中学校の授業も3時ごろ終わりますが、その後、クラブがあります。生徒たちはテニスや野球などいろいろ好きなことをすることができます。
高校は義務教育ではありませんが、中学生の95パーセントが高校に入ります。高校に入るためには入学(にゅうがく)試験(しけん)を受(う)けなければなりません。やさしい高校も難(むずか)しい高校もあります。高校も3年です。
大学は普通4年ですが、医学のコースは6年です。2年間の短期(たんき)大学もあります。大学では、みんな好きなことを勉強します。もちろん入学試験を受けなければなりません。試験は難しいので、一生懸命勉強しなければなりません。
注释:パーセント:百分率 受ける:接受
一生懸命:拼命努力 ~なければなりません:必须
1.日本の義務教育は何年ですか?
A.十六年です。 | B.三年です。 | C.六年です。 | D.九年です。 |
A.六歳から。 | B.八歳から。 | C.七歳から。 | D.九歳から。 |
A.五時間か六時間。 | B.五時間。 | C.六時間。 | D.八時間。 |
A.二年です。 | B.四年です。 | C.何年でもいいです。 | D.六年です。 |
A.日本の小学校は六年です。そして中学校も六年です。 |
B.日本の大学は全部4年です。 |
C.日本の小学校も中学校も授業はたいてい3時ごろ終わります。 |
D.日本の大学は全部とても難しくて一生懸命勉強しなければなりません。 |
2 . 読書は人間の特権であります。人間以外に、読書をする存在者というものはありません。それは、人間が(ア)存在者で、考えることが人間の偉大性だからであります。動物は、目に見、耳に聞く感覚の正解に住み、それが動物のすべてであるが、人間は、感覚の世界の他に、目にも見えず、耳にも聞こえぬ考えられた世界を持っています。
(イ)、人間の行為は、風が吹くとか、水が流れるとか言うように自然現象と違うばかりでなく、動物の衝突的な活動(本能的行为)とも違って、まず目的をたて、次に手段を考えて、それを媒介者としてこの世界に我々を導く(引导)ものが、すなわち読書なのであります。文字というものを通じて、その背後にある意味を悟ることができる。これは人間にして初めてできることで、人間の特権だというべきでありましょう。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.考える | B.活動する | C.人間である | D.聞く |
A.住む世界 | B.感覚の世界 |
C.耳に聞くこと | D.目に見ること |
A.しかし | B.すると | C.または | D.だから |
A.動物の世界 | B.人間の世界 |
C.理念の世界 | D.文字の世界 |
A.自然の感覚の世界である。 |
B.人間は読書が好きである。 |
C.読書は人間の持つ特権である。 |
D.人間も動物も同じ世界を持っている |
3 . 田中さん、お元気ですか。私は先週、大学の近くに引越し (搬家) ま した。 前は、アパートから大学まで電車とバスで一時間かかり(花一个小时)ました。でも、今のアパートは、大学まで歩いて10 分です。だから、ここに引っ越しました。少し狭いです。でも、きれいです。近くにスーパーと駅があります。とても便利です。私はこの部屋がとても好きです。ぜひ、遊びに来てください。
1.「私」 は何で大学に行きますか。 ( )A.電車 | B.バス |
C.電車とバス | D.歩いて行きます。 |
A.知りません。 |
B.一時かかりました。 |
C.歩いて10分かかりま した。 |
D.一時間かかりま した。 |
A.狭いです。でも、新しいです。 |
B.広いです。でも、きれいです。 |
C.広いです。でも、便利です。 |
D.狭いです。でも、きれいです。 |
A.先週、引っ越しました。近所にスーパーがあります。とても便利です。 |
B.来週、引っ越します。近所に駅があります。「私」はこの部屋が好きです。 |
C.アパートは狭いです。「私」は来週、引っ越します。 |
D.アパートは狭かったです。「私」は先週、引っ越しました。 |
4 . 日本人は「友達からサッカーの試合の切符を( ア )んですが、明日一緒に行きませんか。」と友達が誘ってきた時、「明日はちょっと…」などと言って、よく曖昧に断ります。これは「明日はちょっと用事があって、行けません。」という意味です。相手の気持ちを傷付けない( イ )、「いいえ」と( ウ )言わないのです。
図書館で大きな声で話している人に「すみませんが、ちょっと声が…」と言うなど、何か相手によくないことを言う時に最後まで言わない( エ )があります。これも相手を傷付けないという思いやる気持ちからです。
それから、日本人は家族のことをあまり褒めません。誰かが自分の子供のことを「お子さんはよく勉強しますね。」と言っても、「いいえ、全然勉強しないんですよ。」と答える人が多いです。これは自分や自分の家族を低くすること( オ )、相手の地位を高くして尊敬しようという考え方があるからです。
日本ではこのような表現で相手を思いやることを通じて、人間関係をよくすることができます。
1.文中の( ア )に入れるのに最も適当なのはどれですか。A.あげた | B.もらった | C.くれた | D.やった |
A.よう | B.ため | C.つもり | D.ので |
A.しっかり | B.がっかり | C.はっきり | D.すっかり |
A.もの | B.こと | C.の | D.と |
A.につれて | B.によって | C.にそって | D.に対して |
A.家族のことをよく思っていないから |
B.相手を尊重するために、自分や自分の家族を低くするから |
C.自分の地位が低いと思っているから |
D.自分の家族を尊敬しているから |
A.日本人は相手を傷付けることを絶対に言いません。 |
B.日本人は相手との関係が壊れたり、相手が傷付いたりしないように、曖昧な表現を使います。 |
C.日本人は最後まで言いたくない時は途中までしか言いません。 |
D.外国では直接言いたいことを表現するので、人を傷付けます。 |
5 . 李先生は明光中学の日本語の先生です。毎日6時に起きます。朝ごはんはいつも家で食べます。7時に学校へ行きます。明光中学はあまり大きくありません。でも、とても有名です。学校には食堂ととしょかんがあります。授業の日に李先生はいつも学校で昼ごはんを食べます。
李先生は木曜日に授業がありません。ときどきとしょかんへ行きます。李先生はテニスも卓球も好きです。ときどき私たちといっしょにします。
※ときどき:有时 趣味:兴趣爱好1.明光中学はどんな学校ですか。( )
A.大きい学校です。 | B.とても小さい学校です。 |
C.有名な学校です。 | D.有名ではない学校です。 |
A.家 | B.食堂 | C.外の食堂 | D.学校の食堂 |
A.日本語 | B.テニス | C.卓球 | D.テニスと卓球 |
6 . 私は夏休みに、家族と列車で内モンゴルへ行きました。とても遠かったです。内モンゴルで馬に乗りました。駱駝にも乗りました。内モンゴルは寒かったです。でも、楽しかったです。わたしは旅行が好きです。
1.「私」は何で内モンゴルへ行きましたか。( )A.駱駝 | B.馬 | C.車 | D.列車 |
A.冷たかったです | B.暑かったです | C.寒かったです | D.楽しかったです。 |
A.馬 | B.駱駝 | C.列車 | D.馬と駱駝 |
前におばあさんが立っていました。隣の人が立って、おばあさんが座りました。おばあさんは「ありがとうございます」と言いました。私は本を読んでいましたから、おばあさんがいることが分かりませんでした。
ときどきほかの人を見ることが大切です。次は電車やバスの中でおじいさんやおばあさんに「どうぞ」と言いたいです
1.文中に「おばあさんは「ありがとうございます」と言いました」とありますが、おばあさんは誰に「ありがとうございます」と言いましたか。
A.席を譲った人 | B.「私」 |
C.電車の中で本を読んでいる人 | D.席に座っている人 |
A.座って本を読みたかったから |
B.隣の人が先に言ったから |
C.おばあさんを見ていなかったから |
D.知らないおばあさんだったから |
A.ほかの人と話します。 |
B.おじいさんたちに「どうぞ」と言います。 |
C.立って本を読みます。 |
D.おばあさんに「ありがとうございます」と言います。 |
② 、5科目のテストがあったとして、平均点に達していない科目と平均点以外の科目があるはずです。できない科目、できる科目の両方があるのは当たり前のことです。③その時に、平均点に達していない科目に対して「君はこの能力がないから、ここをもっと頑張れ」という教育をするのではなく、できる科目について「君は、これが得意なのだから、同じ時間と力を使うんだったら、これをもっと伸ばせ。成績の悪い科目は気にしなくてもいい」と言ってやる教育をするべきです。得意な能力を伸ばしていくと、④ほかは後からついてくるのです。そういう教育の仕方の方がいいのです。このほうが本人も達成感を味わうことができるのです。
1. ① に入れるのに最も適当なものはどれか。
A.ない | B.なかった |
C.ある | D.あった |
2. ② に入れるのに最も適当なものはどれか。
A.つまり | B.だから |
C.例えば | D.そして |
3.③「その時」はどんな時を指すか。
A.教育を行う時 |
B.テストを行う時 |
C.テストの点数が分かった時 |
D.生徒の勉強が進まない時 |
4.④「ほかは後からついてくるのです」の説明として適当なものはどれか。
A.ほかの科目がすぐ得意になる。 |
B.得意なことが伸びて、ますますよくなってくる。 |
C.成績の悪い科目が気にしなくてもいい。 |
D.得意でないことも、後からだんだん伸びてくる。 |
5.この文章の内容に合わないものはどれか。
A.誰でもできる科目とできない科目があるのは当たり前のことだ。 |
B.学生にないものを一生懸命に与えるのが教育の主旨だ。 |
C.あるものをどう活用していくかが教育の理念だ。 |
D.得意な能力を伸ばしていくと本人も達成感が得られるのだ。 |
①その日、食べ物を得ることができましたが、次の日から一週間ぐらい②食べ物に困っていました。その時、わたしはちょうど、病院でボランティアをしていました。その病院に行けば食べ物はありました。しかし、体育館にいる人は食べていないのに、わたしだけ食べることはできません。だから、水を飲んで、おなかが空くのを忘れようとしていました。
4、5日が経ちました。一緒に生活していた人たちもだんだん生活に慣れてきて、自然にそれぞれの役割が決まりました。例えば、力のある男の人はいつも水を運んでいました。お年寄りは子どもたちの世話をしました。わたしが朝病院に出かける時は、母親たちは「いってらっしゃい」と言いました。また、わたし ③ 、大学生のお姉さんは何でも相談できる姉になりました。小学生の子どもたちはみんなわたしのかわいい弟、妹になりました。
日が経つにしただって、問題がだんだん出てきました。例えば、多くのお年寄りと子どもが同時に風邪を引きました。暖房もなかったからです。そこで、それぞれの家が毛布を1枚ずつ出して、風邪を引いた人の看病をしました。今まで近所の人たちと④こんなことをしたことはありませんでした。母親たちの力はすごかったです。自分の壊れた家の瓦礫を持ってきて火をおこし、お湯でみんなの頭を洗ってくれました。そのころになると、わたしはただ感心するば
かりで、地震の恐ろしさを忘れていました。
1.①「その日」とはいつか。
A.病院へ行った日 | B.体育館へ引っ越した日 |
C.風邪を引いた日 | D.地震が起きてから1週間経った日 |
2.②「食べ物に困っていました」とはどういう意味か。
A.食べ物がおいしくありません。 |
B.食べ物を作ることができません。 |
C.食べ物がなかなか手に入りませんでした。 |
D.食べ物を買うことができません。 |
3. ③ の中に入れるのに最も適当なものはどれか。
A.に対して | B.にとって | C.を通して | D.に従って |
4.④「こんなこと」はどういうことか。
A.近所の人と一緒にご飯を食べること |
B.自分で料理を作ること |
C.病院でボランティアをすること |
D.それぞれの家が毛布を1枚ずつ出して、風邪を引いた人の看病をすること |
5.文章にテーマを付けるとしたら、どれがいいか。
A.わたしのボランティア |
B.頑張った母親たち |
C.50人の家族 |
D.地震と食べ物の関係 |
日本の昔話の大きな特徴は、人間以外のもの、 ③ 「動物」が人間と同じように活躍する話が多いということです。鶴が自分を助けてくれた人間に嫁ぎ、自分の羽を使った布を織って生活を助ける「鶴の恩返し」、狸におばあさんを殺されたおじいさんのために兎が敵を取る「かちかち山」、悪い猿を蟹や粟・蜂・臼が力を合わせてこらしめる「さるかに合戦」に至っては、人間は1人も出てきません。
④これは、日本古代の自然信仰に関係あるのではないかという説(说法,主张)があります。中国から仏教が入って来る前は、日本人は動物や植物・山や川・岩などにそれぞれ神が宿っている(存在)という信仰を持っていました。その考え方が後世で残り、「物にも魂がある」とか、「人間も動物の一部、同じ仲間」という感覚を持ち続けてきたのではないかというのです。
昔話には古くから伝わるその土地の人々の考え方や風習が色濃く反映されています。日本と中国の昔話を比較してみて、どんな違いがあるのかを研究してみるのもおもしろいでしょう。
1.①「そのような場面」とは何を指すか。
A.親や祖父母が子どもたちに昔話を語り聞かせる場面 |
B.本屋に行って昔話の本を捜す場面 |
C.テレビアニメーションやラジオで昔話が放送される場面 |
D.子供が昔話を読む場面 |
2. ② に入れるのに最も適当なものはどれか。
A.しかし | B.それで | C.また | D.つまり |
3. ③ に入れるのに最も適当なものはどれか。
A.それでも | B.例えば | C.また | D.それに |
A.日本の昔話 | B.日本人の古代自然信仰 |
C.中国の昔話 | D.日本の昔話の特徴 |
5.文章にテーマを付けるとしたら、どれがいいか。
A.日本の昔話と自然観 | B.日本の昔話の特徴 |
C.日本の古代の自然信仰 | D.日本の昔話の研究 |