1 . 最近、普通の私鉄からJRまで、自動改札機を使っている駅が増えてきました。改札の仕事は乗車券にはさみを入れたり、出て行く人の切符を受け取ったりすることが中心ですから、機械化したことが便利ですし、さらに機能的だと思います。(E)
それにしても、たった一枚の小さな切符に記録された情報を一瞬のうちに読み取って判断することのできるこの機械は本当に便利です。私たちの生活を快適にするという意味で、銀行のキャッシュ·カードに次ぐ大ヒットと(ア)のではないかと思います。(F)
でも、この改札口を通るときにピーポーと音がして通れなくなってしまった時の気持ちは、なんとも言えません。後ろの人たちに、睨まれたり、チェッと舌打ちされたりすると、とても嫌な気分になります。また、大きな荷物を持つた人や、体の不自由な人は、①ここを通るのにとても苦労するということです。(G)
現在、私たちの日常生活の中にはいろいろな機械が入り込んできて、それぞれ役に立っています。けれども、中には、②首をかしげたくなるような機械があることも否定できません。本当に、私たちの生活に役立ち、③それを豊かにしてくれるような技術の開発が望まれるし、そうした技術による、人にやさしい機械であってほしいと思います。(H)
1.(ア)の中に何を入れるか。A.言う | B.言った | C.言える | D.言えた |
A.銀行 | B.改札口 | C.駅 | D.通り |
A.よく分かったと思う。 | B.よく分からないと思う。 |
C.どうもつまらないと思う。 | D.どうも変だと思う。 |
A.機械 | B.技術 | C.私たちの生活 | D.改札口 |
「まだまだ改良する点が多いと思います。」
A.(E) | B.(F) | C.(G) | D.(H) |
2 . 日本人は働きすぎだ、という批判が高まってきたためか、最近は、日本の会社も、一週間とか10日とか①長い期間の休みを設けるようになった。その休みを利用して、都会を脱出し、海や山へ遊びに行く人や海外旅行をする人が年々増えている。
また、8月の中旬は旧暦のお盆に当たるので、先祖の墓参りをするために、故郷へ帰る人がたくさんいる。普段離れ離れになっている家族や親戚が再会できることも、お盆の大きな楽しみになっているようだ。「民族大移動」などと言われるほど、お盆の前後には、②多くの人がいっせいに帰省する。(ア)、またいっせいに都会へ戻ってくる。
このように、夏は旅行する人が多いため、列車がたいへん混雑するし、道路も渋滞する。旅館やホテルなども早めに予約しておかないと、利用することができない。だから、旅行を楽しむためには、計画を立て、前もって乗り物や宿泊施設のてはいをしておくことが必要である。
1.①「長い期間の休みを設けるようになった」とは、なぜですか。A.日本人が働きすぎだという批判が高まってきたから。 |
B.会社の人が海外旅行したいから。 |
C.お盆があるから。 |
D.会社の人が海や山へ遊びに行きたいから。 |
A.海や山へ | B.海外へ | C.故郷へ | D.都会へ |
A.墓参りをすること | B.家族や親友に会うこと |
C.一緒に帰って、一緒に戻ること | D.やっと都会を離れること |
A.家族の人 | B.故郷の人 | C.都会の人 | D.先祖 |
A.そして | B.それに | C.それで | D.それでは |
3 . 日本は雨の多い国である。さっきまでいい天気だったのに、突然、空が真っ暗になることも、珍しくない。雨の日の電車1.
JR3.
忘れ物はしばらく駅に8.
4 . 見て楽しむために花を飾ることは、平安時代から1( )いたらしい。それはお寺で花を供えることから始まったと言われている。しかし、お寺とは関係なく、それが盛んになったのは、14世紀から15世紀2( )である。
そのころは現在の「生け花」という名ではなく、「立ち花」とよばれていた。それは今わたしたちの見ることができるものより、3( )大きなものだった。例えば、桜4( )、その枝を切って花瓶に5( )のである。そのころはいろいろな所で立ち花の会が開かれたと伝えられ6( )7月7日の七タの夜などは、ずいぶん盛んだったらしい。
このように立ち花が流行になると、その専門家が現れない7( )はない。例えば、池の坊という僧は、貴族や武士や商人などの家に招かれ、応接間を豪華な立ち花で飾ったといわれている。しかし、それは豪華であっても、大き8( )ので、一般の人の家では飾ることができなかった。でも、部屋の中を花で飾り、自分だけではなく、お客様にも9( )という気持ちは、それが飾れない人も変わらなかった。そのため、やがてもっと小さくて簡単なもの、今の「生け花」が現れ、「立ち花」より盛んになっ10( )のである。
1.A.行なさせて | B.行われて | C.行って | D.行えて |
A.にかけて | B.にわたって | C.にそって | D.にしたがって |
A.ほっと | B.ずっと | C.じっと | D.そっと |
A.でいれば | B.たら | C.と | D.なら |
A.たてた | B.たおれた | C.うめた | D.はいった |
A.てみる | B.ておく | C.てある | D.ている |
A.べき | B.はず | C.ところ | D.もの |
A.こむ | B.がち | C.すぎる | D.やすい |
A.見つけたい | B.見せたい | C.見たい | D.見えたい |
A.てみた | B.てしまった | C.ておいた | D.ていった |
5 . いつものことだが、家で一人、仕事をしている私は、気分転換のために近くの本屋へ行く。駅前の少し大きな本屋なのだが、最近おもしろいことに気がついた。店内をゆっくり歩いて、辞書のコーナーに行くと、思わず「ウーン」とうなってしまった。私が学生だったころ-30年ほど前のことなのだがー一は、こんなに多くの辞典はなかった。学習辞典や外国語の辞典がほとんどで、しかもその外国語辞典は、英語が中心であった。
①本屋の主人に言わせると、最近はちょっとした辞典ブームだそうである。何でも辞典になるというのだ。学習辞典や外国語辞典など、以前からあるものはもちろんだが、食べ物から動物、ファッション(時装)、スポーツ、メーキャップ(化粧)、オーディオ、インテリアやマナーなど、いろいろな辞典がびっしりと並んでいる。②これらはもちろん「事典」なのだが、国語辞典にしても、種類がとても(ア)。英語の事典など、大小を含めて20種類くらいはある。もちろん、もっと大きな本屋なら、とても③これだけではすまないだろう。
どうしてこんなに多くの辞典が作られるのだろう。帰る途中、私はあれこれと考えてみた。そして、ああ、なるほどと思ったことがある。それは、よく言われる情報化社会の生んだものだということだ。進歩の速い世の中に、人々の知識や意識がついていけなくなっているのである。その④どうしようもない差を埋めるのに、辞典は便利で役に立っているのだろう。そう言えば、私もいいものが書きたくて、この一冊の辞典を買いに来たのだった
1.①「本屋の主人に言わせると」というのは、どういう意味ですか。A.本屋の主人に話してみると |
B.本屋の主人の話によると |
C.本屋の主人に話をさせると |
D.本屋の主人が話をさせると |
A.辞典ブーム |
B.食べ物や動物、ファッションなどの辞典 |
C.学習辞典や外国語辞典 |
D.国語辞典や英語の辞典 |
A.大きい | B.広い | C.多い | D.深い |
A.辞典ブームで何でも辞典になること。 |
B.食べ物や動物、ファッションなどいろいろな辞典があること。 |
C.国語辞典に、いろいろな種類があること。 |
D.英語の辞典が20種類くらいあること。 |
A.私の考えが、どうしても帰る途中でまとまらなかったこと。 |
B.今と30年前とでは辞典の数がぜんぜん違っていること。 |
C.世の中の進歩が速すぎて、人々がそれについていけなくなっていること。 |
D.情報化社会が私たちの社会とかなり違ったものになってしまったこと。 |
6 . まず、問題です。電話で話す時、なぜ「もしもし」と言うのでしょうか。答え、電話が初めて使われるようになった時、これから何か言います、という気持ちで「申し上げます、申し上げます」と言ったそうです。それが短くなって「もしもし」になったそうです。そして、電話で話す時には「もしもし」というのが普通になりました。(ア)最近は①「もしもし」と言わないほうがいいと考える人が増えてきました。
どのように電話をすればいいのか。いつも「はい、もしもし」と言っていませんか。そうすると、電話をかけた人は心配になって「もしもし、○○さんですか」と言わなければなりません。また、あなたが電話をかけて、はじめに「もしもし」と言うと、その人も(イ)でしょう。これでは、なかなか話が始まりません。「はい、○○です」と電話を取って、「○○ですが」と電話をかけます。まず、名前を言うのがいいでしょう。これをするだけで、上手に話し始められます
「もしもし」など、あってもなくてもいいとお思いですか。でも、電話では、話している人を見ることができません。だから、②このようなことが大切なのてす。学校を卒業して会社で働き始める人に、「もしもし」と言わない練習をさせることもあるそうです。あなたも今日から「もしもし」と言わないようにしてください、と言いたいのですが、電話と一緒に生まれて来たのが③この言葉です。声を聞けば、誰だか分かる人との電話では、これからも使いたいものです。
1.(ア)の中に何を入れますか。A.ところで | B.それとも | C.たとえば | D.ところが |
A.「もしもし」は古い言い方だから。 |
B.「もしもし」と言う代わりに、名前を言ったほうがいいから。 |
C.会社で電話をする時は、「もしもし」と言わないから。 |
D.何も言わないほうがいいから。 |
A.「もしもし」と言わなければならない。 |
B.「もしもし」と言わないほうがいい。 |
C.名前を言うのがいい。 |
D.上手に話し始められる |
A.電話では、はじめに名前を言うこと。 |
B.話している人を見られないこと。 |
C.電話をよく使うこと。 |
D.声をよく聞くこと。 |
A.「もしあげます」 | B.「もしもし」 | C.「はい、○○です」 | D.「〇〇ですが」 |
7 . (一)
私の母は看護婦(护士)です。1週間に3回朝の8 時から働きます。そして、2 回夜10 時から働きます。休みは 2 日です。看護婦の仕事は大変ですが、とても大切です。だから(因此)、私も看護婦になりたい(想成为)です。今、看護婦の学校で一所懸命勉強しています。
1.母は毎週何日働きますか。A.2 日 | B.5 日 | C.6日 | D.7日 |
A.ににち | B.ついたち | C.みっか | D.ふつか |
A.この仕事は面白いです。 |
B.この仕事は大変です。 |
C.この仕事は大切です。 |
D.この仕事は忙しいです。 |
A.毎日朝 8 時から夜 10 時まで働きます。 |
B.1週間に 2 日休みます。 |
C.1週間に 5 日休みます。 |
D.看護婦の勉強をしています。 |
A.毎日ネットゲームをしています。 |
B.毎日一生懸命に看護婦についてのことを習っています。 |
C.毎日教室で寝ています |
D.毎日遊んでいます。 |
8 . 長く同じ活動を行ってきた組織には、安定的な動きができるという長所があります。ところが、こういう組織には同時に、ある一つの方向からの固定的な見方しかできないという(ア)もあります。この欠点はなかなか面倒なものです。こうした見方が組織内に一度根づいてしまうと、なかなか変えることができない、難しさがあるからです。よそ(别人)から見れば危険極まりない状態なのに、組織の中では誰もれにまったく気づかないということが起こるのはそのためです。
これは組織を支配する「気」が原因です。言葉を変えると、囲まれた本人は気づいていない、空気や雰囲気、(イ)文化といったものと言えます。企業のように独特の文化を持つ組織の中では、人、これが原因で「気」に囲まれた人々が等しくおかしな見方をしてしまうことがよく起こります。組織親しんでいる価値観が、いつの間にかその人たちの価値観になってしまうのです。その中で普段から慣れるのは、実はトップ(领导阶级)だけです。トップがやらなければならないのは、組織全体を包んでいる「気」に惑わされないことです。そしてできれば見たくないものを逆にしっかりと見るようにして、事業の全体像を正確に把握することです。その上でしっかりと価値付けを行い、組織の人たちが正しい方向に動けるように戦略を示すことができたら、いつの時代も最高の力を発揮できる組織をつくることができます。
1.「長く同じ活動を行ってきた組織」について、筆者が挙げている問題点は何か。A.長く同じ活動を行っていることに、誰も疑問を持とうとしないこと |
B.組織が非常に危険な状態なのに、そのことを誰も言い出せないこと |
C.組織の中に間違った見方をしている人が多いことに誰も気づかないこと |
D.組織全体が同じ見方をしていて、危ない状況であることに誰も気づかないこと |
A.拠点 |
B.欠点 |
C.起点 |
D.焦点 |
A.組織内で押し付けられている価値観 |
B.組織内の人が常に意識している価値観 |
C.組織内で無意識に共有されている価値観 |
D.組織内の人が変えたいと思っている価値観 |
A.また |
B.ただし |
C.だから |
D.あるいは |
A.組織の文化に流されずに、組織を適切な方向に導くこと |
B.組織の文化を理解した上で、時代に合った組織を作ること |
C.部下たちの価値観を認め、力を引き出せるような戦略を示すこと |
D.これまでの価値観を見直し、その良い点を伸ばした組織にすること |
9 . 労働力調査によると、2022年における非正規社員は2101万人である。これは前年比で26万人の増加で、雇用者全体に占める比率は36.9%である。これら非正規社員の人達に、なぜ現職についているのか、その主な理由を聞いた。
男女別の全体比率で見ると、男性では「正規の職員の仕事が無い」よりも「自分の都合のよい時間に働きたい」のほうが値は大きく、差異は15.1%ポイントである。前者は非正規雇用問題でよく問題視される「正規雇用の椅子が減らされ、その分非正規雇用の椅子が増やされるので、そちらの椅子に座らざるを得なくなる」との指摘に該当する事例だが、男性においては16.1%が同意を示すことになる。他方後者の「自分の都合のよい時間に働きたい」をはじめ、「専門的な技術などを活かせる」「家計の補助·学費などを得たい」とするポジティブ、自発的な意見が続く。
女性は男性同様に「自分の都合のよい時間に働きたい」がもっとも多く、「家計の補助·学費などを得たい」が続く。いずれも兼業主婦のパート·アルバイトでよくありがちな理由である。男性では第2位となったネガティブな理由「正規社員としての仕事が無い」は1割足らない。これを人数別に見ると合計では、男性と女性を比較すると、女性のほうが非正規社員は多いこともあり、「自分の都合のよい時間に働きたい」が群を抜いて最上位に、次いで「家計の補助·学費などを得たい」が続き、「正規の職員の仕事が無い」は第4位の理由に落ち着く。
1.文章によると、2021年における非正規社員はどのぐらいいるか。A.2075万人 |
B.2085万人 |
C.2101万人 |
D.2127万人 |
A.正規社員の仕事 |
B.非正規社員の仕事 |
C.兼業主婦の仕事 |
D.アルバイトの仕事 |
A.15.1% |
B.16.1% |
C.31.2% |
D.36.9% |
A.椅子は壊れた | B.就職できない |
C.座る椅子がない | D.立って仕事をする |
A.専門的な技術などを活かせるから |
B.正規社員としての仕事が無いから |
C.自分の都合のよい時間に働きたいから |
D.家計の補助·学費などを得たいから |
10 . 「それはちょっと派手かな。」先生に髪につけていたリボン(发带)を注意され、私は渋々それを外した。確かに、そのリボンは普段つけているものよりも少し大きく、色は明るかった。仕方ないと思いつつも、納得がいかなかった。
学年が変わり、担任の先生も変わった。私は半分試すような思いでヘアアレンジ(编发)をしてリボンをつけて登校した。さすがに怒られるだろうと覚悟をして行ったが、先生に言われたのは、「それどうやっているの。すごい。」という言葉だ。私は驚いて、皮肉でも言っているのかと少し嫌な考え方をしてしまった。( ア )、その後も「毎日ヘアアレンジを見るのが楽しみ。」と言ってもらえた。その日からなんとなく、学校が楽しくなった気がした。
髪型は自己表現の一つだと思う。確かに私はなりたい自分をイメージしながら髪を結ぶ。私はこんな人だと周りに分かってほしいのだ。そうして表現した自分を周りに理解してもらえることによって、日常が少しずつ色に彩られていく気がするのだ。考えてみると、先生に髪型を褒めてもらえた時のあの不思議な感覚は、閉じ込めていた私自身が解放され、自分を認めてもらえたことによる安心感なのだろう。私たちには、一人一人自分らしく生きる権利がある。私も、先生のように誰かの中の「自分」を認め、生きやすい社会づくりに貢献したい。
1.文中に「納得がいかなかった」とあるが、その意味はどれか。A.認めた |
B.満足した |
C.不満がなかった |
D.理解できなかった |
A.「私」は個性的な人で、他人と違う格好をしたいこと |
B.新しい先生はリボンを付けることにどんな反応をするのか |
C.新しいヘアアレンジ方法を勉強したから、試しにやってみたこと |
D.学年が変わることによって、学生に対する要求が変わったかどうか |
A.それに |
B.すると |
C.しかし |
D.それで |
A.髪型を通して、自己表現をしたいから |
B.閉じ込めていた自分を解放したいから |
C.勉強が嫌いで、遊びばかりしていたから |
D.ヘアアレンジするのが上手だと褒められたいから |
A.冷たい人 |
B.熱心な人 |
C.厳しい人 |
D.優しい人 |