1 . 日本では、インターネットでニュースを見る人が増え、新聞を読む人が減っています。ニュースや情報を知るにはインターネットを利用するほうが早いし、新聞を買うお金ももったいないからだそうです。わたしの友達も、前は読んでいたけれど今は読まないと言います。
わたしは毎日、新聞を読みます。(ア)、携帯電話でニュースを見ることもあります。ニュースを知るだけから、それで十分です。ニュースの中から、自分が興味を持ったニュースだけを選んで、そこにある字をざっと読んで情報を得ます。とても便利ですが、携帯電話で見る時はそれだけで終わってしまいます。
新聞を読む時は違います。新聞記事の内容は、幅が広いです。ニュースだけでなく、社会で問題となっていることを、新聞を書く人が深く調べ、分析や詳しい解説をする記事もあります。携帯電話では気にしない記事も自分の興味が広がったり、考えが深まることも多いです。それは自分の人生を少し豊かにしてくれると思います。
新聞を読むと、時間も、お金もかかります。でも、わたしはこれからずっと、新聞を読み続けるつもりです。
1.「前は読んでいたけれど今は読まない」のは、なぜですか。A.新聞のほうが、知識が増えるから |
B.新聞のほうが、分析や詳しい解説があるから |
C.インターネットのほうが、やすくて情報の幅が広いから |
D.インターネットのほうが、早くてお金がかからないから |
A.もちろん | B.とにかく | C.つまり | D.ところで |
A.新聞を書く人が心が深いところ | B.解説はしないところ |
C.記事内容が豐富なところ | D.お金がかかるところ |
A.社会のニュース | B.興味があるニュース |
C.字がざっと読めるニュース | D.便利なニュース |
A.新聞を昔は読んでいたが、今は読んでいない。 |
B.今は新聞より携帶電話のニュ一スサイ卜をよ〈読赴。 |
C.新聞の記事を読むと、自分の考えが深まることも多い。 |
D.新聞がもっとやすくなれば、これからも読み続けたい。 |
2 . 私はちょうど20歳の時に、日本に来ました。当時の私は「おはようございます」「こんにちは」など、挨拶程度の日本語しかできませんでした。だから、しばらく外に出るのがとても怖く、ずっと家の中にいて、朝から、晩までテレビばかり見て毎日を過ごしていました。
だんだん日本の生活に慣れてきた頃、看護師として働いてみないかと言われました。私は子供の頃から、看護師になるのが夢で、そんな私の気持ちをよく理解してくれている叔父さんからの話でした。私はあまりにも急な話で、すぐには答えることができませんでした。実は当時の私が迷っていた本当の理由は言葉の問題でした。
しかし、これは看護師になるいい機会ですから、私は心配しながら病院で働き始めました。絶対にやっていこうという気持ちで努力しましたが、看護師という仕事に完全に慣れるまでには、とても時間が掛かりました。ポケットにいつも電子辞書を入れて仕事をする毎日が続きました。
今でも、はっきり覚えていますが、それは、自分がやっと立派な日本語の会話ができたと思えた日のことです。仕事が終わって、寮に戻り、嬉しさのあまり、とうとう大きな声で泣いてしまいました。嬉しくて涙が止まりませんでした。私は立派に日本語が話せた嬉しさで胸がいっぱいでした。そして、これからも、頑張っていこうと思いました。日本で看護師として働いたことはいつまでも忘れない思い出として残るでしょう。
1.「ずっと家の中にいて」とあるが、その理由は次のどれか。A.日本に来たばかりだから |
B.日本のことは詳しくないから |
C.日本語はちょっとしかできないから |
D.日本のテレビ番組を見るのが大好きだから |
A.電子辞書は軽いから |
B.まだ仕事が完全に慣れなくて、仕事中でも電子辞書を使うから |
C.電子辞書は高いから |
D.電子辞書を大切にしたいから |
A.もう日本に慣れたこと |
B.看護師になったこと |
C.日本語でうまく話すことができると感じた日のこと |
D.病院の仕事はもう慣れたこと |
A.看護師としての仕事 |
B.日本の病院での仕事のこと |
C.日本での生活 |
D.日本語の勉強と私の努力 |
A.看護師になることは私の夢です |
B.日本の病院での仕事は苦しいです |
C.努力すれば、夢が実現できます |
D.日本語の学習は絶対必要です |
3 . わたしはいつも、小学校一年生の妹といっしょにうちへ帰ります。そして、4 時半までうちで勉強します。4 時半に、幼稚園へ弟を迎えにいきます。ははは、スーパー・マーケットで働いています。ですから、迎えにいくことができません。ちちは、月曜日から金曜日まで、会社で働いています。ちちの会社の仕事の時間は、午前10 時から8 時間です。うちへ帰るのは、とても遅いです。日曜日には、ときどき、ちちといっしょに公園へ遊びに行きます。
1.わたしの家族は、何人ですか。A.4人 | B.5人 | C.6人 | D.7人 |
A.四日間 | B.五日間 | C.六日間 | D.七日間 |
A.5時 | B.6時 | C.7時 | D.8時 |
A.幼稚園 | B.スーパー・マーケット | C.会社 | D.公園 |
A.一年生 | B.二年生 | C.三年生 | D.四年生 |
4 . わが家は、高校を卒業し、支払い能力ができた時に自分で携帯電話を買うという考え方でした。ところが、息子は高校に入学してから、部活動で帰宅が大変遅くなりました。夜の9時、10時になることも多いです。また、大会の日は朝早く出て夜遅くまで帰ってきません。待っても待っても、帰ってこず、「どこでウロウロ(瞎转,徘徊)しているのか!」といらいらが続きました。
それでとうとう昨年の9月、高校2年生の時に持たせることになりました。それからは、いつでも連絡が取れるようになり、安心になりました。
買った時に「クラスで携帯を持っていなかったのは、俺だけだったんだ。」と言いました。わが家の経済状態を理解していたのでしょうか、①それまで一度も欲しいとは言わなかったのです。何も言わずによく1年半も我慢してくれたことと、②胸が熱くなる思いでした。通話料金も、定額の無料通話内で、という約束ですが、今のところずっと守ってくれています。妹も高校1年生ですが、兄と同じ時まで我慢させようと思っています。
1.いつ息子に携帯電話を買ってあげましたか。A.高校を卒業する時 | B.支払い能力ができた時 |
C.高校2年生の時 | D.高校1年生の時 |
A.息子がよく勉強しないので、心配していたということから |
B.息子の先生と便利に連絡できるため |
C.息子が帰宅が遅くなった時、いつでも連絡が取れるため |
D.息子がずっと欲しかったから |
A.帰宅が遅くなった時 | B.大会に出た時 |
C.連絡が取れない時 | D.親に携帯電話を買ってもらった時 |
A.息子 | B.私 | C.息子の妹 | D.息子のクラスの友達 |
A.1年半後 | B.高校1年生の時 |
C.高校2年生の時 | D.高校を卒業した時 |
5 . 私の趣味は絵を描くことと山を歩くことです。人や花の絵も描きますが、山の絵を描くのが一番好きです。
毎月の休みの日には、いつも私は絵を描きに一人で山へ行きます。子供はもう大きいですから、一緒に来ません。妻も歌の趣味がありますから、忙しいです。
絵を描く前に山をよく見ます。5月の新録、8月の録、赤や黄色の秋の山、そして白い冬の山。山はいつも違います。色鉛筆でノートに描きます。山の中は静かですが、時々人が来ます。そして私の絵を見て、「いい絵ですね。上手ですね。」と言います。
でも本当は上手ではありません。私は忙しい会社員ですが、絵を描くのは楽しいですから、毎晩寝る前に2時間ぐらい描いています。もう30枚ぐらい山の絵を描きました。
私は絵を見るのも好きです。土曜日や日曜日には、よく美術館へ絵を見に行きます。私の夢は外国の美術館へ行って、有名な絵をたくさん見ることです。そしてもっといい絵を描きたいです。
1.この人はいつ山へ行って絵を描きますか。A.忙しい時山へ行きます。 | B.毎月山へ行きます。 |
C.8月に山へ行きます。 | D.5月に山へ行きます。 |
A.疲れを取るのにいいところです。 | B.景色を見るにいいところです。 |
C.絵を描くのにいいところです。 | D.登るのにいいところです。 |
A.これから山の絵だけ描くことです。 |
B.たくさんの山の絵を描くことです。 |
C.外国の美術館で仕事をすることです。 |
D.もっと良い絵を描くことです。 |
A.忙しいですから。 | B.山が好きではないですから。 |
C.子供はもう大きいですから。 | D.妻は会社員ですから。 |
A.この人の夢は有名な絵を見ることと海外旅行です。 |
B.この人は絵が好きで、奥さんは音楽が好きです。 |
C.この人の趣味と子供の趣味とは同じです。 |
D.この人は会社員で、奥さんも働いています。 |
6 . 私は夏休みに日本人の友だちといっしょに友だちの田舎へ行きました。行くときは電車で行ったので、12時間もかかりました。
友だちの家族はみんな親切でした。お父さんは車できれいな湖につれて行ってくれました。湖には、魚を釣っている人や船に乗っている人がいました。ても、泳いでいる人はいませんでした。友だちが船に乗ろうと言ったので、船に乗りました。
お母さんが作ってくれた日本の料理はとてもおいしかったです。お母さんに「日本の料理は色もお皿もとてもきれいですね。私はお皿が買いたいです」というと、お母さんがお店につれて行ってくれました。そこで、白くてまるいおさらを3枚買いました。このお店では、自分でもお皿やお茶わんを作れると聞いたので、私もひとつ作りました。お皿を作るのは難しいので、小さいお茶わんを作りました。
帰りはひとりで飛行機に乗って帰ってきました。夏休みに友だちの田舎に行くことができて、ほんとうによかったです。
注:①まるい:圆的
1.夏休みに何をしましたか。A.友だちをつれて国へ帰りました。 |
B.友だちといっしょに飛行機で旅行しました。 |
C.友だちの田舎で日本の料理を作りました。 |
D.友だちの田舎へ電車に乗ってあそびに行きました。 |
A.泳いだり、船に乗ったりしました。 |
B.船に乗りましたが、泳ぎませんでした。 |
C.魚を釣りましたが、船に乗りませんでした。 |
D.魚を釣ったり、船に乗ったりしました。 |
A.友だちのうち |
B.日本料理の店 |
C.お皿の店 |
D.お土産の店 |
A.小さくてまるいお皿を作りました。 |
B.小さいお茶わんを三つ作りました。 |
C.白くてまるいお茶わんを買いました。 |
D.白くてまるいお皿を3枚買いました。 |
A.電車 | B.飛行機 | C.船 | D.バス |
7 . いろいろなことをすぐに忘れてしまう「もの忘れ」は、これまでは年を取るとともに(随着年齢的増长)、見える症状だったが、最近30代、40代の若い人(年轻人)にも同じような症状が見えた。
こんな若い人にも見える症状には、「人や物の名前が思い出さなくなった」、「ときどき頭の働きが止まってしまう」、「話している時に言葉が出なくなってしまう」などがある。これらの症状は高齢になると、自然なことだが、若い人たちにはやはり(还是,仍然,果然)問題があるだろう。
では、なぜ、若い人にこんな症状が出るのだろうか。その原因は自分の頭を使っていないからだ。現代社会はインターネット、携帯電話などの発達で、何か分からないことがあれば、すぐに調べることができる。だから、「探す」「思う」機会が減り、自分で考えることをしなくなってしまったのだ。
1.文中に「同じような症状」とあるが、どんな症状か。A.年を取るとともに、体が悪くなる症状 |
B.年を取るとともに、目が悪くなる症状 |
C.いろいろなことをすぐに忘れてしまう症状 |
D.年を取るとともに、足が悪くなる症状 |
A.インターネットの発達の原因 |
B.携帯電話の発達の原因 |
C.「もの忘れ」の原因 |
D.頭を使う機会が減る原因 |
A.「もの忘れ」は高齢者にだけ見える自然なことだ。 |
B.「もの忘れ」は若い人にも見えるが、これは自然なことだ。 |
C.若い人に「もの忘れ」の症状はぜんぜん見えない。 |
D.若い人に「もの忘れ」の症状が見えるのは、問題だ。 |
A.会社で隣に座っている人の名前が思い出せない。 |
B.校長先生に会ったの時、緊張して話せなくなった。 |
C.夜遅くまで仕事をしている時、頭の働きが悪くなった。 |
D.とてもぴっくりしたので、言葉が出なかった。 |
A.インターネットが発達して情報量が増えたから |
B.機械を使うことが多く、自分で考えることが少ないから |
C.現代人の生活は忙しくて、ゆっくり考える時間がないから |
D.インターネットなどが発達して、分からないことが増えたから |
中学校の授業も3時ごろ終わりますが、その後、クラブがあります。生徒たちはテニスや野球などいろいろ好きなことをすることができます。
高校は義務教育ではありませんが、中学生の95パーセントが高校に入ります。高校に入るためには入学(にゅうがく)試験(しけん)を受(う)けなければなりません。やさしい高校も難(むずか)しい高校もあります。高校も3年です。
大学は普通4年ですが、医学のコースは6年です。2年間の短期(たんき)大学もあります。大学では、みんな好きなことを勉強します。もちろん入学試験を受けなければなりません。試験は難しいので、一生懸命勉強しなければなりません。
注释:パーセント:百分率 受ける:接受
一生懸命:拼命努力 ~なければなりません:必须
1.日本の義務教育は何年ですか?
A.十六年です。 | B.三年です。 | C.六年です。 | D.九年です。 |
A.六歳から。 | B.八歳から。 | C.七歳から。 | D.九歳から。 |
A.五時間か六時間。 | B.五時間。 | C.六時間。 | D.八時間。 |
A.二年です。 | B.四年です。 | C.何年でもいいです。 | D.六年です。 |
A.日本の小学校は六年です。そして中学校も六年です。 |
B.日本の大学は全部4年です。 |
C.日本の小学校も中学校も授業はたいてい3時ごろ終わります。 |
D.日本の大学は全部とても難しくて一生懸命勉強しなければなりません。 |
私は今京都にいます。おととい飛行機で来ました。
京都はきれいですよ。京都の今の紅葉は本当にすばらしいですね。私は日本の秋が好きです。小野さんはどうですか。京都にはお寺や神社がたくさんあります。おとといは金閣寺などのいろいろな所へ行きました。①その日の天気がよかったですから、人がたくさんいました。どこもとてもにぎやかになりました。昨日は奈良へ行きました。奈良もお寺が② ですね。昨日は雨でしたから、人があまりいませんでした。東大寺はとてもきれいでした。びっくりしました。小野さんは京都と奈良と、どちらが好きですか。
小野さんにお土産を買いました。とてもきれいな紅葉の葉書です。来週の日曜日に帰ります。
では、また。
李 佳
11月25日
1.①「その日」はいつですか。A.11月26日 |
B.11月25日 |
C.11月24日 |
D.11月23日 |
A.少ない |
B.多い |
C.あまり少ない |
D.多くない |
A.京都はとてもきれいです。 |
B.紅葉はとても多いです。 |
C.京都の紅葉はとてもきれいです。 |
D.京都の紅葉はとても多いです。 |
A.分かりません。 |
B.小野さんは奈良が好きです。 |
C.京都と奈良はどちらも好きです。 |
D.小野さんは京都が好きです。 |
A.きれいな紅葉 |
B.葉書 |
C.お寺の絵 |
D.神社の絵 |
10 . 読書は人間の特権であります。人間以外に、読書をする存在者というものはありません。それは、人間が(ア)存在者で、考えることが人間の偉大性だからであります。動物は、目に見、耳に聞く感覚の正解に住み、それが動物のすべてであるが、人間は、感覚の世界の他に、目にも見えず、耳にも聞こえぬ考えられた世界を持っています。
(イ)、人間の行為は、風が吹くとか、水が流れるとか言うように自然現象と違うばかりでなく、動物の衝突的な活動(本能的行为)とも違って、まず目的をたて、次に手段を考えて、それを媒介者としてこの世界に我々を導く(引导)ものが、すなわち読書なのであります。文字というものを通じて、その背後にある意味を悟ることができる。これは人間にして初めてできることで、人間の特権だというべきでありましょう。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.考える | B.活動する | C.人間である | D.聞く |
A.住む世界 | B.感覚の世界 |
C.耳に聞くこと | D.目に見ること |
A.しかし | B.すると | C.または | D.だから |
A.動物の世界 | B.人間の世界 |
C.理念の世界 | D.文字の世界 |
A.自然の感覚の世界である。 |
B.人間は読書が好きである。 |
C.読書は人間の持つ特権である。 |
D.人間も動物も同じ世界を持っている |