1 . 日本では幼稚園や小学校で「おかしも」という言葉を習います。①「おかしも」とはどのような意味でしょう。「お菓子も」と書いて「肉や野菜だけでなく、『お菓子も』食べましょう。」という意味でしょうか。実は、②これは災害や事故などが起きた時に、安全に避難するための注意を一つにした言葉です。「押さない、駆けない、しゃべらない、戻らない」という四つの言乗の初めの平仮名を並べたものです。
小学校で一年に何度も行われる避難訓練では、教室を出て校庭に逃げる練習をするのですが、その時子供たちが早く避難できるように、先生は『おかしも』ですよ。」と③何度も声を掛けます。一年に何度も、避難訓練のたびにこの言葉を耳にするので、④日本の子供たちで「おかしも」の意味を知らない子供はいないほどです。
本当に何かがあったときには、この訓練で「おかしも」を身に付けたおかげで子どもたちは怖がったり慌てたりせずに冷静に避難できるというわけです。「おかしも」は子どもたちを安全に避難させるために考えられたのです。
1.
①「おかしも」とは何か。A.肉や野菜だけでなく、お葉子も食べようと勧める言葉 |
B.避難する時の注意を短くした言葉 |
C.避難訓練の時、教室を出て校庭に早く避難すること |
D.避難訓練の時、子供たちが冷静に行動すること |
2.
②「これ」は何を指すか。A.幼稚園で習った言葉 | B.小学校で習った言葉 |
C.「おかしも」という言葉 | D.安全という言葉 |
3.
③「何度も声を掛けます」とあるが、それはなぜか。A.子供たちが教室を出て早く避難できるように |
B.子供たちが肉や野菜などを食べられるように |
C.子供たちがお菓子も食べられるように |
D.子供たちが「おかしも」という言葉を覚えられるように |
4.
④「日本の子どもたちで『おかしも』の意味を知らない子どもはいないほどです」とあるが、それはなぜか。A.毎日学校で先生から説明してもらうから |
B.避難訓練をする時にはいつもその言葉を聞くから |
C.大人たちが工夫して考えた言葉だから |
D.お菓子に似ている言乗だから |
5.
この文章は何について書かれているか。A.子供の教育について | B.子供の言葉について |
C.避難訓練について | D.「おかしも」という言葉について |