1 . パリの日本料理店で働いていた時、困ったのは、お客様に「寿司はできないの?」「デザートはないの?」と聞かれたことでした。お寿司は、一般的な日本料理とは作り方が違い、特別な技術が必要です。フランス人から見れば「日本レストランなのに寿司がないのはどうしてだ?」となるわけです。
以前、日本のイタリア料理店でピザがメニューになかった際、他のお客様がそのことについて質問しているのを見た経験から、フランスのお客様も同じように感じているのだろうと思いました。もちろんそれだけでなく、デザートのないレストランなんてヨーロッパにはあり得ませんから、寿司もデザートも一生懸命勉強しました。この頃の努力は今とても役立っています。世の中に無駄な努力は本当にないですね。
うちの店では、前菜と汁物の後に「お凌ぎ」として小さなお寿司を提供します。これは、空腹の時にお酒を飲むと酔いやすくなるので、軽くお腹を満たすためです。日本料理では通常、最後にご飯で終わりますが、途中でお寿司を提供することで、お客様に一息ついてもらい、その後お酒を再び楽しんでもらうようにしています。
1.文中に「困ったのは」とあるが、どうして困ったのか。A.ヨーロッパにはデザートがないレストランはないから |
B.メニューにない料理を出すことは許されなかったから |
C.修業中のためお寿司をにぎることができなかったから |
D.一般的な日本料理には寿司やデザートはないものだから |
A.イタリアの代表的な料理について |
B.フランスの日本料理について |
C.イタリア料理のデザートについて |
D.メニューにピザがないことについて |
A.寿司とデザートの作り方 |
B.フランス料理の技術 |
C.ヨーロッパのレストラン経営 |
D.イタリア料理のレシピ |
A.食後のデザート |
B.小さなお寿司 |
C.お酒の合間に出される軽食 |
D.メインディッシュ前の前菜 |
A.フランス人のお客様の中には、日本料理店で寿司やデザートを食べたいと思っている。 |
B.お寿司は、一般的な日本料理と同じく作り方が難しい。 |
C.「お凌ぎ」として提供される小さなお寿司は、食前に提供されるものである。 |
D.筆者は、デザートの作り方を学ぶことで、お客様に満足してもらえるようになった。 |
2 . 笑顔は、その全部を兼ねた魔法の杖です。電車で乗り合わせた赤ちゃんが笑った瞬間、誰でもあたたかなものを受け取った気がするでしょう。赤ちゃんだけではありません。家族も友だちも会社の人も、誰でも同じ力を持っています。
笑顔さえ忘れずにいれば、たいていのトラブルは乗り越えられます。( ア )外国で言葉が通じなくても、笑顔があればなんとかなります。仕事でピンチになったときも、笑顔を忘れなければ切り抜けられます。本当に困ったとき、解決策より先に必要なのは笑顔です。
笑顔は日々を輝かせます。いつもニコニコ(笑)できる自分でいられたら、魔法の杖を手にしたのも同然、暮らしも仕事も豊かになります。しかし、いくら笑顔が大切だからといって、笑顔の演技をするなら意味はありません。
心から笑える自分でいるにはどうしたらいいのか、きちんと考えてみましょう。
笑顔は誰でもできる一番簡単な努力の一つです。
「こういう人たちと一緒にいれば、自分はニコニコしていられる」
「こういうことをしているとき、心から笑いがこみ上げてくる」
できるだけその状態に近づく努力をします。調子が悪いときは、誰でも笑う回数が少なくなります。心の底から笑っていないと感じたら、ちょっと心の点検が必要ということでしょう。寝る前に「今日は何回笑っただろう」と考えてもいいのですが、朝起きた時、「今日はできるだけ笑えるような日にしよう」と誓うのも効き目があります。特に初めての人と会う日には、笑顔を出せるように意識しましょう。おたがいが何を考えているのかわからないとき、笑顔は二人の間を滑らかにしてくれます。
1.文中の「誰でも同じ力を持っています」とは何の力を指しているか。A.魔法の杖で他人を笑わせる力 |
B.笑顔で他人を暖かくする力 |
C.赤ちゃんを笑わせる力 |
D.トラブルが乗り越えられる力 |
A.そこで | B.たとえば | C.したがって | D.それに |
A.心の底から笑える状態 |
B.笑顔の演技をする状態 |
C.こういう人たちと一緒にいる状態 |
D.こういうことをしている状態 |
A.外国で言葉が通じない場合 |
B.初めての人と会う場合 |
C.暮らしも仕事も豊かになった場合 |
D.相手の考えが分からない場合 |
A.笑顔の演技に近づくために努力をする。 |
B.誰でも笑顔を出せるように意識する。 |
C.いつまでも笑顔を忘れずに生活する。 |
D.寝る前と朝起きた時に心を点検する。 |
3 . 皆さんは寄付をしたことがあるだろうか。食べる物が不足して困っている人や、災害で家を失った人のために少しでも寄付した経験がある人はいるだろう。その寄付に対する考え方に、今、新しい働きが起こっている。
ある会社では、社員食堂で低カロリーの定食を食べると代金の一部が寄付金となり途上国(发展中国家)の子供たちの食生活を支援するというシステムを取り入れている。社員としては( ア )につながるだけでなく、人を助けることができ、会社としては社員の健康を支えながら社会貢献ができるので、双方にとって一石二鳥というわけだ。
また、「寄付つき」の商品を販売する企業も増えている。特定の商品を買うと売り上げの一部が寄付されるというもので、商品を買えば、同時に寄付できるという手軽さが消費者に歓迎され、売り上げを伸ばしているという。
これまでの寄付はわざわざ募金の場所へ足を運んだり、銀行からお金を振り込んだりしなければならないものが多く、社会貢献に関心はあっても寄付をするのは面倒だと考える人も少なくなかった。しかし、新しい寄付の形により、これまでと比べて手軽に寄付できるようになり、社会貢献がしやすくなった。( イ )、企業にとっても自社のイメージ向上や売り上げの増加などメリットの多い取り組みとなっている。
このように寄付は慈善のためというばかりでなく、寄付をする側にもプラスになる活動として注目されている。
1.社員食堂で低カロリーの定食を食べることがどんな良い結果につながるのか。A.社員の健康が守られ、社会の役に立つことにもなる。 |
B.社員に定食代の一部が返金され、給料も上がる。 |
C.会社で寄付が日常のことになり、食生活に対する意識も高まる。 |
D.会社は社会の役に立つことができ、食堂の経費の節約にもなる。 |
A.環境保護 | B.体調管理 | C.時間管理 | D.経済成長 |
A.寄付をする方法があまり知られていない。 |
B.寄付をすることが社会的に評価されにくい。 |
C.寄付をするのに面倒なシステムである。 |
D.寄付をするためには経済的に余裕がなければならない。 |
A.さらに | B.なぜなら | C.それとも | D.または |
A.企業が社員や消費者の意思にかかわりなく積極的に行うもの |
B.企業が慈善事業のためではなく利益を上げるために行うもの |
C.社員や消費者が手軽に寄付ができて企業側にも利点があるもの |
D.社員や消費者が気がつかないうちに社会貢献に参加できるもの |
4 . 「学力が高いことと低いこと、どちらが良いか」と問われれば、高いほうが良いと答えるのは明白である。しかし、「テストで100点を取る人と80点を取る人、どちらが良いか」と問うと、答えは一概(笼统地)には出ない。テストの点数だけでは、一人の人間の総合的な評価をすることはできないはずだ。( ア )、その人の能力や価値は、テストの結果だけでは測れないからである。
さらに、誰が頭が良いかという問いに対しても、テストの点数だけで判断することはできない。たとえテストで100点を取ったとしても、それが頭の良さを完全に代表するわけではない。多くの人は、テストで良い成績を収めることが学力の高さを意味し、それが頭の良さに関係すると考えがちだ。しかし、学力とは、テストの点数以上のものを含む概念である。
学力とは、知識の習得や理解、応用能力など、多面的な要素を含む。テストの点数は、ある特定の分野や状況下での知識や理解度を測る一つの基準に過ぎない。なぜなら、テストで高得点を取ることは、その瞬間の学力を示すものではあるが、総合的な能力や潜在能力を完全には表していない。教育においては、一人ひとりの多様な能力や特性を理解し、それぞれが持つ可能性を引き出すことが重要である。学力の真の意味を理解することが、人々の成長にとって不可欠である。
1.文中に「答えは一概には出ない」とあるが、それはなぜか。A.テストの点数だけではその人の総合的な能力がわからないから。 |
B.100点と80点の差は学力を決める時あまり大きな違いではないから。 |
C.テストの結果というものは、一言で説明できないものだから。 |
D.テストで100点を取る方がいいに決まっているから。 |
A.すると | B.および | C.これにより | D.なぜなら |
A.テストで100点を取ること |
B.テストで80点を取ること |
C.学習能力が高いこと |
D.努力して勉強すること |
A.テストでの高得点を目指すこと |
B.一人一人の多様な能力や特性を理解すること |
C.知識の習得と応用能力の向上 |
D.学生の学習能力と努力の評価 |
A.成績がいいことは学力があるということだ。 |
B.成績がいいことと頭が良いということは別である。 |
C.テストの点が良いことと成績が良いことは別である。 |
D.テストの点が良いことは頭が良いということを示している。 |
5 . 強がって(逞强)自分ができないことをしようとすれば、失敗が 51 (多い)なり、周りからの信用を失ってしまいます。しかしできることはどんどん実践していき、実績を作っていくこと 52 、自信を得ることができます。芯の強い人は自分の可能性を知っているため、できることはどんどん挑戦して、できなかったこともできるようになるよう 53 (頑張る)としていきます。そんな人を見て、「なんでもできそう、失敗もなさそう」と 54 (思う)がちですが、何も努力をしなくてもできるのではなく、しっかりと自分の可能性を 55 (伸)ばすことを忘れずに実践しているのです。
どうしても疑い深くなってしまうことってありますよね。失敗が多かったり、人に裏切られたりする 56 、ネガティプなことが続くと尚更(更不用说)です。しかし、自分の芯がしっかりしていれば、これらも乗り越えることができます。自分に自信があることで、嫌なことに心が惑わされず前に 57 (すす)んでいけます。芯の強さがある人は、たとえ嫌なことが 58 (ある)も、ポジティブな未来は必ずやってくるとちゃんと信じています。芯の強さがあれば、色々なことを受け入れることができるものです。習い事も一つのみならず、様々なジャンルに触れることで、人生を楽しみながら 59 (新た)可能性を伸ばしていけるのです。芯の強い人は自分がやりたいことや、やってみたかったことに少しずつでも触れていく機会を持つようにしているのです。そのため、いろんなことを知っているし、知識も豊富です。頼り 60 なる存在に感じるのは、それだけ人生を楽しみながらも時間と努力を惜しまないからなのです。
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6 . 敬語は机の上では勉強できない。基本だけ覚えたら、実際に 1 使ってみることが大切だ。間違えたらどうしようと思って、引っ込み思案(钻牛角尖)に 2 、上下関係、親疎の関係のある場に積極的に出て 3 どうだろうか。
ここで注意したいのは、敬語は言葉 4 問題ではない、ということである。敬語は相手に対する配慮を表した 5 だから、言葉はもちろん、態度や行動にも 6 必要がある。部屋を 7 時、「失礼いたします。」と言っても、ドアをパンと大きな音を立てて閉めてしまったら、嫌な感じ 8 だろう。逆に、顔を見たら、挨拶をしたり、相手の名前を覚えたりするだけで、相手に敬意が 9 、人間関係はうまく行くこともある。 10 はできる所から始めてみたほうがいいのではないだろうか。
1.( )A.ますます | B.どんどん | C.いよいよ | D.そろそろ |
A.しないで | B.しなくて | C.ならないで | D.ならなくて |
A.いったら | B.みたら | C.きたら | D.あったら |
A.だけの | B.ほどの | C.さえの | D.までの |
A.こと | B.まま | C.つもり | D.もの |
A.気になる | B.気がつく | C.気を配る | D.気がする |
A.出る | B.出た | C.出られる | D.出かける |
A.をする | B.にする | C.をしている | D.がする |
A.伝え | B.伝わり | C.流れ | D.流し |
A.また | B.まだ | C.まず | D.まだまだ |
7 . 環境が高速化しても、私たちの神経的な伝達速度や知覚認知の処理時間は変化しないことから、人間が一時(一段时间)にできる認知的課題の数もそれほど変わらないことが推察される。このことは、様々な情報が手に入り、やりたいこと、したいこと、実際にできる事柄の数がそれほど増えるわけではないことを示唆(暗示)している。
もちろん、技術革新によって、一つの事柄をやり遂げるまでに要する時間は大いに短縮された。筆者自身、パーソナルコンピューターを使って論文などを書くようになって、論文一本あたりにかける時間と労力はずいぶん減少したと思う。特に、原稿を清書したり、作図したり、という手作業の階段に要する時間はかなり減った。
しかし、そうは言っても、論文を書く際に論理展開をまとめるのに要する時間はそれほど短縮されるわけではない。考えるためには、どうしてもそれなりの時間が必要だ。
人間は一つのことをやり遂げるにはどうしても一定の時間がかかる。その時間が技術革新や経験、学習によって、増えた欲望を満たすのに必要な時間以上に短縮されないとしたらどうなるだろうか。当然、潜在的な可能性に基づいて肥大する欲望のうち、実際に満たされるものは一部のみということになる。この場合、やりたいこと、やれるはずのことは数多くあるのに、なかなかそれが実現できないジレンマ(左右为难)が生じる。
そうなると、むしろ、できる事柄が少なかったころよりも時間が足りず、忙しく、やりたいことができないという感覚が強くなっているかもしれない。
1.文中に「人間が一時にで…変わらない」とあるが、それはなぜか。A.やりたいことも多くなるから |
B.人間の神経的な効率が変化しないから |
C.環境が変化し、なかなか慣れないから |
D.情報が入り過ぎ、頭が混乱するから |
A.やりたいことをする時間が短くならない。 |
B.手作業の段階に要する時間は減らない。 |
C.ほとんどのことは自分でする必要はない。 |
D.仕事の効率をあげられない。 |
A.欲望が増えて、落ち着いている時間がなくなるから |
B.学んだ内容が多くなり、どれがいいか迷うから |
C.資料をまとめるのに時間がかかるから |
D.技術が革新したが、情報をどう使うか考える時間が必要だから |
A.肥大する欲望 | B.技術革新 | C.できること | D.時間が短縮されること |
A.技術革新はいいことばかりを起こす。 |
B.技術革新は時間の節約ができるが、時には達成感がなくなる。 |
C.技術革新は人の欲望を広げるから、やめたほうがいい。 |
D.技術革新はいいが、時には前よりもっと忙しくなるかもしれない。 |
8 . 動物や人間は、外から入ってきた病原菌を体の中で抑える力があるので、少しぐらいのことでは、病気にならないでいられるわけです。この働きは人によってばらつき(很大偏差)があり、同じ人でも日によって差があります。なぜなのでしょうか。(ア)、実験。ある人に睡眠術をかけて、楽しい思いを30分、嫌な思いを30分させ、それぞれの時の血液を取って、血液中の病原菌を殺す力を調べてみたら、嫌な思いをさせた時の血液は、その力が普通の時の3分の2ぐらいに減っていたそうです。数十人の人にやってみたら、みな同じだったそうです。9の力が6になってしまうのですから、病原菌の力が7や8と強かったらどうでしょう。楽しい思いをして暮らしている人は病気にならないで済むでしょうが、いつも不愉快な思いで暮らしている人は、病気になってしまうわけです
人は心の使い方で、病気になりやすかったり、健康でいられたり、ということが実際にあり得るのです。つまり、心が落ち込んでいる時は、病気に(イ)、というわけです。健康はまず、心の悩みをうまく取り払うことからということでしょう。
1.文中に「病気にならないでいられる」とあるが、それはなぜか。A.病原菌の働きは人によって差があるから |
B.生き物は抵抗力があるから |
C.人間は毎日楽しく過ごしているから |
D.人間は病原菌を体へ追い出す力があるから |
A.しかし | B.一方 | C.そこで | D.その結果 |
A.楽しい思いをさせた時、血液中の病原菌を殺す力は普通の時の 2 倍になる。 |
B.楽しい思いをさせた時より、嫌な思いをさせた時のほうが病原菌が強くなる。 |
C.嫌な思いをさせた時、血液中の病原菌を殺す力は普通の時より弱くなる。 |
D.嫌な思いをさせた時より、楽しい思いをさせた時のほうが病原菌が強くなる。 |
A.なりかねる | B.なりにくい | C.なりきれない | D.なりやすい |
A.健康を保つには、気持ちを愉快にしたほうがいい。 |
B.気持ちが落ち込んだら、必ず病気になる。 |
C.心の悩みを取り払うには、健康でなければならない。 |
D.いつも楽しく過ごせば、病気にはならない。 |
9 . 食事仲間、旅行仲間、勉強仲間、運動仲間など、様々なタイプの交友関係が、多くの中国の若者にとって、社会生活の一部となっており、彼らはこの新しい社会的な繋がりを「搭子」と呼んでいる。
「搭子」は社会生活をより簡単で快適にする。「搭子」(あるいは「仲間」)は、親密な友人とは違い、人が何か自身のやりたいことをする際に行動を共にする仲間のことで、友人関係よりも気楽で限定的な社交パートナー(伙伴)のことを指している。友人同士とは違って、趣味や興味の違いに気を使ったり、相手に合わせたりする必要がなく、社交に要する労力やコストを大幅に軽減することが可能となる。ソーシャル・プラットフォーム(社交平台)には「節約搭子」まで存在する。彼らは節約方法を共有し、金銭的な目標を達成するよう励まし合っている。
(ア)、一部の中国の若者は、ソーシャル・プラットフォームで「老後のパートナ一」を募り、自分に適したモデルを探ろうと、老後の計画を事前に立て始めている。
1.文中に「搭子」とあるが、それは何を指すか。A.それは友達と同じ意味を持っている人のことだ。 |
B.それは一緒に何かをする仲間のことだ。 |
C.それは一緒にやりたいことをする親友だ。 |
D.それは同僚と同じ意味を持っている人のことだ。 |
A.「搭子」と一緒に色々なことができる。 |
B.「搭子」と一緒にいる時、気楽でいい。 |
C.「搭子」と一緒にいる時、お金の節約もできる。 |
D.趣味などの同じ人だけが「搭子」になれる。 |
A.一緒にやりたいことをしているから |
B.無理にして相手に合わせる必要がないから |
C.お互いに励まし合えるから |
D.同じ目標がある仲間だから |
A.また | B.すると | C.それで | D.しかし |
A.中国の若者 | B.「搭子」と親友? | C.「搭子」とは? | D.交友の仕方 |
10 . 私は子供の時、よく日本のお菓子をお土産にもらった。包装紙や箱を開けたらまたその中に別の包装があり、一つ一つ開けていくのはとても楽しみだった。最後に出てきたお菓子は意外と小さかったが、きれいな箱や紙を集めて満足した。また、なんとなく日本人の文化や伝統を感じることができた。
(ア)、日本で暮らし始めてからは、過剰包装に悩まされるようになった。こちらでは生活に必要な品物を買うと、トレー(托盘)、箱、紙、袋などで、すぐゴミ箱がいっぱいになってしまう。たぶん、日本では外観の良くない商品は売れないのだろう。でも、こんなにたくさんの紙や箱をどんどん消費してしまっていいのだろうか。
今、地球の環境汚染は深刻になり、資源も少なくなってきている。こんな時代には、包装を重視する日本人も、美しい包装は伝統的な贈り物などの特別な機会だけに残して、ふだんの生活の中の無駄な包装は、見直したほうがいいのではないだろうか。
1.文中に「楽しみ」とあるが、それは何を指すか。A.お土産をもらうこと | B.包装を開けること |
C.お菓子を食べること | D.箱を飾ること |
A.品物をきれいに飾ること | B.紙や箱を浪費すること |
C.きれいなお菓子を作ること | D.箱や紙を集めること |
A.ところが | B.ところで | C.たとえば | D.つまり |
A.見た目が良くない商品を買う人がいないから |
B.必要なものを買う時は、面倒だから |
C.ゴミ箱がいっぱいになって、捨てるのにお金がかかるから |
D.過剰包装で資源が浪費されてしまうから |
A.そんな物は全部しないほうがいい。 | B.美しいから、今のままでいい。 |
C.無駄な包装はしないほうがいい。 | D.リサイクルすればいい。 |