1 . 9月の初め、耳が聞こえなくなった。耳が詰まる感じだった。医者に行くことにした。とりあえず、近所の耳鼻咽喉科に行った。先生1人と3、4人の看護婦だけの治療所だった。患者はたくさんいた。
私の番が来た。耳と鼻を先生が見てみたが、異常はなかった。一応調整してみたり、鼻にピンセットを刺して通りをよくしてみた。しかし、①( )。「でも聞こえません」と私は言った。「でも異常はないよ」、先生は「これ以上やりようがないよ」と、明らかに顔が少しイライラしていた。仕方ないので、私はあきらめて帰った。
今度は大病院に行った。大病院でも同様に見てくれて、「通りに異常がない」と確認した。先生は結果を見てから、私にいくつか質問をした。その後、先生は「精神的なものだ」と言って、「②( )、耳に異常はないよ。薬を出しておくから、ちょっと苦いけど、飲めたら飲んでみて」と、にっこり笑って言って、私を安心させた。言われた通り、耳はすぐ治った。
私はその医者にプロフェッショナルを感じて、そのうえ、最後まで結果を求めたところに心を打たれた。先生のように、私も自分の仕事にはもっと一歩踏み込んで、追求していきたいと思う。
1.文中に①( )のところに入れるのに、最も適当なものはどれか。A.変わりはある | B.変わりはない | C.少し変わった | D.変わっている |
A.がっかりした気持ち | B.何もわからぬ気持ち |
C.焦っている気持ち | D.期待している気持ち |
A.「わたし」があきらめて、帰ったあと |
B.「わたし」がまた、大病院に行ったあと |
C.先生が耳に異常がないことが分かったあと |
D.「わたし」が先生にいくつが質間されたあと |
A.たとえば | B.ところで | C.それでも | D.つまり |
A.何の病気でも小さい治療所へ行ってはだめだ。 |
B.病気になったら、大病院のほうが信頼できる。 |
C.何をしても、根気強くやっていくべきものだ。 |
D.だれでも絶えずにいい仕事を追求するべきだ。 |
2 . ブログ*は覚子メディアの一つとして、どんどん利用されてきている。ブログとは、狭義にはウェブ上の覚書きや評論などを指して、記録(ログ)しているウェブサイトの1種である。「ウェブをログする」という意味でウェブログと名付けられ、それが略されて、ブログと呼ばれるようになった。
現在、より頻築に用いられている広義には、作者の個人的な体験や日記のトピックに関する、①( )ウェブに限定されない話題等のような、時系列で比較的頻繁に記録される情報についてのウェブサイト全般を含む。
ブログはそれぞれの項目にはタイトルがつけられ、時問軸や類別で整理し、分類する構造となっている。用途は広く、個人の日記的なものから、手軽な意見表明の場として、時事問題等について論説するものもある。②( )、トラックバック*機能などを通じて、コミュニティー*を形成している。ブログ界と呼ばれる。ブログの更新者は有名人から一般市民まで様々であるが、彼らのことを一般的にブロガーと呼ぶ。
総合的に、今現在の状況として、ブログは市民権を得ており、最近では人気タレントや政治家、その他著名人などによるブログも増加し、着実に普及しているようである。
注釈:ブログ/网络日志トラックバック機能/链接自动通知功能
コミュニティー/共同体;社区
1.文中の①( )のところに入れるのに、最も適当なものはどれか。
A.ほとんど | B.あまりにも | C.たえずに | D.必ずしも |
A.しかし | B.それなのに | C.めったに | D.さらに |
A.有名人や一般市民 | B.人気タレント | C.プログの作成者 | D.政治家 |
A.ブログはウェブログのことを略する呼び称である。 |
B.ブロガーはブログのトラックバック機能を指す。 |
C.ブログはウェブに限定される話題だけ含む。 |
D.ブログはブログの作成者や読者を指す。 |
A.個人的な体験や意見を発表する |
B.ショッピングをする |
C.項目を時間軸や類別で整理する |
D.時事問題を論説する |
3 . 「中島、起きているか。遅れるな」と、ガチャン。
8月9日午前3時半、中島君への電話を切ったとき、「ついに中国に行く日が来たんだ。」と、僕はとても①( )しました。早朝出発して、成田空港へはすぐ着きました。そして、ついに初めての飛行機に乗りました。飛行機が飛び上がる時は、ジェットコースターみたいな感じで、ものすごく高く上がって、耳が痛くなりました。窓から大きな島が丸ごと見えました。
「やっと中国に着いた。よかった」
北京空港に着いたとき、僕はすごく安心したのを今でも覚えています。初めて見る中国は、自転車の通りがとても激しく、バスに乗ってからも、周りにずらっと自転車が走っていて、日本とはずいぶん違うなと思いました。でも、運転手さんが安全に運転してくれて、安心しました。
②( )の中国での1週間は、僕たちは初めての経験ばかりで、とても楽しかったです。初めて天安門広場を見学したり、初めて万里の長城に登ったりしました。言葉が通じないので、中国の人とはあまり話ができなかったけど、僕たちはとても満足していました。帰りの飛行機はまたジェットコースターに乗っている気分でした。無事に成田空港に着いて、ほっとしました。
注釈:ジェットコースター/云霄飞车
1.文中の①( )のところに入れるのに、最も適当なものはどれか。A.わくわく | B.にこにこ | C.いろいろ | D.どきどき |
A.初めて飛行機に乗った経験 |
B.初めて中島さんに電話した経験 |
C.初めて中国を旅行した経験 |
D.初めて万里の長城に登った経験 |
A.中国の空港 | B.中国のバス | C.中国の自転車の通り | D.中国の運転手さん |
A.これから | B.それから | C.そういう | D.これでは |
A.中国はどんな国か | B.私の友人の中島君 |
C.ジェットコースター | D.中国の旅の初体験 |
ご無沙汰しておりますが、その後いかがお過ごしでしょうか。日本にいる友達から、日本は今真夏の季節だと聞きましたが、どれくらい暑いでしょうか。こちらは雨で、毎日雨が降っています。
先生が日本へお帰りになってから、2年間も先生に会っていませんが、私は先生のことをよく覚えています。①( )、友達と先生のこと、先生の講義をいろいろ話し合っています。昨日もクラスメートの王君と話し合いました。話したら、先生に会いたくなって、このメールを送ることにしました。
先生からいただいた1つの言葉を今でもよく覚えています。それは「何でも勉強しようと思ったら、心を込めて勉強しなければなりません」との言葉です。おかげさまで、私は今までも、これからも、頑張って日本語を勉強し続けるつもりです。②( )1年後、大学を卒業したら、日本へ行って日本語の勉強を続けたいと考えています。その前にも、私は一度日本行ってみたいです。お会いできるあの日を楽しみにしながら奨学金を受けられるように頑張っています。
それでは、またご連絡いたします。
先生、お元気でいてください。ご家族の方によろしくお伝えください。
1.文中の①( )のところに入れるのに、最も適当なものはどれか。A.さまざま | B.ときどき | C.ぎりぎり | D.ばらばら |
A.友達 | B.クラスメート | C.「わたし」 | D.王君 |
A.ところが | B.しかし | C.すると | D.そして |
A.先生にメールを送る前 |
B.友達たちと話し合う前 |
C.日本語を勉強し続ける前 |
D.卒業後、日本へ行く前 |
A.「わたし」は大学に入学して、山田先生に教わっていました。 |
B.「わたし」は今日はクラスメートに先生のことを話しました。 |
C.卒業してからも日本語を勉強しないと、先生に言われました。 |
D.奨学金をもらうために、「わたし」は日本へ行きたいのです。 |
5 . 暑い夏、外を歩くと汗が出る。汗を止めるために冷房の効いた部屋に入る。誰もしがちな行動だが、実は、私たちの体にとっては良いことではない。
汗は汗腺によって作られるが、この汗腺は汗を作るだけではなく、汗を体外に出す役割も持っている。そして多くの汗腺が活発に働いていれば、蒸発しやすいサラサラ(干燥清爽)した汗が作られ、体温調節がスムーズに行われる。汗腺は人の体には200~500万か所ほどあるが、通常、そのうちの半分程度が働かずに休んでいる。そして、通常でも半分しか働いていないのに、冷房を多用するなどして汗を出さないでいると、更に(ア)が増えていく。
働いている汗腺が100か所あって、そこで100ccの汗を作って出すという処理をしなければならないとして考えてみよう。その時に、もし冷房の効いた部屋に入り、汗腺が50か所しか働かなくなれば、1か所当たり1ccの処理のはずが、2倍の2ccの処理になる。そうなると、処理が間に合わず、塩分などの体内に吸収されるべき成分を含んだままの汗が体外に出してしまうことになる。このような汗はべたべた(黏糊糊的)としており、蒸発しにくく、「蒸発することで体温調節をする」という汗の役割をうまく果たせない。
休む汗腺を増やさないためには、日頃から汗が出る時にはそのまま出すという生活をしたほうがいい。飲食物に気をつけることも有効である。汗が出ている時に冷えたものを取ると、脳が「体は冷えた」と判断し、汗を止めてしまうので、注意が必要だ。
1.文中の「良いことではない」とあるが、それはなぜか。A.冷房の効いた部屋に入ると、すぐ病気になるから。 |
B.全ての汗腺が汗を作れなくなるから。 |
C.働くべき汗腺が働かなくなるから。 |
D.体にある汗腺の数が減ってしまうから。 |
A.働く汗腺 | B.休む汗腺 | C.活発な汗腺 | D.体の汗腺 |
A.汗を作るだけではなく、汗を体外に出すこと。 |
B.塩分などの体内に吸収されるべき成分を処理すること。 |
C.冷房を多用して、多くの汗腺を活発に働かせること。 |
D.蒸発することで体温調節をすること。 |
A.日頃から水分を多く取り、汗が出やすい状態にする。 |
B.運動を通して汗をたくさん出して、汗腺の機能を高める。 |
C.汗が出るときには、できるだけ止めないようにする。 |
D.暑い夏、汗が出たら冷たい飲み物を飲む。 |
A.多くの汗腺が活発に働けるようになる |
B.塩分などの成分を処理してしまう |
C.脳が「体は冷えた」と判断し、汗を止めてしまう。 |
D.体によくないと注意される。 |
6 . 山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とにかく人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安い所へ引っ越したくなる。どこへ引っ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。
人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない、人である。人が作った人の世が住みにくいと言っても、越す国はない。
越す事ができない世が住みにくいからといって、その中に住んでいる人間は「この世」を住みやすくしなければならない。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。すべての芸術の士は人の世を長閑(舒适)にし、人の心を(ア)にすべきだ。
住みにくい世から、煩いを引き抜いて、美しい世界を写すのが詩である、画である。あるいは音楽と彫刻である。我利私懲の羈絆を掃蕩することができれば、千金の子よりも、万乘の君よりも、すべての俗界の寵児よりも幸福である。
世に住むこと二十年にして、住み甲斐のある世と知った。二十五年にして明暗は表裏のように、日のあたる所にはきっと影があると悟った。三十の今日はこう思っている。-一喜びの深い時悲しみも深く、楽みが大いほど苦しみも大い。これを切り放そうとすると身が持てない。片づけようとすれば世が立たない。金は大事だ、大事なものが殖えれば寝る時も心配だろう。恋はうれしい、嬉しい恋が積もれば、恋をしない昔がかえって(反而)懐かしい。うまい物も食べられなければ惜しい。少し食えば足りない。十分に食えばかえって(反而)不愉快だ。
1.誰が「人の世」を作ったのか。A.鬼が作った | B.神様が作った | C.人が作った | D.自然が作った |
A.「人の世」は住みやすい。 |
B.安い所へ引っ越すことができる。 |
C.「人の世」には詩人もなければ、画家もない。 |
D.住みにくいと言っても、越す国はない。 |
A.豊か | B.貧乏 | C.嫌い | D.くよくよ |
A.千金の子だけが我利私慾の羈絆を掃蕩できる。 |
B.万乗の君は我利私慾の羈絆を掃蕩することができない。 |
C.俗界の寵児は幸福ではない |
D.我利私懲の羈絆を掃蕩できる人は幸せだ。 |
A.二十歳ぐらい | B.二十五歳ぐらい | C.三十歳ぐらい | D.六十歳ぐらい |
7 . 和食の代表の一つは握り寿司です。あなたはネタ(鱼片)とシャリ(米饭)、どちらに醤油をつけて食べますか。
今のマナーでは、ネタに醤油を付けて食べるのが正解です。なぜかというと、シャリに醤油を付けてお米がばらばらになってしまった場合、きれいに見えないというのが理由の一つです。(ア)、ネタを下にして醬油を付け、ロの中に入れれば、ネタと醤油の味を直接舌で楽しむことができるというのが理由の二つ目です。それは自分も周りの人も、美味しくいただけるやり方です。お寿司屋さんの中には、このマナーを守らないと、嫌な顏をする人もいるそうです。
(イ)、お客さんが美味しく食べてくれれば、醤油をネタにつけても、シャリにつけても、両方につけても、ご自由にどうぞというお寿司屋さんも少なくありまぜん。ネタを上にして出された寿司をひっくり返して(颠倒过来)醤油をつけるのは、箸の使い方に慣れていなければ難しいことですし、魚の本来の味が好きな人には、ネタに醤油をつけないままで食べるほうがもっと風味があると思うこともあるでしょう。ですから、私もこれは自由でいいだろうと思います。
自分も周りの人も、気持ち良く過ごすためにマナーがあります。寿司が世界中で食べられるようになるとともに、そのマナーも変化していくかもしれません。
1.文中に「今のマナーでは、ネタに醤油を付けて食べるのが正解です」とあるが、その理由はどれか。A.お寿司屋さんが喜んでくれるから |
B.お寿司屋さんで一緒に食べる人が喜んでくれるから |
C.ネタに醤油をつける場合はきれいに見えないし、シャリに醤油をつける場合はネタの味を直接舌で楽しめるから |
D.シャリに醤油をつける場合はきれいに見えないし、ネタに醤油をつける場合はネタと餐油の味を直接舌で楽しめるから |
A.一方 | B.または | C.それに | D.では |
A.だから | B.しかし | C.それで | D.すると |
A.ネタと醤油を味直接で楽しむことができるから。 |
B.きれいに見えないから |
C.寿司をひっくり返して醤油をつけることが難しいから |
D.魚の本来の風味が生臭いと思いから |
A.寿司の食べ方は自由でいい。 |
B.食事のマナーはどんどん変化していく。 |
C.寿司の正しい食べ方を学ばなければならない。 |
D.寿司は食べ方によって、美味しさがまったく違う。 |
8 . 文章作成やコーデイングを含む「ChatGPT」の高度な技術的能力は、教育制度の將来にとって重大な懸念事項となっている。ChatGPTはアクセスも容易であるため、生徒の間で力ンニングが横行するのではないかと人々は懸念している。
ある調査( ア )、意外にも生徒より教師の方がChatGPTをよく利用しているということだ。
ウオルトンファミリ一財団の調査では、約1000人のK-12(幼稚園から高校3年生まで)教師の51%が、一般公開からわずか2力月以内ChatGPTを使ったことがあると回答し、40%は週1回以上使っているという。(イ)、1000人の12~17歳の生徒のうち、ChatGPTを学業に使ったことがあると回答したの3分の1にすぎなかった。
教師には、日常的に創造的な思考が求められる。教室での授業計畫や座席の配置などはすべて教師のピジョンが具現化されたものだ。ChatGPTは、そうした創造的思考を刺激するのに役立つ優れたツールだ。
調査によると、教師の10人に3人は、授業の計画を立てたり、授業に関する創造的なアイデアを考え出したり、授業の背景知識を蓄積したりするのにChatGPTを使っているといら。ChatGPTを使えば、アイデアのプレインストーミングをしたり、入力プロンプトに基づいてキュレートされた提案を得たりできる。ChatGPTの支援は授業だけでなく、エクササイズ、タ食のレシピ、夜のデートなど、日常的なアイデアを考えるときにも役立つ。
教師の4分の3は、ChatGPTが自身の教師としての成長に役立つとした。3分の2は、人々がChatGPTを教育と学習に組み込む適切な方法を見いだすのに時間を費やす方がいいと回答した。
これらの結果は、以前の教育関係者の反応とは対照的だ。例えば1月、ニューヨーク市教育局は、管轄寸る学校の端末やネットワークからのChatGPTへのアク七スを制限した。
1.文中の( ア )に入れるのに最もよいものはどれか。A.によると | B.に従って | C.とともに | D.ごとに |
A.だから | B.そこで | C.一方 | D.すると |
A.「ChatGPT」は便利で無料だから。 |
B.「ChatGPT」は夕食のレシピ、夜のデートなど、日常的なアイデアを考える時に役立つ。 |
C.教師たちは、授業の計画を立てたり、授業に関する創造的なアイデアを考え出したり、授業の背景知識を蓄積したりするのに使っている。 |
D.「ChatGPT」は創造的思考を刺激するのに役立っ優れたツールだ。 |
A.生徒たちは、学業より、ゲームにChatGPT」を使っている。 |
B.「ChatGPT」は仕事だけでなく、日常活動にも役立つ。 |
C.すべての教師は、ChatGPTが自身の教師としての成長に役立っとした。 |
D.ロンドン市教育局は、管轄する学校の端末からのChatGPTへのアク七スを制限した。 |
A.生徒より教師の方が「ChatGPT」を利用している。 |
B.教師より生徒の方が「ChatGPT」を利用している。 |
C.「ChatGPT」の未来。 |
D.教育におけるAIの活用。 |
9 . 「お金はいらないし偉くもなりたくないから勉強しない」と子どもに言われたら、あなたは何と答えますか。予測不可能な時代が訪れたと言われている。
「いい学校に入っていい会社に入れば幸せになれる」という単純な未来が描けない今、子どもたちに「勉強する意味」を問われたら親は何と答えればいいのだろうか。
勉強をしていて、「なんでこんなことをしなければいけないんだろう?」って思ったことはありませんか?ぼくは中学生のころ、特に興味がない教科や、先生と相性が合わないときに、よくそんなことを考えていました。いったいぼくたちは何のために学ぶのでしょうか?
あなたにやりたいことや夢があるなら、学ぶ理由は簡単です。よりよい人生を歩むためです。興味があることなら学ぶこと自体が楽しいですし、夢のためなら少々大変でも意味があります。自分のためではなく、世のため人のために実現したいことがある、と考えた人もいるかもしれませんが、心からそうしたいと思ったのなら、それはあなたのためでもあります。
自らよりよい人生を切り開いていく(ア)、自分で選択する必要があります。どこの学校に通うのか、何を学ぶのか、どんな友達と付き合うのか、どんな先生に師事するのか、どんな人に恋をするのか、という人生を大きく左右する選択から、今日何を食べるのか、どんな文房具を使うか、どんな本を読むか、どんな映画を見るかなど小さなけれど積み重なっていけば確実に人生に影響がある選択まで、ぼくたちは日々さまぎまな選択をしながら人生をつくっています。そのときに、よりよい選択ができるようにするために学ぶんです。
では、やりたいことや夢がない場合や、やりたいことや夢とは直接関係がないように見える学校の勉強はどうでしょうか?
多くの大人や学生は口をそろえて「將来のため」と言います。具体的には「お金に困らないために、それなりの地位につく」という目標です。そのためには、「よい学校に入って、よい会社に就職をする」必要があると言うんですね。ぼくはたくさんの学生や保護者、先生たちに同じ質問をしてきましたが、ほとんどがこの答えです。
1.文中の「今」について、正しくないのはどれか。A.子どもたちに「勉強する意味」を問われたら親は何と答えればいいか分からない。 |
B.将来どうなるか分からない。 |
C.予測が不可能になって、単純な未来を描くことができなくなる。 |
D.いい学校に入っていい会社に入れば幸せになれる。 |
A.二人は気が合わない。 | B.二人はよく相談する。 |
C.二人は会ったことがない。 | D.二人は性別が違う。 |
A.とおりに | B.かわりに | C.ためには | D.うえに |
A.人生を大きく左右すること。 |
B.歯牙に掛けるに足りないこと。 |
C.小さいながらも、積み重なっていけば人生に影響があること。 |
D.自分で選択する必要がないこと。 |
A.よりよい人生を歩むためだ。 |
B.単純な未来を描くためだ。 |
C.よりよい選択ができるようにするためだ。 |
D.お金に困らなく、それなりの地位につくためだ。 |
10 . 今日は日本人が大好きな銭湯の歴史についてお話しします。銭湯の歴史が仏教と深く関しているのはみなさん、知っていますか。なぜなら仏教には身体をきれいにしなければならないという教えがあるからです。そして平安時代末に京都に「湯屋」が登場しました。これが後の銭湯です。しかし、一般庶民にとって銭湯が近い存在となったのはもつとその後の江戸時代です。江戸時代の銭湯は一階は浴場、二階は広間という造りになっていたから、お菓子を食べたり、お茶を飲んだりして、落語なども聞くことができました。つまり、江戸時代から銭湯はただの風呂ではなく、( ア )としての役割も持ちました。
そして明治時代に入るとほほ現在の銭湯となりました。そう、より広く、より清潔に。現在では銭湯は( イ )進化し、サウナ(桑拿)なども備えた「スーバー銭湯」となりました。まるで娯楽施設のような充実ぶりです。外国にも水着で入れる銭湯がありますが、日本では銭湯にでも裸になって入れます。これは日本の銭湯の特徴と言えるでしょう。
1.普通の人でも銭湯を楽しむことができるのはいつからか。A.平安時代初期 | B.平安時代末期 | C.江戸時代 | D.現在 |
A.社交場 | B.映画館 | C.会議場 | D.美容院 |
A.あまり | B.まあまあ | C.さらに | D.すこし |
A.落語が聞こえる | B.サウナがある |
C.水着で入れる | D.裸で入れる |
A.湯屋が登場したのは平安時代初期だった。 |
B.江戸時代の銭湯は一階はお風呂、二階は広間で、ゆっくり過ごすことができる。 |
C.江戸時代に入ると銭湯はほほ現在の銭湯と一緒だ。 |
D.裸で銭湯に入る習慣は日本だけでなく、外国にもある。 |