1 . 皆さんの手に油が付いた時に、どのようにきれいにしますか。石けん(肥皂)や洗剤を付けて、水や湯で洗ってきれいにすることが多いと思います。
このように、石けんや洗剤のようなものがあると、水と油を混ぜるようなことができます。このことは、つまり、水と結び付く性質と油と結び付く性質の両方の性質を持つものがあれば、水と油を混ぜるようなことができるということになります。
石けんは、植物や動物から取れる油と溶けやすい水酸化ナトリウム(钠离子)(苛性ソーダ)や食塩から作ることができます。ですから、石けんは、油とも結び付きやすい性質と水とも結び付きやすい性質の両方を持っています。そのため、 石けんはいろいろな油類を包んで水の中に混ぜてしまうことができるのです。石けんが油を包んで水に混ぜると、白く濁ります。このことを乳化といいます。
( ア )、次に水に食塩が溶けることについて考えてみましょう。水に食塩が溶けるのは水の中の水素(+)と食塩の中の塩素(一)が引き合い(相互作用)、水の中の酸素(一)と食塩の中のナトリウム(+)が引き合うことによっています。
このことから、水と油が混ざらないのは、水は電気的な性質を持っているが、油は電気的性質を示さないため、二つは互いに引き合う力が働かないので結び付かない、と考えることができます。
1.
「石けんや洗剤のようなもの」はどんな特徴がありますか。A.水と結び付く性質と油と結び付く性質の両方の性質を持っている。 |
B.油類を包む性質と水類を包む性質の両方の性質を持っている。 |
C.固体を溶く性質と液体を溶く性質の両方の性質を持っている。 |
D.食塩に溶けやすい性質と水に溶けやすい性質の両方の性質を持っている。 |
2.
「乳化」とはどんなことですか。A.石けんや洗剤に包まれた油が水と混ざること |
B.石けんや洗剤を水に入れると、白くなること |
C.水が石けんや洗剤に触れると、汚れてしまうこと |
D.油に包まれた石けんや洗剤の成分が水に混ぜること |
3.
( ア )に入れるのに最も適当なのはどれか。4.
文中に、「水に食塩が溶ける」とあるが、次の正しい組み合わせはどれですか。A.食塩の中の+(プラス)の電気と水の中の+(プラス)の電気が引き合っている。 |
B.水の中の 一(マイナス)の電気と水の中の ―(マイナス)の電気が引き合っている。 |
C.食塩の中の+(プラス)の電気と水の中の―(マイナス)の電気が引き合っている。 |
D.食塩の中の+(プラス)の電気と食塩の中の 一(マイナス)の電気が引き合っている。 |
5.
水と油が混ざらない理由は何ですか。A.互いに電気を帯びていないから |
B.互いに電気を帯びているから |
C.電気を帯びている物質とそうでもあるものがあるから |
D.電気を帯びている物質とそうではないものがあるから |