1 . 私は夫と5つの子どもと一緒に暮らしている。子どもが少し大きくなってからは、子どもを幼稚園に預けて昼間は家に近くない会社で働くようになった。仕事上の忙しさはもちろん、子育てもいろいろなことで疲れ切ってしまう。そして、ご飯はよく近くのス一パ一のお惣菜(熟食)を買って行ったのだ。
その日も私はいつものように仕事で疲れ切ってしまっていたので、近くのス一パ一でからあげや天ぽぷなどのお惣菜を買って急いで家に帰った。家に着くと、すぐ食事の用意をし始めた。お惣菜でも一応綺麗にお皿に盛って食卓に出していた。( ア )、突然普段はあまり話をしない夫はこんなことを言った。「たまには手作りが食べたいな」と。おそらく、何の気もなしに言ったのだろう。確かに子どもができる前はよく手作りをしていたし、夫は私の作った二飯がとても好きだった。
時は「手作りが食べたい」と言われたら嬉しかった。しかし、今はそうではない。手作りは時間も手間もかかる。子育てしながらはなかなか難しいの。私はその日は「また今度ね。」とだけ言って、黙ってス一パ一のお惣菜を食べた。
よく考えてみたら、妻として、母親として、仕事と生活を而立して行こうと思っていたのに、いつの間にか、その初心を失ってしまうだろう。ぜひそのうちできるだけ時間を作って、せめて手作りの寿司でも、夫と子供に食べさせてあげようと心に決めた。
1.文中に「お惣菜(熟食)在買うとあるが、その理由はどれか。A.手作りの料理ができないから | B.仕事と子育てで暇だから |
C.夫はお物菜が好きだから | D.時間も手間もないから |
A.または | B.すると | C.しかも | D.しかし |
A.夫は自分の手作りが好きだと思ったから |
B.夫は子育てしながら手作りをするから |
C.夫は手作りの二飯を作るのがうまいから |
D.夫は自分のことを愛していると思ったから |
A.手間はない時 | B.お金がある時 |
C.まだ分からない | D.手作りが食べたい時 |
A.私と夫には子供が5人いる。 |
B.私は最近めったに手作りをしない。 |
C.ス一パーのお惣菜は人気がある。 |
D.私の仕事はあまり忙しくない。 |
タンポポは、根からすいあげた水や養分、それから葉で作られた糖分を栄養にして成長し、花をきかせて種を実らせる。タンポポだけではなく、わたしたちの身の回りにある植物のほとんどは、水分や養分の多いこえた土地に生えているから、あまり苦労しなくても生活できる。
ところが、広い地球には、めったに雨の降らない砂漠がある。また雨は降っても、養分の少ないやせ地がある。そんなところにも植物は育っている。このような住みにいところで育つ植物は、どのような仕組みで生活しているのだろう。
砂漠で育つサポテンを調べてみよう。サポテンが芽生えるときや、若い茎のときには葉がついているが、やがて落ちてしまう。これは葉の気孔から、水分が外に出るのを防ぐためだ。
茎は太っていて、切ってみると、中に水を貯えた細胞の集まりが見える。このようにして、葉を落とし、茎に水分を貯えていれば、日照り続きの砂漠でも、なんとか生きていくことができるのだ。
いっほう、(ア)ところで育つ生物はどうでしょう。土からの養分吸収はあてにならない。そこでまったく新しい方法つまり、空を飛爾虫や、水中を泳ぎまわるプランクトンを直接捕まえて食べるということを自然と身につけたのだ。これが食虫植物だ。
食虫植物は、葉をつくり変えて捕虫器にした。とらえた虫を分解する消化液まで用意した。そんなこととはつゆ知らず、虫たちは、美しい花や、おもしろい形の葉や、あまい蜜に誘われて近づいてくる。そして餌食になってしまうのだ。厳しい環境での生活の工夫が食虫植物を生んだといえる。
1.文中の「住みにくいところ」に合っていないものはどれか。A.やせた土地 | B.こえた土地 |
C.砂漠のようなところ | D.養分の少ないところ |
A.サポテンは、水の放出を防ぐために葉はあっても気孔がない。 |
B.サポテンは、生活に苦労することがあまりない。 |
C.サポテンの太い茎には、日照りに備えて水がためられている。 |
D.サポテンには、虫を分解するための消化液を持つものもある。 |
A.水分も養分も豊富にある | B.水分はあっても養分の少ない |
C.養分はあっても水分の少ない | D.養分も水分も少ない |
A.すこし知っている | B.よく知っている |
C.あまり知らない | D.まったく知らない |
A.土からの養分を吸收できないから | B.土からの水分を吸収できないから |
C.茎に水を貯えた細胞があるから | D.虫を分解する消化液があるから |
男:あんまり早いと朝が大変だから、ちょっと遅めの10時ごろっていうのはどうかな?
女:そうね。じゃ、( ア )ちょうど東京10時発っていうのはどう?食堂車もついているから、新幹線の中でお昼も食べられるし。
男:あ、でも、それ、新横浜止まらないだろ。中川さん、新横浜からぼくたちに合流したいって言ってたから、だめだよ。その次の「ひかり」なら新横浜にも止まるけど。
女:そうね。東京発が10時4分で、広島が15時32分、だいたい3時半ね。
男:あ、だめだ。うちの叔父が、4時以降じゃないと広島の駅まで迎えに来られないって言ってたんだ。
女:4時以降ね。じゃ~あ、この16時33分広島着っていうのは?
男:新横浜にも止まるし、東京が11時4分発か。いいね。
女:じゃ、わたし、中川さんに連絡しておくわ。新横浜は11時21分ね。
男:うん。ありがとう。
1.文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれか。
A.この | B.その | C.あの | D.どの |
A.食堂車が付く新幹線 | B.普通の新幹線 |
C.東京10時発の新幹線 | D.新横浜発の新幹線 |
A.だいたい3時間半 | B.ちょうど3時間 |
C.だいたい5時間半 | D.ちょうど5時間 |
A.広島に止まらないから | B.新横浜に止まらないから |
C.間に合わないから | D.男の人の叔父が迎えに来られないから |
A.10時発の新幹線 | B.11時4分発の新幹線 |
C.11時21分発の新幹線 | D.16時33分発の新幹線 |
A.4分 | B.17分 | C.21分 | D.33分 |
4 . 私が中学二年生のときのことである。父の仕事の都合で、生まれ育った大阪から、福井へ引っ越した。当然、福井の中学校のクラスメートは、みんな福井弁を話す。授業中、私が教科書を( ア )たりすると、教室のあちこちから、くすくす笑い声が聞こえてくる。いちばんショックだったのは、英語の時間。英語は私の得意科目だったし、特に読むほうは自信があった。私は、大阪の中学校では、学校代表で英語のスピーチコンテストに出場したくらい、英語が好きだった。
( イ )、名前を呼ばれて、私がテキストを読み始めると、いっせいに、くすくす。読み終えるころには、もっと大きな声で、げらげら。
先生まで困った顔をして、「なんか、大阪っぽいなあ。」と言ったのだ。
私が、大阪のおばさんを思い出したのはそのときだった。私が、ショックから立ち直ったのは、おばさんのおかげである。子どものころ、おばさんはよく、私の話を聞いて、「この子は、ほんとうにきれいな大阪弁をしゃべるなあ。なにもまざってない、ほんものの大阪弁や。」と言ってくれた。私は、心の中で自信を取り戻した。
1.文中の( ア )に入れるのにもっとも適当なものはどれか。A.読まれ | B.読まされ | C.読ませ | D.読まなかっ |
A.英語の授業中、みんなに笑われたこと |
B.英語の先生に大きな声で笑われたこと |
C.みんなのように福井弁が話せなかったこと |
D.英語のスピーチコンテストに出られなくなったこと |
A.それで | B.それでは | C.それなのに | D.それにしても |
A.英語の発音が少し変だという意味 | B.英語の発音がすばらしいという意味 |
C.日本語の発音が少し変だという意味 | D.日本語の発音がすばらしいという意味 |
A.大阪の言葉は、福井の言葉よりきれいだとわかったから。 |
B.大阪のおばさんが話す大阪弁は、とてもきれいだったから。 |
C.自分の大阪弁を褒めてくれた大阪のおばさんを思い出したから。 |
D.大阪では、英語のスピーチコンテストに出たことを思い出したから。 |
5 . 予定がないと不安になる人がいる。先日、喫茶店で見かけた女性がそうだった。
彼女はバッグのなかから赤い手帳を取り出して、しばらく眺めていた。そして突然電話をかけ始め、次々と飲み会や食事やデートの約束をして、手帳に予定を書き込んでいった。( ア )、どうしても予定の埋まらない一日があるようだった。
空白の木曜日。それが彼女には我慢できなかったらしい。最後には、いつも行っている美容院に電話をかけ、この間かけたパーマが気に入らないので、もうー度かけ直してほしい、来週の木曜日しか空いていないから木曜に予約を入れてほしいと主張し、とうとう木曜日の予定を( イ )に入れた。彼女は、真っ黒に埋められたページを見っめて、満足そうにほほえんだ。
一方、私の手帳は真っ白だ。正確にいうと、昨日までの過去にはいろいろ書かれているが、今日から先はまるで白紙。未来には何も書かれていない。彼女のように私も手帳を開いた。しかし、見つめても見つめても、予定は何も思い浮かばなかった。
1.下線の「喫茶店で見かけた女性」はどんな人だと言っているか。A.彼女はとてもいそがしくて、空いている時間がない。 |
B.彼女は電話が好きで、話す相手がいないと不安になる。 |
C.彼女は髪型を変えるのが好きで、よく美容院へ行く。 |
D.彼女はスケジュールが埋まっていないと不安になる。 |
A.または | B.しかも | C.だから | D.しかし |
A.心 | B.手 | C.頭 | D.身 |
A.美容院の予約ができたこと | B.木曜日の予定がなくなったこと |
C.手帳の空白がなくなったこと | D.いろんな友達と約束ができたこと |
A.いろいろ書かれているので、予定がわかりにくい。 |
B.あちこちに何も書かれていない白いページがある。 |
C.これからの予定はひとつも書かれていない。 |
D.手帳は持っているが、中は真っ白だ。 |
6 . アメリカの大学が、「人の行動は45%ぐらいが習慣的な行動」という研究結果を発表しました。
習慣的な行動は、頭で思考しなくても体が行動する「自動行動」です。(ア)、ご飯を食べる時に「食べ物を口に入れる」「スープを飲む」などのことを頭で思考しながら(一边……ー边……)行動する人は(イ)いません。これは習慣的な行動ですから、意識しなくてもすることができます。
1.文章の内容によると、どんな行動が習慣的な行動ですか。A.人の行動 | B.頭で思考しながらする行動 |
C.意識しなくてもできる行動 | D.自分ですることができる行動 |
A.例えば | B.そして | C.どうして | D.でも |
A.習慣化的な行動 | B.頭で思考すること |
C.意識すること | D.食物を口に入れること |
A.あまり | B.さらに | C.ちょうど | D.すぐ |
A.人の行動は45%ぐらいが習慣的な行動ではありません。 |
B.習慣的な行動は頭で思考しなくてもすることができることです。 |
C.習慣的な行動をする時、私たちは意識しなければなりません。 |
D.ご飯を食べる時「ロを開ける」ことは習慣的な行動ではありません。 |
女:ここ 2,3 週間は 6 時間以下かな、忙しくて。
男:この記事によれば(根据)、20 年ぐらい前のイギリスでは平均 9 時間だそうだ。
女:「睡眠は無駄(没用)だ。5 時間で十分だ」なんて言う学者もいたよね。
男:でも、最近の研究では 7 時間では不十分、8 時間は必要だって。
女:へえ、そうなんだ。
男:睡眠時間が 1 時間減っても体力も知的能力も低下するらしい。
女:睡眠不足だと、注意力がなくなってくるよね、確かに。森さんは元気がなさそう(好像没有)ですね。どのくらい寝ているの?
男:20 年前のイギリスの平均より 1 時間長いよ。
女:意外ね。たくさん寝ているのに・・・・・・
1.高橋さんのこのごろの睡眠時間はどれか。
A.5 時間以下 | B.6 時間以下 | C.7 時間以上 | D.8 時間以上 |
A.睡眠時間が 1 時間減っても、体力も知的能力も低下する。 |
B.睡眠不足だと注意力がなくなってくる。 |
C.睡眠時間は 7 時間では不十分、8 時間は必要だ。 |
D.睡眠は無駄だ。5 時間で十分だ。 |
A.肯定 | B.驚く | C.賛成 | D.疑う |
A.6時間 | B.8時間 | C.9時間 | D.10時間 |
A.睡眠時間が 20 年前のイギリスの平均時間ほどだから |
B.睡眠時間は毎日六時間以下で短すぎるから |
C.森さんは体力も注意力も元気もないから |
D.森さんは睡眠時間が長いのに元気がないから |
8 . 昔、おばあさんと三匹の小豚がいました。
ある時、おばあさんが小豚たちに言いました。
「この家にはもう食べる物がないよ。みんなここを出て、幸わせをお捜し。」そこで、三匹の小豚は、それぞれに(各个)家を出ました。
初めに家を出た小豚は、藁(稻草)で家を造くりました。すると間もなく狼がやってきました。
「小豚や小豚。わたしを家に入れておくれ。」
「いやだ、食べられちゃうもの。」と、小豚が言うと、狼は笑って言いました。
「藁の家なんか、ふっふーのふーとひと吹きさ。」
そして、ふっふーのふーと藁の家を吹き飛とばして、小豚を食べてしまいました。二番目に家を出た小豚は、木の枝で家を造りました。すると、やはり狼がやってきて言いました。
「木の枝の家なんか、ふっふーのふーを二回さ。」
そして、ふっふーのふー、ふっふーのふーで家を吹き飛ばして、小豚を食べてしまいました。
三番目に家を出た小豚は、煉瓦で家を造りました。煉瓦の家は、狼が何回ふっふーのふーと頑張っても(努力)、吹き飛びません。
怒った狼は、「覚えていろ。必ずおまえを食べてやる。」と言って、帰っていきました。
次の日、狼がやってきて、小豚に呼よび掛けました(呼喊)。
「美味しい蕪(香蕉)がなっている畑(田)に行こうよ。」
「いいよ。何時に行くの?」
小豚が言うと、狼は、「六時だよ。」と答えました。そこで小豚は五時に畑に行って、蕪を全部取ってしまいました。狼は悔しがって、また言いました。
「明日の四時に、りんごを取りに行こう。」
そこで小豚は三時に行って、りんごを全部も取りました。
怒った狼は、小豚の家の屋根に登りました。煙突(烟囱)から家の中に入ろうというのです。小豚は、煙突の下で火を燃して、大きな鍋でお湯を沸かしました。
そして、狼が煙突から飛び込んできた時、鍋の蓋を取ったのです。
狼は、お湯でぐつぐつと煮られてしまいました。1.どうして、小豚たちは家を出ますか
A.外に出たいだから | B.食べ物がないから |
C.おばあさんに追い出された(赶出) | D.大人になったから |
A.建築材料は脆いだから | B.家を作らなかったから |
C.狼が大きいだから | D.小豚は狼を家に入れたから |
A.狼から買いました | B.狼が言った時間の前に行って取ったから |
C.狼を騙した | D.自分で植えた |
A.屋根から飛び出した | B.小豚を全部食べた |
C.鍋に落ちた | D.逃げた |
A.小豚は全部四匹だ | B.狼はおばあさんを食べた |
C.煉瓦はとても丈夫です | D.狼はバナナを小豚に送りました |