1 . 僕は、昨日のことを思い出すたびに胸がドキドキします。僕のお弁当箱と箸があたって、素敵な音が聞こえました。昨日のお弁当は、特別でした。まだ十時だというのに、お弁当のことばかり考えてしまいました。なぜ昨日のお弁当が特別かというと、それはお父さんのお弁当箱を初めて使ったからです。お父さんがいなくなって、僕はとても寂しくて悲しかったです。お父さんのお仕事は、天ぷら屋さんでした。お父さんの揚げた天ぷらは世界一美味しかったです。僕が食べに行くと、いつもこっそり、僕だけに僕の大好きなエビの天ぷらをたくさん揚げてくれました。そんなとき、僕はなんだか僕だけが特別な気がしてとても嬉しかったです。あれからたくさん食べて空手も頑張っているので今まで使っていたお弁当箱では足りなくなってきました。
「大きいお弁当にしてほしい」と言うと、お母さんが戸棚の奥からお父さんがいつも仕事の時に持っていっていたお弁当箱を出してきてくれました。「ちょっと悠くんには、大きすぎるけど食べられるかな」と言いました。でも僕はお父さんのお弁当箱を使わせてもらうことになったのです。そして朝から待ちに待ったお弁当の時間。僕は全部食べることができました。食べたらなんだかお父さんみたいに、強くて優しい人になれた気がして、お父さんに会いたくなりました。今思い出してもドキドキするくらい嬉しくて美味しい特別なお弁当でした。もし、神様にお願いができるなら、もう一度お父さんと、お母さんと、僕と妹と皆で暮らしたいです。でもお父さんは、いつも空の上から僕たちを見守ってくれています。
1.文中に「昨日のお弁当は、特別でした」とあるが、なぜそう言ったか。A.お父さんは初めて弁当を作ってくれたから |
B.初めて10時の前に弁当を食べ終わったから |
C.初めてお父さんのお弁当箱を使ったから |
D.弁当箱と箸があたって素敵な音が聞こえたから |
A.筆者はなんだか自分が特別な気がして嬉しかった時 |
B.お父さんは筆者の大好きなエビの天ぷらを多く揚げてくれた時 |
C.筆者はお父さんの揚げた天ぷらが世界一美味しいと思った時 |
D.筆者は食べるのも空手も頑張りたいと決めた時 |
A.筆者がお母さんに | B.お母さんが筆者に |
C.お父さんがお母さんに | D.筆者がお父さんに |
A.お父さんの仕事はレストランの料理長だった。 |
B.お父さんは大食いだから、大きな弁当箱を使っていた。 |
C.お父さんは筆者のことだけが気になって、筆者だけにエビの天ぷらを揚げてあげた。 |
D.お父さんの弁当箱はもともと戸棚の奥に置かれていた。 |
A.筆者はもう一度家族三人で暮らしたいと思った。 |
B.筆者はずっとお父さんが帰ってくるのを待っている。 |
C.お父さんが空の上から家族のことを守ってくれると筆者は信じている。 |
D.お父さんみたいな強くて優しい人と付き合いたいと思っている。 |
2 . 私、年に一回旅行します。去年、私は北京へ旅行に行きました。飛行機はスピードがはやいです。南京から北京まで2時間ぐらいかかりました。北京には有名な建物がたくさんあります。故宮や人民大会堂や天壇があります。どれもすばらしいです。王府井にも行きました。そこでおいしい北京ダックを食べました。北京ダックは肉が柔らかかったです。満員でしたから、北京ホテルに泊まることができませんでした。悲しかったです。
注释:①スピード: 速度 ②北京ダック:北京烤鸭 ③泊まる :住, 留宿
1.「私」は何で北京に行きましたか。
A.車 | B.高鉄 | C.飛行機 | D.船 |
A.飛行機 | B.建物 | C.天壇 | D.ホテル |
A.故宫 | B.人民大会堂 | C.天壇 | D.王府井 |
A.南京ホテル | B.王府井 | C.北京ホテル | D.わかりません |
A.「私」は年に一回北京へ旅行に行きます。 |
B.故宮や人民大会堂や天壇はすばらしい建物です。 |
C.北京ダックの肉は美味しくなかったです。 |
D.悲しいことは何もありませんでした。 |
3 . 私の家族は忙しい。父は毎晩遅くまで仕事、母はパート、大学生の姉もアルバイトで帰りが遅い。また、妹と私は受験が近づくので、塾や予備校で家にいないことが多い。(ア)家族みんなで食事をすることが、最近では少なくなってしまった。
しかし、(イ)忙しくても私たちが集まる日がある。それは半年に一回我が家で開催される、タコ焼き(章鱼烧)パーティーの日だ。この日は必ず全員が集まる。まずタコ焼きから作り始める。十年以上続いているこの行事に父は一種の誇りを持っており、普段全く料理をしない父が、この日だけ全て自分でやる。私たち子供はタコ焼きをひっくり返すのが仕事で、普段食事を作ってくれる母と祖母は何もしなくていい。十年以上作り続けたタコ焼きは年々おいしくなった。初めはベチャベチャしていたタコ焼きもだんだんふわふわに作れた。父が毎年いろいろな味付けを開発する。新しい味付けを思い付いては皆で試し、「おいしい」「まずい」などと言って大騒ぎするのも一つの楽しみだ。
大阪と言えば、タコ焼きというイメージがあるが、私にとってタコ焼きは、大阪のシンボルとしての食べ物というだけではない。タコ焼きは、普段忙しい家族を集め、その見た目のとおり家族を「団欒」にしてくれる食べ物だ。
1.文中の(ア)に入れるのにもっとも適当なものはどれか。A.ですから | B.しかし | C.それに | D.これから |
A.どちら | B.どうして | C.どうやって | D.どんなに |
A.父と母 | B.母と祖母 | C.筆者と妹 | D.家族全員 |
A.味がずっとまずい食べ物 |
B.家族を集めてくれる食べ物 |
C.味がおいしい食べ物だけ |
D.大阪のシンボルとしての食べ物だけ |
A.家族で食事をすることが、少なくなった。 |
B.父が作ったタコ焼きが年々うまくなった。 |
C.母が新しい味付けを開発するのも一つの楽しみだ。 |
D.タコ焼きは家族を「団欒」にしてくれる食べ物だ。 |
4 . 登山、海水浴、スキーなど、自然体験には様々な活動が含まれる。そして、これらのいずれかに昨年参加した子どもの割合には、やはり世帯年収による格差が見られた。世帯年収600万円以1上の家庭で39.7%、300万円未満の家庭で23.1%と、およそ1.7倍の格差だ。
回答者の居住地を「都市部」(三大都市圏)と「地方」に分けたところ、自然体験への参加率に関する大きな違いは見られなかった。やや直感に反するように思われるかもしれないが、「地方」の子どものほうが「都市部」の子どもよりも自然体験の機会をより多く得ているわけではないようだ。過去に国立青少年教育振興機構で行われた別の調査でも同様の結果が出ている。
(ア)、地方に住んでいるからといって子どもたちが自然体験に参加する機会が多いわけでは必ずしもない。都市部であれ地方であれ、結局のところは家庭の経済力のほうが、子どもたちにとっての機会の大小に、より強く関係していると捉えて良いだろう。
自然体験への参加率ではなく、実際に支出している金額を見ると、都市部のほうが地方よりも高くなっている。旅行会社やNPO(非营利组织)などが提供する自然体験プログラムの価格の違い、あるいは山や海などへの距離に起因する旅費や宿泊費の違いなどが影響している可能性がある。
1.子どもたちの自然体験への参加率において、格差が見られる要因はどれですか。A.居住地 | B.世帯年収 | C.家族構成 | D.学歴 |
A.しかし | B.そこで | C.さらに | D.つまり |
A.都市部の子どもたちの方が自然体験に参加する機会が多かった。 |
B.地方の子どもたちの方が自然体験に参加する機会が多かった。 |
C.都市部と地方の子どもたちの参加率に違いは見られなかった。 |
D.調査結果は示されていない。 |
A.都市部と地方で子どもたちの自然体験の参加率には大きな違いがある。 |
B.地方に住んでいる子どもたちの方がより多くの自然体験をしている。 |
C.家庭の経済力が子どもたちの自然体験への機会に影響を与えている。 |
D.都市部の子どもたちのほうが地方の子どもよりも多くの自然体験をしている。 |
A.すべての子どもたちが自然体験への機会を平等に持っている。 |
B.自然体験への参加率には世帯年収による格差がある。 |
C.実際の支出金額を見ると、都市部の方が高い。 |
D.居住地による自然体験への参加率に大きな違いは見られなかった。 |
5 . ゴールデンウィークは祝日をつなぎ合わせた日本特有の大型連休だ。5月の連休が終わると、7月15日の海の日までは、しばらくは国民の祝日がない。こう書くと日本は祝日が少ないように思えるが、日本には祝日法が定める祝日が年間に16日もある。祝祭日は、イギリスが8日、ドイツ・フランス・イタリアが9日、アメリカが12日なので、日本は16日であり、G7加盟国の中では最多である。また、祝日数を確保する振替休日も、日本特有の制度だ。
(ア)、「休日が多くて満足」と感じている人は、実際には少ないのではないだろうか。要因の一つとして、有休・年休の消化率の低さもあるだろう。厚生労働省の調査によると、令和4年度の日本における平均有給消化率は56.6%、従業員数の少ない30~99人の事業者でみると、取得率は51.2%にまで下がってしまう。有給取得率の高いシンガポール93%、ドイツ90%には遠く及ばない。
満足度、幸福度が上がらない理由は、祝日数は世界最高レベルにあるにもかかわらず、年休などの休みを柔軟に取りにくい、つまり「みんな一斉でなければ休めない」という文化によるところが大きいのではないかと、5月連休前後になると再認識する。
一斉に休む日本の文化は、国民のこころの健康やウェルピーイング(幸福で肉体的、精神的、社会的すべてにおいて満たされた状態)にも良くない影響が目立ちはじめ、制度疲労を起こしていると考える。
1.文中の(ア)に入る最も適当なものはどれですか。A.しかし | B.それで | C.だから | D.そして |
A.祝日の数が多すぎる。 | B.年休の消化率が低い。 |
C.祝日があまりない。 | D.有給休暇の消化率が高すぎる。 |
A.有休・年休が少ないため | B.労働時間が短いため |
C.休みを取りやすいため | D.職場でのストレスが少ないため |
A.祝日が少ないため | B.祝日が長すぎるため |
C.日本の経済が悪化しているため | D.みんなで一斉でなければ休めないため |
A.国民の健康や幸福度を向上させる。 | B.ウェルビーイングを促進する。 |
C.制度疲労を引き起こす。 | D.企業の業績を向上させる。 |
6 . 新型コロナウイルスの感染が流行したため、2019年の冬はどの冬よりも長く、(ア) 寒く感じられた。2020年3月5日までに、何万人の医療関係者が武漢に向かっていた。彼らは特別な戦争をした。患者だけでなく、医者も看護師も命の危険に直面していた。
その中の一人が医者の董さんだった。彼は2003年のSARSに立ち向かう仕事で実績があり、この新しい戦争にも参加した。彼は医者たちにSARSでの経験を伝え、彼らに自信を与えた。
他にも多くの人が献身的に活動した。当時は、病気の感染を防ぐために、ほとんどの公共サービス施設を閉鎖しなければならなかった。合肥にはマスクをした特殊理髪師が3人いた。そこで、彼らは町と田舎の異なる場所に行って、午後2時から夜まで無料のサービスを提供していた。
鄭さんと葉さんは学生だった。彼らは最大限の努力を尽くして武漢のために資金を寄付するように呼びかけた。多くの青少年が小遣いとお年玉を寄付した。彼らは約12万元を集めた。それを使って地元の農民から60 トンの野菜を購入し、武漢に運んだ。
ネットユーザー (网民) たちは彼らを英雄と呼んでいる。彼らはよい手本となった。
1.董さんの仕事は何か。A.学生 | B.教師 | C.医者 | D.理髪師 |
A.しかし | B.しかも | C.それで | D.だから |
A.先生たち | B.理髪師たち | C.学生たち | D.患者 |
A.鄭さんと葉さんは二人の先生だ。 |
B.多くの青少年が武漢にお金を寄付した。 |
C.鄭さん、葉さんは約12000元を贈った。 |
D.地元の農民は60トンの野菜を購入し、武漢に送った。 |
A.コロナウイルスに立ち向かう方法 |
B.新型コロナウイルスに立ち向かう英雄たち |
C.どうやっていい医者になるか |
D.どのように武漢に寄付するか |
7 . 日本の弁当はカラフルで美味しいだけではなく、健康にも気を配っている。箱に彩りが豊かな日本らしさを詰め込んだ日本の弁当文化は海外でも注目を集めている。海外ではお弁当は単なるランチではなく、芸術品ともされているようだ。本文では、いくつかの弁当を紹介する。あなたは何弁なのか。
幕の内べんとう歌舞伎などの休憩時間のお弁当
能や歌舞伎の鑑賞は時間が長いので、観客にお弁当が配られているのだ。幕間の食物として考案されたので、「幕の内べんとう」と呼ばれるようになったという説がある。いろいろなおかずを少しずつ入れて、ご飯を小さく分けたので、食べやすい。現在ではコンビニでも売っている。
駅べん駅で売っているお弁当
北海道から沖縄県まで地方の名産を使っている。お寿司や丼もあり、新幹線などの車内で食べる駅べんは旅の楽しみの1つだ。
キャラベんキャラクター弁当
子供のために、お母さんが野菜やのりで工夫して作る。人気のポケモン、リラックマ、キティちゃんなどアニメのキャラクターがあって、子供たちは大喜びだ。
日の丸べんとう( ア )に見える弁当
白米の真ん中に梅干しをのせて、日本の( ア )に見えるし、梅干しには防腐効果もある。一石二鳥だ。そして、シンプルで作るのが手軽だ。
1.日本弁当のいい所ではないのはどれか。A.豊かな彩り | B.美味しい味 | C.健康的な食材 | D.単なるランチ |
A.あなたはどんな弁当が好きか。 | B.紹介した弁当は何か。 |
C.弁当の素材は何か。 | D.弁当の楽しみは何か。 |
A.能や歌舞伎を鑑賞するから |
B.お客さんが幕と幕の間にお弁当を食べるから |
C.ご飯を小さく分けたので、食べやすいから |
D.おかずがたくさん入れてあるから |
A.幕の内べんとう | B.駅べん | C.キャラベん | D.日の丸べんとう |
A.白米 | B.梅干 | C.国旗 | D.キャラクター |
8 . 私は大学では言語を専攻していて、第二言語学習について研究してきました。中国語は2年間ぐらい勉強しました。大学3年生の時に中国へ1年間留学しようと思いましたが、両親に反対されました。金銭的な理由ではなく、とにかく心配だったようです。私のように留学できない人がたくさんいるはずです。
もし私が日本語についてのことをシェアできたら、日本に来られない人の役に立てるかも、そんな気持ちでネットで動画を投稿し始めました。海外では日本語ネイティブ(母语者)の日本語教師も少なくて、なかなか日本人に教えてもらえる機会がない人も多いようです。その人たちは独学で文法の知識や単語の知識を身に付けましたが、自然な日本語を話そうとすると、全然しゃべれない人が多いです。その原因として、皆が日本語を勉強している教科書や単語集に例文が固くて、全然その自然な日本語を勉強できないんじゃないかなと思ったのです。ですから、自分のチャンネルでは教科書には載っていないネイティブがすごく頻繁に使う言葉を教えます。もちろん日本の文化も教えます。
動画の編集が大変ですが、誰かの役には立てるし、文化交流の架け橋にもなれると思って、これからも続けていきます。
1.文中に「心配」とあるが、誰が誰のことを心配したか。A.筆者が両親のことを心配した。 |
B.日本語教師が留学生のことを心配した。 |
C.筆者が日本語ネイティブのことを心配した。 |
D.筆者の両親が筆者のことを心配した。 |
A.両親に反対される気持ち |
B.留学生を心配する気持ち |
C.留学できない人に何か役立ちたい気持ち |
D.知識や単語を教える気持ち |
A.文法と単語の知識が足りないから |
B.教科書と単語集に例文がないから |
C.チャンネルでは例文が固いから |
D.教科書や単語帳では自然な日本語が勉強できないから |
A.筆者は金銭の理由で中国へ行けなかった。 |
B.筆者は中国語も教えている。 |
C.ネイティブが頻繁に使う言葉が教科書に載っている。 |
D.筆者は言葉だけでなく、 日本文化も教える。 |
A.動画を投稿するきっかけと理由を紹介するため |
B.海外の人と友達を作るため |
C.第二言語の中国語を練習するため |
D.皆さんと教科書にないことを一緒に勉強するため |
9 . 一昨日の夜、寝ているときに地震がありました。突然、ベッドが揺れたから、びっくりして目が覚めました。何かが起こったか全然分かりませんでしたが、まずベッドから降りてから机の下に隠れました。地震が20秒ぐらいあって、すぐ止まりました。テレビをつけてニュースを見ました。ニュースで(ア)について話していました。全国範囲で地震があります。今度は震度が3しかありませんでしたから、あまり大きい地震ではありませんでした。昨日クラスメートと地震のことについて話しました。みんなは地震に慣れていたと思いました。でも、私の国は日本と違って、あまり地震がありません。日本に来て、初めて地震の怖さを経験しましたから、とても怖かったです。
注释:①起こった:发生了 ②隠れました:隐蔽 ③慣れていた:习惯了
1.一昨日の夜、何がありましたか。A.何もなかったです。 | B.地震がありました。 |
C.火事にあいました。 | D.ニュースに出ました。 |
A.ベッドの上 | B.ベッドの下 | C.机の上 | D.机の下 |
A.地震 | B.ベッド | C.全国範囲 | D.気候 |
A.慣れました | B.こわい | C.かなしい | D.いそがしい |
A.「私」は学生で、日本人ではないです。 |
B.全国範囲で火事があります。 |
C.震度3は大きい地震です。 |
D.「私」の国でもみんなは地震に慣れています。 |
10 . 私が半年ぐらい入院しました。同じ病室に、完全に寝たきりになっていたKさんという人がいました。彼の毎日の楽しみは、看護婦さんに「息子から電話があったでしょうか」と尋ね、「あったわよ」と言う看護婦さんの返事を聞くことでした。当初、私は、①オヤジの病状を毎日電話で尋ねてくるいい息子さんだなあと感心しながら、Kさんと看護婦さんのやりとりをベッドの上で眺めていました。
ところが、②それが嘘であることが、一ヶ月してわかりました。息子さんからの電話はなく、③看護婦さんたちがかかってきたかのように演じていたのです。それはKさんを励まし、希望を持たせるために、看護婦さんたちがついた精一杯のやさしい嘘でした。そして、悲しい嘘でした。
(ア)、そんな看護婦さんたちの嘘も長く続きませんでした。Kさんは日ごとに容体が悪化し、別れが近づいたころは、看護婦さんたちの幻の電話を知っていたか、ずっと「ありがとう、ありがとう」を繰り返すばかりでした。
注:寝たきり:卧床不起 尋ねる:询问嘘:谎言
やりとり:对话 繰り返す:反复
1.この文章の中で、「①オヤジの病状」とは、誰の病状なのか。
A.筆者の病状 | B.筆者のオヤジの病状 | C.Kさんの病状 | D.Kさんのオヤジの病状 |
A.毎日のようにKさんの息子から、電話で尋ねること |
B.看護婦さんのやりとりをベッドの上で眺めること |
C.Kさんが息子からの電話を楽しみにしていたこと |
D.看護婦さんたちがかかってきたかのように演じていたこと |
A.Kさんを励まし、希望を持たせるため |
B.Kさんの息子の要求のため |
C.筆者からの要求のため |
D.看護婦さんたちがKさんのことを悲しく思っているため |
A.そして | B.だから | C.ところで | D.しかし |
A.Kさんに看護婦さんたちが嘘をつきました。 |
B.Kさんは実際看護婦さんたちの嘘を知っていました。 |
C.筆者は、看護婦さんたちの嘘を知りません。 |
D.看護婦さんたちが筆者にやさしい嘘をつきました。 |