1 . 子供たちが少し成長してから、私はようやく週末を満喫(享受)できるようになった。上の子が小学生、下の子が 3 歳くらいになった時だったかもしれない。子供たちとの時間を楽しめるようになり、出かける機会も持てるようになった。(ア)週末に旅行するというのは大イベントである。子供が小さい荷物が多くなりがちで、リラックスというより大仕事になってしまうから、と控えていたように思う。しかし下の子が年長、上の子も小学校高学年ともなると、違う。家族として、かなりフットワーク(步法)良く動くことができるようになった。私の場合、母に家事や子育てを手伝ってもらっていることもあり、「母にいかにリラックスしてもらうか」は日々大切なテーマでもある。
我が家の場合、週末の旅は、何種類かに分かれる。一つは夫が子供たちを連れて車で行く旅。虫を取りに行くとか、海に泳ぎに行くなどさまざまだが、海好きの夫はたいてい伊豆や下田に行っているようだ。1 泊 2 日で子供たちと出かけてくれるので、その間に私は親孝行ができる。母を食事に連れ出すなど、すこし静かな空間を楽しむ。
週末をどのぐらい自分のために使えるのか。それは、一人一人のマネジメント(经营,管理)能力にかかっているように思う。平日は仕事のせいにしているかもしれないが、週末は自分の意思と計画力で、かなり自由に時間を使えるはずだ。この 48 時間をどこで、どんな気分で、どう過ごすのか。何を見て、何を聞いて、何を考えるのか。その積み重ねによって自分の人生が大きく成長するのだから、意識して週末旅行には出かけてみたいと思う日々である。
1.文中に「出かける機会も持てるようになった」とあるが、それはなぜか。A.子供たちが成長したから |
B.桜が咲いたから |
C.子供たちとの時間を楽しめるようになったから |
D.子供が小さい荷物が多いから |
A.また | B.だから | C.それでも | D.その後 |
A.子供たちを連れて出かけること |
B.母をリラックスさせること |
C.母が家事や子育てを手伝ってくれること |
D.週末の旅行 |
A.夫が「私」を連れて車で行く。 |
B.家族で海に泳ぎに行く。 |
C.「私」が子供たちを連れて虫を取りに行く。 |
D.夫が子供たちを連れて外で泊まる。 |
A.主婦の生活 | B.子育て | C.週末旅行 | D.親孝行 |
2 . 誰かから教えられ、覚えたものが知識である。つまり、知識は自分自身で考え出したものではなく、理解のことだと言っていいだろう。
ある人が一つのことを考え出した場合、その考えたことがみんなに理解されなければ、まだ知識とは言えないであろう。したがって、知識とは人間共通のものになった理解のことと言ってもいいかもしれない。知識を身に付けるということは、自分自身の力で考え抜くことではない。人間共通の理解となったものを自分も覚えることである。
新しく一つのことがみんなの知識となるためには、( ア )、そのことを最初に考え出した誰かがいるはずである。だから、どんな知識でも、その元をたどって(追溯)いけば、必ず考え出してくれた人がいる。しかし、その知識を受け取る人は、自分で考えなくて、他人の考え出したことを覚え込んだに過ぎなかった。
「考える」ということは知識とは違う。①それは知識を身に付けることのように、すでにあるものを教えられたり覚えたりすることではない。②それは自分の頭と心を持って自分自身の力で思うことである。
「知識を覚える」ということと「ものを考える」ということをはっきり分けて理解しておくことが、人間としての成長のためには大切なことだと私は思っている。
1.文中に「知識」とあるが、「知識」について正しい説明はどれか。A.人間共通の理解となったもので、誰かに教えられて覚えたもの |
B.自分自身の力で考え出し、それを他人に教えたもの |
C.自分自身の力で考え出したが、まだみんなに理解されていないもの |
D.自分自身の力で考え出したものと誰かが考え出したもの |
A.まず | B.つまり | C.だから | D.たとえば |
A.「考える」とは、知識を習い覚えることだ。 |
B.「考える」とは、自分自身の力で思うことだ。 |
C.知識を受け取るには、自分で「考える」必要がある。 |
D.「知識を身に付けること」は「考え抜くこと」と同じで、人間共通の理解を覚えることだ。 |
A.両方とも知識を身に付けることを指している。 |
B.両方とも考えるということを指している。 |
C.①は知識を身に付けること、②は考えることを指している。 |
D.①は考えること、②は知識を身に付けることを指している。 |
A.人間共通の理解となった知識を覚えることは、自分で考えることより重要だ。 |
B.自分自身の力で考え抜くことは、知識を覚えることよりも重要だ。 |
C.知識を覚えることと考えることの違いをはっきり理解することが重要だ。 |
D.知識を覚えることと考えることのどちらが大切か、はっきり理解することが重要だ。 |
3 . コミュニケーションとは、同じ意見になることではありません。お互いの意見が違うことを認識し、歩み寄ることです。
恋愛ドラマは考え方の全く違う二人が恋人になっていく話です。最初から同じ考え方の男女がカップルになる恋愛ドラマは面白くないです。そもそもドラマになりません。
水と油の二人が、いつの間にか引き寄せられていくところに、ドラマチックでロマンティックな世界があるのです。
コミュニケーションを下手とする人は、自分が正しくて、あの人が間違っていると考えます。これがしんどくなる原因です。自分が正しくて、あの人が間違っているというのは、裏を返せば、相手も自分を間違っていると考えていることです。それを否定するために、殊更(故意)自分は正しいと呼びつつ、心の中ではひょっとして(万一)間違っていたらどうしようとビクビクしているのです。
「こういう考え方もありますよ」ということを皆に話して、それを参考にしてもらえばいいのです。
押し付けるつもりもないし、あなたが間違っているということは一度も言っていません。( ア ) 間違った意見の方が、「へえ、そんな考え方もあるのか」と聞いていて楽しいのです。
1.文中に「コミュニケーション」の説明として正しいものはどれか。A.他人と同じ意見になるように意見を言い合うこと |
B.似たような意見を探すために、話し合うこと |
C.自分と価値観が同じ人を探すために話すこと |
D.意見が違うことを認識して、理解し合うこと |
A.水が好きな人と油物が好きな人 | B.仲がよくない二人の人 |
C.相性がとてもいい二人 | D.二人でいることが好きな人たち |
A.自分は正しいが、他人は間違っていると考える人 |
B.他人のことばかり気にして、自分を出せない人 |
C.自分は他人よりも頭が悪くて、残念だと思っている人 |
D.他人は自分の考えを理解してくれないと思っている人 |
A.怖がっている | B.楽しんでいる | C.疲れている | D.泣いている |
A.だから | B.むしろ | C.つまり | D.それから |
「生きる意味を持ちなさい。それによって、人は時に最高になるし、時に最低にもなるのよ。」
それは、これまで最高にも最低にもなった人たちを見てきた経験からの言葉だったのかもしれない。
「何かをしたいから生きている」という意味づけをすることは無意味なことだと思うかもしれない。でも、自分の人生にはどんな意味を持たせるのかで、今の心持ちが変わり、行動が変わってくる。生きるエネルギーが変わってくる。生きる意味を持つことは、夢や目標を叶えることよりも、今を生きること、今の自分を作ることの方がより大きな意義があるのではないか、私たちは漠然とこれは何のためになるのか。自分がここにいる意味は何なのかと意味を探して生きているものだ。
私は物書きになろうと上京してきた時、当然のことながら、仕事はそんなにすぐには得られず、数年間はバイトをして暮らしていた。それは全て物書きになるためと思ったから、肉体的にきつい仕事であっても、張り切って働いた。あの時何の目的もなく生きていたら、恐らくどこかの場所に流されていただろう。
1.文中の「言葉」とは何を指しているか。A.いつも最高でありなさい。 | B.最低なことはない。 |
C.生きる意味を持つべきだ。 | D.生きるのを止めなさい。 |
A.今を生きるための力 | B.生きるための体力 |
C.健康になるための力 | D.生活するための財産 |
A.教室で板書を書く先生のこと | B.小説や随筆を書く人 |
C.漫画を読んで感想を言う人 | D.文房具を開発する人 |
A.物書きとして仕事をしたかったから |
B.初めての一人暮らしでお金がなかったから |
C.仕事がとても好きだったし、お金がほしかったから |
D.両親に心配をかけたくないと思っていたから |
A.生きた証 | B.生死の分別 | C.物書きのなり方 | D.生きる意味 |
A.静岡県・神奈川県 | B.山梨県・埼玉県 |
C.静岡県・山梨県 | D.静岡県・千葉県 |
A.うかがっても | B.いらっしゃっても |
C.拝見しても | D.申しても |
A.お決めします | B.お決め願います |
C.お決めされます | D.お決めなさいます |
A.食べてくれます | B.食べてもらいます |
C.食べさせてくれます | D.食べさせてもらいます |
A.あげない | B.もらえない | C.くれたい | D.もらわない |
A.ほどではない | B.までではない | C.しかではない | D.つもりではない |