1 . アインシュタイン(愛因斯坦)は自分の電話番号を覚えていなかったと伝えられている。あれだけ頭のいい人(ア)·…·
「なぜ?」と聞かれたら、かれは「本で調べられるものは覚える必要あるか」と答えて、電話帳を引き始めたという。この話は本当かどうか、はっきりしないところはあるが、ぼくはこの哲学に賛成!ぼくは自分の身長や体重、そして電話番号や住所を覚えようとしないがゆえに、覚えていない。(イ)、バカだからではない。一個しかない脳だから、必要のない作業で使うよりは、世の中の神秘を考えたり、問題を解決したり、何かの大発見に向けて想像したりするために使いたいものだ。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.のため | B.のわけ | C.なので | D.なのに |
A.本で調べられるものでも覚える必要がある。 |
B.本で調べられるものは覚える必要はない。 |
C.頭のいい人でも自分の電話番号を覚える必要がある。 |
D.頭のいい人は自分の電話番号を覚える必要はない。 |
A.原因で | B.仮定で | C.目的として | D.結果として |
A.では | B.それで | C.つまり | D.そして |
A.電話番号を覚えていないのはバカだからだ。 |
B.電話番号を覚えていないのは覚えようとしないからだ。 |
C.「ぼく」はバカだから、電話番号などを覚えていない。 |
D.「ぼく」はバカだから、電話番号など覚えようとしない。 |
A.本で調べられる電話番号なども覚える必要がある。 |
B.脳は物を考えたり想像したりするために使うものだ。 |
C.アインシュタインの哲学は普通の人には理解できない。 |
D.電話番号や住所を覚えることは脳を鍛えるのに役立つ。 |
A.までは | B.こそ | C.だけに | D.でさえ |
A.お祝い | B.お礼 | C.喜び | D.謝り |
A.一度 | B.二度 | C.今度 | D.度 |
A.会わない | B.会っていない | C.会って | D.会う |
6 . 中国はいち早く(很早)酒を発明した国の一つで、昔から大切な客をもてなす時に、いい酒は欠かせない。多くの文学作品や歴史物語で、才子の詩情をかき立て(煽动)、英雄の気概を湧き立たせ、友情を深めるのが酒の効用だとされてきた。現在も酒の力を借りて雰囲気を盛り上げることがよくある。最近は「一気飲み」という新しい酒のすすめ方もあり、友達同士で会食するとき、一緒に痛飲することが友情を確かめる豪快なシンボルになっているようだ。
ところで、現代の「酒仙」たちは知らないことかもしれないが、昔の「酒仙」が痛飲したのは現在の「白酒」ではなく、米を醸造した「黄酒」だった。考証によると、「白酒」は長い問「焼酎(焼酒)」とも呼ばれ、元の時代になって初めて現れ、そのアルコール度数は「黄酒」の数倍だ。中国の伝統的な酒文化で、儒家が重んじているのは「酒礼」と「酒徳」だ。「酒礼」は酒を飲むときのマナーとルールを示し、「酒徳」では、特に節度の必要性を強調している。このおかげで、中国では乾杯で酒をすすめすぎる地方もあるにはあるが、ほかの国と比べれば、酔っ払いをあまり見かけない。街頭に酔っ払いが寝転んでいる光景もア
1.昔の人は痛飲したお酒はどれか。A.蒸留酒 | B.焼酎 |
C.白酒 | D.黄酒 |
A.才子の詩情をかき立てること |
B.雰囲気を盛り上げること |
C.英雄の気概を湧き立たせること |
D.人を酔っ払わせること |
A.黄酒のおかげで |
B.「酒礼」と「酒徳」のおかげで |
C.酒のすすめ方のおかげで |
D.友達同士のおかげで |
A.難しい |
B.素晴らしい |
C.多い |
D.少ない |
A.白酒は元の時代になってから現れた。 |
B.中国ではいい白酒で大切な客をもてなす。 |
C.中国では酔っ払いはどこでも見られる。 |
D.中国では儒家文化の「酒礼」はお酒の飲む節度を強調している。 |
7 . 絵本を読む時間というのは、その気持ちさえあれば、だれにでもいくらでも見つかるものです。1冊の絵本は5分から10分もあれば読み終えられるのですから。そしてそのひとときは、親と子の気持ちがとても自然に寄りそい、通い合います。こうして私は父親としての気持ちを充分に満足させられ、子どももそれをとても楽しみにしていました。子どもたちが成人した今も、そのときのいろいろの思い出は、親にも子どもにも、心の中にはっきりと残っています。それが人間の絆というものかもしれません。
ア母親も絵本を読んでやっていました。私たち夫婦は、子どもに食べものを与えるのとまったく同じ感覚で、子どもに絵本を読んでやりました。それは特別なことではなく、生活の中に本があることがごく自然だったからです。こうして子どもたちへの本読みは、10年問以上も続きました。しかし子ども自身に早くから絵本を読ませるようには、決して指導しませんでした。
「本」好きの子どもに育てるには、お母さんはどなたも、わが子が本好きで、読書力のある子どもに育って欲しいと願っていらっしゃるでしょう。しかし、現実は必ずしも親の願いどおりにはなりません。どこでどうすれちがう(错过去)のでしょうか。
1.「見つかるもの」 とあるが、何を指すか。A.絵本 |
B.時間 |
C.子供 |
D.親 |
A.幼い子供を持っている父親 |
B.成人した子供を持っている母親 |
C.幼い子供を持っている母親 |
D.成人した子供を持っている父親 |
A.もちろん | B.たとえば |
C.しかし | D.ですから |
A.子供の気持ちを満足させること |
B.子供に食べものを与えること |
C.子どもに絵本を読んでやること |
D.生活の中に絵本がたくさんあること |
A.本好きで、読書力のある子どもに育つこと |
B.早くから絵本が読めること |
C.親と子供の絆を強めること |
D.早く大人になること |
8 . 先日も、クリニックに通っているお母さんと一緒の小学生が、ファーストフードと炭酸飲料を片手に、これから塾に通うんだと言っていた。手にしたハンーバーガーは、お母さんの運転するマイカーの中で食べるのだそうだ。
塾が終わるのは午後8時を過ぎるので、お腹がすいてしまうという。
「何時に寝るの?」と聞いたら、夜中の1時ごろという答えが返ってきた。
最近、子供の高脂血症が増えている。小学生から高校生までのおよそ5~15パ一セントはコレステロール(胆固醇)が高いと言われている。
運動をせず、学校と塾の往復で、ファーストフードを食べているとコレステロールが高くなるのは当然である。子供の食べている食品の種類が昔に比べて著しく減ってきて、いつも同じものばかり食べている、という報告も発表されたばかり
こんなことでは、子供がフォアグラ(醫鵝肝)になってしまいそうだ。お母さん、英語や漢文もいいけれど、その前にもっと大切なことがありませんか。
子供のころに、おやつに作ってもらった蒸かしたサツマ芋。くたくた(精疲力尽)になるまで走り回った後に食べた夕食の味。そんな楽しみを失ってしまった子供たちは、アである。
1.「マイカーの中で食べる」とあるが、それはなぜか。A.急いで塾に通うから |
B.マイカーの中で食べるのが美味しいから |
C.子供がマイカーが好きだから |
D.店に食べるところがないから |
A.先生 |
B.お母さん |
C.子供 |
D.筆者 |
A.運動したくなくなる |
B.成績がよくなる |
C.コレステロールが高くなる |
D.食品の種類は少なくなる |
A.英語や漢文の勉強 |
B.夕食の味 |
C.生活の楽しみ |
D.食品の種類 |
A.うれしい |
B.気の毒 |
C.健康 |
D.難しい |
9 . 母は、私にいろいろなことを教えてくれました。その中で一番大切なことは、「どうやったら毎日を楽しく、幸せに過ごせるか」ということです。母は、「嫌なこと」を「いいこと」に変える天才でした。—ア、喫茶店へ行った時のことです。私はサンドイッチを注文しましたが、店員は間違えてサラダを運んできました。私はちょっとイライラして、すぐに「違いますよ」と言おうとしましたが、母はニコニコしながら、「野菜がたくさん食べられて、体にいいね」と言いました。私は、「そうかもしれないなあ」と思って、サラダをおいしく食べたのでした。また、母と散歩しているとき、急に大雨が降り出したことがありました。私達は傘を持っていなかったので、頭から足まで濡れました。まるで、服を着たまま泳いだ後のようになってしまいました。私が「もう、最悪」と言うと、母は、「こんなに雨に濡れるなんて、子どもの時以来よ。子どもに戻った気分」と喜んでいたのです。毎日の生活の中で、嫌なことや悲しいことは、たくさん起こります。でも、自分の考え方—イ、それらを楽しいことやうれしいことに変えることができるのです。母は、数年前に亡くなり、それから私にも2人の子どもが生まれました。私は、母から教えてもらったことを子どもたちにもしっかりと伝えていきたいと思っています。
1.「私」の母さんは、どんな人か。A.毎日を楽しく過ごす方法を知っている人です。 |
B.嫌なことをすぐ忘れられる人です。 |
C.周りの人をよく笑わせる人です。 |
D.「私」の意見にいつも賛成してくれる人です。 |
A.すると |
B.その上 |
C.そこで |
D.例えば |
A.母が間違ってサンドイッチを運んできたから |
B.店員が間違ってサラダを運んできたから |
C.雨の日に傘を持ってこなかったから |
D.サンドイッチの中に野菜は少なかったから |
A.嫌なことがあっても、我慢することです。 |
B.間違ったときにちゃんと謝ることです。 |
C.いつでも楽しい気持ちになるような考え方をすることです。 |
D.子供を大切に育てることです。 |
A.にたいしては |
B.によっては |
C.については |
D.にとっては |
A.いいえ、お待ちください | B.はい、今すぐ参ります |
C.いいえ、お呼びしませんよ | D.はい、呼ばせていただきます |