1 . 九月に入り、朝夕だいぶ過ごしやすくなりました。大学では、いま試験が終わったところで、ほっとしています。
来年の春、君が日本に留学するという知らせを聞いてとても喜んでいます。よかったですね。
日本に来てまだそれほど長くはありません。ただ一年半だけにすぎません。この間に、ぼくが一番努力してきたことは日本語の学習と、自分自身の目で日本を見るということです。
もちろん、日本へ来た(ア)、日本語を話せるようになりたいのです。言葉が通じなければ何もできないし、何をするのにも時間がかかります。君は英語が話せるから、日本語がわからなくても大丈夫だと考えているかもしれませんが、それは間達った考えです。日本という国にはさまさまな文化が取り入れられ、たくさんの国の料理も楽しめるのですが、言葉(イ)、日本中どこへ行っても日本語しか使われていないのです。いや、日本語しか通じないのです。科学技術の高度に発達した国なのに、なぜこうなのか、長い間不思議に思っていましたが、最近分かってきました。日本の人々は外国で生活さえしなければ、日本語だけで、十分に生活したり勉強したりすることができるのだということです。ですから日本語の学習は僕にとっては日常生活のためだけではなく、専門の研究のためにも必要なものなのです。日本に来て習い始める人もいるようですが、できれば国ですこし学んでから来たほうがいいと思います。ぜひ勉強を始めてください。
1.文中の(ア)に入るもっとも適切なものはどれか。A.以上 | B.ので | C.のに | D.こそ |
A.言葉が通じなければ何もできないという考え |
B.英語が話せるから大丈夫だろうという考え |
C.日本語がわからなくても問題ないという考え |
D.英語は大事だという考え |
A.にとっては | B.については | C.によっては | D.にかかわり |
A.日本という国にはさまさまな文化が取り入れられているから |
B.日本ではたくさんの国の料理も楽しめるから |
C.日本では日本語しか通じないから |
D.日本は科学技術の高度に発達した国だから |
A.日本語だけで十分だから、日本語しか使われていないのだ。 |
B.日本は英語が要らない国だ。 |
C.日本語の学習は日本に来てから始めたほうがいい。 |
D.英語がわかると日本で十分生活できる。 |
2 . 木は自然の環境を守る(ア)さまざまな働きをしていますが、暮らしを支える資源としてもとても大切です。家を作るのも木、家具や道具にもたくさんの木が使われています。日本で毎年使われている木材の量は、約1憶1000万立方メートルです。(イ)国内で生産される量は約20%の、2200万立方メートルだけで、足りない分は、アメリカ、カナダ、東南アジアなどからの輸入に頼っています。
年間の輸入量は、約8834万立方メートルです。そのうち、約32%が住宅建設に使われ、残りのほとんどが紙を作るためのパルプの原料です。原料となる木は、現地で細かく碎かれ、チップ(木片)にして船で運ばれます。
新聞や本やノートのほかにも、私たちの周りには、たくさんの紙製品があります。牛乳やジュースなどの容器として使われる紙パックだけでも、毎日8500本分のチップが使われています。日本人の紙の消費量は一人当たり239キログラムです。これは電話帳に換算すると125冊分で、積み上げると高さは5、6メートルです。
このように、日本は大量に木材を輸入しているので、森林破壊や砂漠化につながると世界中から非難されたことがあります。たしかにその危険があります。そこでその危険を防ぐため、製糸会社やボランティアが中心になって、世界各地で植林活動を進めています。
1.文中の(ア)に入るもっとも適切なものはどれか。A.から | B.ので | C.ことで | D.ために |
A.それに | B.ところで | C.その中で | D.つまり |
A.一年で日本人一人が消費するチップの量 |
B.一年で日本人一人が読む新聞 |
C.一年で日本人一人が使う紙パック |
D.一年で日本人一人が消費する紙の量 |
A.日本が大量に木材を輸入するので、外国の自然環境を破壊すると考えられていること |
B.日本で生産される木材が減って、すべてを外国からの輸入に頼ること |
C.日本では材木で住宅を建設するため、今後も多くの木が使われるということ |
D.日本では外国と比べて、容器にする紙を大量に消費するといわれていること |
A.日本で使われている木材は6割以上輸入されている。 |
B.日本人の木材の使用量は、世界の森林を破壊し続けている。 |
C.日本人は木材の使用量を減らすべきだ。 |
D.輸入される木材の6割以上は紙に使われている。 |
3 . 洋風化していない食事、つまり昔から食べてきた伝統的な和食のほうが健康によいと考える人たちがいる。しかし、伝統的な和食を食べていた時代の日本人は、(ア)今のように長寿ではなかったし、健康でもなかったし、体格もよくなかった。
日本人が健康で長寿になったのは、第二次世界大戦後に、主としてアメリカの影響で、日本人の食事が洋風化してからのことである。戦後、食事が急激に洋風化した約30年間しで、日本人の寿命や体格は急にのびたのだ。
健康と長寿に貢献する食事というのは、日本の伝統的な和食ではない。和食に乳製品や肉類の食料が加わり、野菜や果物の種類が豊富になった。そして、食塩の摂取量が減り、卵を毎日食べられるようになり、エネルギーが増えた。(イ)、日本人の健康度がのぼり、寿命も延ばしたのである。
伝統的な和食ではなく、このような栄養バランスに優れた食事を、研究者たちは日本型の食事と呼んでいる。しかし、現代では、洋風化が行きすぎてしまい、理想的といわれている日本型食事よりも欧米型食事に近づきすぎているのだそうだ。それを少し戻すためには伝統的な和食のよさを取り入れる必要があるのである。
1.文中の(ア)に入るもっとも適切なものはどれか。A.けっして | B.はっきり | C.ぜったい | D.しっかり |
A.伝統的な和食ばかり食べたから |
B.毎日卵ばかり食べたから |
C.アメリカ人のように肉類をたくさん食べたから |
D.戦後、食事の栄養のバランスがよくなったから |
A.だから | B.そのかげで | C.それが | D.それと |
A.食事を洋風化するのはよくない |
B.日本人は今アメリカ人のように肉ばかり食べる。 |
C.現代の日本人は和食より洋食をもっと好んでいる。 |
D.欧米型食事は健康に悪い。 |
A.長生きするためには、洋食を食べてはいけない。 |
B.洋食を食べないと、健康にならない。 |
C.健康のために、昔の伝統的な和食に戻るべきた。 |
D.栄養のバランスが取れた食事こそ、体にいい。 |
4 . 私は1950年、アメリカへ医学を勉強に行った。戦後まもなくのころで、私はまずアメリカのものの豊かさ、またアメリカ人の明るさに深く感心した。
(ア)自分の考え方や感じ方がアメリカ人と異なるので、時々アメリカ人の冷たさを体験した。例えば、アメリカに行って最初の頃だったが、日本の知り合いに紹介されたアメリカ人を訪ねて、しばらく話をしていると、「あなたはおなかがすいているか。ケーキがあるのだが」と聞かれた。私はおなかがすいていたが、はじめて会った相手にそれを聞かれて、すいていないと答えた。たぶん、もう一回ぐらい勧めてくれるだろうと思っていたのだ。(イ)相手は「あ、そう」と言っただけで、私はがっかりして、おなかがすいていると答えればよかったのにと思った。そして、もし相手が日本人なら、大体はじめて会った人におなかがすいているかなどと聞くことはせず、何かあるものを出してくれるのにと考えた。
1.文中の(ア)に入るもっとも適切なものはどれか。A.それで | B.それと同時に | C.しかし | D.そこで |
A.そして | B.つまり | C.しかし | D.だから |
A.相手がはじめて会った人だから |
B.相手がアメリカ人だったから |
C.相手が考える時間をくれなかったから |
D.相手の態度が冷たかったから |
A.おなかがすいていないから |
B.アメリカ人におなかがすいているかと聞かれたから |
C.おなかがすいたのに、ケーキしかないから |
D.アメリカ人の招待のしかたをしらずに、まちがった返事をしたから |
A.作者はアメカ人の招待のしかたに深く感心している。 |
B.アメリカ人の明るさに感心をしている反面、習慣の違いにも困っている。 |
C.アメリカ人より日本人のほうが招待のしかたを知らないと感じている。 |
D.アメリカ人は人を招待するとき、一回しか誘わないから駄目だ。 |
5 . 日本ではペットといえば、犬や小鳥や金魚などが一般的だったが、最近は蛇や豚などこれまでペットとは思われていなかったものも飼われるようになってきた。また、飼い方も変わってきている。
これまで人とペットの間は飼っている人と飼われているものというはっきりした上下関係があった。(ア)、今は家族の一員のように思っている人が多い。ぺットをまるで自分の子供のようにかわいがる人が多いのだ。これは家族構成の変化などが影響しているためと思われる。記念写真を撮りにわざわざ写真館へ行ったり、ブランド物の洋服を着せたりする人もいるそうだ。また、日本の狭い住宅事情に合うことから、手軽に飼える小さなペットが好まれている。最近では、ペットを家の中で飼う人が多くなってきている。そのため、ペットを飼ってもいいアパートやマンションは人気がある。ペットを飼う人の数は増えているのだ。
最近、日本人とペットの関係はどのようになっていくのかというアンケート調査が行われた。その結果、「家族同様に生活する世帯が増える」、「老後のパートナーとしての重要性が増す」と答えた人が多く、少子高齢化が進む中、ペットの地位は確実に高くなってきているようだ。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なのはどれか。A.また | B.さらに | C.それで | D.しかし |
A.蛇や豚などが飼われるようになってきた。 |
B.ペットを庭で飼う人が減ってきている。 |
C.手軽に飼える小さいペットが人気がある。 |
D.ペットを自分の子供みたいにかわいがる人が多い。 |
A.日本人の飼うペットの種類が変わったから |
B.ペットを家の中で飼う人が増えてきているから |
C.日本人とペットの間ははっきりした上下関係だったから |
D.昔と比べて今では日本の住宅が狭くなってきているから |
A.ペットを買うために大金を払ったから |
B.手軽に飼えるペットが流行っているから |
C.少子化と高齢化が同時に進んでいるから |
D.ペットにブランド物の洋服を着せたりするから |
A.日本のペットの種類 | B.日本のペット事情 | C.ペットと住宅 | D.ペット |
6 . 2013年にユネスコ(联合国教科文组织)無形文化遺産に登録された「和食.日本人の伝統的な食文化」には、料理そのものだけではなく、自然を大切にする日本人の心に基づいた食文化も含まれます。
この10年で、海外では日本食レストランが増えています。農林水産省によると、2013年に約5万5千店だったのが、今年の調査では約18万7千店と、3 倍以上に増えました。
また、観光庁が今年1月から3月に行った訪日外国人への調査による1と、日本を訪れる前に期待していたこととして「日本食を食べる」が最も多く、8割を超えました。和食会議.事務局は、日本食への関心が高まっている理由の一つに「健康的な食事として注目されていること」を挙げます。(ア)、国内に目を向けると、農林水産省の22年度の調査では、和食や和食文化について教わったり、受け継いだりした経験が「ある」と答えるのは25.4%にとどまりました。
和食をめぐっては「調理が難しそう」「手間がかかる」などのイメージから、今後、家庭で和食を作る機会が(イ)ことが心配されています。和食会議.事務局は「次世代を担う中高生が、改めて和食のすばらしさを考え、日本の食文化をしっかりと受け継いでいってほしい」と話します。
1.この文章によると、この10年で、どんな変化が起こったのか。A.国内外では日本食レストランが増加している。 |
B.国内では約日本食レストランの5万5千店から18万7千店に増えた。 |
C.海外では、日本食レストランは3倍以上に増えた。 |
D.海外では日本食レストランがこれから増え続けていく。 |
A.なので | B.だから | C.それでも | D.しかし |
A.増えてしまう | B.多くなってしまう | C.減ってしまう | D.与えられてしまう |
A.国内外の人々は日本食への関心が高まっている。 |
B.日本食への関心は日本国内より海外のほうが高い。 |
C.日本国内では和食への関心を持っている人はいない。 |
D.国内外の人は日本食を楽しみにしている。 |
A.日本人なら誰でも和食を作ることができる。 |
B.和食を作られる外国人がますます多くなる。 |
C.和食は海外では健康食として注目されている。 |
D.今の中高生は日本の食文化をしっかり受け継いでいる。 |
7 . 参勤交代とは、大名(诸侯领主,即拥有大量领地的武士)が領国と江戸とを1年おきに往復する制度のことだ。たとえば4月から1年間江戸に滞在し、翌年の4月に領国に帰って1年過ごし、その翌年の4月にまた江戸に上る(进京)というような移動を繰り返す。大名は領国と江戸を行ったり来たりだけど、大名の妻や子供はずっと江戸に留まらなければならない。大名は1年間妻や子供に会えないわけである。
参勤交代の制度は、大名が将軍家に対して謀反などの意図をさせず、主従関係をしっかりするために決められたものだ。また、大名行列の費用や江戸での滞在費用は莫大なもので、大名家(ア)すごく大きな負担となった。それは大名家があまり力をつけないように財産を消費させる目的があった。
(イ)、大名や武士を相手に仕事をする江戸の町人や商人たちはだんだん豊かになっていった。また、武士たちが頻繁に往来することで、江戸などの大都市の文化や産物が地方に伝わったり、街道や宿場が整備されたりという「副産物」もあった。
1.文中には「大名の妻や子供はずっと江戸に留まらなければならない」とあるが、その目的は何か。A.大名の妻や子供を人質とすること |
B.大名は翌年に妻や子供に会えること |
C.大名の妻や子供が江戸を観光できること |
D.江戸の文化や産物が地方に伝わること |
A.に対して | B.について |
C.に関して | D.にとって |
A.大名の財産を消費させること |
B.大名が武士を相手に仕事をすること |
C.大名行列を作り、江戸に一年間住ませること |
D.大名が将軍家に対して主従関係をしっかりすること |
A.一方 | B.つまり | C.それとも | D.それでは |
A.将軍家の負担が大きくなったから |
B.江戸の街道や宿場が整備されたから |
C.大名たちとその家族が江戸に集まり、財産を消費するから |
D.大都市の文化や産物が地方に伝わり、地方も豊かになったから |
8 . 年末には家の掃除をします。これを大掃除と言います。新年には家に「その年の幸せ」を象徴する年神様がやってきます。その年神様がやってくるので,家をきれいにして新年を迎えます。大掃除では普段できないようなところも掃除します。私はいつも時間がなくて大晦日に急いで大掃除をします。毎年,もっと早くからやればよかったと思います。
夜は「年越そば」を食べます。「年越」は今の年から新年に移るという意味です。大晦日に食べるので「年越そば」と呼ばれています。そばは長く,切れやすい食べ物です。このことから,この一年の苦労や災難を切って,長くて幸せな人生を願って食べられています。12月に入ると,多くのそば屋で年越そばの予約が始まります。私も去年,近くのそば屋で天ぷらとそばを予約して,晩ご飯に天ぷらそばを作りました。今年は予約が間に合わなかったので,残念でした。その代わりに,「うどん」を食べようと思っています。それから夜は「紅白歌合戦」を見ます。番組では歌手が性別で赤と白のチームに分かれて歌い,どちらのチームがいいか競います。いろいろな歌手が出るので,家族で楽しめます。私の好きな歌手も歌うので,とても楽しみです。
0時になり年越をしたら,私は近くのお寺に行きます。「除夜の鐘」を鳴らすためです。お寺では大晦日の夜から元旦にかけてこの除夜の鐘を108回鳴らします。大晦日に107回,元旦に1回です。鐘を鳴らして,新年の幸せを願います。うちの近くのお寺は誰でも鳴らしていいので,友達とよく鳴らしに行きました。静かな夜に響く「ゴーン」という鐘の音はとてもきれいで,心を落ち着かせる力があります。
日本ではだいたい(ア)年を越すのです。みなさんのお国では正月にどんな行事やイべントがありますか。よかったら,このプログのコメントで教えてください。
1.文中に「もっと早くからやればよかった」とあるが,それはなぜか。A.急いで大掃除をするのは大変だから |
B.年神様がやってくるから |
C.時間がなくて掃除したくないから |
D.大掃除は大晦日にしかできないから |
A.そば屋で天ぷらとそばを予約したから |
B.そばは長くて,食べやすい食べ物だから |
C.幸せをもたらす年神様にそばにいてほしいから |
D.長くて幸せな人生を願っているから |
A.性別で2つのチームに分けるのは人気がある。 |
B.いろいろな歌手が出るが,好きな歌手がいないのは残念だ。 |
C.どちらが勝つか知りたいから,楽しみにしている。 |
D.好きな歌手が違っても,家族と一緒に見て楽しめる。 |
A.そのように | B.このように | C.あのように | D.こんなに |
A.この文章は新聞で読める。 |
B.「私」は今年は年越そばや天ぷらを食べる。 |
C.年越をしたら,除夜の鐘を1回鳴らす。 |
D.すべてのお寺で誰でも鐘を鳴らすことができる。 |
夏樹です。体調がよくないと聞きましたが、その後どうですか。今週末のパーティーについて、確認してください。
まず、開始時刻についてです。田村さんは、「パーティーの開始は9時から」と言っていましたが、山野さんによると、「7時から」とのことでした。たぶん田村さんは「19時」を「9時」と関違えたのでしょう。お手数ですが(麻烦你)、田村さんに7時からだと教えてあげてください。
二つ目に、パーティーに出すチョコレートケーキですが、チーズケーキに変更したいと思います。理由としては、チョコレートケーキに入っている洋酒が、お酒の飲めない人には強すぎると思われるからです。もし、誰かが(ア)が悪くなったら大変なので、安全なチーズケーキにしましょう。木曜日までにケーキ屋さんに変更の連絡をお願いします。
もし春川さんが、まだ体調がよくないということであれば、私がかわりにケーキ屋さんに連絡しますので、遠慮せず言ってくださいね。
最後に、これはぜひ春川さんにお願いしたいことなのですが、先月、アメリカから来た留学生のメアリーさんにも声をかけてくれませんか。メアリーさんと一番仲がいいのは春川さんなので、春川さんが誘ってくれたら、きっとメアリーさんも来てくれると思うのです。
いろいろお願いしてすみませんが、よろしくお願いします。
夏樹より
1.「チーズケーキに変更したいと思います」とあるが、その理由は何か。A.田村さんが間違えたから |
B.お酒に弱い人がいるかもしれないから |
C.お酒の飲めない人が嫌いから |
D.チョコレートケーキにチーズが入っていないから |
A.具合 | B.都合 | C.心 | D.気 |
A.夏樹さんは都合が悪かったら、春川さんは連絡する |
B.夏樹さんは別のケーキ屋さんに連絡する |
C.春川さんは別のケーキ屋さんに連絡する |
D.春川さんは都合が悪かったら、夏樹さんは連絡する |
A.田村さんにもう一度開始時刻を教えることを願っている |
B.木曜日までにケーキ屋さんに変更の連絡を願っている |
C.チョコレートケーキに洋酒を入れないことを願っている |
D.留学生のメアリーさんを誘うことを願っている |
A.チョコレートケーキを買うかどうかまだわからない。 |
B.春川さんへのお見舞いのために、この手紙を書いた。 |
C.田村さんによると、「7時から」とのことでした。 |
D.留学生のメアリーさんと仲良いのは春川さんだ。 |
10 . 美味しいものや美しい景色。お金や健康や愛。そういったものでは得られない持続的な幸せ。それを得るための必要条件は、「困難」だ。困難のないところに、持続的な幸せはないのだ。
困難というものが全くなかったらどうなるか、ちょっと想像してみてほしい。欲しいものは何でも手に入れる。したいことは何でもできる。全ての欲求が何の苦もなく満たされる。嫌なことは全部しなくていい。全てが思い通り。そして、あらゆることが順調に行く。だから、「困ったな、どうしたらいいだろう?」と思うことなど、皆無。つまり、問題は全く起こらない…
「わ、いいな。そうなりたい」と思う人もいるかもしれない。
確かに、短時間ならこういう境遇も悪くないかもしれない。(ア)、これからの每日もそうだったとしたら?間違いなく、退屈するようになるだろう。そして、やがて耐えられなくなるはずだ。
なぜなら、そこには自分の能力を発揮する機会が全くないからだ。自分の能力を発揮すべきことが、何も起こらないのだ。これぐらいつまらないことはない。それが毎日続いたら、間違いなく退屈し、耐えられなくなるだろう。
そう、私たちが能力を発揮できるのは、困難に出会った時だ。その時初めて、能力を発揮する機会が与えられる。
持続的な幸せは、困難にぶつかりながら、自分の能力で何とかそれを乗り越えようと努力して生きていくことによって得られるものなのだ。つまり、持続的な幸せが得られるかどうかは、生き方の問題だ。
1.文中に「困難というものが全くなかったら」とあるが、筆者はどう述べているか。A.短時間であっても、生活に然きてしまうだろう。 |
B.短時間であれば、嫌なことも嫌でなくなるだろう。 |
C.長く続くと、退屈な生活に耐えられなくなるだろう。 |
D.長く続くと、欲しいものが何なのかわからなくなるだろう。 |
A.自分の能力を活かす機会になる。 |
B.自分の能力を試すために必要だ。 |
C.自分の能力で乗り越えられないことはない。 |
D.自分の能力だけで乗り越えようとしなくてもいい。 |
A.つまり | B.それに | C.すると | D.しかし |
A.自分の能力に自信がなくても主体的に生きていく。 |
B.困難を経験し、克服しようとしながら生きていく。 |
C.困難にぶつかっても、困難だと思わずに生きていく。 |
D.あらゆることに面白さや喜びを見つけながら生きていく |
A.お金と健康と愛は持続的な幸せのもと |
B.困難から得られる持続的な幸せ |
C.能力を発揮した上での幸せ |
D.人によって違う生き方 |