1 . 名古屋に引っ越してきて、もう1週間が経ちました。日本に住んでもうすぐ2年になるので、日本についてよく知っていると思っていましたが、(ア)知らないことが結構あります。
昨日、近所の公園へ散歩に行ってみました。木の葉が赤や黄色に変わり、とてもきれいでした。歩いていると、遠くに白い雪のようなものがたくさんついている木が見えました。何かと思って、①近くに行ってみると、それは桜に似た小さな花でした。
通りかかった(路过)人に「何の木ですか」と聞くと、「桜ですよ。『四季桜』と言って、秋から冬に咲くのです。」と教えてくれました。桜は春にだけ咲くと思っていたので、②とてもびっくりしました。
公園を出ると、すぐ出口のところに静かな喫茶店があって、入ってみました。コーヒーとトーストを頼んで、店員さんが「モーニング・サービスにしますか。」と私に聞きました。意味が分からなくて、すぐに答えることができませんでした。それで、店員さんは「朝11時までにコーヒーか紅茶を頼むと、無料でトーストと卵とサラダがつくんです。」と私に説明してくれました。
これは、名古屋で始まったサービスなのだそうです(听说)。そのときまで、喫茶店にそのようなサービスがあることを知りませんでした。お腹が空いていたので、③とてもうれしかったです。これからまたどんな経験ができるか、とても楽しみです。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.また | B.いっぱい | C.いろいろ | D.まだ |
A.きれいな木の葉をもっと近くで見たかったから |
B.白い花の木の名前が何か知りたかったから |
C.もっとそばで雪を見たかったから |
D.白いものが何か知りたかったから |
A.春に咲く種類の桜があることを知ったから |
B.いろいろな色の桜があることがわかったから |
C.桜は春にだけ咲くと思っていたから |
D.通りがかった人がその桜の名前を知っていたから |
A.飲み物代だけでトーストなども食べられる(可以吃)こと |
B.「モーニング・サービス」と初めて聞いたこと |
C.名古屋で「モーニング・サービス」が生まれたこと |
D.トーストを頼んだら、コーヒーが無料で飲めること |
A.いろいろな発見があって、面白いと思っている |
B.わからないことが結構あって、びっくりしている。 |
C.自分の国と似ているところがあって、楽しいと思っている。 |
D.分からないことがたくさんあって、生活しにくいと思っている。 |
2 . 今はまだ、コンピューターは人間が命令しないと動きません。① 将来はコンピューターが自分で考えて動くようになるでしょう。②この技術を使ってロボットを作る計画があります。現在、ロボットだけのサッカーチームを作って、人間と試合をするという研究が進められています。2050年までには、人間のチームに勝てる、強いロボットのサッカーチームができるそうです。
ロボットは、サッカーだけでなく、③ほかのこともできるようになります。ロボットは、例えば火事や海の中など、人間には行きにくい場所に行くごとができるようになります。そして、人間を助けたり資源を探したりすることもできるようになるでしょう。また、将来は、どこの家もロボットを持つようになるでしょう。料理を作るロボット、掃除をするロボット、買い物をするロボットなどができるでしょう。人間の仕事をロボットがするようになったら、人間は何をしたらいいのでしょう。未来の人間にとって、自分が何をするかを考えることが、一番たいへんな仕事になるかも知れません。
1.文中の① には何を入れますか.A.それから | B.しかし |
C.それでは | D.しかも |
A.ロボットが人間と試合をする技術 |
B.コンピューターが人間を助ける技術 |
C.コンピューターが自分で考えて動く技術 |
D.ロボットが料理する技術 |
A.火事や海の中など、人間には行けない場所に行く |
B.人間のために、資源を作ったり、試合をしたりする |
C.人間の代わりに、自分が何をするかを考える |
D.人間のために、どんなことでもやってくれる |
A.もつといいロボットを研究すること |
B.ロボットに自分が何をしたらいいかを考えさせること |
C.ロボットにもつと多くの仕事をさせること |
D.自分が何をしたらいいかを考えること |
A.今のロボットは人間の命令通りに動く |
B.現在のロボットチームは人間と試合できる |
C.未来のロボットは人間に色々なことをしてくれることができる |
D.ロボットが色々なことをしてくれても、人間は自分で考えることが必要だ |
3 . インターネット時代では、ネット流行語の世代交代は常に速いようだ。中国では最近、「emo」が多くのネットユーザーの口癖になっている。これは嬉しくない、落ち込むといったネガティブな感情の表現によく用いられる。
「emo」の意味については諸説がある。本来、情緒的な音楽スタイルであり、ネット世界で「ゆううつ」「センチメンタル」「テンションが下がる」など複数の意味が派生したという説がある。英語の「emotional」の短縮形で、不安定な情緒を形容する時に使われ、関連する意味は嬉しくない」「困った」などに広がって使うこともできるという説もある。
心理学専門家の宋広文氏は、「現代社会は誰もが忙しく、仕事が順調に進まないといったことで緊張またはストレスを感じる。『emo」という言葉は人々の感情表現の需要にマッチする」と述べた。心理学の視点から言えば、感情そのものは正しいも正しくないもないが、ネガティブな感情が長期的に蓄積されると正常な生活のリズムに影響を与え、さらには病気を引き起こす可能性もある。
つらく感じたり、意気消沈したりする時には古典名著を読むという人がいる。「最近はよく(春秋時代の思想家老子が書いた)「道徳経」を読み、昔の人の知恵を学ぶ。「上善は水のごとし」という言葉に接すると癒やされる。それに、完璧主義に走らず、人に対して寛容になるよう注意を促してくれる」という。もしイライラがしばらく続く時は、静かな場所で一人で過ごし、頭を空っぽにするという人もいる。「安全なルートを選び、路線バスで最後のバス停まで乗り風景を見れば、心がずっと穏やかになる(ア)だ」。
宋氏は、「一部のネットユーザーが「emo」という言葉をよく使うのは、感情の共鳴を求め、また自分の感情に注目してもらうことで、他者との交流で共通点を増やそうとするためだろう。ネガティブな感情が強い時は友人と雑談することでそれを発散したり、穏やかな音楽を聞き気持ちをリラックスさせたり、または適度な運動をしたりして、自分に適した発散方法を見つけるといいだろう」と述べた。
1.どんな場合に「emo」という言葉を使うか。A.朝まで残業した | B.試験の成績がよかった |
C.美味しいものを食べった | D.友人に会った |
A.わけ | B.べき | C.はず | D.ため |
A.感情の共鳴 | B.アクティブな感情 |
C.ネガティブな感情 | D.穏やかな感情 |
A.心理学の視点から言えば、不安定な情緒は正しくない。 |
B.心理学の視点から言えば、ネガティブな感情は正しい。 |
C.誰も緊張またはストレスを感じられない。 |
D.ネガティブな感情が長期的に蓄積されると生活のリズムに影響を与える。 |
A.「emo」という言葉は安定な情緒を形容する時に使われる。 |
B.ネガティブな感情が長期的に蓄積されると必ず病気を引き起こす。 |
C.適度な運動をして、ネガティブな感情を発散できる。 |
D.多くの人『emo』という言葉を使うのは、他者との交流で共通点を増やそうとするためだ。 |
4 . 2022年の春節(旧正月、来年は2月1日)には「大年三十」がないことに、あなたは(ア)いるだろうか?「大年三十」というのは、中国の伝統的な暦法である旧暦の12月30日のことだ。専門家によると、旧暦の算出法は月と太陽の動きの周期によって決まるという。中国の伝統的な旧暦では、「朔望月」に基づいて1ヶ月の日数を計算する。「朔」というのは月が完全に欠けて見えない時刻で、「朔」になる日が1日(初一)となる。「望」というのは満月の時刻で、「望」になる日がその月の「15日」となる。月と地球、太陽の間の相対運動は一定ではないため、「朔望月」の周期には長い時と短い時があり、旧暦の1年には大の月(30日)と小の月(29日)とがある。旧暦では毎月の1日が必ず「朔月」になるようにするため、大の月と小の月の配置も固定されておらず、観測と計算によって決める必要がある。
今年の旧暦12月はちょうど小の月であるため、旧暦12月30日にあたる「大年三十」がない。旧暦12月30日がないのは、だいたい3年から5年に1度で、数年連続でそうなることもある。次に旧暦12月30日がない春節は2025年。旧暦12月30日がなく、29日が大晦日となる。
1.(ア)には何を入れるか。A.気付いて | B.気になって | C.気にして | D.気に入って |
A.「朔望月」に基づいて計算する。 |
B.月と太陽の動きの周期によって計算する。 |
C.月と地球、太陽の間の相対運動によって計算する。 |
D.「朔望月」の周期の長い時と短い時に基づいて計算する。 |
A.「朔」になる日が15日(初一)となる。 |
B.「朔」というのは満月の時刻である。 |
C.「朔」になる日がその月の「15日」となる |
D.「朔」というのは月が完全に欠けて見えない時刻である。 |
A.「朔望月」の周期には長い時と短い時がある。 |
B.月と地球、太陽の間の相対運動は一定ではない。 |
C.大の月と小の月の配置は固定されておらず。 |
D.旧暦では毎月の1日が必ず「朔月」になる。 |
A.3年後 | B.5年後 | C.2025年 | D.2022年 |
5 . 私はちょうど20歳の時に、日本に来ました。当時の私は「おはようございます」「こんにちは」など、挨拶程度の日本語しかできませんでした。だから、しばらく外に出るのがとても怖く、ずっと家の中にいて、朝から、晩までテレビばかり見て毎日を過ごしていました。
だんだん日本の生活に慣れてきた頃、看護師として働いてみないかと言われました。私は子供の頃から、看護師になるのが夢で、そんな私の気持ちをよく理解してくれている叔父さんからの話でした。私はあまりにも急な話で、すぐには答えることができませんでした。実は当時の私が迷っていた本当の理由は言葉の問題でした。
しかし、これは看護師になるいい機会ですから、私は心配しながら病院で働き始めました。絶対にやっていこうという気持ちで努力しましたが、看護師という仕事に完全に慣れるまでには、とても時間が掛かりました。ポケットにいつも電子辞書を入れて仕事をする毎日が続きました。
今でも、はっきり覚えていますが、それは、自分がやっと立派な日本語の会話ができたと思えた日のことです。仕事が終わって、寮に戻り、嬉しさのあまり、とうとう大きな声で泣いてしまいました。嬉しくて涙が止まりませんでした。私は立派に日本語が話せた嬉しさで胸がいっぱいでした。そして、これからも、頑張っていこうと思いました。日本で看護師として働いたことはいつまでも忘れない思い出として残るでしょう。
1.「ずっと家の中にいて」とあるが、その理由は次のどれか。A.日本に来たばかりだから |
B.日本のことは詳しくないから |
C.日本語はちょっとしかできないから |
D.日本のテレビ番組を見るのが大好きだから |
A.電子辞書は軽いから |
B.まだ仕事が完全に慣れなくて、仕事中でも電子辞書を使うから |
C.電子辞書は高いから |
D.電子辞書を大切にしたいから |
A.もう日本に慣れたこと |
B.看護師になったこと |
C.日本語でうまく話すことができると感じた日のこと |
D.病院の仕事はもう慣れたこと |
A.看護師としての仕事 |
B.日本の病院での仕事のこと |
C.日本での生活 |
D.日本語の勉強と私の努力 |
A.看護師になることは私の夢です |
B.日本の病院での仕事は苦しいです |
C.努力すれば、夢が実現できます |
D.日本語の学習は絶対必要です |
6 . 外出の時、一番疲れるのは体のどの部分かと問われれば、それは日本の場合、間違いなく耳である。車や工事の音なら、仕方ないとも思えるが、我慢できないのは一方的に浴ひせられる音楽である。
すぐ近くの駅に着くまでにも、商店街全体に設置されたスピーカーから流している曲、各商店やフアーストフード店などが店の外に向けて流している曲を最低5、6曲は聞かされる。しかも、それらは混ざり合って、全くわけが分からない。商店主は音楽を流すと客が寄ってくると信じているようだ。
JRに乗れば、各駅を発車するたびに珍妙な音楽が流される。しかも、音質が悪くてスピーカーが割れそうな音がしている。昔の発車ベルのほうが①_。かえって音楽よりもあの無機的な音のほうが耳障りではなかった。しかも、最近、駅のコンコースにBGMを流しているところもあり、この先、電車の中にも音楽を流そうなんてことにならないよう、祈るような気持ちである。そして、飲食店に入れば、ここでもBGMが、ボリュ一ムが大きければ大きいほど客の話し声も大きくなるので、若者向きの店では客同士がほとんど怒鳴り合っている。
こんな状況の後、音楽会に行ったとしても、耳はすでに使用済みのようなものである。特に微小なピアニッシモ(弱音)を味わうのはほとんど無理だと言ってよい。
ある公立ホールのアドバイザーをした時、すぐ近くの駅の「発車音楽」を含むすべてのスピーカー使用をやめてもらうこと、駅からホールまでの商店の店外に設置されたスピーカーの撤去、付近の飲食店でのBGMストップ要請を提案したが、だめだった。しかし、ホールという「点」だけでなく、周辺の環境まで考えてはじめて、「文化都市」つくりができると思ったのだ。
1.「間違いなく耳」とある、それはなぜか。A.街には、一方的に浴びせられる音楽があまりにも多いから |
B.すぐ近くの駅に着くまでにはいつも音楽を聞きながら行くから |
C.音楽を聞くことに我慢できないから |
D.街には車が非常に多く、工事をしているところも多いから |
A.商店街の店 | B.商店街に買い物に来る人たち |
C.商店街の店主たち | D.商店街で流されている曲 |
A.良かったというわけではない | B.音質が悪かった |
C.まだ良かった | D.おもしろかった |
A.すべての駅のコンコ一スにBGMを流してほしいこと |
B.この先、電車に音楽を流すことにならないでほしいこと |
C.電車の中には大きな音で音楽を流してほしいこと |
D.電車や駅のコンコースでは好きな音楽だけを流してほしいこと |
A.駅や商店街の人にBGMストップ要請をこれからも続けていきたい。 |
B.もう公立ホールのアドバイザーなどをするべきではない。 |
C.駅や飲食店でのBGMは「文化都市」つくりにとっては欠かすことができない。 |
D.日本は周辺の環境まで考えた「文化都市」つくりにはまだまだ遠い。 |
7 . 日本の相撲界で活躍している外国人力士のインタビュ一を聞いた人は、彼らの日本語が完璧なのに驚くだろう。①_。日本語が上手な外国人は多いが、発音がいい人はめったにいない。どうしても外国人特有の発音になってしまう。
ここに外国語習得の鍵がある。力士たちは日本語がまったくできない状態で来日するが、合宿の中で自然に日本語をマスタ一していく。起きてから寝るまで日本語ばかりだ。彼らは衣食住そのすべてに日本語が必要だ。日本語ができないと、まったく生活できない。相撲が強くなるためにも、日本語が必要だ。だから、毎日周りの人全員を日本語の先生にして覚えていく。何と理想的な日本語習得の場であることか。教室での学習と違って、耳で覚えた日本語は本当に自然な日本語だ。子供が自然に言葉を学習していくのと同じだと言える。
しかし、だれもがこのような理想的な環境を手に入れることはできないでは、どうしたらいいのか。日本留学は最も効果が上がる方法かもしれない。だが、だれでもエ夫すれば条件をよくすることが可能だ。テ一プを繰り返し聞く。覚えて声に出して言う。実際に日本人と話してみる。これらは簡単なようで意外に難しい。しかし、これが実行できたら、日本語カがいっそう向上することは間違いない。
1.「驚く」 とあるが、それはなぜか。
A.日本の相撲界に外国人の力士がいること |
B.外国人のカ士は日本語が完璧なこと |
C.日本語が上手な外国人は多いこと |
D.外国人は日本人より日本語が上手なこと |
A.特に発音がいい |
B.発音があまりよくない |
C.特に文法が正しい |
D.文法があまり正しくない |
A.何もしなくても日本語が上手になること |
B.学校に行かなくても日本語が上手になること |
C.生活しているうちに日本語が上手になっていくこと |
D.子供のように遊んでいるうちに日本語が上手になっていくこと |
A.日本語の先生がいる環境 |
B.相撲取りになるための環境 |
C.みんなで一緒に合宿生活をする環境 |
D.日本語を使って暮らさなければならない環境 |
A.日本人と一緒に暮らすこと |
B.大勢の日本語の先生に恵まれること |
C.日本語を何度も聞いて覚えて使うこと |
D.子供のように自然に言葉を覚えること |
中国では、成功へのカギは教育にあるという考えが根強い。貧しい学生であっても、他国が羨むような好成績を上げており、教育に(ア)中国の社会状況を表しているとみられている。
「学校で良い成績を取れるのはなぜ?」という質問に対し、各国の生徒の回答は大きく異なる。北米の生徒は「生まれつき数学の才能があるから」「生まれつきこの方面の才能がないから」と、運を理由にすることが多い。ヨーロッパでは、「父親が配管工だから、自分も配管工をする」と、「社会的遺伝」に基づいた回答をする。一方中国では、90%以上の生徒が「全力を尽くすかどうかにかかっている。一生懸命勉強すれば成功できる」と回答する。彼らは責任を受け入れ、困難を克服する覚悟を持っている。自分自身を「運命の主人」として、決して制度の(イ)。
1.中国に強い関心を持っている理由として、最も適当なものは次のどれか。A.中国の生徒が勉強に全力を尽くしている。 |
B.中国の経済や政治や教育などが発展している。 |
C.中国の生徒の成績は他のどの国よりもいい。 |
D.中国の教育制度がすべての国より優れている。 |
A.想像力の貧しい学生 |
B.知識が貧しい学生 |
C.家庭が経済的にかなり余裕がない学生 |
D.貧しい農家に生まれた学生 |
A.力を入れる | B.力を増す | C.力を出す | D.力を集中する |
A.「運命の主人」は自分自身である。 |
B.運命を決めることは制度のことであると思う。 |
C.運命を変える術は一生懸命努力することである。 |
D.自分が変わなければ運命が変わらない。 |
A.わけにすることはない |
B.理由にすることはない |
C.ためにすることはない |
D.せいにすることはない |
9 . 反射力の鈍い人は語学ができなくなります。それは、コミュニケーションができないからです。外国人から「好きな映画は何?」と聞かれた時に「1番ですか」と聞き返す人がいます。そんな重い話ではありません。1つ映画を挙げたからといって、ほかの映画を一切言ってはいけないと言っている(ア)のです。
反射力のない人は常に1番を言おうとします。1番はなかなか言えないものです。その時ぱっと思いついた(迅速想起)ものを言える人が反射力のある人です。質問の聞き返しはしないことです。「邦画ですか、洋画ですか」「DVDですか、映画館ですか」という質問は必要ありません。「最近何か面白い映画を見た?」と聞かれて、「最近というのは年内ですか、今月ですか」と聞く人がいます。
そんなことはどうでもいいことです。ほとんどは自分の解釈で決められます。「好きな女優は誰?」と聞かれて「うーん」と考えてしまう人がいます。この質問に答えたからといって、付き合うかどうかという話とは違います。
日本人はここで止まるのです。私は外国人と話す時に大体映画の話に持っていきます。映画の話は固有名詞が多くて楽なのです。固有名詞で会話ができます。誰かが「ナタリー・ポートマン」と言ってくれれば、その人が出演している映画のタイトルとその映画を撮った監督名につながります。
1.(ア)のところに入れる最も適当なのはどれか。A.わけがない |
B.わけではない |
C.わけにはいかない |
D.わけだ |
A.いつも1番を言おうとする人 |
B.質問の聞き返しをする人 |
C.質問に対して思いついたものを言える人 |
D.映画が好きな人 |
A.邦画ですか、洋画ですか。 |
B.DVDですか、映画館ですか。 |
C.最近というのは年内ですか、今月ですか。 |
D.好きな女優は誰か。 |
A.ぱっと思いついた答えが見つからないから |
B.付き合うかどうか迷っているから |
C.聞き返しはしたくないから |
D.意味がわからないから |
A.女優の名前 |
B.映画のタイトル |
C.監督名 |
D.映画館の名称 |
10 . 昔の農民は、お米を作る田んぼに「田の神様」がいると考えていた。田の神様は、寒い冬の間は山へ行き、暖かい春になると、農民たちが住んでいる村へ帰ってくると信じられていた。そして、春になって桜が咲くと、農民たちは「田の神様が(ア)」と考え、桜の木の周りに集まり、田の神様におもてなし(款待)をしたことが、お花見の始まりと言われている。でも、そのころのお花見は、今のようなお花見とは違って、「お米がたくさんできますように」という「お祈り」のようなものだったと言われている。また、桜の咲き具合(イ)、その年にお米がどのくらいできるのかを占ったり、「悪いことが起きないように」と「厄除け」をしていたとも言われている。「田の神様をおもてなしする行事」から、今のように「綺麗に咲いた桜を楽しむ」というお花見のもとになったのは平安時代のことだ。
平安時代の「貴族」と呼ばれる人たちが、美しい桜の花を見ながら詩を作るのを楽しんだことが、今のようなお花見のもとと言われている。当時はまだ貴族の間だけで楽しまれていたお花見だったが、鎌倉時代に入ると少しずつ貴族以外にも広がっていった。そして、江戸時代に入ると、身分に関係なくみんなが美しい桜の木の下に集まって、お弁当を食べたり、歌を歌ったりしながら春の訪れを楽しむ、今のお花見のスタイルができた。
1.(ア)のところに入れる最も適当なのはどれか。A.帰ってきた | B.帰っていった |
C.帰っていた | D.帰ってみた |
A.田の神様に感謝すること |
B.春の訪れを楽しむこと |
C.田の神様にお祈りすること |
D.綺麗な桜を楽しむrこと |
A.にわたって | B.にとって |
C.について | D.によって |
A.田の神様へのおもてなし→貴族の間で桜を楽しむ→貴族以外に少しずつ広がる→身分に関係なくみんなが楽しむ |
B.田の神様へのおもてなし→貴族以外に少しずつ広がる→貴族の間で桜を楽しむ→身分に関係なくみんなが楽しむ |
C.貴族の間で桜を楽しむ→田の神様へのおもてなし→貴族以外に少しずつ広がる→身分に関係なくみんなが楽しむ |
D.田の神様へのおもてなし身分に関係なくみんなが楽しむ→貴族以外に少しずつ広がる→貴族の間で桜を楽しむ |
A.桜の花を見ながら詩を作る。 |
B.お弁当を食べたり、歌を歌ったりしながら春の訪れを楽しむ。 |
C.お米がどのくらいできるのかを占ったりする。 |
D.悪いことが起きないように祈る。 |