1 . 同じ温度なのに暖かく感じたり、すごく冷たく感じたりすることが、日常生活の中にもよくあります。ただ、あまり意識していないだけなのです。
たとえば、部屋の気温が20℃だとします。暑くも寒くもなく、ちょうどいい温度です。(ア)、20℃の水風呂に入るとどうなるでしょう。相当冷たく感じますね。
熱の伝わりやすさを表す尺度を「熱伝導率」と言いますが、その伝導率が高いものに触るとパット速く熱が移動します。そのスビードが速い時、体感的に冷たく感じるのです。これに比べて空気というのはなかなか熱が伝わりにくいのです。われわれは空気のその性質を利用して、熱を逃さないようにしています。たとえば寒い時、服を何枚も重ね着しますね。これは、重ね着をすることによって、空気の層を何層も作って、熱が移動しにくい状況を作っているのです。住宅の壁の中に入っている断熱材も、基本出来には空気をうまく閉じ込める仕掛けになっているわけです。ですから席布団など、ふわっとした、空気を包んだものを触ると、暖かく感じますし、20℃の空気の中にいればそれほど寒くも暖かくも感じない。ちょうどいい温度なのです。
1.文中「あまり意識していない」とあるが、何を意識していないのか。A.日常生活の中では温度がよく変化すること |
B.同じ温度でも場合によって感じ方が違うこと |
C.部屋の温度が何度なのかということ |
D.日常生活では本当の温度より冷たく感じること |
A.ところが | B.そして | C.ところで | D.それに |
A.熱伝導率 | B.水 | C.熱 | D.熱が移動する速さ |
A.住宅の壁に断熱材が入っているから |
B.重ね着をして、空気の層を作っているから |
C.空気は熱伝導率が高く、熱が伝わりやすいから |
D.空気を熱伝導率が低く、熱を逃しにくいから |
A.服を何枚も着て、熱が移動にくいです |
B.20℃の水風呂に入ると、寒く感じません |
C.断熱材は空気を閉じ込めるようになっています |
D.水より空気というのは熱が伝わりにくいです |
A.どんな | B.どう | C.どれ | D.どの |
3 . 野菜工場は、電気の光で野菜を育てる工場です。屋内に上下に何段も棚を重ねて作り、そこで野菜を育てます。それぞれの棚で野菜が作れるので、同じ広さの場所でも畑より多くの野菜を生産することができます。
野菜工場では、畑と違って環境も人間が作れます。例えば、工場では温度や湿度、野菜が光を浴びる時間も決められるので、外の天気に影響されずに野菜が育ちます。冬に夏の野菜を作ることも可能です。
また、工場は虫などが入りにくいので、農薬(注)を使う必要がありません。(ア)、工場で作られた野菜は安心して食べられます。畑で育った野菜より栄養があるものもあるそうです。
野菜を作る人にとっても、いい点があります。畑では作物を地面で育てますから、長時間腰を曲げて働かなければならず、足や腰が痛くなります。しかし、工場では棚を、仕事がしやすい高さにすることができるので、楽に仕事ができます。
こう見てくると、いいことばかりのようですが、問題もあります。まず、工場を作るのにかなりの建設費がかかります。そして、野菜を作るには、電気やエアコンを長時間つけておく必要があるので、電気代もかかります。また、作れる野菜の種類もまだ少ないし、畑で育てた野菜のほうが味がいいと言う人もいます。
現在、国、大学、企業などが協力して、このような問題を解決するための新しい技術の研究を行っています。時間がかかるかもしれませんが、日本のように山が多く、利用できる土地が少ない国では、今後、野菜工場を利用した作物の生産も増やしていかなければならないでしょう。
1.多くの野菜を生産することができますとあるが、どうしてか。A.棚を重ねて使って育てるから | B.電気の光を使って育てるから |
C.広い場所で育てているから | D.建物の中で育てているから |
A.野菜がよく育つように、エアコンで適当な温度にする。 |
B.野菜が虫に食べられないように、棚の高さを工夫する。 |
C.野菜に太陽の光がよく当たるように、棚の置き方を工夫する。 |
D.野菜を作る人が働きやすいように、温度をいつも同じにしておく。 |
A.そして | B.ですから | C.それでも | D.例えば |
A.畑で作るより安く作れるが、栄養が少ない。 |
B.季節に関係なく作れるが、一度にたくさん作れない。 |
C.安心して食べられるが、作るのにお金がかかる。 |
D.いろいろな種類があるが、味はあまりよくない。 |
A.研究に時間がかかるので、今まで以上に畑で育てた野菜の生産を増やす必要がある。 |
B.いい点もあるが問題が多く、工場以外で野菜を作る新しい技術を考える必要がある。 |
C.問題はあるがいい点も多く、将来は工場での野菜の生産を増やしていく必要がある。 |
D.研究が行われる問題が解決してきたので、すぐに野菜工場の建設を始める必要がある。 |
A.そうもない | B.はずもない |
C.ようもない | D.わけもない |
5 . 一部の外国では、ボランティアはほぼすべての年齢層に広く行きわたっている(遍布)。定年退職者は専門知識を、主婦は善意を、若者はエネルギーを提供してボランティア活動をしている。全ては、「ゴールデンルール」と呼ばれるもの、す なわち、「己の欲するものを人に施せ」に基づく。人々は、ボランティアをするこ とによって、自分たちの社会が少しでもよくなり、また自分自身もよくなると感じているのだ。
日本でも、ボランティア活動が活発になってきているようだ。大震災の後、何千もの大学生や労働者が日本中から被災地へとやってきて、自分たちが出来ることをしていた。料理を作って提供したり、補給物資を配ったり、家を失った人や最愛の人を亡くした人たちの辛い気持ちを楽にしてあげたりしていた。
一方、ボランティアをすることは、まだまだ何か日常とはかけ離れた(相差甚远)ものだと思う人がたくさんいる。勉強や仕事に多大の時間を取られるので、あまり時間がないという大も多いようだ。また、興味がないということはボランティアをしたくない一部の大の本音(真心话)だろう。
しかし、ボランティアをすればするほど、得られることも多くなる。ボランティアに参加することで、結果的に自分が成長していくことが感じられるのだ。
1.筆者の言っている一部の外国では、ボランティアをする若者はどんなものを提供するのか。A.専門知識 | B.善意 | C.ルール | D.エネルギー |
A.自分が欲しいものは他人に買ってもらいなさい。 |
B.自分が欲しいものは他人にも買ってやりなさい。 |
C.自分が他人にしてもらいたいことは、他人にもしてやりなさい。 |
D.自分が他人にしてやりたいことは、他人にもしてもらいなさい。 |
A.日本では、すべての年齢層にボランティアをする人がいるわけではない。 |
B.ボランティア活動が社会をよくするが、自分自身にはあまりいい影響がない。 |
C.勉強や仕事に多大の時間を取られるので、ボランティアに興味がない人がいる。 |
D.ボランティアは身近なことではないし、簡単なことではないと思っている人がいる。 |
A.補給物資を配ってやること |
B.大学生や労働者を集めること |
C.料理を作って提供してやること |
D.大の心の重荷を軽くしてあげること |
A.興味と喜び | B.喜びと成長 | C.喜びと善意 | D.興味と報酬 |
A.立つ | B.立たせる | C.立たれる | D.立ちない |
A.濃い | B.深い | C.多い | D.高い |
A.もの | B.ため | C.こと | D.わけ |
「いい思い出がたくさんできましたね。」
A.けっこうです | B.どういたしまして |
C.お世話になりました | D.いってらっしゃい |
A.短い | B.短く | C.短いに | D.短くに |