1 . 外国へ旅行に行ってその土地の人と友達になると、ときどき聞かれることがあります。それは「あなたは日本人なのに、どうして着物を着ていないの。」ということです。日本人の服というと、着物が思い出されるからでしょう。しかし、そう聞かれると、いつも私は同じような説明をすることになります。
日本でも100年くらい前までは、着物を着ていました。着物が本当に日本人の服だったからです。しかし、今世界の多くの国が①そうであるように、日本にも洋服が伝えられ、伝統的な服よりも動きやすい洋服を着るようになりました。特に男性は、着物を着る機会がほとんどなくなってしまいました。
女性にとっても現代の日本で着物を着る機会はとても限られています。結婚式や入学式など②特別な時だけです。このほか、夏、花火大会や盆踊りがある時に「浴衣」という着物を着ることもあります。浴衣は夏用の着物で、ほかの着物に比べて値段もやすく、洗濯もしやすいように作られています。
私は子供のころ、毎年1度だけ浴衣を着て、花火を見に行ったり盆踊りに行ったりしました。成人式では私も友達も、女性はほとんど着物を着ました。実は日本人は今でも着物を着るのが好きなのだと思います。着物を着ると背中が伸びて、気持ちがしっかりします。日本の女性だという自覚が生まれます。いい意味で、緊張するのです。
( ア )、「値段が高い」「動きにくい」「着るのが難しい」などの理由から、今では着物の女性を見ることが少なくなりました。動きやすい洋服もいいと思いますが、日本人としてもっと着物を着る機会が増えたらいいと私は思います。
1.①「そう」とは何を指しますか。A.100年くらい前までは日本でも着物を着ていたということ。 |
B.着物が本当に日本の衣服だったということ。 |
C.男性は、着物を着る機会が、ほとんどなくなってしまったということ |
D.洋服が伝えられ、伝統的な衣服よりも動きやすい洋服を着るようになったということ |
A.デパートへ行く時 |
B.旅行へ行く時 |
C.成人式の時 |
D.試験を受ける時 |
A.だから | B.そして | C.しかし | D.これから |
A.男の人です |
B.外国に行ったことがありません |
C.1度だけ浴衣を着たことがあります |
D.もっと着物を着たいと思っています |
A.外国へ旅行に行くと、どうして着物を着ていないのかと聞かれるということ |
B.今では着物を着る機会が少なくなってしまい、それが残念だということ |
C.浴衣は夏、花火大会や盆踊りに行く時に着るということ |
D.着物は値段が高くて、着るのが難しく、それに動きにくいということ |
2 . ある日、クラスに突然転校生が来ました。夏休み明けでもなく、二学期の途中にいきなりなぜ?と感じました。そして、先生は黒板の前に立つ彼女をみんなに紹介しました。
名前は山田裕子さん。顔も名前も国籍も日本人ですが、彼女は日本語がうまく話せませんでした。というのも、彼女は海外から帰国してきた帰国子女だったのです。5歳の頃に父親の仕事の関係でオーストラリアに引つ越し、13歳の現在、また日本に戻ってきたとのこと。家の中ではみんな英語を話すから、日本語を忘れてしまったようです。他のクラスメートはこのことを不思議に思いました。私たちはずっと日本語で育ってきたので、日本人なのに日本語を話せないというのが理解できなかったのです。しかし、そんなことを言っても話せるようになるわけではないので、みんな彼女に日本語を教えました。半年も過ぎると彼女は日本語を話せるようになりました。今回のことでよかったなと思ったことは、みんなが彼女をいじめなかった(不欺负)ことです。子どもは物珍しいものを見るとからかいたくなるようですから。
1.文中の「日本語がうまく話せません」とはなぜなのか。A.ずっと海外に住んでいたから。 |
B.日本人ではないから。 |
C.日本語は難しいから。 |
D.今まで日本の学校に行ったことがないから。 |
A.ずっと外国の学校に通っていて日本語は勉強しないから。 |
B.家の中でもずっと英語を話していて、日本語は使わないから。 |
C.海外の学校には日本語の教科書はないから。 |
D.海外で他の日本人に会ったことはなく、日本語を話さなかったから。 |
A.日本人なのに(转折)日本語が話せないこと |
B.日本人なのに海外に住んでいたこと |
C.海外での生活が大変かどうかとし、うこと |
D.海外でのくらしは想像できないということ |
A.みんなが彼女に日本語を教えたこと |
B.みんなが彼女をいじめたこと |
C.みんなが英語を勉強し始めたこと |
D.みんなが彼女に優しくしたこと |
A.クラスには多くの帰国子女がいる。 |
B.私は外国に住んでいた。 |
C.帰国子女の転校生がやってきた。 |
D.みんなは英語が得意だった。 |
3 . わたしは高校を卒業したら、大学に入ろうと思っています。将来先生になりたいからです。一番入りたい大学は、関東大学です。その大学は、わたしのうちから近いです。 ( ① ) 、とても大きくて、きれいな大学です。わたしの大好きな先生も、 関東大学を卒業しました。
その先生は、山田先生と言います。わたしが小学生のときの先生です。山田先生は若い男の先生で、ユーモアがあって、明るい先生でした。わたしたちが悪いことをしたときは、大きい声でわたしたちを叱りましたが、クラスの生徒はみんな、山田先生が大好きでした。
小学校を卒業するとき、わたしも山田先生と同じ先生になろうと思いました。先生になるのは、今もわたしの夢です。先月、わたしは山田先生に会いに行きました。そして、将来小学校の先生になろうと思っていると言いました。 わたしは子どもが大好きで、教えるのも好きだと言いました。 先生は、とても喜んでいました。今は、大学の教育学部に入るために、勉強しています。一生けんめい勉強して、大学に入って、いい先生になろうと思っています。
1.筆者はどうして関東大学に入りたいですか。A.大学に入ろうと思っているからです。 |
B.大好きな先生は関東大学で働いているからです。 |
C.高校に近いからです。 |
D.先生になりたいです。 |
A.そして | B.しかし | C.それでは | D.だから |
A.教えるのが好きな先生です。 | B.若くて厳しい先生です。 |
C.よく生徒を叱った先生です。 | D.ユーモアで明るい先生です。 |
A.私が山田先生に会いに行ったから |
B.私が山田先生と同じ先生になりたいと言ったから |
C.わたしが大学に入ろうと思うから |
D.私は子どもが大好きで、教えるのも好きだと言ったから |
A.卒業して大学に入りたいです。 |
B.関東大学を選ぶ理由です。 |
C.大学に入っていい先生になろうということです。 |
D.山田先生は私の大好きな先生です。 |
4 . 私の町は、秋のお祭りで有名です。このお祭りは、こめや野菜がたくさんできたことを喜ぶもので、毎年10月に行われます (举行) 。
この日、町の男の人は水を浴びて白い服を着ます。そして、山の上の神社まで走ります。一番先に神社に着いた人が一番強い男の人です。一番になろうとして、みんなー生懸命 (努力) 走ります。最後の人が神社に着いてから、みんなでお酒を飲んで、特別な野菜料理を食べます。みんなたくさん食べるから、女の人は前の日の夜から寝ないで野菜料理を作ります。
お祭りの日には町中の子どもたちが神社に集まって、大人といっしょに楽しみます。歌や踊りが上手な子どもが、みんなの前で歌ったり踊ったりします。この子どもたちは2か月前に選ばれて、毎日練習するので、歌も踊りもとても立派です。
1.この町では秋にどんなお祭りをしますか。A.この町の女の子を強くするお祭り。 |
B.こめや野菜ができたことを喜ぶお祭り。 |
C.子どもの歌や踊りを上手にするためのお祭り。 |
D.みんなで特別な野菜料理を食べるためのおまつり。 |
A.神社までできるだけ早く走る。 |
B.白い服を着てから水をあびる。 |
C.走る前にみんなで飲んだり食べたりする。 |
D.寝ないで野菜料理をたくさん作る。 |
A.お酒を飲んで特別な料理をたくさん食べるためです。 |
B.一番強い男の子になるためです。 |
C.子供が歌ったり踊ったりすることを見るためです。 |
D.子供と一緒に楽しむためです。 |
A.神社に集った子どもが大人といっしょに踊ります。 |
B.歌や踊りが上手な子どもが選ばれます。 |
C.町中の子どもが歌や踊りを練習します。 |
D.選ばれた子どもが歌ったり踊ったりします。 |
A.お祭りは毎年8月に行われます。 |
B.女の人はお祭りの日に特別な料理をたくさん作ります。 |
C.お祭りの日、町の男の人は水を浴びて白い服を着ます。 |
D.すべての子供がお祭りの日に歌ったり踊ったりします。 |
5 . ダイエット(节食,减肥)といえば「食べないこと」を連想しやすいが、実はそうではない。食べないダイエットは、必ず失敗する。なぜなら、ストレス(压力)を溜めてしまっているからだ。一時的に痩せることはできても、また前の姿に戻る可能性がかなり高い。食事制限をやめたらすぐに、ストレスを吐き出す(发泄出来)かのように食べてしまい、リバウンド(反弹)してしまうので、食べないダイエットはやめたほうがいい。
その代わりに、「食べるダイエット」をしよう。ポイントは「食べる量」と「食べるもの」だ。まずは食事量を減らすことで、摂取カロリーを抑えることが大事だ。また、食べる量が少なくても、できるだけたくさん食べたかのような工夫をしよう。「そんなことが本当にできるのか」と疑問に思う人が多いかもしれないが、実は本当にできるのだ。例えば、噛む回数を増やしたり、ゆっくりと食べたりすることによって、胃を騙すことができる。そして食べるものも、できるだけ体にいい食材へと変更しなければならない。美肌に関するようなビタミン(维生素)やミネラル(矿物质)を豊富に含んだ食事に変更することで、瘦せることもできるし、美しくなることもある。そういうダイエットはストレスが小さくて成功する可能性が高い。
1.文中に「食べないダイエットは、必ず失敗する」とあるが、それはなぜか。
A.続けられないから | B.すぐにリバウンドするから |
C.食事制限をしているから | D.ストレスを溜めてしまうから |
A.できるだけ摂取カロリーを少なくするだけでいい。 |
B.食事制限しないでストレスを吐き出すかのように食べる。 |
C.食事制限しないで摂取カロリーを増やすようにする。 |
D.食事量を減らし、たくさん食べたかのように工夫する。 |
A.体にいい食材 | B.美肌に関するようなビタミン |
C.カロリーが高いもの | D.ミネラルを豊富に含んだもの |
A.食事制限でカロリーを減らし、美しくなるようなものを食べる。 |
B.食事制限でカロリーを減らし、体によくて美しくなるものを食べる。 |
C.噛む回数を増やしたりして、体によくて美しくなるものを食べる。 |
D.ゆっくりと食べたりして、体によくて美しくなるものを食べる。 |
A.噛む回数を増やしたから | B.ゆっくりと食べたから |
C.摂取カロリーを抑えたから | D.ストレスが小さいから |
6 .
朝起きた時,今日はいい天気だと思って,傘を持たないで出かけました。しかし,午後は空が暗くなって雨が降って来ました。日本では雨の日を悪い日と言っています。でも,私は雨が特に嫌いではありません。雨は木や花また私たちにも大切なものですから。
学校が終わる時,雨がまだ降り続いていました。それで同じ寮(宿舍)の李さんと1本の傘で帰りました。帰る途中スーパーでお菓子や果物がとても安かったです。スーパーにはお客があまりいませんでした。雨の日ですから,果物がとても安かったです。いろいろ買って,寮に帰りました。窓が開いていました。朝出かける時閉めるのを忘れました。でも,雨が部屋に入っていませんでした。よかったです。
1.今日の天気はどうでしたか。( )A.いい天気でした |
B.朝から晴れていました |
C.朝から曇っていました |
D.朝から晴れて,午後は雨でした |
A.空気がいいですから |
B.雨が木や花などにとても大切なものですから |
C.スーパーの物が安くなるからです |
D.スーパーが人が少ないからです |
A.映画を見ました | B.お茶を飲みました |
C.買い物をしました | D.散歩しました |
A.自分の傘で帰りました | B.李さんの傘で一緒に帰りました |
C.傘を持たないで帰りました | D.窓を閉めないで帰りました |
A.閉めることができないから | B.雨が降りましたから |
C.天気がいいから | D.閉めるのを忘れたから |
7 . 友達が① 、一緒に飲んだり食べたりするのは楽しいのだ。ある時、こんなことがあった。みんなで料理を作っている時、1人がトマトの皮を剥いてお皿に並べ始めた。すると、他の人が「あなた、トマ卜は皮を剥かないものよ」と言った。そう言いながら、その人はキュウリの皮を剥いている。「あら、私の家ではキュウリの皮は剥かないわ」と卜マ卜の皮を剥いた人は言う。
自分の今までやってきた食べ方と違えば、少しおかしいと思うのは当たり前(理所当然)のことだ。世界中を旅行している人に、どうして他の国の人と友逹になれるかと聞いてみると、「その国の食べるものを、一緒におなかいっぱい食べることだ」という答えが返ってきた。世界は広いのだから、トマトの皮を剥く人も剥かない人もいる。それは問題ではなく、それよりも、同じテーブルに座り、食べ、一緒に笑うことが大切だ。そうすれば特別な努力をしなくても、いい友達が作ることができるということなのだろう。
1.① に何を入れますか。
A.集まって | B.集めて | C.集合して | D.取集して |
A.どうしたら外国に行けるのか。 |
B.どうしたら他の国の人と結婚できるのか。 |
C.どうしたら他の国の人と友逹になれるのか。 |
D.どうしたら楽しい旅行ができるのか。 |
A.「その国の人と一緒に仕事をすることだ」。 |
B.「その国の人ど一緒に旅行することだ」。 |
C.「その国の人の食ベるものを一緒におなかいっはい食べることだ」。 |
D.「その国の人の料理の仕方を習うことだ」。 |
A.特別な努力をすることです。 |
B.プレゼントをあけることです |
C.その人の家を訪問することです |
D.同じテーブルに座り、食ベ、一緒に笑うことです。 |
A.トマトは皮を剥いて食べたほうがいいです。 |
B.トマトは皮を剥かないで食べたほうがいいです。 |
C.トマトの皮が剥いているかいないは小さい問題ではありません。 |
D.トマトの皮が剥いているかいないは大きい問題ではありません。 |
8 . 週末があっという間に過ぎると感じる人には、ある共通点があります。
週末、起きる時間が遅いのです。
「週末は,だらだら(慵懒)過ごしたい」と思い、多くの人が起きる時間が遅くなりがちです。ところが、昼頃に起きて食事を済ませると、気づけば夕方です。「あれ,もう1日が終わりか。速いなあJと思います。
貴重な週末の1日を無駄に過ごし、損をしたような気分になるのです。人は起きる時間が遅いほど、1日も(ア)感じる傾向があります。少なくとも週末は、ゆっくりしたいと思いますが、本当にゆっくりすると、あっという間に時間が過ぎます。週末にやろうとしていたことが、思うようにできなくなるのです。少しでも週末を長く感じるには、朝がポイント(关键)です。
週末こそ、早起きをしましょう。早起きすると、体感できる1日が長くなります。人より早く行動を始めると、体感できる週末が長く感じられるようになります。少し早起きするだけで、休日が1日分長くなったような気がして、得した気分を味わえます。平日の疲れは、週末のぜいたくによって、癒し(治愈)ましょう。おいしいものを食べたり、友だちと話をしたり、温泉に行ったりです。
誰もがまだ起きていない時間から、週末を楽しめるのは気持ちのいいことです。
1.文中に「共通点」とあるが、その共通点はどれか。A.夕方まで寝ること | B.週末に早く起きること |
C.週末に遅く起きること | D.早起きして食事を済ませること |
A.長く | B.短く | C.暗く | D.明るく |
A.早起きすると,1日が長く感じるようになるから |
B.早起きするだけで,疲れを癒すことができるから |
C.朝,たくさん寝れば,得をした気分を味わえるから |
D.人より早起きすると,損をしたような気分になるから |
A.早起きの人は遅く起きる人より十分に週末を楽しめること |
B.早起きの人は遅く起きる人より週末をだらだら過ごせること |
C.遅く起きる人は早起きの人よりおいしいものを食べられること |
D.遅く起きる人は早起きの人より週末をぜいたくに暮らせること |
A.週末を無駄に過ごしても損ではない。 |
B.早起きしても週末を十分に楽しめない。 |
C.遅く起きる人は週末が速く過ぎると感じる。 |
D.早く起きる人は週末が速く過ぎると感じる。 |