1 . 杭州市は世界遺産の西湖を有する美しい古都である。近年は、IT都市( ① )、急速に発展をしている。杭州市では、2016年から人工知能を活用した都市管理システムの導入を進めている。道路交通状況の管理においては、実際に渋滞が減少するといった効果が見られているという。
以前の杭州市は交通渋滞がひどいことでも有名だった。町は車の騒音で溢れていた。2015年のある調査によれば、杭州市の渋滞は国内で5位、世界で30位だった。( ② )杭州市は交通局や公共交通機関、地図アプリ(APP)、そして、多数の監視カメラから取得したデータを利用し、交通を監視することから始めた。人工知能が交通信号を制御し、交通量の多い方向の信号を青にするだけでなく、機械学習によって、地域全体の車の平均速度を高めて、平均の通過時間を短くするために信号を制御する。
その結果、走行速度は最初の1年間で約20パーセント速くなり、交通事故も自動的に検出されるようになったため、より早い対応が可能になった。
静かな西湖の町が戻ってきた。
1.( ① )に入る最も適当なものはどれか。A.によって | B.として | C.によれば | D.について |
A.信号を青にして交通量を制御し、車の通過時間も短くした。 |
B.機械学習をして、信号を青にして交通量を制御した。 |
C.機械学習によって交通量の多い地域の信号を青にした。 |
D.地域全体の車の速度を高めて、信号を青にした。 |
A.ところで | B.そこで | C.ところが | D.そうして |
A.都市管理システムの導入以降、杭州市の渋滞状況は改善し、国内で5位になった。 |
B.都市管理システムの導入以降、杭州市の交通事故は2割ぐらい減った。 |
C.都市管理システムの導入によって、事故処理が早くなった。 |
D.都市管理システムの導入によって、交通量が減少した。 |
A.車が少なくなったから |
B.車のスピードが速くなったから |
C.渋滞が解消されたから |
D.交通事故への対応が早くなったから |
2 . 先月、わたしはいとこの結婚式に出席しました。その時、わたしは母の着物を着ました。そして、母はその着物を祖母から受け継いだそうです。
日本の着物は中国の唐の時代の衣服の影響を受けて生まれました。その後、長い歴史の中で、着物の織り方や、染め方など、独自の発展をしました。着物はデザインから着物の形になるまで、多くの職人の技術によって完成します。それぞれの技術は、長い年月をかけて養われた熟練の技術なのです。
また、着物を着るには、帯、足袋(短布袜)、草履(草鞋)、その他のさまざまな飾りなども必要です。そして、それらはそれぞれ職人の技術によって作られています。( ア )、多くの職人の伝統技術を集めなければ、着物を着ることはできないのです。
わたしはいつも日本の伝統の技を感じながら着物を着ます。そして、この着物を着る時、家族の歴史も感じます。この着物はわたしにとって財産です。この着物を大事に着て、いつかわたしの子どもへ受け継ぎたいと思います。
しかし、残念なことに、近年、このような伝統技術を受け継ぐ若者が減ってきています。着物を着る人が減っていることも原因の1つのようです。一方で、着物を買う外国人が最近増えているそうです。日本の着物から世界の着物へと、着物の新しい文化が始まるかもしれません。
1.わたしが結婚式で着た着物はもともと(原本)誰のものか。A.いとこの着物 | B.お母さんの着物 | C.おばさんの着物 | D.おばあさんの着物 |
A.多くの職人と各職人の技術の高さ | B.大勢の職人 |
C.職人の豊富な技術 | D.デザインと熟練の技 |
A着物は多くの職人の技術によって完成しているから
B.着物を着るのに必要なものはそれぞれ職の技術によって作られているから
C.着物の織り方や染め方など職人の独自の技術が必要だから
D.着物を着る時、さまざまな伝統の飾りをつけなければならないから
4.( ア )に入る最も適当なものはどれか。
A.つまり | B.また | C.結局 | D.最後に |
A.着物の伝統技術 | B.家族の財産 |
C.日本の伝統の技と家族の歴史 | D.着物の歴史と伝統の技 |
3 . ある日のことです。若くて元気な二匹の蛙が生乳(鲜奶)の入ったバケツ(桶)に落ちてしまいました。
二匹の蛙はバケツから出ようとしますが、うまくいきません。バケツの内側はぬるぬる(湿漉漉)していて、そしてつるつる(滑溜溜)で滑りやすいからです。何回も登ろうとしましたが、だめでした。もうどうしていいのか分かりません。
①「ここからもう出られないなんて……」
二匹の蛙は今までの楽しかったことを思い出していました。友達や家族にもう一度会いたいと頑張りましたが、だんだんと二匹とも疲れていきました。
一匹の蛙は②「もうだめだ」と、ゲロゲロと鳴くのもやめてとうとうバケツから逃げるのを諦めてしまいました。泳ぐのをやめた蛙はバケツの底に沈んで溺れ死んでしまいました。
もう一匹の蛙はもう少し頑張ってみようと、あきらめずに③「何とかならないのか」と、とにかくびちゃびちゃ(啪嚓啪嚓地)と泳ぎまわります(到处游)。( ア )、どうでしょう。泳ぎまわることで掻き回された(搅动)牛乳の表面が少しずつ固まってバター(奶油)となりました。バターは牛乳の海にできた島になりました。蛙はその上から跳び上がってバケツから出ることができました。
1.下線部①「ここからもう出られないなんて……」の言葉が表す気持ちではないのはどれか。A.もうどうしていいか分からず、だんだん悲しくなってきた。 |
B.頑張っても逃げられないのが悔しい。 |
C.これからどうなってしまうのか不安で怖い。 |
D.きっと誰かが助けに来てくれると信じているから安心だ。 |
A.もう疲れ切って体が動かなくなってきたということ |
B.もうバケツから出ていくことはできないということ |
C.もう楽しかったことはこれ以上思い出せないということ |
D.もう自分は助からないと生きることをあきらめたこと |
A.何をしてもだめだとすでにあきらめている様子 |
B.まだ助かる方法があるかもしれないと頑張っている様子 |
C.何かいい方法はないかと探して慌てている様子 |
D.まだ希望はあるともう少し頑張ってみようとしている様子 |
A.それから | B.すると | C.ところで | D.しかも |
A.何でも挑戦してやってみよう。 |
B.人はあきらめが大切だ。 |
C.継続は力なり。 |
D.どうでもいいから行動してみよう。 |
4 . 最近、朝起きた時から疲れている人が増えているそうだ。夜よく眠れなくて、前日の疲れがとれないらしい。それで、薬やお酒に頼る人も多くなっていると聞いている。
ストレスの多い現代社会、睡眠のことで悩んでいる人が急増している。会社勤めをしていれば疲労やストレスも貯まるし、家に帰れば親の介護や子育ての苦悩もある。昔のように大家族なら、お互いに手を取り合い(手拉手)ながら生活し、悩みも共有できた。( ア )、今は、核家族化し隣近所の人と付き合うこともなく孤立して生活していて、その悩みは( イ )解消できない。そのため、( ウ )悩みやストレスを貯め込むことになる。世間の目を気にして自分の弱いところを隠し、平気なふりをして(装作不在乎的样子)頑張りすぎれば疲れも( エ )貯まってくる。疲れを取るにはしっかりと睡眠をとることがいちばんいいのだが、その眠りがうまくとれないことで悩む。そうして、悪循環に陥ってしまう。このように、うまく眠れず毎日疲れている生活を余儀なくされている(不得已)人たちがたくさんいる。
では、どうしたら①そんな生活から抜け出せるのだろうか。そうなったらもう自分一人の努力ではとても無理だろう。先ずは②誰かに相談することだ。睡眠を専門とする医師を訪ねるのもいい。病院の心療内科などで紹介されたカウンセラー(心理医生)に話を聞いてもらうのもいい。専門家に相談することが必要だ。
1.( ア )に入る最も適当な語はどれか。A.ところが | B.ようやく | C.まるで | D.やがて |
A.とうとう そろそろ ますます | B.そろそろ とうとう なかなか |
C.なかなか ますます どんどん | D.だんだん なかなか とうとう |
A.隣近所と付き合わず孤立している生活 |
B.親の介護や子育ての苦悩もある生活 |
C.うまく眠れず毎日疲れている生活 |
D.平気なふりをして頑張りすぎる生活 |
A.高齢者介護の専門家 | B.病院の医師やカウンセラー |
C.睡眠のことで悩んでいる人 | D.隣近所の相談員 |
A.毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起きるのがいい。 |
B.なかなか眠れない人は、寝る前に温かい牛乳を飲むといい。 |
C.毎日深く眠ることができれば、短い睡眠時間でもいい。 |
D.よく眠れなくて困っている人は専門家に頼ったほうがいい。 |
5 . ある日曜日、祖父母と両親そして妹と家族で食事に出かけた。ぼくたちは食事も大体終わって、お茶を飲んでいた。ランチタイム(午餐时间)もそろそろ終わりで、お客さんの数も少なくなってきていた。
そんな時、隣のテーブルの人たちも食事が終わったらしく、上着を着たりトイレに行ったりして帰り支度(准备)を始めた。そして、そのうちの一人が席( ① )立った時に、ズボンのポケットから何かが落ちた。落とした人は手に財布をもって清算しにレジへ向かおうとしていた。周りの人も店員さんも気がついていないようだった。どうしよう。②早くしないと帰っちゃうよ。ぼくは拾おうか放っておこうかと迷っていたけど、それはいつの間にかぼくの手に握られていた。ぼくはその人を追いかけた。汚い小さな飾りがついたキーホルダー(钥匙圈)だった。鍵は一つも付いていなかった。汚いし、鍵も付いていないし、拾わなくてもよかったかなあと思いながら、その人に声をかけた。
( ③ )、その人は、こちらが驚くほど丁寧に頭を下げてお礼を言われた。思い切って拾ってよかったとぼくは思った。ぼくがしたのはちょっとしたことなのに、丁寧に何度も頭を下げられて、④こちらが恥ずかしくなるくらいだった。
拾ってあげたのはぼくだけど、ぼくのほうこそ、⑤何か大事なものをもらった気がした。
1.( ① )に入る最も適当な言葉はどれか。A.に | B.を | C.が | D.で |
A.レジに行って清算すること |
B.帰り支度を始めること |
C.その人に何かが落ちたことを告げること |
D.お茶を飲むこと |
A.すると | B.このように | C.それにしても | D.だから |
A.筆者は悪いことをしたから |
B.ちょっとしたことをしたのに、何度もお礼を言われたから |
C.拾ってあげてよかったと思ったから |
D.拾わないほうがいいと思ったから |
A.お礼としてお金をもらったから |
B.これから余計なことをしないほうがいいような気がしたから |
C.丁寧にお礼を言われて、こちらがなにか大事なことを教えられた気がしたから |
D.ぼくが拾ってあげたものは価値が高いものだから |
6 . 日本の高度経済成長期と言われた1950年代から1970年代、さらに1980年代にかけて(到)、都会の郊外では次々に新しい住宅団地が建設されました。①そのような郊外型住宅団地を「○○ニュータウン」と呼びました。そのニュータウンも今では②いろいろな問題を抱えています。
山林を開発して建てた大規模な集合住宅の団地では、急速に鉄道網も整備されて、郊外の人口がどんどん増えてきました。こうして何もなかった山に、都心で働く人たちのベッドタウン(住宅城)ができてきました。当時は、入居を希望する人が殺到(蜂拥而至)して、団地(集体住宅区)は庶民の憧れの象徴でした。そんな団地ブームに乗り、働き盛り(壮年时期)の若い世代の入居も増えて、活気溢れるニュータウン(新城市)が生まれました。子どもの人口も増え、児童や生徒の数が千人を超える「マンモス校(大型学校)」が増えました。
( ③ )、現在では、そのころ入居した人たちも年をとり(上年纪了)退職し、子どもは独立して団地を出ています。住民の高齢化( ④ )問題は避けられません。少子化( ⑤ )小学校の廃校も多く見られます。空き家も増えているようです。
( ⑥ )、今は「ニュー」タウンでなくなった以前の団地のリニューアル(更新)が各地で進んでいます。2020年代に入り、建設して50年が過ぎた団地の建て替えや少子高齢化社会に適した(适合)町作りは始まったところです(刚开始)。今後、再び、地域が活性化できる( ⑦ )新しい町づくりが進められていくでしょう。
1.下線部①「そのような」の「その」が指すものは何か。A.1950年までに建設された長屋式木造平屋建ての共同住宅 |
B.1980年代以降に建設された新しい超高層マンション |
C.日本の高度経済成長期に建設された一戸建て分譲住宅 |
D.1950年代から80年代にかけて建設された住宅団地 |
A.でも/こうしてみると | B.しかし/それで |
C.ところが/そうして | D.けれども/このように |
A.にする | B.となる | C.による | D.という |
A.ために | B.とき | C.つもり | D.ように |
A.団地の建物や設備が老朽化してきたので、すべて取り壊されることになった。 |
B.少子高齢化に適した地域の活性化を目指す新しい町づくりの動きが出ている。 |
C.以前ニュータウンと呼ばれた団地は、再開発によって大学に変えられている。 |
D.小学校廃校の続き、2020年代に入って団地リニューアルは止められている。 |
7 . ある日のこと、授業が終わり、自分の部屋に戻ろうと自転車で校内を走っていました。曲がり角で、向こうから来た自転車とぶつかり(撞)そうになり、私は倒れました。すると、相手の人が心配そうに①「没事儿吧?」と言いました。
その時、②わたしは少し不愉快というか、なんか変だという気持ちになりました。この人は本当に心配しているのかと思ったのです。実はその時、わたしは中国語の「没事儿吧?」を瞬間的に「大丈夫ですね」という日本語に翻訳しました。「吧?」を「ですね」と訳したのです。日本語の「ですね」は確認の意味ですが、「ですか?」は疑問の意味になります。相手を心配するなら「ですか?」とたずねるのがふさわしい場面です。ここは、「吧?」ではなく、「吗?」を使う場面だと日本人のわたしは③勝手に思ってしまったんです。
( ④ )、こういった場面での中国語の表現形式を理解していなかったわたしは、その人を誤解してしまいました。後になって、理解できましたが、しばらくは自分で勝手に気分を悪くしていたという恥ずかしい体験でした。
1.筆者は最初、中国語の①「没事儿吧?」をどんな日本語と同じだと思ったか。A.大丈夫です | B.大丈夫ですか | C.大丈夫ですね | D.大丈夫ですよ |
A.ぶつかられて、変だと思った。 |
B.向こうの人が心配することに変だと思った。 |
C.向こうの人は本当に心配するかどうかわからなかったのです。 |
D.向こうの人の話の意味がわからなかったから。 |
A.自分の言語である日本語の言語習慣の基準で判断してしまった。 |
B.相手の気持ちを勝手に推測してしまった。 |
C.「ですね」と「ですか」の意味を間違ってしまった。 |
D.「吧」と「吗」の意味を間違ってしまった。 |
A.こうしたら | B.このように | C.それでは | D.そうすると |
A.自転車に乗るとき、気をつけなければならないこと |
B.勝手に相手の気持ちを推測しないこと |
C.異言語文化圏においては、自国語への翻訳だけに頼ってはいけないということ |
D.中国語をもっと頑張って勉強しないといけないこと |
8 . 「毎日の復習」、それは、分かっているけどなかなかできない大きな課題だ。習ってすぐ復習すれば長く記憶に残ると分かっていても、それがどうしてもできない。定期試験前になって、「ああ、①復習を毎日しておけばよかった」と後悔するのだ。
②それほどわたしたちは復習の大切さに気づいている。しかし、面倒で後回し(往后推)にしてしまう。そして試験準備の勉強をしようと思った時に、その「付け」(欠的账)が、目の前に③大きな山となって行く手(手段、方法)を遮り(阻挡,中断)、わたしは呆然(发呆,发愣)とする。「もっと早くから復習を始めればよかった」と。わたしはその後悔を何度もくり返してきたのだ。
では、どうしたらそんな後悔をしなくてすむのだろうか。簡単な答えはない。ただ言えるのは、とにかく毎日学習する習慣を身につけるしかないということだ。分からないことを無理に覚えるのは難しくてつらいことだが、理解できていることや易しいことを復習するのはそれほど大変ではない。それに気づけば、机に向かうことは苦にはならないだろう。それも短時間でいい。今日学習したことを今日中に復習するのだ。
こうして学習習慣が身につけば、自然と学習時間は長くなっていく。そうなれば、後で一度に大量の復習を( ④ )のだ。つまり、試験前の復習の負担が少なくて済む。何とかして、後に「付け」を残さない、「毎日の復習」を習慣化したいものだ。
1.下線部①「復習を毎日しておけばよかった」とあるが、どうしてそう思うのか。次のうち、下線部と合っていないものはどれか。A.復習を毎日しておけば、今こうして苦労しなくてすむと思うから |
B.復習を毎日しておけば、定期試験前の勉強がもっと楽にできると思うから |
C.復習を毎日しておけば、試験前の勉強は全く必要がなくなると思うから |
D.復習を毎日しておけば、復習する量がもっと少なくてすむと思うから |
A.記憶するほど | B.復習するほど | C.後悔するほど | D.勉強するほど |
A.復習しなければならない学習内容の量 |
B.勉強しろと生徒を励ます先生の姿 |
C.日常生活の心配事や将来への不安 |
D.いい成績を期待している家族の気持ち |
A.しなければならない | B.しなくていい |
C.したほうがいい | D.してもいい |
A.「毎日の復習」が身につけば、試験前は全く復習しなくて済む。 |
B.「毎日の復習」は簡単ではないが、努力して習慣化させたい。 |
C.「毎日の復習」よりも大切なのは、毎日の予習だ。 |
D.「毎日の復習」を習慣にするのは難しいので、試験前に頑張ればいい。 |
9 . 最近の言葉の使われ方なんです。なんでも全部言ってしまう。言わなければいけない、そんな感じがするんです。私は、日本語は言わなくても分かるところが多いから、綺麗な言葉だと思っているんです。また、同じことを言う時でも、全部言ってしまわないで、相手にちょっと考えてもらうところを残しておく。その良いところもあると思うのです。
私が若い頃のことですが、昔は男の人が結婚してほしいと思う時「結婚してください」と言いませんでした。私の友達もそうでした。友達は、月のきれいな公園で「一緒に来てくれるか」と言ったのです。それを聞いた相手の人は「どこへ行くの」と答えたそうです。男の方は困ってしまって「いや、あのう」と言って、何も言えなくなり、もう2度と同じことを言わず、この2人は結婚しませんでした。
この話を聞いた時、私は笑ってしまいましたが、こんな笑い話も今では笑い話にもならないでしょう。誰も結婚してくださいという時代ですから、こんな言い方をすれば分かるのですが、でも、何か日本語の大切なものがなくなっていくようで(好像)、私は少し寂しいんです。
1.この人は日本語をどんな言葉だと思いますか。A.綺麗な言葉 | B.汚い言葉 | C.寂しい言葉 | D.簡単な言葉 |
A.全部言えば分かるから | B.全部言っても分からないから |
C.全部言わなくても分かるから | D.全部言わなければならないから |
A.この人 | B.この人のお父さん |
C.この人の友達 | D.相手 |
A.大学 | B.公園 | C.レストラン | D.道 |
A.1度 | B.2度 | C.3度 | D.何度も |
10 . 伝統的な工法(建造法)で建てられた木造の古民家に対する関心が高まっているそうです。改築して現代の生活に合わせ、再活用する人が増えています。
昔から、日本の一般的な住宅は木造建築です。そのため、①火災に弱いのが欠点だとされていました。実際に、日本では時々商店街や住宅街での大規模な火災が発生しています。以前は「火事と喧嘩は江戸の華」とも言われ、江戸で火事が起きれば派手に(程度甚)燃え広がったようです。建物が密集していて、さらに木造家屋ばかりですから、火が燃え移りやすいのです。
( ② )、最近の木造住宅は火災に強くなってきています。外装を耐火壁にしたり、防火扉を付けたりして、防火対策が進んでいます。防災の技術が格段に(格外地)向上したのです。( ③ )、木のぬくもり(温暖)は鉄筋(钢筋)などでは味わえない精神的な安らぎを与えてくれます。自然に配慮し自然に逆らわないで生活する暮らし方には木造建築が合います。( ④ )、木造住宅は日本の、夏は高温多湿になり冬は乾燥する自然環境にも合っています。木材は人が呼吸するように空気中の水分を蓄えたり空気中に放出したりすることができるからです。
このように見ると、現代の木造住宅は、変化が大きい気候や自然災害が多い環境でも十分に対応する力を持っているようです。伝統的な木造建築の良さを見直して、自然と共に生きる暮らし方を選択するのも悪くないと思います。
1.下線部①「火災に弱いのが欠点」とあるが、木材の欠点はどんなことか。
A.価格が高くて加工しにくい | B.取扱いに慣れた職人が少ない |
C.燃えやすくて水や虫に弱い | D.手に入れるのが難しい |
A.そして | B.それから | C.こうすると | D.しかし |
A.ところが | B.また | C.けれども | D.こうして |
A.加えて言えば | B.まず | C.その結果 | D.第一に |
A.第三段落では、筆者の意見を支える3つの理由が具体的に述べられている。 |
B.筆者の言いたいことが述べられているのは、最後の第四段落である。 |
C.この文章を「始め・中・終わり」に分けると、第二・三段落が「中」にあたる。 |
D.第一段落は結論を述べて、次の段落はすべてその根拠を説明している。 |