1 . ある村では昔から、米を取ったあとのわらで、いろいろな物を作っています。その中の1つが「猫ちぐら」です。ちぐらは赤ちゃんを入れる「ゆりかご」という意味で、猫ちぐらは「猫の家」です。部屋の 1 (かざ)りにもなるので、人気があります。
村の観光情報センター 2 は、猫ちぐらを 3 (作る)ところを見ることができます。作っている人たちは、いい形 4 なるように、手で 5 (丁寧)にわらを編みます。
センターに 6 (来る)人たちは、昔から続いている技術や、できた物を。
7 (近い)で見で、楽しんでいました。 8 (できる)ばかりの猫ちぐらを買った人は「家に帰って、喜ぶ猫を見る 9 が楽しみです」と話しました。
作っている女性は「29人の仲間と、1年に1500個ぐらい作ります。これから寒くなって、 10 (忙しい)なりそうです」と話しました。
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2 . 人は褒められたり期待されたりすると、もっと頑張ってみようという気持ちになるようだ。子育てにおいても、学校教育の中でも、仕事の世界でもそれが言えるだろう。
この子はできるはずだと信じられること、期待されることによって、実際に能力が伸びる現象を、「ピグマリオン効果」(皮格马利翁效应)という。期待すること、褒めることが本人の「やる気」を引き出すのだ。たとえば、幼児のお母さんたちに「一般に子どもは何歳ぐらいで一人で靴が穿けるようになると思いますか」「自分で服が着られるようになるのは何歳ぐらいだと思いますか」などと聞いてみる。他のお母さんより早い時期にそれができるようになると思っているお母さんの子どもは、実際に早い段階でそのことができるようになる傾向が見られるという。これも「ピグマリオン効果」と言えるだろう。
本人の負担になるような期待や褒めすぎは考えものだが、「どうせ(反正)だめなんだ」とこ決めつけるより、有望だと信じること、期待することの大切さを教えてくれる言葉ではないだろうか。
1.文中に「それ」の指す内容はどれか。A.頑張ってほしいと期待されている気持ちになること |
B.頑張るから期待してほしいという気持ちになること |
C.期待されているから頑張りたいという気持ちになること |
D.期待しているから頑張ってほしいという気持ちになること |
A.もっと頑張ってみようという気持ち |
B.褒めたり期待したりしてもらいたいという気持ち |
C.どうせだめだどいう気持ち。 |
D.能力を伸ばそうとする気持ち |
A.子どもたち | B.お母さんたち | C.幼児たち | D.本人 |
A.思い出すべきもの | B.十分に考えるべきこと |
C.勝手に想像したもの | D.強く憧れていること |
A.「これ、うちの会社にとって大切な仕事なんだよ。でも、君ならできるはずだよ。」 |
B.「あれ、94点だったの?残念だったね。次のテストでは満点とろうね。」 |
C.「あなたはもう4歳なんだから、一人で服が着られないなんてだめよ。がんばってね。」 |
D.「このクラスの人たちはみんな明るいね。先生はこのクラスが大好きよ。」 |
3 . 「おじさん構文」という言葉をご存知でしょうか?「おじさん構文」とは、SNS、(社交网络平台)で「おじさんが送りそうな文章」のことです。若い人たちが、おじさんがする独特の表現を揶揄した言い方です。テレビやインターネットなどで話題になっています。では、どのような言葉遣いが「おじさん構文」に該当する(符合)か。
あるIT大手企業が1990年代半ば以降に生まれた若者を対象に行った調査によれば、「おじさん構文」の具体的な特徴は以下の通りに挙げられている。「絵文字:顔文字を多用」(第一位)、「文章中にカタカナを乱用」(第二位)、「一度に送る文章が長い」(第三位)、「句読点『、』が異様に多い」(第四位)。
これらの「おじさん構文」の特徴を見ると、おじさん世代と若者の間のジェネレーションギャップ(代沟)が明らかになり、世代間のコミュニケーションスタイルの違いなども分かるだろう。たとえば、若い世代はシンプルな表現や短い文を好む傾向があり、それに比べて中高年世代は文章が長い傾向や絵文字の多用が目立つ。このため、「おじさん構文」ある程度、日本のインターネット文化を表していると言ってもいいだろう。
文化といえば、「おじさん文化」という興味深い言葉もある。これは、中高年男性の嗜好や言動、価値観を表すものである。この言葉はユーモア的に用いられることもある一方で、時には時代や社会の変遷に適応できずに古臭い意見や保守的な態度を保持する中高年男性像を描写するためにも用いられる。
1.「おじさん構文」に合わないのはどれか。A.百合子チャン、(*o*)オ(*o*)ハー!!! |
B.今日も、お仕事、頑張る(◍°∇°◍)ノゾッ!! |
C.今日は、なんと、僕の誕生日、でも、何も予定が(*▽*)無 |
D.本日の打合せは、本社1Fのロビー集合でお願い。遅刻厳禁。 |
A.日本人の嗜好や含動、価値観を表すから |
B.世代間キャップや交流方式の違いなどが明らかになるから |
C.「おじさん構文」は若者に莫大な影響をもたらすから |
D.インターネットでよく見られて、注目されているから |
A.おじさん構文 | B.おじさん文化 | C.シンプルな表現 | D.日本のインターネット文化 |
A.興味深い言葉で、いいか悪いか簡単に言えない。 |
B.絵文字が目立つので、よく用いられる。 |
C.時代や社会の変遷に適応できなくて、捨てるしかない。 |
D.ユーモア的で、年代感も感じられて、多用すべきだ。 |
A.1991年に生まれた佐藤さんは、今回の調査の対象になった。 |
B.SNSでの構文を見ると、世代間のコミュニケーションスタイルの違いが分かる。 |
C.中高年世代歯シンプル表現や短い文を好む。 |
D.「おじさん文化」は保守的な態度を保持する若者男性像を描写する。 |
4 . わたしは完璧主義者だ。わたしの部屋には埃一つ落ちていないし、すべてのものが整然と並んでいる。時計だって一秒の狂いもない。何もかも完璧にやらないではいられないのだ。それを人格の欠点のように言う人もいるが、わたし自身はそう思っていない。しかし、完璧主義を他人に押し付けるつもりは少しもない。(ア)、完璧主義で抱え込まされる(遭受,承受)苦悩があることを十分に知っているからだ。
完璧主義が高じると、自分に無理な要求を課すようになる。例えば、細かいことでいらいら(焦躁不安)したり、腹を立てたりしやすくなる。機嫌が悪いと、他人が寄り付かなくなるので、孤立する。孤立すると共に、ますます意固地(固执,执拗)になり、自分に厳しく当たる(苛待)ようになる。
いつの間にか、世界のすべてを敵に回してしまうのだ。そのようになりたくなければ、何もかも完璧にやろうなどとは考えないほうがいい。人生、時と場合によって、手を抜く(敷衍)必要があることもあるのだ。
人生はどんなにこちらが完璧であろうとしても、それを出し抜く(抢在……之前)企みをいつも用意している。だからこそ、おもしろいのだ。
1.文中の「そう」の指す内容はどれか。A.完璧主義は人格の欠点である。 |
B.完璧主義は人格の欠点ではない。 |
C.完璧主義を他人に押し付けようとする。 |
D.完璧主義を他人に押し付けようとしない。 |
A.すると | B.そのため | C.しかし | D.なぜなら |
A.自分に厳しく、腹を立てやすい。 | B.完璧主義を他人に押し付ける。 |
C.すべてのことを完璧にやる。 | D.自分以外の事物に無関心だ。 |
A.細かいことでいらいらしたり、腹を立てたりしやすくなる。 |
B.他人が寄り付かなくなるので、孤立する。 |
C.意固地になり、自分に厳しく当たるようになる。 |
D.すべてに満足しやすくなる。 |
A.完璧主義者は自分の手をリラックスさせる必要があるから |
B.完璧主義者は場合によって、妥協する必要があるから |
C.完璧主義者は腕を磨く必要があるから |
D.完璧主義者は自分の両手で完壁を追求すべきだから |
5 . あなたの目はいくつありますか。
もちろん「二つ」と答える人が 1 でしょう。
確かにそのとおりですが、それだけ 2 のです。失敗を避けて成功につなげる 3 には、三つの目を持ちましょう。
まずは一番目の「鳥の目」です。勉強でも仕事でも、いきなり 4 ところから着手するのは、賢い方法ではありません。自分の現状が把握できないのでは、頭の整理がしにくくなり、大きなストレスの 5 になります。
だからこそ鳥の目です。鳥になり、高い位置から下の 6 を把握することから始めるのです。本であれば目次を見ます。建築であれば設計書を見ます。仕事であれば目的や段階などを知ります。難しく思えることも、大体の構成が分かると、取り組みやすくなります。
次に「虫の目」で見ます。虫は、小さい生き物です。地に面した低い位置にいるからこそ、上からは見えなかったことが 7 くるようになります。ターゲットを絞れば、虫のように狭く深さを心がけ、徹底するのです。
最後に「魚の目」です。魚は、目には見えない川の流れを体全体で感じ取っています。あなたは魚の目を持ち、 8 方向へ流れていくのかを読み取ります。勉強にも仕事にも流れがあります。歴史の勉強も流れを理解すれば、 9 やすく忘れにくくなります。仕事でも流れを理解すれば、取り組みやすく忘れにくくなります。
勉強でも仕事でも使える三つの目を 10 。
1.( )A.めったに | B.まったく | C.ほとんど | D.なかなか |
A.ではいけない | B.でもいい | C.でしかない | D.までもない |
A.ため | B.まま | C.うえ | D.もと |
A.明るい | B.細かい | C.きびしい | D.珍しい |
A.気持ち | B.話題 | C.勉強 | D.原因 |
A.樣子 | B.人気 | C.勘定 | D.台所 |
A.見て | B.見えて | C.見せて | D.見たくて |
A.どの | B.どこ | C.どれ | D.どう |
A.間違え | B.覚え | C.進め | D.込め |
A.お持ちします | B.持たれます | C.持ちましょう | D.持ちませんか |
6 . 私の考えでは、日本人にとって足とは、特別な深い意味を持つ身体部位ではない。もちろん、顔や手を比べれば、格が下がる(档次低)ことは確かだが、① を、公衆の面前に出すこと、人前で裸足でいることは時と場所によるが、別に悪いことだ。
でも②恥ずかしいことでもない。夏の夕方、浴衣を素足で外を歩くと、立派な日本の伝統風俗の1つだ。
ところがイギリス人にとっては、素足はどんなことがあっても、他人に③ 身体部位なのだ。その意味では④恥部の一種だと言ってもいい。素足は寝室だけに許される格好なのだ。そこで人前で靴を脱ぐことは、寝室の行為を連想させるほどの印象を他人に与えてしまう。それだからこそ、日本に来たイギリス人が日本人の家に上がる時、靴を脱がされることに強い抵抗感を示すのだ。
1.① には何を入れるか。A.顔 | B.頭 | C.足 | D.手 |
A.日本人が人前で素足するのはある意味で伝統風俗の1つだから |
B.日本人は浴衣を着て素足で外で歩くことが好きだから |
C.イギリス人は寝室で素足するから |
D.イギリス人は足より顔や手などが重要だと思うから |
A.見てはいけない | B.見せてはいけない | C.見てもいい | D.見せてもいい |
A.人前で素足すること | B.寝室で素足すること |
C.浴衣を着て外で歩くこと | D.家に帰る時、靴を脱ぐこと |
A.人前で素足で見せることは、日本の格調高い伝統的風俗の1つだ。 |
B.イギリス人にとって、足は他の身体部位に比べて、それほど大した意味を持たない。 |
C.文化の違いによって、ものの感じ方や考え方、そして習慣が違うことがある。 |
D.文化や習慣が違っても、イギリスと日本人は似た感覚や考えを持っている。 |
7 . 家族3人で日帰りツアー(旅行)を申し込み、出発を楽しみにしていたところ、旅行会社のほうから、①遠慮していただけないかという電話を受けた。
私たち夫婦には重度知的障害者の次女がいる。この会社のツアーには以前も参加したが、会社側で参加者のアンケートや添乗員の話を聞いたところ、「アー、アー」と騒ぐ次女は迷惑だ② 。
私たちはいつも「大声を出して迷惑を掛けますが、よろしくお願いします」「お騒がせして申し訳ありませんでした」と声を掛けている。励ましてくれる人も多かったが、一部の人には迷惑がられていたと改めて認識した。
③親として少し甘かったとは思う。だが、④ 、「やはり迷惑ですか」と聞きたい気持ちだ。「旅行に行くからね」と声を掛けると、次女はリュックを持ってくる。次女を思うと、⑤今回の件は涙が出た。
1.①「遠慮していただけないかという電話を受けた」とあるが、旅行会社がそう言ってきた理由は何か。A.家族に障害者がいるから | B.初めての参加だったから |
C.アンケートに答えなかったから | D.参加者の数が多かったから |
A.というものだ | B.だ | C.とのことだ | D.ところだ |
A.周りの人に謝らなくてもいいと思っていたこと |
B.周りの人に謝ればいいと思っていたこと |
C.子供を自由にさせていたこと |
D.子供の病気を隠していたこと |
A.それで | B.それでも | C.だから | D.すると |
A.子供を旅行に連れて行けない自分が悲しい。 |
B.子供が旅行に行かないと言うのが寂しい。 |
C.旅行を楽しみにしている子供を見るのがつらい。 |
D.旅行を楽しんでいる子供を見ると嬉しい。 |
8 . 昨日は休みでした。私は趙さん 1 新宿に行きました。新宿は 2 にぎやかな町でした。駅の近くに 3 店がありました。私たちは 4 カメラ屋に入りました。趙さんはこの店 5 日本製のカメラを買いました。わたし 6 カメラがほしかったです。 7 、お金がありませんでした。
今日、私は家の近くのスーパーへ買い物に行きました。 8 リンゴを四つとトマトを五つ買いました。リンゴは一つ100円でしたが、四つで350円でした。 9 二階へ行つて、ノートを二冊 10 、帰りました。
1.( )A.を | B.で | C.と | D.に |
A.あまり | B.とても | C.ほとんど | D.ぜひ |
A.よく | B.すこし | C.いろいろな | D.とても |
A.きれい | B.大きい | C.多い | D.きらい |
A.で | B.に | C.が | D.と |
A.の | B.を | C.も | D.で |
A.ときどき | B.きっと | C.でも | D.そして |
A.まず | B.まだ | C.とても | D.それじゃ |
A.それから | B.まず | C.初めて | D.それじゃ |
A.買りて | B.買って | C.買いて | D.買て |
9 . 新幹線が最初に走ったのは1964年です。東京から新大阪まで、515kmを4時間 1 走りました。今一番速い「のぞみ」なら、2時間30分です。
2016年に北海道にも新幹線ができて、北海道から九州まで、新幹線だけで 2 (行く)こともできます。東京から名古屋へ行く途中、富士山 3 見えます。富士山の 4 (美しい)を見たいなら、右側の席に 5 (座る)ましょう。新幹線は、東京駅 6 着くと、またすぐに出発することがあります。その時間は、短い場合は12分しかありません。
お客さんが降りたり 7 (乗る)たりするのに515分かかりますから、7分で100ぐらいの椅子やテーブルを全部 8 (きれい)掃除して、トイレなども使えるようにするのです。すごいですね。
新幹線の 9 (掃除)をする人たちの仕事は、外国のテレビでも紹介されました。 10 (きょうみ)を持った人が、見に来ることもあります。1.
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10 . 私たちが便利で豊かな生活を求めている間、 1 資源が 2 、結果として環境問題を招いています。「環境 3 やさしい」生活をしなければならない時代になりました。例えば、学校では、紙類の消費量を例として、改めて考えてみると恐ろしいほどの量です。新聞や雑誌、本は 4 、学校で勉強に使うプリントなど、簡単に使い捨ててる感じ 5 。 6 、その裏で大量の木が世界で切り倒されていることへの罪悪感は全くありません。人間はどんどん木を切り倒したり、石油を消費することで二酸化炭素を放出したりしています。その結果、温暖化を招き、大気や土壌、水質を 7 きました。
それではだめです。今こそ環境を守るために、自分から行動し始める時だと 8 思います。自分の場合、自分では何ができるのかを考えてみました。使用済みの裏が白い紙をメモ用紙にしたり、レジ袋をもらわなかったりします。これらは自身の 9 やってあげるという覚悟を持って、今後は取り組んで 10 と思っています。
1.A.多くの | B.多く | C.多い | D.多な |
A.消費でき | B.消費させ | C.消費し | D.消費され |
A.に | B.が | C.で | D.は |
A.たくさん | B.もちろん | C.いっぱい | D.いちばん |
A.が起きます | B.になります | C.がします | D.にします |
A.それから | B.それでは | C.そこで | D.それなのに |
A.汚れ続けて | B.汚し続けて | C.汚れ続いて | D.汚し続いて |
A.強く | B.強い | C.強くて | D.強いに |
A.とおり | B.うちに | C.ことに | D.ために |
A.いく | B.いこう | C.くる | D.こよう |