
友だちの家族はみんな親切でした。お父さんは車できれいな湖につれて行ってくれました。湖には、魚を釣っている人や船に乗っている人がいました。ても、泳いでいる人はいませんでした。友だちが船に乗ろうと言ったので、船に乗りました。
お母さんが作ってくれた日本の料理はとてもおいしかったです。お母さんに「日本の料理は色もお皿もとてもきれいですね。私はお皿が買いたいです」というと、お母さんがお店につれて行ってくれました。そこで、白くてまるいおさらを3枚買いました。このお店では、自分でもお皿やお茶わんを作れると聞いたので、私もひとつ作りました。お皿を作るのは難しいので、小さいお茶わんを作りました。
帰りはひとりで飛行機に乗って帰ってきました。夏休みに友だちの田舎に行くことができて、ほんとうによかったです。
注:①まるい:圆的
1.夏休みに何をしましたか。A.友だちをつれて国へ帰りました。 |
B.友だちといっしょに飛行機で旅行しました。 |
C.友だちの田舎で日本の料理を作りました。 |
D.友だちの田舎へ電車に乗ってあそびに行きました。 |
A.泳いだり、船に乗ったりしました。 |
B.船に乗りましたが、泳ぎませんでした。 |
C.魚を釣りましたが、船に乗りませんでした。 |
D.魚を釣ったり、船に乗ったりしました。 |
A.友だちのうち |
B.日本料理の店 |
C.お皿の店 |
D.お土産の店 |
A.小さくてまるいお皿を作りました。 |
B.小さいお茶わんを三つ作りました。 |
C.白くてまるいお茶わんを買いました。 |
D.白くてまるいお皿を3枚買いました。 |
A.電車 | B.飛行機 | C.船 | D.バス |
7 . アンさん、こんにちは。お元気ですか。
今も前と同じ会社で仕事をしていますか。毎日いそがしいですか。アンさんが3月に国へ帰りました。へやは今だれも使っていません。父も母もよくアンさんのことを話しています。私もアンさんにいただいた人形を見て、楽しかったときのことを思い出しています。そして、アンさんに教えていただいたケーキをときどき作っています。
私は4月に高校生になりました。高校は家から遠いので、電車に乗って通わなければなりません。1時間もかかるので、少したいへんです。勉強はまだそれほどむずかしくありません。高校でもバスケットボールを続けています。新しい友だちがたくさんできました。
おととい、アンさんといっしょに行ったこうえんへ高校の友だちと行きました。いろいろな花がさいていて、とてもきれいでした。そのときに友だちと撮った写真をいっしょに送ります。
それでは、また手紙を書きます。
5月17日
さとう まりこ
1.アンさんは日本へ来るまえに、何をしていましたか。A.会社で働いていました。 |
B.店でケーキを作っていました。 |
C.人形を作っていました。 |
D.高校に通っていました。 |
A.アンさん | B.高校の友だち |
C.大学の友だち | D.小学校の友だち |
A.まりこさんは今友だちがあまりいません。 |
B.まりこさんは高校へ行くのに時間がかかります。 |
C.まりこさんは今勉強がむずかしくてたいへんです。 |
D.まりこさんは高校に入ってからバスケットボールをはじめました。 |
A.まりこさんがとったアンさんの写真 |
B.まりこさんとりょうしんの写真 |
C.まりこさんと友だちの写真 |
D.まりこさんの高校の写真 |
A.まりこさんはもう大学生です。 |
B.アンさんは今日本にいます。 |
C.アンさんは国へ帰るまえに、まりこさんのうちに住んでいました。 |
D.まりこさんはケーキがきらいです。 |
8 . 信頼できる友人ができないという悩みを持つ人がいる。たしかに、心から信頼できる友人を得るのはなかなか難しいことだ。考えみれば人生には多くの出会いがあり、知人を得るチャンスは数多くある。学校時代に席を同じくしたというだけの仲なら、それこそ①星の数ほどの出会いがある。だが、そのように数多くの人たちと出会っても、その中で本当の親友呼べる人は、ごくわずかな人びとのみである。
② 、自分には絶対に本当の友人はできないものだと決めてかかるのもよくない。だいいち、友人は雑草のように、何の手を加えなくても自然に生えてくるものではなく、自分で種をまいて、水をやり肥料をやらねば育てられないものである。つまり、③ ということだ。
④「信頼できる友人がいない」と嘆く人は、たいていの場合、この努力を怠り、自分の殻に閉じこもっていることが多い。自分から積極的に友人を得ようとするのではなく、自分の肩を優しくたたいてくれる人を待ち望んでいるだけだ。⑤それで友人ができるのなら、そんな虫のいい話はない。友人を得るためには、こちらからパフォーマンスをもって、相手に近づいていく努力をしなければ決して得られるものではない。
では、どんな努力をすればいいかというと、やはり人が多く集まる場所に出かけて、多くの人と話をするのが早道だ。あなたも、何もパーテイーに出席しろとは言わないが、積極的にさまざまな会合に出席してみることだ。
1.①「星の数ほどの出会い」とあるが、どのような人との出会いが星の数ほどあるのか。A.本当の親友と呼べる人 |
B.同じクラスで勉強した人 |
C.よく知って |
D.悩みを待つ人 |
A.だからといって |
B.したがって |
C.なぜならば |
D.すなわち |
A.植物を育てるには、友人を頼ってはいけない |
B.友人を得るためには、本人の努力が必要だ |
C.友人は雑草のように強くなければならない |
D.ごくわずかの人としか友人になれない |
A.努力して相手に近づいていく人 |
B.自分で種をまいて、水や肥料をやる人 |
C.声をかけてくれるのをただ待っている人 |
D.いろいろなパフォーマンスが上手な人 |
A.そんなに簡単に友人ができるものではない。 |
B.そのようにして友人を作るのが一番いい方法だ。 |
C.そのような態度から、植物に虫がついてしまうのだ。 |
D.そのような人は、雑草につく虫のように小さな存在だ。 |
9 . 私たちが物を食べたとき、その前と後で私たちの体重はどのように変化するのだろうか。例えば、いま100gの果物を食べたとして、体重は何グラム増えるだろうか。答えは100gである。あたり前じゃないかと怒ってはいけない。それは食べたすぐ後の話なのだ。では、食べてから時間がたったらどうなるだろうか。
今から380年ほど前、あるイタリアの学者が、食べ物の重さと体重の関係を知るために、自分の体を使って体重の変化を細かく調べた。まず、人間が乗ることのできる大きな秤を特別に作り、その上に何日間も座りつづけて①食べたり飲んだり、大便や小便をしたりした。そして、その度に体重の変化を丁寧に計って調べたのである。
最初、その学者が考えたのは、食べたり飲んだりした物の重さから、外に出した大便や小便の重さを単純に引き算した分だけ体重は増えるだろう、ということだった。ところが、実験をしてみた結果、彼が考えていたほど体重は増えなかったのである。彼は実験に間達いがあったのかもしてないと思って何回もやり直してみたが、結果はやはり同じだった。彼は②困ってしまった。恐らく、食べ物や飲み物の一部は、何か目には見えない物となって体の外へ出て行ってしまったのだろう、結局、彼はそう考えた。そう、彼は③間違っていなかった。
では、④その目に見えない物となって出て行ったのは何か。一つは汗である。人間の体からは、たとえじっとしていても、一日に1kg近くの汗が外に出ていく。この汗のことについてイタリアの学者も考えていた。もう一つは息を吐くときに出る炭酸ガス、つまりC02だ。⑤これは彼の時代よりずっと後になって、あるイギリスの学者が調べたことだが、体重68kgの人は一日に約0.7kgの酸素(02)を取り入れて約0.82kgのC02を出しているという。つまり、人間の体重は、呼吸をするだけで、一日に約 0.12kgずつ減っていくことになるわけである。
大変な苦労をして実験をした学者も、残念ながら、このことにまでは気がつかなかった。そのころは、空気はただ空気とだけ考えられていて、02やC02などいろいろな気体からできているとは考えられていなかったからである。
1.①「食べだり飲んだり、大便や小便をしたりした」とあるが、だれがそれをしたのか。A.実験をたのまれた人 |
B.実験を手伝った人 |
C.実験を見ていた人 |
D.実験した人 |
A.計算するのが大変だったから |
B.期待どおりの結果が出なかったから。 |
C.実験に間違いがたくさんなったから. |
D.何日間も動くことができなかったから。 |
A.彼が考えたこと |
B.彼が困ったこと |
C.彼が怒ったこと |
D.彼が気がつかなかったこと |
A.食べ物や飲み物 |
B.大便や小便 |
C.汗とC02 |
D.気体と 02 |
A.イタリアの学者が考えたこと |
B.1日に約1kgの汗が外に出ていくこと |
C.02を取り入れ、それ以上の重さのC02を出していること |
D.体重68kgの人は体重がふえつづけること |
10 . 今でも忘れられぬ新聞記事がある。
20 年前の年末、全身が凍えるほど寒い夜のこと。あまり流行らない蕎麦屋が閉じるころ、額に皺が出た女の人と食べ盛りと見える少年と少女の母子 3 人が入ってきた。注文したのはたった 1 杯の蕎麦だけ。蕎麦屋の夫婦は心を痛め、そっと蕎麦を多めに入れてあげた。
3 人が 1 杯の蕎麦を 3 人で分け合って食べ終えた。と言っても、女の人は残りの汁を飲んだだけで、子供たちが食べるのをじっと見ているだけだった。女の人は本当にすまなそうに財布から小銭を出して払った。3 人が店を出る時、主人はそっと男の子の手に数枚の千円札を握らせ、聞こえないような声で、「お子さん、① でまた食べにおいで」と言った。
蕎麦屋の中年夫婦は②「思わず互いに顔を見合せずにはいられなかった」との記事を書いていた。
時間の経つのは速いもので、あれから 20 年経った。あの 3 人が再び、あの蕎麦屋に立ち寄ったそうである。男の子は国会議員に、女の子は銀行員になっていた。そればかりか、それぞれ妻も夫も一緒で幼い子どもたちまで伴ってきたのである。女の人と言えば、白髪のよく似合う老婦人になっていたのです。その婦人を中心にして一家はにぎやかにテーブルを囲む形で腰を下ろした。今度は人数分の蕎麦を注文したそうである。蕎麦屋の老夫婦にとっては③思いがけない(没有想到)温かい幸せな一時だった。そして、またお互いにしみじみと顔を見合せずにはいられなかった。これは作り話ではなく、本当にあったことなのである。
1.① には何を入れるか。A.これ | B.それ | C.あれ | D.どれ |
A.うるさい母親に感動した | B.子供たちの食欲にびっくりした |
C.貧しい母子に同情した | D.お金を払ってもらえて安心した |
A.蕎麦がおいしかったから | B.あれから 20 年目だから |
C.蕎麦屋夫婦に会いたかったから | D.蕎麦の代金を払いたかったから |
A.子供たちがすっかり立派になっていること |
B.20 年も経つのに、家族が覚えていてくれたこと |
C.20 年も店を続けてきたこと |
D.女の人がやさしい白髪の婦人になったこと |
A.1 杯の蕎麦 | B.仲良し蕎麦屋 | C.国会議員の誕生 | D.母親の皺 |