第1の知恵:家を安全なスペ一スにする
家具は倒れると危ないから壁にしっかりと固定する。本棚や戸棚(橱柜)には扉に留めをつけて、中のものが落ちるのを防ぐ。
第2の知恵:家族との連絡方法を決めておく
避難場所を打ち合わせる。離れた地域に住む親類や知人宅を連絡先にしておくとよい。
第3の知恵:食料と水を確保する
救援物資が予定通り届くかわからないから、一人につき最低3日分くらいの水と食料を備蓄(储备)しておく。
第4の知恵:サバイバル·グッズ(生存物资)を用意する
非常時の必需品である懐中電灯、携帯ラジオ、家族の写真、緊急医療品、ライタ一、下着などを非常持出袋に入れて、取り出しやすい場所に保管する。
第5の知恵:いざ地震が起きたら
①火の始末
②テーブルなどの下に身をふせる
③ドアを開けて、まず出口を確保する
④あわてて外に飛び出さない、一度出たら戻らない
⑤わが家の安全、隣の安全、互いに声をかけあおう
⑥門や塀(院墙)には近寄らない
⑦割れたガラスに気をつける
⑧正しい情報に耳を貸す(うわさやデマ(谣言)に注意)
1.文中に「命を守る5つの知恵」とあるが、それは具体的に何の知恵か。
A.台風への備え | B.避難勧告 | C.地震対策 | D.火災防止策 |
A.本棚や戸棚の中のものが落ちるのを防ぐため | B.本棚や戸棚が倒れるのを防ぐため |
C.本棚や戸棚のガラスの飛散を防ぐため | D.本棚や戸棚にフィルムを張るため |
A.一世帯につき、多くも一週間くらいの食料と水を確保する |
B.一人につき、少なくとも一週間くらいの食料と水を確保する |
C.一世帯につき、多くも3日くらいの食料と水を確保する |
D.一人につき、少なくとも3日くらいの食料と水を確保する |
A.外に飛び出すこと | B.テーブルなどの下に身をふせること |
C.家族や隣同士と声をかけあうこと | D.火を消すこと |
A.事前に家族と避難場所を確認しなければならない |
B.できるだけの情報を収集しなければならない |
C.いざとなったら何も持たずに素早く家を出なければならない |
D.いざとなったら非常時の必需品を急いで用意しなければならない |
(ア)返事して違う部屋にいったり、愛想笑い(敷衍地笑)をしてやり過ごしたり、そのくせお小遣いをもらえる時だけは調子が良かったり。曽祖母が少しずつ物忘れがひどくなって、老人ホ一ムに入ると決まった時は、ちょっとだけほっとした自分もいた。
小学校低学年の時、曽祖母は亡くなったが、知らされた直後は、私は深く悲しむことも涙を流すこともなかった。(イ)、最後のお別れの時、棺(棺材)の中で眠る曽祖母の顔を見たその瞬間、私は泣き崩れ(痛哭流涕)ていたと思う。曽祖母の顔はなぜだか暖かく見えて、私はそれまでの行動を後悔した。
あの日から何年が経っても、いのちを考える時、私は必ず曽祖母のことを思い出す。だから今ならきっと言える。「冷たくしてごめん」って、たったそのひと言を。
1.文中に「ちょっと苦手だった」とあるが、なぜ筆者がそう思うのか。
A.質問に答えられないから |
B.会いたくないから |
C.曽祖母との付き合い方が分からないから |
D.曽祖母のことが好きではないから |
A.羨ましく | B.懐かしく | C.丁寧に | D.適当に |
A.それなのに | B.それで | C.だから | D.また |
A.曽祖母と最後の別れをしなかったから |
B.曽祖母が生きている間に優しくしなかったから |
C.曽祖母からお小遣いをもらえなかったから |
D.曽祖母が亡くなったことを知った時涙を流すこともなかったから |
A.筆者は曽祖母との仲がとても良い |
B.曽祖母が亡くなったことを知って、筆者は悲しく泣いた |
C.曽祖母とずっと同じ家で暮らしていたから、曽祖母のことが大好きだ |
D.棺の中で眠る曽祖母の顔を見た筆者はそれまでの行動を後悔した |
この研究結果は、こんなことを私たちに教えてくれています。「ポジティブ(积极的)なエネルギー」を表現することは、他者に楽しい気分をもたらすことができると同時に、自分自身の健康にも役立つのです。大笑いにせよ、微笑にせよ、常に口元に笑みを浮かべることを心掛けましょう。
1.文中の「調査」の目的は何か。A.若者の笑い状況を把握するため | B.笑いとネガティブな感情との関係を探るため |
C.笑った理由を明らかにするため | D.性別による笑いの程度と頻度の差を把握するため |
A.被験者が調査期間中に毎日調査の質問に答える回数 |
B.被験者が調査期間中に調査の質問に答える合計回数 |
C.被験者が毎日笑った回数 |
D.健康に良いと言われる1日の笑いの回数 |
A.被験者は男性のほうが多い |
B.調査は一か月間続いた |
C.調査はスマホを通してのインタビュー(访问调查)である |
D.調査の質問は笑いの回数と程度に関するものだけである |
A.しかし | B.また | C.だから | D.例えば |
A.性別による笑いの程度と頻度の差がみられなかった |
B.被験者たちは毎日自分が喜びに浸った時に生じた笑いが18回ある |
C.大笑いするより笑う回数が多いほうがストレス軽減効果が高い |
D.腹を抱えて大笑いするのが気分の改善に一番役立つ |
4 . だれにも夢がある 1 、私は信じています。私にも夢があります。小さい時の夢は、世界一周旅行をすることでした。2、十二歳のころから、家族が幸せになることが私の夢となりました。私の両親は私たち子供に教育を 3 ために、仕事をたくさんしなければなりません。父と母は、仕事 4 疲れ、また、忙しくて私たちと一緒にいる時間がない 5 、私が学校を卒業して仕事につき、一日も早く両親に楽を 6 と思っています。この夢を叶える(实现)ために、私はいっしょうけんめい勉強するようにしています。ときどき、勉強している時、つらくてやる気(干劲)を 7 こともありますが、父と母のことを考えていると、またやる気が 8 。
家族の中でみんなが卒業できて、いい仕事ができるようになったら、 9 夢がかなう(实现)でしょう。もし夢がかなったら、家族みんなが幸せになると思います。しかし、たとえ夢がかなわなくても私はいっしょうけんめい頑張って 10 。
1.A.で | B.に | C.を | D.と |
A.だから | B.そうすると | C.つまり | D.しかし |
A.受けて | B.受けさせる | C.受けられる | D.受けていく |
A.で | B.の | C.を | D.へ |
A.でも | B.ても | C.のに | D.ので |
A.してあげたい | B.させてあげたい | C.してもらいたい | D.させてもらいたい |
A.くばる | B.なくす | C.つける | D.すてる |
A.わいてきます | B.ついできます | C.まねいてきます | D.はらってきます |
A.この | B.その | C.あの | D.なんの |
A.きたいです | B.いきたいです | C.みたいです | D.あげたいです |
5 . この国では多くの人が、拾ったお金 1 ネコババ(私吞)せずに警察に届けていることは、多くの外国人にとっては驚くべきことだ。海外でも、この国の人の 2 (正直)が称賛された。
私は小さい頃、家の近くで財布を拾ったことがある。従兄弟はそれを持ち主に 3 (返す)ことに反対したが、頑固な私 4 負けて、ようやく返すことができた。私は持ち主の笑顔を見ることができて、とても 5 (嬉しい)のだが、それを家族に報告すると、「なんでお金を返したの?」と、半ば馬鹿にしたように私を笑った。
落とし物が戻って 6 (くる)たり、 7 (盗む)たりすることも珍しくないため、いつの間にか、人間同士の信頼が失われていく。そんな他人への不信感に困惑していた私は、この国に来て衝撃を 8 (受ける)。私は、「正直な心」を持つこの国の人の素晴らしさを、母国の人々に 9 (つたえる)ために努力したい。近い将来、母国に、正直な人達がいっぱいになることを 10 (願う)ている。
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6 . ゴリラ(大猩猩)と人間の違いは何でしょう。ゴリラの雄は人間の3倍くらい大きく、でも脳は3分の一ぐらいの大きさしかありません。
なぜ、人間の脳はこんなに巨大になったのか。それは人間が言葉をしゃべり、言葉を使って世界を分類して解釈するようになったからだと思っていませんか。
でも、それは違うのです。言葉が現れたのは約7万年前ですが、脳が大きくなり始めたのは200万年前、現代人並みの脳の大きさになったのは40万年前です。言葉をしゃべり始めたから脳が大きくなったのではないのです。
では、どうして脳が大きくなったのか。人間以外の霊長類は、集団の平均サイズが大きいほど(ア)という報告があります。おそらく、言葉をしゃべる以前に、付き合う仲間の数が増えて、仲間の性格や自分との関係を記憶するために脳が容量を増やしたのでしょう。
人間に近いゴリラは家族的な小集団、チンパンジー(黑猩猩)は共同体のような集団しか作れません。それは、見返り(回应)を求めない家族と、見返りを求めあう共同体が、うまく融合できないことがあるからです。人間がその二つを両立することができるのは、高い共感力で仲間の事情や気持ちを理解して問題を解決することができるからです。その共感力こそ、人間の脳を大きくした源泉なのです。
1.文中の「それ」の指す内容は何か。A.人間の脳は巨大であること |
B.人間とゴリラの違いが体の差異であること |
C.ゴリラは言語を使えること |
D.人間が言葉をしゃべり始めたから脳が大きくなったこと |
A.脳が大きい | B.脳が小さい | C.体が小さい | D.体が大きい |
A.言葉を使って世界を解釈するようになったから |
B.多くの仲間としゃべるようになったから |
C.仲間の数が増えて、仲間の性格や自分との関係を記憶するから |
D.長い年月を経て、脳が自然に発達したから |
A.人間とゴリラとチンパンジー | B.ゴリラとチンパンジー |
C.ゴリラ | D.チンパンジー |
A.ゴリラと人間の違いは脳の容量が違うという点である |
B.人間は家族的な小集団も共同体のような集団も作れる |
C.共感力こそ人間の脳を大きくした源泉であるから、人間社会にとって共感力が重要だ |
D.言葉をしゃべることは人間の脳の発達にとってあまり重要ではない |
7 . 町を歩いていると、よくお祭りに出会うことがあります。
お祭りの日には、町のあちこちがきれいに飾られ、多くの人たちが集まってきます。お祭りの中心地は、大変な人で、人々は周りの人に押されたり、足を踏まれたりします。子供たちはきれいな着物や服を着せてもらって、お父さんやお母さんに手を引かれて見物に行きます。道路に小さな店がたくさん並んでいます。店にはおもちゃやお菓子などがいろいろ売られています。お父さんやお母さんは、子供におもちゃを買ってくれと、大きな声で泣かれて困ることがあります。
また、お祭りの日には、特別なごちそうを作ったり、特別美しい着物や服を着たりします。お客さんを家に招待して、みんなでお酒を飲んだり、ご馳走を食べたりすることもあります。
お祭りは、子供たちの大きな楽しみの一つです。
1.お祭りの日には、町はどうなるか。A.町のあちこちがきれいに飾られる。 | B.いつもとまったく変わらない。 |
C.外国人観光客でいっぱいになる。 | D.子供たちがきれいになる。 |
A.家でテレビを見ている。 | B.学校で勉強している。 |
C.お菓子を買いにいく。 | D.お父さんやお母さんにつれてもらう。 |
A.子供を連れて行かなければならないから。 |
B.店の前で子供に泣かれるから。 |
C.人が多くて足を踏まれるから。 |
D.子供にきれいな着物を着せなければならないから。 |
A.服 | B.着物 | C.お菓子 | D.おもちゃ |
A.きれいな服を着ています。 | B.お父さんやお母さんに連れて、見物に行きます。 |
C.ごちそうを食べます。 | D.初もうでに行きます。 |
8 . 一時期、日本ではドイツの医学が最高と考えられていたのだが、その後アメリカ医学の水準が最高と位置づけられるようになった。最近の若い医者はほとんどアメリカに留学する、という事実も①それを証明する。医学用語も、以前はドイツ語だったのが、今は英語も多くなっている。医学はさまさまな分野にかかわる高度な学問で、これを学ぶのは難しい試験(②)合格した非常に優秀な学生たちだ。彼らが今後優れた研究をして世界の医学に貢献すれば、世界中の病院で専門用語に日本語が使われる時代が来るかもしれない、という期待も一部にあるようだ。(③)、患者の立場から言うと、使われる用語は何語でもいいが、名医がほしい。立派な研究論文を書く「学者」よりも、正しく診断し、病気を確実に治してくれる「お医者さん」がほしい。立派な研究をすることは必ずしも④名医の条件とはならないはずだから。
1.下線①の「それ」とは、何を指しているか。A.ドイツの医学が最高と考えられていたこと |
B.アメリカ医学の水準が最高と位置づけられていること |
C.最近の若い医者がほとんどアメリカに留学すること |
D.医学用語に英語が多くなっていること |
A.ドイツ語 | B.英語 | C.日本語 | D.中国語 |
A.で | B.を | C.に | D.へ |
A.だから | B.そして | C.しかし | D.また |
A.立派な研究論文を書くこと | B.世界の医学に貢献すること |
C.専門用語に日本語を使うこと | D.病気を確実に治してくれること |
9 . 私には大学生の兄が2人いる。一人は実家暮らしで今、就職活動をしている。もう一人は昨年、大学に入学し、今年の春から一人暮らしを始めた。
一人暮らしの兄を誘い、先日、久しぶりに家族5人で食事に行った。そこで①気がついたことがある。それは当たり前のことの大切さだ。家族がいて一緒に暮らすのは当たり前だと思っていた。でも、兄が一人暮らしを始め、家族全員がそろうことは当たり前のことでなくなった。(ア)何気なくしていた5人での食事が、この間は、すごく特別な日のように思えた。食事が終わり、兄と別れるのが、いつもより寂しく感じられた。
この経験を通して、普段当たり前のように過ごしている日々はとても大切なものだと知ることができた。このことは、家族だけでなく学校生活や友達でも②そうだと思う。学校に通っていること、友達と話していること。その一つ一つを大切にして、過ごしていこうと思った。
1.筆者は何人兄弟か。A.2人 | B.3人 | C.4人 | D.5人 |
A.家族そろって外食することの大切さ | B.久しぶりに兄と会える嬉しさ |
C.友達と話すことの大切さ | D.家族全員がそろうことの大切さ |
A.だから | B.それから | C.しかし | D.例えば |
A.家族そろって食事するのが特別なことだ |
B.兄と別れるのがとても寂しいことだ |
C.当たり前のように過ごしている日々はとても大切なものだ |
D.学校の友達も家族と同じく大切なものだ |
A.筆者の大学生の兄が2人とも実家を離れて一人暮らしをしている |
B.筆者にとって家族5人で食事に行くのはよくあることだ |
C.筆者は家族とずっと一緒に暮らしたい |
D.筆者は家族そろう当たり前に感謝している |
10 . 大学入試センター試験が終わった15日夜のことです。高校3年生の妹が「これから志望校の試験対策に集中したいから」と言って、センター試験用に使っていた問題集やノートを整理していました。
2時間ほどして、「お姉ちゃん、ちょっと来て」と①弾んだ声(高亢的声音)がしました。妹の部屋に入って②驚きました。問題集とノートが高く積み上げ(堆)られていたからです。物差し(尺子)を持ってきて測って(測量)みると、何と③1メートル50もの高さがありました。
もちろん努力は物差しで測れるものではありません。しかし、こうして積み上げることによって、妹の努力は、(ア)になりました。妹にとっては「これだけやってきたんだ」という自信になったと思います。私も「目標を達成するには、努力を重ねることが大切なのだ」と、改めて教えられた気がしました。
志望校の入学試験に向けて勉強を続けている受験生のみなさん。春にはたくさんの笑顔が見られるように祈っています。
1.文中に「①弾んだ声」とあるが、それは誰の声か。A.筆者 | B.筆者の弟さん | C.筆者の妹さん | D.分からない |
A.妹の部屋に問題集とノートが高く積み上げられていたから |
B.妹の部屋に問題集とノートがいっぱいで、汚いから |
C.妹の声が高いから |
D.妹の様子がおかしいから |
A.私の背の高さ | B.妹の部屋の高さ |
C.妹の背の高さ | D.妹が使用した問題集とノートの高さ |
A.物差し | B.目に見えないもの | C.弾んだ声 | D.目に見える形 |
A.目標を達成するには、努力を重ねることがとても大切だ。 |
B.志望大学に行きたいなら、上手に物差しを使わなければならない。 |
C.志望大学に行きたいなら、春には笑顔で迎えなければならない。 |
D.常に使っていた問題集とノートを測ることが重要だ。 |