1 . 現代っ子の特徴は学校から家に帰った後、公園などで野球や縄跳び(跳绳)、かくれんぼ(捉迷藏)など遊びで筋肉(肌肉)を疲労させることがないことです。筋肉が疲労しないので、昔にはよくあった夕食を食べながら疲れて眠ってしまうようなことがなくなり、夜遅くまで電子ゲーム遊びをしてしまうことになります。これが、(ア)、そのうえの朝の食欲無しにつながり(导致)、朝食を食べない現象を増やす原因の一つにもなっています。
昔の子どもたちは、毎朝決まった仕事を与えられていました。例えば、布団を押入れに片付けたり、テーブルを拭いたりしなければなりません。それから、庭を掃除して、水を撒きます(洒水)。子どもたちは毎朝決まった仕事を与えられていました。
しかし、現代っ子は猫の額のような庭しかついていない住宅や、自分の部屋から居間の食卓(餐桌)まで十歩くらいで行けるようなマンションに住んでいる環境の中で、朝の仕事が与えられていません。朝起きて十分から十五分筋肉を伸縮させる運動でもあれば、朝食抜きの子どもへの心配などなくなるでしょう。
1.文章によると、現代っ子とはどのような子どもなのか。A.子どもらしい遊びが好きではない子ども |
B.放課後、遊びなどで体を動かない子ども |
C.公園の遊びより電子ゲームのほうが好きな子ども |
D.家庭毎朝決まった仕事を与えられない子ども |
A.早寝・早起き | B.早寝・遅起き | C.遅寝・遅起き | D.遅寝・早起き |
A.狭い庭 | B.かわいい庭 | C.静かな庭 | D.明るい庭 |
A.朝ご飯を食べなくて、体力がないから |
B.前の夜遅く寝て、朝早く起きられないから |
C.現代の家庭環境では朝の仕事がなくなったから |
D.子どもの勉強が忙しくなって、その仕事をする時間がないから |
A.昔の子どもは朝、家の仕事をしたので、朝食をとる時間がなかった。 |
B.現代の子どもは朝遅く起きて、ゆっくり朝食をとる。 |
C.昔の子どもは疲れていたので、朝、食事をする体力がなかった。 |
D.現代の子どもは身体を動かすことが少ないので、朝、食欲が出ない。 |
2 . パソコンの画面や白い壁を見ているとき、目の前をごみや虫のような影が飛んでいるように感じたことはありませんか。「(ア)」と思ってよく見ようとすると、それもー緒に動く。このような症状は「飛蚊症」と呼ばれている。光は角膜、水晶体、硝子体を通って網膜に映る。目が見えるのはここに物の形が映るからだ。ところが、硝子体に不透明な部分があると、その影が網膜に映ってゴミや虫のように見えてしまう。
飛蚊症は老化によって起こることが多い。だから、(イ)。しかし、網膜剥離など目の病気の初期症状が飛蚊症の症状と似ていると言われている。気になる場合は眼科へ行ったほうがいいだろう。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なのはどれか。A.やった | B.おや | C.おい | D.ああ |
A.パソコンの画面 | B.白い壁 | C.目 | D.影 |
A.網膜に映る物の影 | B.ごみや虫のような影 |
C.硝子体にある不透明な部分の影 | D.目に入っているゴミや虫の影 |
A.誰でも心配する必要がある。 | B.誰もあまり心配する必要がない。 |
C.若い人はあまり心配いらない。 | D.お年寄りはあまり心配いらない。 |
A.飛蚊症の症状と似ている症状が出ていること |
B.網膜剥離など目の病気にかかった気がすること |
C.目に変化が起きて目が老化したと感じること |
D.目薬を差しても視力がよくならないこと |
3 . 人から好かれるためには、本気で「好かれたい」と心から強く願うことが先決です。そうすれば、他人から歓迎される態度や行動がそれに応じて出てくるものです。心の動きが、その人の態度や表情、そしていろいろな行動と連動しているからです。あなたは、次のようなことを体験したことはありませんか。急ごうと思うと歩幅が自然に大きくなり、両足が早く動くようになるということを…行動や態度は心の現れなのです。だから人から好かれたかったら、心から好かれることを強く願うことが先決だというわけです。
ところが、他人に好かれたいと願うだけで相手から好かれるかというと、そう簡単ではありません。(ア)、どうすればよいでしょうか。人に好かれるには、自分から相手を好きになることが欠かせません。他人を変えることはたいへん難しいことですが、自分が変わることはそれより少しは簡単だからです。好かれたいのだったら自分からその人が好きになること、思えば思われるのです。子犬は人にじゃれてくるから好かれるのです。あの子犬のすばらしい対人関係処理能力に学びましょう。しかし、人に好きになれと言っても、言葉で言うほど易しいものではありません。好きになる前提として、積極的に相手のよい面を見る必要があるということがあります。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれですか?A.それでは | B.つまり | C.それとも | D.それに |
A.他人に好かれるためのきっかけを提供する |
B.自分勝手な行動を批判する |
C.行動と心の関係を解説する |
D.優れた対人関係の例を提供する |
A.他人の態度や行動をコントロールすること | B.急いで歩くこと |
C.相手のよい面を積極的に見ること | D.子犬のようにじゃれること |
A.他人に好かれるためには、自分から相手が好きになることが欠かせない |
B.自分が変わることよりも、他人を変えることが難しい |
C.急いで歩くと自然に行動が大胆になる |
D.人に好きになれと言っても、実は少し難しい |
A.他人の行動に対する自分の反応 | B.他人から好かれるための秘訣 |
C.急いで歩くことの効果 | D.子犬の行動に関する学び |
4 . 若い人達の話し方が早口になってきているのが、心配でたまらない。電車内や町角で聞こえてくる高校生の会話、試合後にインタビューを受ける甲子球児まで。ちゃんと聞き取れないことがある。なぜ、そんなに早くしゃべるのか、と不思議でならない。私には、思考を追い越すような速さでしゃべっているように聞こえる。
友達同士の会話なら(ア)だろうが、社会に出ると自分の意見を述べ、理解や協力を求める場面が必ずやってくる。そういう時、早口で聞きとりにくいと説得力がない。今のうちに、相手に伝わる落ち着いた話し方を身につけてほしいのだ。その練習に効果があるのが朗読だ。
若い人の話し方が早くなる理由はなぜか。実は、日本語には「一音は必ず母音で終わる(「ン」を除く)」という特徴がある。例えば、名古屋「na・go・ya」のうち、「na」をさらに分析すると子音の「n」は0.2音くらいで、母音の「a」は0.8音くらいはないと安定した「na」に聞こえない。(イ)、今の若い人の話し方母音が0.5音程度しかないのだ。早口に聞こえる理由は、この母音不足のせいだったのだ。大事なのは子音と母音の比率=配分なのだ。
名古屋なら「ナーァゴ~ォヤーア」と、一音を少し長めに、そして一音ごとに終わりの母音を認識するように読んでみる。読むスピードは一分間に三百三十字以下くらい。幼い子供に話しかけるような丁寧なペースで、口も大きく開けたほうがいいだろう。
朗読を続けると、母音がきれいに響いて、心地良く聞こえるようになる。プロのアナウンサーでも、朗読によるレッスンは大きな効果がある。
1.文中に「思考を追い越す」とあるが、その意味は何か。A.相手の話が理解できない |
B.相手に心地よく聞かせる |
C.自分の思考が気にかかる |
D.自分の意見に説得力がない |
A.不思議もある | B.不都合もない | C.落ち着かない | D.聞き取れない |
A.つまり | B.そして | C.ところで | D.ところが |
A.相手の協力を求めようとするから |
B.母音をしっかり発音していないから |
C.自分の意見を相手に押し付けたいから |
D.一音ごとに終わりの母音を意識したから |
A.今の若い人の話し方は母音が0.8音程度しかない。 |
B.いつも幼い子供に丁寧なペースで話したほうがいい。 |
C.相手が心地良く聞こえるには朗読を続けたほうがいい。 |
D.社会に出て、自分の意見をちゃんと述べなくてもいい。 |
5 . 最近、ビタミン剤を常用している人が多いという。といっても、病気の治療としてだけではなく、食事で補えない食品の( 41 )として飲んだり、美容のためといった目的で飲んでいる人も多いようだ。ビタミン剤を売る店も( 42 )いて、コンビニでも簡単に手に入れられるようになった。ただ、ビタミン剤と一口に言っても、いろいろな種類があり、ほかの食料品の( 43 )、自由にコンビニで売ることができるわけではない。
ビタミン剤は、大きく医薬品と食品に( 44 )。医薬品として扱われるビタミン剤は、肌荒れ(皮肤粗糙)や屑こり(肩酸)などの身体の不調を改善する「薬」としての( 45 )を持っている。また効果・安全性などがはっきりと書かれていて、ビタミンやミネラルの配合量も多い。そのため薬局でしか販売( 46 )。
( 47 )、食品として扱われるビタミン剤は、効果の表記がない。値段も医薬品と比べるとかなり安い。これらのビタミン剤が、コンビニでも販売が許可されているものなのだ。
「薬」として飲むのであれば、症状をきちんと医者や薬剤師に説明して適切なものを摂取する必要がある。栄養剤として飲むのなら、簡単にビタミン剤に( 48 )とせず、普段から栄養のバランスを考えた食事を心がけ、この上で必要に( 49 )量を摂取するという考え方を持つ( 50 )が大切だろう。
1.A.もと | B.ため | C.かわり | D.ほど |
A.增える | B.増えて | C.増やす | D.増やして |
A.ように | B.そうに | C.らしく | D.みたいに |
A.分ける | B.分けれる | C.分けさせる | D.分けられる |
A.割合 | B.割引 | C.役者 | D.役割 |
A.できる | B.できない | C.られる | D.られない |
A.一方 | B.それとも | C.それなら | D.だから |
A.頼る | B.頼よう | C.頼ろう | D.頼もう |
A.よって | B.とって | C.おうじた | D.たいした |
A.の | B.こと | C.もの | D.ところ |
6 . 江戸時代、歌舞伎は朝から夜まで 1 (行)われていました。人々は1日かけて、歌舞伎 2 楽しんだと言われています。
1日を過ごすわけですから、鑑賞中に飲んだり食べたり、たばこを 3 (吸う)たりすることもできました。現在の劇場では、基本的に禁止されているところが多いですね。けれども、江戸時代の歌舞伎は違います。飲食サービスも 4 (はったつ)していました。人々は食事を 5 (楽しむ)ながら、歌舞伎を鑑賞することができました。
歌舞伎では一つの舞台のことを幕と言います。一つの幕が終わり、その次の幕の間に、食事をするために作られたお弁当が「幕の内弁当」でした。今も、コンビニやスーパーで売っているので、みなさんも 6 (見る)ことがあるかもしれません。いろいろな種類があります。ご飯とおかずがきれいに並べられていて、とてもおいしそうですね。
また、「助六」 7 呼ばれるお寿司も歌舞伎から 8 (う)まれたものです。 9 (有名)お芝居の登場人物の名前が「助六」でした。
「助六」は人々にとても人気がありました。その人物の魅力がお寿司の形や色に例えられているそうです。
人をお寿司に例えると…!?興味のある方は、ぜひ調べてみてください。お寿司はお箸を 10 (使う)なくても、手で食べられますから、とても食べやすいですね。鑑賞の時だけでなく、お花見などの時にも人気があります。「助六」も「幕の内弁当」も歌舞伎から生まれて、今に残っているのです。
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7 . 野生動物の中には、天敵に対して警告を意味する声を発するものがいます。これを聞いた仲間は天敵から身を守るための行動を取るのですが、警告声は同じ場所にいる別種の動物にも伝わり、身を守るのに利用されていることが知られています。京都大学の鈴木俊貴博士は野鳥のシジュウカラ(白脸山雀)とヒガラ(煤山雀)を対象に、別種の鳥が警告声を理解できるかどうかを調べました。
シジュウカラは蛇に対して独特の警告声を発します。ヒガラがこの声を理解できるなら、蛇に対する警戒行動を取るはずです。鈴木博士はシジュウカラの蛇に対する警告声をヒガラに聞かせた後、蛇を模倣した20cmほどの小枝を見せる実験を行いました。
シジュウカラの蛇に対する警告声を聞かせた後で、鈴木博士は小枝を使って、蛇が樹木を這い上がる(爬上)動きと、地面を這う動きを見せました。すると、いずれ(哪个)の動きでも枝に近づき、蛇であるかどうかを確認する行動を見せました。
(ア)、蛇以外の天敵に対する警告声や仲間を呼ぶ声を聞かせた後で、小枝で同様のことをしてもヒガラはほとんど確認に来ませんでした。このことから、ヒガラは別種の鳥であるシジュウカラが蛇に対して発する警告声の意味を(イ)ことが示されました。
1.鈴木博士が実験を行ったが、その目的は何か。A.野生動物が警告声を発するかどうかを調べること |
B.警告声を聞いた仲間が行動を取るかどうかを調べること |
C.シジュウカラとヒガラが警告声を発するかどうかを調べること |
D.鳥が別種の鳥の警告を意味する声を理解できるかどうかを調べること |
A.蛇 | B.ヒガラ | C.鈴木博士 | D.シジュウカラ |
A.それで | B.しかも | C.一方 | D.すると |
A.確認する | B.確認しない | C.理解できる | D.理解できない |
A.ヒガラがシジュウカラの蛇に対する警告声を聞いて、警戒行動を取った。 |
B.ヒガラがシジュウカラの蛇以外の天敵に対する警告声を聞いて、警戒した。 |
C.ヒガラが仲間を呼ぶ声をを聞いて、蛇であるかどうか確認に来て身を守った。 |
D.ヒガラがシジュウカラの蛇に対する警告声を聞いて、蛇を模倣して身を守った。 |
8 . 和歌は日本で最も古くから行われている詩歌形態で「大和歌」「倭歌」とも書きます。「万葉集」の題詞から見られると、「和歌」は応答歌、唱和歌の意味に用いられているが、後に「和歌」のいずれの名前を書いても、漢詩に対する日本の歌を意味するようになりました。実際にその指すところは短歌であることがほとんどだが、長歌、旋頭歌、片歌などの伝統的定型詩をも含めて、和歌と呼んでいます。ただし長連歌、狂歌、川柳風狂句は定型の古典詩だが、和歌には含まれません。
和歌が現われる以前に、感情の高まりから発せられた叫びや掛け声などが次第に成長して、祭りや労働の際に集団で歌われるようになった歌謡があったと言われるが、多くは文字に(ア)失われてしまったということです。それらの歌謡が現在見られる五音七音をもって構成される和歌となるまでには、その形式に様々な過成や変遷を経たと見られます。
現在、作者の心情や深い趣を出すために、枕詞や掛詞といった技法を巧みに用いるのも和歌の特微の一つです。
1.「和歌」の名前に合っていないものはどれか。A.大和歌 | B.倭歌 |
C.和歌 | D.応答歌 |
A.片歌 | B.短歌 |
C.長歌 | D.長連歌 |
A.記される |
B.暗記される |
C.記されることなく |
D.暗記されることなく |
A.長歌、旋頭歌、片歌などの伝統的定型詩 |
B.感情の高まりから発せられた叫びや掛け声 |
C.祭りや労働の際に集団で歌われるもの |
D.五音七音をもって構成される和歌 |
A.和歌の意味は漢詩に対する日本の歌 |
B.和歌は伝統的定型詩と定型の古典詩を含める |
C.労働の際に集団で歌われる歌謡の形式が様な過成を経て和歌となる |
D.和歌は枕詞や掛詞といった技法を巧みに用いる |
9 . みなさんはスマートフォンを持っていますか。スマートフォンでどんなことをするのが好きでしょうか。現在、日本の高校生の間で、スマートフォンが普及しています。2016年の「高校生のスマートフォン利用実態調査」によると、スマートフォンの所有率は93%です。日本の高校生が100人いれば、90人以上がスマートフォンを使っていることになります。2014年に比べて、13.5%も上がっています。「初めて買った携帯電話がスマートフォンだ。」という高校生も珍しくなくなりました。彼らがスマートフォンでしていることは、「LINE(92.1%)」、「インターネット(88.8%)」、「音楽を聞くこと(77.7%)」が多いです。LINEは、インターネットを使って、メッセージを送信したり、無料の電話をしたりすることができるSNS(social networking service)です。中国のWeChatと機能が似ています。
(ア)、高校生がスマートフォンで、遊んでばかりいるとは言えません。38.5%の高校生が「勉強にも活用している」と答えています。しかし、ほとんどの高校には、スマートフォンの使用に関する規則があります。そのため、授業中はスマートフォンが使えない高校が多いです。
スマートフオンが普及する一方で、今までには起こらなかった問題が起こっています。そのひとつがお金に関する問題です。十分な知議がなくて、詐欺にあったり、有料のサイトに登録して、高い金額を請求されたりする問題が起こっています。また、SNSを通して、住所などの個人情報か流出したり、いじめが起こったりすることも大きな問題です。9%の高校生が「自分の個人情報を掲載することは危険だ。」と考えているのに、実際は、その中の80%が「個人情報をSNSに掲載している。」と答えています。
1.2016年の「高校生のスマートフォン利用実態調査」によると、わかったのは次のどれか。A.日本の全ての高校生はスマートフォンを使っている。 |
B.2014年に比べて、13.5%も上がった |
C.日本の高校生はスマートフォンで音楽しか聞かない。 |
D.「初めて買った携帯電話がスマートフォンだ。」という高校生は少ない。 |
A.そこで | B.それで | C.つまり | D.しかし |
A.無料電話ができる。 |
B.メッセージを送ることができる。 |
C.遊んでばかりと言えない。 |
D.いつでもどこでも自由に使える。 |
A.個人情報の流出 |
B.メッセージを発信するという問題 |
C.ネット上のいじめ問題 |
D.金銭についての問題 |
A.日本の高校生は2014年にはスマートフォンが普及していた。 |
B.ほとんどの高校には、スマートフォンの使用に関する規則がある。 |
C.スマートフォンの普及するによって、お金に関する問題だけ起こった。 |
D.個人情報を掲載するのは危険だと日本の高校生が知っているから、皆個人情報をよく保護している。 |
10 . 人間の脳の活動と「情報の意味化」において、文字メディアとテレビのような映像メディアとは根本的に(①)。
文字メディアの場合、まず文字を、そして読むことを学び、習得しなければなりません。また、文字というそれ自体は具体的な「像」を持たない記号の羅列である文、文章から場面や状況や内容を自分自身の頭の中で具体化しなければならないのです。自分自身による「想像」「組み立て」の作業が必要なのです。そのためには「心の眼」が不可欠です。
(②)、テレビのような映像メディアは、具体的な像を音声つきで与えてくれます。自分自身による「想像」のような作業は不要なのです。したがって、その分、知識の増量は容易で迅速でもあるわけです。
この「想像」の作業が必要であるか否かは、脳の活性化、智慧の発達の事を考えれば、決定的な違いです。ITの発達によって、人間は知識を飛躍的に増したのですが、それに比例にして智慧を低下させたように思われるのです。智慧は自分の頭で考えることによって身につく能力だからです。ちなみに、「知識」は「ある事項について知っていること」で、「智慧」は「物事の道理を悟り、適切に処理する能力」です。
1.(①)のところに入れるもっとも適切な言葉はどれか。A.同じです | B.異なります | C.似ています | D.容易です |
A.ところが | B.それで | C.つまり | D.そして |
A.映像メディアは「想像」のような作業が多い。 |
B.文字メディアの場合、知識の増量が映像メディアより容易で迅速である。 |
C.映像メディアは、具体的な像を与えてくれるので、文字メディアのような「心の眼」が要らない。 |
D.脳の活性化においては、映像メディアは文字メディアと同じ役割を果たしている。 |
A.「想像」のような作業は不要なのだ。 |
B.テレビのような映像メディアは智機与えてくれる。 |
C.「物事を適切に処理する能力」なのだ。 |
D.ある事項についてよく知っていること。 |
A.「想像」作業は脳の活性化や智慧の発達と無関係である。 |
B.ITの発達によって、人問は知識を飛躍的に増したと同時に智慧も発達してきた。 |
C.映像メディアの発達により、人間は文字を読むことを習得す必要がなくなった。 |
D.自分の頭で物事を考えることは減れば、人間の智慧も低下する。 |