1 . 日本の一年には春と夏と秋と冬の四つの季節があります。三月と四月と五月は春です。春は暖かくていい季節です。花がたくさん咲いてきれいです。先週、わたしはお花見に行きました。六月と七月と八月は夏です。夏は大変暑くて、わたしはあまり好きではありません。六月のなかごろから七月のなかごろまで雨がよく降ります。つゆといいます。七月と八月は夏休みで、若い人たちは海や山へ行きます。あの有名な富士山もたくさんの人が登ります。わたしも今年登ります。九月から十一月までは秋です。秋は静かで涼しくてわたしは大好きです。秋の空はたいへん美しくて、月もきれいです。十二月から二月までは冬です。日本の冬はたいへん寒くて、北のほうではたくさん雪が降ります。東京や京都でもときどき降ります。そして若い人たちは雪が降るとスキーに出かけます。日本ではこのように四つの季節がありますので、自然が変化してもうつくしいのです。
1.この人はどの季節がいちばん好きですか。A.春です | B.夏です | C.秋です | D.冬です |
A.美しいです | B.暑いです | C.静かです | D.涼しいです |
A.四月から五月まで | B.五月から六月まで |
C.六月から七月まで | D.七月から八月まで |
A.勉強します | B.スキーに行きます |
C.旅行します | D.花見に行きます |
A.春です | B.夏です | C.秋です | D.冬です |
2 . 人間の頭は一定の法則に従って働いています。その思考が有効に働くような配列で話すことは、欠かせない条件の一つです。
私たちはよく「まとまった話だった」と言います。まとまった話とは、まとめた話です。まとめた話とは話し手自身の頭の中がまとまっているのだとも言えます。
話というのは、複数の言葉、いくつかの話題の材料が有機的に結びついていて、一つのはっきりした構造的なまとまりのある図式になっているものです。その前提として頭の中が( ア )。特に、聞き手が複数の場合、混乱させる話は、話し手自身がそのことについてまとまった考えを持っていないために、起こる場合が多いものです。
話したことを相手に正しく受け止めてもらう( イ )、相手の理解する思考の法則にあった順序、配列をおろそかに(疏忽,马虎)できません。物事の順序、配列を考えることはいろいろな意味で大事です。それは話し手として注意しておかなければならないことだと言えます。
1.「私たちはよく『まとまった話だった』」とあるが、「まとまった話」とは何を指しているか。A.話す人がよく考えて整理できた話 | B.聞く人がよく考えて整理できた話 |
C.話す人と相談して決めた話 | D.聞く人と相談して決めた話 |
A.まとまっていないです | B.まとまっていなかったら |
C.まとまっていなくてもいいです | D.まとまっていなければなりません |
A.話をちゃんと理解すること | B.話がうまく進むこと |
C.話が混乱すること | D.話がはっきりすること |
A.ようには | B.ためには | C.はずには | D.わけには |
A.話したいことを思うように話すこと。 |
B.話したいことの順序や配列をおろそかにすること。 |
C.聞き手の理解や思考に従って話すこと。 |
D.話したいことの順序や配列をしっかり考えておくこと。 |
3 . 日本人は学校を卒業して働き始めると、生活のためだけでなく、高いものを買うためやレジャー(休闲)のために貯蓄します。また、ローン(贷款)を使うこともあります。結婚して子供が生まれると、子供の教育費などのために貯蓄します。
夫婦とその子とからなる核家族の家庭が多くなり、平均寿命がのびて、60歳以上の夫婦だけで暮らす期間が長くなっています。老後の生活や健康などに不安があるので、若いうちから貯蓄を始めます。
また、老後の生活のために社会保険があります。20歳以上の国民は毎月1万円以上の「国民年金」(退休保险金)を払わなければなりません。普通60歳まで払って、65歳から年金をもらいます。けれども、それだけでは生活できません。
( ア )、人々は自分で生命保険をかけたり、銀行や郵便局にお金を預けたり、家(土地)を買ったりします。家(土地)は日本では大きな財産の一つです。
1.日本人は何のために国民年金を払うか。
A.高いものを買うためです。 | B.子供の教育費のためです。 |
C.家を買うためです。 | D.老後の生活のためです。 |
A.成人になってからです。 | B.大学を卒業してからです。 |
C.子供が生まれてからです。 | D.60歳になってからです。 |
A.家族が少なくて小さな家庭 | B.家族が多くて大きな家庭 |
C.夫婦だけで暮らす家庭 | D.子供がいない家庭 |
A.教育費 | B.国民年金 | C.生命保険 | D.家 |
A.そして | B.そこで | C.それに | D.それとも |
4 . 先日、大学時代の友人たちと、卒業して20年経った記念に、フランス料理のレストランで食事をした。この店は予約が取れないことで有名で、夜のコースはスープからデザートまでどれも本当においしく、サービスも一流だった。誰かが「値段も一流だよね。」と笑わせた。
いつのまにか話は、今まで食べた物の中で一番おいしかった物は何か、に移った。「Tホテルのすし」「レストランKで食べたステーキ」など、有名なお店の料理が次々と出てくる中、山下君が「僕が今まで一番おいしいと思ったのは、お粥だなあ。」と言ったので、みんなびっくりしてしまった。
それは、彼が学生時代、アパートで一人暮らしをしていたころの話だった。ある時、風邪で40度の熱を出し、三日も大学を休んでしまったことがあったそうだ。熱が下がらず、ずっと部屋で寝ていたのだが、同じクラスの友達が様子を見に来てくれ、お粥を作ってくれた。それまでは何も喉を通らなかったのだが、ようやく熱も下がり、初めて口に入れたのが、友達が作ってくれたお粥だった。お米だけで作った白くて柔らかいお粥で、卵も野菜も何も入っていなかった。しかし、その時はそれが心からおいしいと感じられ、20年以上経った今でも忘れられないのだと言う。
私が、彼の隣に座っている奥さんに「その友達というのは、良子さん、君だったんじゃないの?」と( ア )、奥さんは「実は、そうなんです。」と言って笑った。
1.この文章によると、「レストラン」はどんなレストランだったか。A.いつも込んでいるが、値段は高くなく、味もサービスもまあまあである。 |
B.値段は高いが、人気があり、味もサービスもすばらしい。 |
C.おいしくて人気があるが、値段が高く、サービスはあまりよくない。 |
D.予約が取りにくいが、おいしくて値段も安く、サービスもよい。 |
A.山下君が、みんなが聞いたこともない珍しい料理の名前を言ったから |
B.山下君が、今日レストランで食べたお粥のことを言ったから |
C.山下君が、みんなが予想もしていなかった料理の名前を言ったから |
D.山下君が、40度の熱を出した時にお粥を食べたと言ったから |
A.良子さんの友達 |
B.「私」の友達の山下君 |
C.「私」の奥さんの良子さん |
D.山下君の奥さんの良子さん |
A.風邪の時に作ってもらったお粥の味 |
B.風邪の時に食べた卵や野菜が入った栄養いっぱいのお粥の味 |
C.友達がお粥を作って、風邪を引いた自分の見舞いに来てくれたこと |
D.友達が作ってくれたお粥のおかげで、早く風邪がよくなったこと |
A.聞けば | B.聞くと | C.聞くなら | D.聞こうと |
5 . 20年くらい前に、山の近くに、新しい町が作られることになりました。
まず、そこにあった木を切って、広い道を作りました。そして、新しい家をたくさん建てました。最後に、学校や銀行や、郵便局が作られました。
今は、この町にたくさんの人が住んでいます。新しいし、とてもきれいな町だからです。しかし、困ったこともいろいろあります。山に近い町で、駅に遠いです。いちばん近い駅まで、バスで30分(ア)かかります。そのバスも、朝、会社や学校に行く時間以外は、1時間に2本しかありません。車がないと生活するのが大変です。
また、若い家族がたくさん住んでいるので、子どもがたくさんいます。近くの中学校では、生徒1200人ぐらいもいて、大変だそうです。
1.(ア)に入る最も適当な言葉はどれか。
A.に | B.を | C.も | D.が |
A.昔は山だったが、木を切って町を作った。 |
B.若い家族がたくさんいるので、子供が多い。 |
C.山に近いが、駅に行くのに便利だ。 |
D.道が広いから、バスの便が多い。 |
A.山の近くなので、道が狭い。 | B.学校や銀行はあるが、駅から遠い。 |
C.車を持ってない人の生活は便利だ。 | D.道路がいつも込んでいる。 |
A.若い家族がたくさん住んでいるので、子どもがたくさんいる。 |
B.子どもが多いので、学校がにぎやかになっていい。 |
C.子どもが多いので、新しい町を作ることになった。 |
D.新しい町なので、学校や銀行や郵便局がない。 |
A.便利になって、いいことだと思う。 | B.都会から遠いから、静かだと思う。 |
C.問題があって、大変だと思う。 | D.子供が少なくて、よくないと思う。 |
6 . 先日、スーパーに母と出かけた時のこと。二人で野菜売り場を見ていたら、母が不意に少し離れた所にいた車椅子の女性のもとへ歩いて行った。その様子を見ていたら、「何か、お取りしますか?」と尋ねている。車椅子の女性は「細いねぎを取って欲しいの。」と答えた。母は、車椅子からでは手が届かない上の方の棚から、ねぎの入った袋を、二、三個女性の膝の上に載せると、( ア )と言っていた。女性は、このねぎを、今夜どうやって食べるかまで母に話して、二人とも、にこにこと楽しそうに話をしていた。そして、女性は何度も何度も、お礼を言った。
母は私の所に戻って来た。「どうしたの?」と母に言うと、母は「あの方はね、車椅子から上の棚を見ていたの。きっと取れなくて困っていると思って声をかけたのよ。」うちの母は、いつも自然に、ごくあたり前に人に何かをしている。二人で電車に乗った時もそうだった。席が空くと周囲を見まわして、妊婦さんや、お年寄りに席をゆずる。自分だって疲れていて座りたい( イ )、自分は最後の最後に座る。
私も、電車で席をゆずることがあるが、本当は少し恥ずかしい気持ちもある。知らない人に突然( ウ「こちらにどうぞ。」)と声をかけるのは、少し勇気も必要だ。
スーパーの中や、電車の中だけではなくて日頃の中学校生活の中でも、ほんの少しの思いやりが大切だと感じる。友達に助けてもらう事もあれば、私が友達を助けてあげることもある。思いやりの気持ちを感じた時は、感謝の気持ちを持って「ありがとう。」と言うように心がけている。
これから私は、障害者の方、高齢者の方、小さい子供達だけではなく、周囲の方々に、勇気を出して、思いやりの心を伝えたいと思う。一人一人のほんの少しの思いやりが集まってたくさんの思いやりになり、やがて広がり、社会全体が思いやりの心で溢れるといいと思う。
1.文中の(ア)に入れるのにもっとも適当な文は次のどれか。A.「どれが良いか選びなさい。いらないのは戻しますから。」 |
B.「どれか良いか選んでください。いらないことは戻しますから。」 |
C.「どれが良いか選んでください。いらないのは戻しますから。」 |
D.「どれが良いか選んでください。いらないのは戻りますから。」 |
A.はずだから | B.はずである |
C.はずなので | D.はずなのに |
A.こちらにすわってください。 | B.こちらにきてください。 |
C.こちらにいてください。 | D.こちらにたってください。 |
A.母はスーパーだけで人の世話をします。 |
B.母は思いやりのある人です。 |
C.母は高齢者の世話をします。 |
D.母は電車の中でいつもたっています。 |
A.日常生活の中で、友達を助けてあげることは大事なことだと思う。 |
B.日常生活の中で、どんなことをするにも勇気が必要だと思う。 |
C.日常生活の中で、思いやりを持つことで、社会が温かくなると思う。 |
D.日常生活の中で、「ありがとう」をよく言うべきだと思う。 |
7 . 時間ができれば、犬と散歩をします。ただ、決まった時間には行きません。( ア )決まった時間に散歩をするということは、人が犬に飼われているということになってしまうからです。私は、雨が降れば行かないし、暑ければ行きません。行きたくない天気の時は行きません。よく、近所にコーヒーを飲みに行きますが、その時は引き綱(牵引绳)を使いません。訓練をしっかりとしているから、引き綱がなくても大丈夫なのです。
犬は生後6ヶ月から訓練に入ります。この時期が最も重要な時期で、きちんと訓練することが重要です。次の外出は、速い足で歩き、公園でやることをきちんとやる。散歩もゆっくり歩きます。つまり、メリハリ(松紧有度)が必要なのだと思います。
一緒に生活をしているから、動作一つで、何をするかが分かります。お風呂も当然、一緒に入ります。起きる時間はバラバラですが、私が起きれば起きるし、必ず横にいます。風邪をひいた時など、一歩も動きません。世話をするつもりなのでしょう。
そんな家族といつまでも幸せな時間を過ごしていきたいです。
1.文中の( ア )には入れるのに最も適当なものはどれかA.しかし | B.つまり | C.それから | D.なぜかというと |
A.犬は私の世話をしてくれる |
B.犬と一緒に生活している |
C.犬を飼う事はかえって犬に飼われる |
D.決まった時に散歩すれば、人が自由がなくなる |
A.生後からの訓練時期 |
B.6カ月からの訓練時期 |
C.6カ月ぐらいの訓練時期 |
D.生後から6カ月までの時期 |
A.私の起きる時間は日によって違うこと |
B.犬の起きる時間は日によって違うこと |
C.私の起きる時間は犬と同じではないこと |
D.私の起きる時間は家族と同じではないこと |
A.犬との生活 | B.犬の生活習慣 |
C.犬の訓練について | D.犬の世話の仕方 |
8 . どうして自分に自信が持たないと、自分への満足感も低くなりますか。自信をつけるには、どうすればいいか。
先日、ある人が「私は観光地に行くと必ずカメラのシャッターを押してくれると頼まれます。気が弱そうに見えるからですね。」と、悩みを話してきました。それは大変な自分評価!
「私は観光地では必ずカメラのシャッターを押すのを頼まれます。友人にも頼みやすいと言われ、うれしくなりました。」
どうですか、自分への見方を少し拡大解釈してみませんか。新しい自分がいますよ。
( ア )、同じ局面でも、その対応にはその人の良さが必要あります。自信のない人は、当たり前だと思って行動していることの素晴らしさを見過ごしているだけです。自信を持っている人はそれをちゃんと見出すものです。
1.文中「それは大変な自己評価」の具体的に指すものはどれか。A.自分への満足感が低い評価 |
B.他人への満足感が低い評価 |
C.自分に自信をつける評価 |
D.他人に自信を付ける評価 |
A.他人を助けたから |
B.他人に自信をつけたから |
C.他人に信頼されることが分かったから |
D.他人に自信があると言われたから |
A.悩みをそのまま友人に話すこと |
B.対応にはその人の良さを見ないこと |
C.当たり前だと思って行動していること |
D.当たり前だと思って行動していることの素晴らしさを見出すこと |
A.つまり | B.しかし | C.それから | D.また |
A.他人を頼む事は他人に自信を持たせるには有効です |
B.自分の行動していることからよさを見出すのは自信を持つには有効です |
C.他人に頼まれた事は、自信を持つことの証拠です |
D.他人に頼まれた時、断ることは自信を持つには有効です |
9 . 日本では新婚旅行に海外に行く人が多いです。旅行中にそれまで気がつかなかった相手の一面を知り、帰国後、成田空港で離婚を決めてしまうことがあります。これを成田離婚といいます。女性が男性に対し、失望するケース(事例)が多いのです。これは慣れない海外旅行で、男性が頼りにならない(不可靠)と思われてしまうことが原因の一つのようです。
結婚前に海外旅行の経験があるのは女性が多いのです。男性は、新婚旅行が初めての海外旅行と言うケースが少なくありません。海外渡航経験の少ない男性は言葉の通じない慣れない土地で、乗り物の切符を買うのにさえ戸惑い(不知所措)、( ア )な場面で困ったり、失敗したりしてしまいます。女性はそんな男性の頼りなさに失望し、些細(细微)なことから大喧嘩に発展することもよくあります。( イ )、新婚旅行が終わるころには、離婚を決めてしまうのでしょう。
1.文中の「成田離婚」とあるが、その指すことはどれか。A.成田さんが離婚すること |
B.成田市で離婚すること |
C.わざわざ成田空港にいて離婚すること |
D.新婚旅行で帰国して成田空港で離婚を決めること |
A.同じよう | B.さまざま | C.有名 | D.複雑 |
A.切符が買えない男性 |
B.結婚したくない男性 |
C.海外渡航経験の多い男性 |
D.新婚旅行で困ったり、失敗したりする男性 |
A.また | B.しかし | C.そして | D.けれども |
A.男性が言葉が通じないから離婚を決める |
B.男性が女性に対し、失望するから離婚を決める |
C.結婚前に海外旅行するのは女性の方が多いです |
D.結婚前に海外旅行するのは男性の方が多いです |
10 . 私は二学期の目標に「会った人には、自分から先に挨拶をする。」と言う目当て(目标)を立てました。最近の私は、ずいぶん挨拶ができるようになったことを感じています。
しかし、1年生の頃、私は、今のようには出来ませんでした。自分から声を出すのが少し( ア )なあと言う気持ちがあったからです。その頃に比べると、今は自然と声が出せるようになりました。
「挨拶と言うのは、『心を開いて歩み寄る(走近)』と言う意味があるのよ。」とお母さんが教えてくれました。この言葉はお母さんが社会人になったとき、会社の先輩から教えてもらった言葉だそうです。社会人になって、周りは知らない人ばかりだったそうですが、自分から声を出して挨拶をすることによって周りの方たちとの心の( イ )が少しずつ縮まってくことを感じて先輩の言葉の意味がわかってきたと言うことでした。
「おはようございます」
私が大きな声で挨拶をすると、下級生もまねをして大きな声で挨拶してくれます。私がお母さんから挨拶の意味を教えてもらったように、今度は私が挨拶の大切さを下級生に伝えていきたいと思います。
1.文中の「今のように」の指すことはどれか。A.ちゃんと挨拶ができること |
B.きちんと目標を立てること |
C.母に教えてもらうこと |
D.心を開くこと |
A.楽しい | B.羨ましい | C.恥ずかしい | D.厳しい |
A.自分周りの人に挨拶する言葉 |
B.私が母に話したこと |
C.先輩が私に話したこと |
D.母が私に話したこと |
A.長さ | B.温かさ | C.距離 | D.広さ |
A.筆者は今社会人だ。 |
B.筆者は一年生の時、自然と挨拶ができなかった。 |
C.筆者は今、挨拶の意味が分からないが、自然と挨拶ができる。 |
D.筆者は今、挨拶の意味が分かったが、自然と挨拶ができない。 |