1 . 結婚式の前に行われる結納は、男性から女性へ結婚のためのお金を渡す儀式です。このお金を結納金と呼びます。以前は男性の両親が結納金を用意することが一般的でしたが、現代では自分自身が用意するケースも増えています。
現代の結納は、ホテルや料亭で行われる「略式結納」が主流となっています。(ア)、結納の形式よりも、両家の顔合わせと親睦を深めるための食事会を行うケースも増えています。
調査によると、結納を行うカップルは全国の推計値で9%程度にとどまり、80%程度のカップルが顔合わせのみを行っています。また、経済的に余裕のない世帯が増え、顔合わせも結納も行わないカップルが10%程度存在するとの結果が出ています。
結納金の平均額は地域により異なり、首都圈では112.9万円、最も高い地域は宮城・山形で、最も低い地域は北海道の67.8万円となっています。全国の推計値では、平均額は98.8万円となっています。
しかし、結納金を用意することは必ずしも必要ではありません。新居の準備や家具、家電の購入など、結婚には多くの費用が必要です。そのため、結納金を用意する余裕がない場合には結納も行わないことがあります。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.すると | B.また | C.つまり | D.それに |
A.結納の時は両家の両親だけが顔合わせる。 |
B.結納金とは男性の両親が用意する金のことだ。 |
C.結納金は男性が女性に手渡さなければならない。 |
D.現代の結納は主にホテルや料亭で行われている。 |
A.9%程度 | B.10%程度 | C.19%程度 | D.80%程度 |
A.結納の風習が廃れつつあるから |
B.結納金は絶対に必要な費用であるから |
C.経済的に余裕のない場合もあるから |
D.新居の準備や家具、家電の購入があるから |
A.北海道の結納金の平均額は最も低い。 |
B.都会であるほど結納金の平均額が高い。 |
C.東京の結納金の平均額は宮城県のより高い。 |
D.結納金の平均額は地域による差はあまりない。 |
A.お父さんもお母さんも飲みます。 |
B.お父さんは飲みますが、お母さんは飲みません。 |
C.お父さんは飲みませんが、お母さんは飲みます。 |
3 . 人間の頭は一定の法則に従って働いています。その思考が有效に働くような配列で話すことは、欠かせない条件の一つです。
私たちはよく「まとまった話だった」と言います。まとまった話とは、まとめた話です。まとめた話とは、話し手自身の頭の中でまとまっているのだとも言えます。
話というのは、複数のことば、いくつかの話材が有機的に結びついていて、一つのはっきりした構造的なまとまりのある図式になっているものです。その前提として頭の中でまとまっていなければなりません。
特に、聞き手が複数の場合、混乱させる話は、話し手自身がそのことについてまとまった考えを持っていないために起こる場合が多いものです。
話したことを相手に正しく受け止めてもらうためには、相手の理解する思考の法則に合った順序、配列をおろそかに(敷衍、塞)できません。ものごとの順序、配列を考えることはいろいろな意味で大事です。
1.文中の「その思考」は何の思考か。A.話し手の思考 |
B.聞き手の思考 |
C.人間の頭の中の思考 |
D.構造的なまとまりの思考 |
A.話し手が複数の言葉、いくつかの話材を結びつける話 |
B.図式がある話 |
C.話し手の頭の中でまとまった話 |
D.聞き手に有効的な話 |
A.話し手が相手の考えることを理解しようとしないから |
B.話し手の考えがまとまっていないから |
C.聞き手が多すぎるから |
D.話の前提がないから |
A.聞き手が分からない時、話し手は何度も話すこと |
B.話し手は物事の順序、配列に気を配ること |
C.おろそかに他人と話すこと |
D.思ったことを一気に相手に話すこと |
A.まとまった話は生活にあまり役立たない。 |
B.まとまった話は考えながら、しゃべった話だ。 |
C.聞き手が複数の場合、混乱をさせないように、黙ったほうがいい。 |
D.人間の頭はある規則に従って働いている。 |
A.考えさせる | B.考えられる | C.考える | D.考えよう |
A.言わないわけがない | B.言わなければならない |
C.言っても言い過ぎではない | D.言わないわけにはいかない |
1.男の人はまず、どこへ行きますか。
A.スーパー | B.会社 | C.学校 |
A.1本 | B.2本 | C.3本 |
A.かなり | B.ずいぶん | C.なかなか | D.すっかり |
8 . 夢に本屋が出てきたことがある。書棚で何かを探しているのだが、そこはむかし郷里にあった小さな店なのだ。子どもの頃から通い、マンガ雑誌の発売日に駆け込んでいた(跑进去)。
自分のなかでは、それは、本屋の原型なのかもしれない。これからの子どもたちには縁のない話になるだろうか。身の回りから書店がどんどん消えている。小さなまちでも、そして大都市でも。
東京の赤坂駅周辺にいくつかあった一般書店が、全てなくなったと記事で知った。最後に閉店した文教堂赤坂店では、店の前に従業員一同の名で紙が張り出されたという。「書店という業態は世の中に街に必要とされなくなっているのだろうか?」。
アマゾン(亚马逊)などのインターネット通販は確かに便利だ。( ア )、書店に入るのは 自分の関心を広げてくれる気がする。書店員の「おすすめ」に、こだわりを感じることがあり、ネット通販の「あなたへのおすすめ」では出会えない本がある。
西暦79 年、火山の噴火で滅びた古代ローマには、すでにこんな本屋があった。白く塗った壁に赤い文字がある。書かれているのは新作の発売日だったり、最新の翻訳版のお知らせだったりだ。
書店は人類の文明とともに存在する物だと言っても過言ではない。私たちの代で失われてしまうなんて( イ )。そう断言する自信が持てなくなるほどの書店消失が続いている。
1.「これからの子供たちには縁のない話になる」とあるが、それはなぜか。A.今頃の子供は書店の夢を見ないからだ。 |
B.今頃の子供はマンガ雑誌を読まないからだ。 |
C.書店が少なくなっているからだ。 |
D.このような小さな書店は都市にないからだ。 |
A.ところで | B.それから | C.それで | D.それでも |
A.店員がおすすめしてくれる本屋 |
B.火山の噴火で滅びた本屋 |
C.壁に新作の発売日やお知らせなどが書かれた本屋 |
D.人類の文明とともに存在する本屋 |
A.絶対不可能だ。 | B.仕方がない事だ。 |
C.想像もしなかった。 | D.かなり悲しい事だ。 |
A.書店という業態は既に世の中に必要とされなくなった。 |
B.筆者は書店が人類の文明とともに存在する物だと思っている。 |
C.筆者は書店より通販の方がいいと思っている。 |
D.筆者は書店という業態の未来に自信を持っている。 |
A.できようもない | B.できることもない |
C.できそうもない | D.できるものもない |
A.ことになりました | B.つもりです | C.ことにしました | D.ことにします |