「ええ、( )話はいままで聞いていなかったんですね。」
A.この | B.その | C.あの | D.そう |
A.つけ | B.開け | C.閉め | D.消し |
A.行く | B.行かれる | C.行かせる | D.行ける |
「実は夕べ 12 時までレポートを書いていた。」
A.あるよう | B.ないらしい | C.なさそう | D.ないそう |
「ええ、さっき天気予報を見たよ。今晩は雪が降る( )。」
A.らしい | B.ようだ | C.みたい | D.そうもない |
A.入る | B.入ろう | C.入って | D.入れる |
A.だけ | B.たり | C.とは | D.でも |
A.で | B.に | C.へ | D.を |
A.に | B.で | C.へ | D.を |
10 . 物心(懂事)ついた時からずっと一緒だった猫が病気になった。
いつものように私が名前を呼んでも、腕の中に飛び込んで来る元気も無くなり、お医者さんにも「もう長くはない」と告げられた。
「今は悲しむ(ア)、最期までこの子の傍に居よう」
私がそう決心して間も無く、猫は家から消えた。家中捜しても見当たらない。
父が、「猫は死ぬ間際、自分の死に場所を探しに旅に出ると言うからね。きっとあの子も死期を悟って、自分に合った場所を探しに出掛けたんだよ」と慰めるように言ったが、当然私は受け入れられず、あの子の名前を呼びながら町中を捜し回った。
途中で頭を過るあの子との思い出に涙が溢れても、転んで足を擦り剥いても、ひたすら名前を呼びながら捜し回った。
やがて日も暮れ、母に「一度家に戻ろう」と言われ家に戻ると、庭の向こうから私以上にボロボロになり、泥だらけになったあの子がこちらに近付いて来た。
涙で霞む目を何度も擦って確認したが、間違い無くうちの猫だった。
枯れた声で名前を呼ぶと、ふらつき(揺揺晃晃)ながらも精一杯の力で、私の腕の中に飛び込んで来てくれた。
どれくらい経っただろう。やがてあの子は、私の腕の中で眠るように息を引き取った。
「この子は我が家で暮らして来て幸せだったのかもしれないな」と父が言った時、悲しさが少しだけ嬉しさに変わった。
私もそう思えた。
この子は最期も私の腕の中を選んでくれたのだから。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.かぎり | B.よりも | C.だけ | D.ほど |
A.猫のことを気にしない父の態度に腹が立ったからだ |
B.お医者さんが猫はまだしばらく生きられると言ったからだ。 |
C.猫が外で死んで、死ぬまで二度と会えなくなるのが怖かったからだ。 |
D.猫が怪我をしたので、外にいるのが心配だったから。 |
A.猫の名前を呼びながら町中を探し回った | B.母と一緒に庭で探していた |
C.父と一緒にパークで探していた | D.ずっと家で猫を待っていた |
A.意識がはっきりしている | B.思いとおりにならなくて焦っている |
C.心身とも疲れ切っている | D.意外なことに驚いている |
A.消えた猫が家に戻るから | B.猫が眠るように息を引き取ったから |
C.猫が死後に生き返るから | D.猫は我が家で幸せに暮らしていたから |