1 . 先月、新しいオートバイを買った。オートバイ 51 は長い間乗っていなかったが、久しぶりにまた乗りたくなったのだ。前に乗っていたのは大学生のころで、もう 20 年も前だ。卒業後はずっと仕事や子供の世話で 52 (忙しい)たが、最近、少し 53 (自由だ)使える時間が増えた。妻に相談したら、「いいんじゃない?」と賛成してくれた。
オートバイを買った店は、「ガロン」という店だ。私には、どうしてもこの店で買いたい理由があったのだ。
20 年前の春、私は、父にもらったオートバイで東京から京都まで旅行をしていた。安い旅館に 54 (泊まる)ながら、何日もかけて進む旅だった。
3 日目の朝、道 55 走っているとき、オートバイの前の方で何かが折れる音 56 した。見ると、オートバイの部品が壊れていた。ハンドル(把手)が少しぐらぐらしたが、オートバイは一応動いた。
しばらく進むと、オートバイの店があったので、修理を 57 (たの)んでみた。しかし、難しい修理だからできない、と 58 (断)られてしまった。次の店でも同じだった。そして、3 軒目の店が「ガロン」だった。「ガロン」の店員も「これは難しいね。」と言った。でも、「困っているんでしょう? やってみるよ。」と言って、修理を始めてくれた。そして、2 時間かけて 59 (直す)てくれたのだ。店員は「いつかこの店でオートバイを買ってね。」と言って笑った。本当に困っていた私は、何度もお礼を言いながら、必ずそうしようと決めた。
今の「ガロン」には、もうあの店員はいなかった。会えなかったのは残念だったが、あの店員は人間の 60 (温かい)を教えてくれた。
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2 . 年末には家の掃除をします。これを大掃除と言います。新年には家に「その年の幸せ」を象徴する年神様がやってきます。その年神様がやってくるので,家をきれいにして新年を迎えます。大掃除では普段できないようなところも掃除します。私はいつも時間がなくて大晦日に急いで大掃除をします。毎年,もっと早くからやればよかったと思います。
夜は「年越そば」を食べます。「年越」は今の年から新年に移るという意味です。大晦日に食べるので「年越そば」と呼ばれています。そばは長く,切れやすい食べ物です。このことから,この一年の苦労や災難を切って,長くて幸せな人生を願って食べられています。12月に入ると,多くのそば屋で年越そばの予約が始まります。私も去年,近くのそば屋で天ぷらとそばを予約して,晩ご飯に天ぷらそばを作りました。今年は予約が間に合わなかったので,残念でした。その代わりに,「うどん」を食べようと思っています。それから夜は「紅白歌合戦」を見ます。番組では歌手が性別で赤と白のチームに分かれて歌い,どちらのチームがいいか競います。いろいろな歌手が出るので,家族で楽しめます。私の好きな歌手も歌うので,とても楽しみです。
0時になり年越をしたら,私は近くのお寺に行きます。「除夜の鐘」を鳴らすためです。お寺では大晦日の夜から元旦にかけてこの除夜の鐘を108回鳴らします。大晦日に107回,元旦に1回です。鐘を鳴らして,新年の幸せを願います。うちの近くのお寺は誰でも鳴らしていいので,友達とよく鳴らしに行きました。静かな夜に響く「ゴーン」という鐘の音はとてもきれいで,心を落ち着かせる力があります。
日本ではだいたい(ア)年を越すのです。みなさんのお国では正月にどんな行事やイべントがありますか。よかったら,このプログのコメントで教えてください。
1.文中に「もっと早くからやればよかった」とあるが,それはなぜか。A.急いで大掃除をするのは大変だから |
B.年神様がやってくるから |
C.時間がなくて掃除したくないから |
D.大掃除は大晦日にしかできないから |
A.そば屋で天ぷらとそばを予約したから |
B.そばは長くて,食べやすい食べ物だから |
C.幸せをもたらす年神様にそばにいてほしいから |
D.長くて幸せな人生を願っているから |
A.性別で2つのチームに分けるのは人気がある。 |
B.いろいろな歌手が出るが,好きな歌手がいないのは残念だ。 |
C.どちらが勝つか知りたいから,楽しみにしている。 |
D.好きな歌手が違っても,家族と一緒に見て楽しめる。 |
A.そのように | B.このように | C.あのように | D.こんなに |
A.この文章は新聞で読める。 |
B.「私」は今年は年越そばや天ぷらを食べる。 |
C.年越をしたら,除夜の鐘を1回鳴らす。 |
D.すべてのお寺で誰でも鐘を鳴らすことができる。 |
3 . 赤名さんは桜高校の三年生です。東京大学に入るように、彼女は毎日一生懸命(拼命)に勉強します。朝、六時半に起きて、朝ご飯を食べて、それからあるいて学校へ行きます。( )夜12 時まで勉強します。去年の夏休みに飛行機で両親と一緒に四川へ行きました。四川料理が辛いですが、彼女はとても好きです。高校を卒業して、また一度四川へ行きたいと言いました。
1.( )に入れて一番正しい(最正确)のは次のどれですか。A.ただし | B.でも |
C.いつも | D.しかし |
A.四川へ行きたい(想) |
B.四川料理を食べたい |
C.また両親と一緒に中国へ旅行したい |
D.東京大学に合格したい |
A.赤名さんは朝ご飯を食べません。バスで学校へ行きます。 |
B.赤名さんは朝ご飯を食べます。バスで学校へ行きます。 |
C.赤名さんは朝ご飯を食べません。歩いて学校へ行きます。 |
D.赤名さんは朝ご飯を食べます。歩いて学校へ行きます。 |
A.赤名さんは高校二年生です。 |
B.赤名さんは去年の夏休みに両親と一緒に四川へ行きました。 |
C.赤名さんは四川料理があまり好きではありません。 |
D.赤名さんは去年の冬休みに両親と一緒に四川へ行きました。 |
A.赤名さんは夏休みにまた四川へ行きたいと言いました。 |
B.赤名さんは四川料理好きです、また一度食べたいと言いました。 |
C.赤名さんは高校を卒業して、また一度四川へ行きたいと言いました。 |
D.赤名さんは四川料理は辛いです、食べたくないと言いました。 |
4 . 先週、佐藤さんのうちで1週間ホームステイ(寄宿家庭)をしました。
佐藤さんの家族は4人です。お父さんとお母さんと8歳の健太ちゃんと5歳の美紀ちゃんです。
佐藤さんの家の近くに大きい神社があります。神社の夏のお祭りはとても有名です。私は佐藤さんの家族と一緒に行きました。
神社にいろいろなゲームの店や食べ物の店がありました。健太ちゃんはゲームを3回しました。そして、おもちゃの車を2台もらいました。私はお祭りのTシャツを買いました。それから、たこ焼きを食べました。健太ちゃんはむっつ、美紀ちゃんはよっつ、私はやっつ食べました。お父さんはお好み焼きを2枚食べました。
それから、おみこしを見ました。お祭りの踊りも見ました。舞台の上にきれいな女の人がひとりとかわいい女の子がよにんいました。私は写真をたくさん撮りました。
日本の祭りはおもしろいです。そして、楽しいです。
1.健太ちゃんはおもちゃの車を何台もらいましたか。A.いちだい | B.にだい | C.さんだい | D.よんだい |
A.10個 | B.12個 | C.14個 | D.18個 |
A.1人 | B.3人 | C.4人 | D.5人 |
A.私は一人で神社へ行きました。 |
B.健太ちゃんはゲームを1回だけしました。 |
C.お父さんはお好み焼きを食べませんでした。 |
D.私はおみこしとお祭りの踊りを見ました。 |
5 . 先月、図書館に行って本を借りました。それから、その本を持って家に帰りました。昨日、その本を返したかったですが、風邪を引いて出かけませんでした。今朝、やっと本を返しました。私は今、新しく借りた本を読んでいます。
私はいつ本を図書館に返しましたか。
A.先月 | B.昨日 | C.今日の朝 | D.今日の夜 |
6 . 私はちょうど20歳の時に、日本に来ました。当時の私は「おはようございます」「こんにちは」など、挨拶程度の日本語しかできませんでした。だから、しばらく外に出るのがとても怖く、ずっと家の中にいて、朝から、晩までテレビばかり見て毎日を過ごしていました。
だんだん日本の生活に慣れてきた頃、看護師として働いてみないかと言われました。私は子供の頃から、看護師になるのが夢で、そんな私の気持ちをよく理解してくれている叔父さんからの話でした。私はあまりにも急な話で、すぐには答えることができませんでした。実は当時の私が迷っていた本当の理由は言葉の問題でした。
しかし、これは看護師になるいい機会ですから、私は心配しながら病院で働き始めました。絶対にやっていこうという気持ちで努力しましたが、看護師という仕事に完全に慣れるまでには、とても時間が掛かりました。ポケットにいつも電子辞書を入れて仕事をする毎日が続きました。
今でも、はっきり覚えていますが、それは、自分がやっと立派な日本語の会話ができたと思えた日のことです。仕事が終わって、寮に戻り、嬉しさのあまり、とうとう大きな声で泣いてしまいました。嬉しくて涙が止まりませんでした。私は立派に日本語が話せた嬉しさで胸がいっぱいでした。そして、これからも、頑張っていこうと思いました。日本で看護師として働いたことはいつまでも忘れない思い出として残るでしょう。
1.「ずっと家の中にいて」とあるが、その理由は次のどれか。A.日本に来たばかりだから |
B.日本のことは詳しくないから |
C.日本語はちょっとしかできないから |
D.日本のテレビ番組を見るのが大好きだから |
A.電子辞書は軽いから |
B.まだ仕事が完全に慣れなくて、仕事中でも電子辞書を使うから |
C.電子辞書は高いから |
D.電子辞書を大切にしたいから |
A.もう日本に慣れたこと |
B.看護師になったこと |
C.日本語でうまく話すことができると感じた日のこと |
D.病院の仕事はもう慣れたこと |
A.看護師としての仕事 |
B.日本の病院での仕事のこと |
C.日本での生活 |
D.日本語の勉強と私の努力 |
A.看護師になることは私の夢です |
B.日本の病院での仕事は苦しいです |
C.努力すれば、夢が実現できます |
D.日本語の学習は絶対必要です |
7 . 日本の電車やバスの中には、子ども、お年寄り、体が弱い人たちなどのために、「優先席」という座席が用意されています。それをほかの席と区別するために、席の色が違ったり、後ろの壁や窓に優先席のマークを貼られたりします。
ある日、わたしはいつものように電車の席に座っていました。そこにあとから乗ってきたおじいさんが、わたしの前に来てわたしをじっと見ていました。わたしはすぐ立ち上がって、「どうぞ」と言って席を譲りました。そして、後ろの壁にオレンジ色の優先席のマークを見ました。そのとき初めてよく座る席が優先席だと気付きました。とても恥ずかしかったです。
わたしの国の地下鉄にも優先席がありますが、マークの色が日本のと違うので、そこに座ってしまいました。日本でわたしがよく乗る電車の優先席のマークはオレンジ色ですが、わたしの国では緑色なのです。(ア)、優先席は普通、ドアの近くにあって、乗り降りが便利だから、わたしはよくうっかりしてそこに座ってしまうのです。
わたしは今、電車に乗って、優先席であるかどうかを確認してから座るようになりました。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.それに | B.だから | C.それとも | D.それでは |
A.子ども | B.日本の電車 | C.優先席 | D.体が弱い人たち |
A.おじいさんはわたしに手伝ってもらいたいから |
B.おじいさんはわたしを知っているから |
C.わたしが優先席に座ったから |
D.わたしが電車に乗れないから |
A.わたしはおじいさんに席を譲らなかったから |
B.わたしはいつものように電車の席に座っていたから |
C.初めてよく座る席が優先席だと気付いたから |
D.おじいさんは怒っていたから |
A.日本電車の優先席のマークは緑色だ。 |
B.お年寄り、体が弱い人たちなどのための席だ。 |
C.わたしの国の地下鉄にも優先席がある。 |
D.ほかの席と色が違ったり、後ろの壁や窓に優先席のマークを貼られたりする。 |
8 . 私の父は銀行員だ。いつも、朝早く銀行に行って周辺の掃除をしている。掃除をする係なのかなと思ったが、それは父が自主的にやっていることだと知った。その時私は指示されていないのなら、掃除する必要はないのではないか、と疑問に思った。
また、父と駐輪場に行った時、置いてある自転車が連続して倒れていた。そして父は一台ずつ丁寧に戻していた。私は驚いた。自分の自転車を他のところに置けば父には全く関係のない事なのに。このように父は「人に見られていなくても、善行をする」ことができる人だ。だから、私は小さい頃から父を手本にしている。
人は誰かに認められないと、行動することは難しい。その行動によって誰かに褒められたりしないと意味がないと思う人が多いからだ。(ア)それを言うと、父は「当たり前(理所当然)のことをやっただけ」と言った。私は頓悟した。自分の行動は、誰かに見られているか、いないかで決めるものではない。
私は、親の言動による子どもへの影響は大きいと思う。父の行動に注目していなければ、私の責任感は生まれなかったと思う。
1.文中の「その時」はどんな時か。A.父が朝早く職場に行った時 |
B.会社員は掃除する必要がない時 |
C.会社の上司から指示を出された時 |
D.父が自発的に掃除するのを知った時 |
A.自転車が連続して倒れていたこと |
B.他のところに自転車を置いたこと |
C.父は丁寧に自転車を戻していたこと |
D.人に見られても自転車を移動したこと |
A.約束 | B.模範 | C.典型 | D.条例 |
A.しかし | B.それに | C.つまり | D.あるいは |
A.他人に認められなくても行動する。 |
B.自分に無関係なことをしないほうがいい。 |
C.善行を当たり前にできる人は素晴らしい。 |
D.親は普段から自分の言動に気をつけるべきだ。 |
9 . 私たちの手は、よく考えると、様々な仕事をしている。(ア)、顔を洗う時は、手で水をすくう。ご飯を食べる時は、茶碗や箸を持つ。(イ)「すくう」「持つ」というのは手の仕事である。
自転車に乗る時は、ハンドルを握る。鉄棒で遊ぶ時にも、鉄棒をしっかり握る。手は「握る」という仕事もしている。
鉛筆を持って字を書く時、反対の手はどうしているだろう。ノートや紙が動かないように押さえている。手は「押さえる」という仕事もしている。
消しゴムを使った後に出るくずは、手で払ってきれいにする。ズボンについた泥も、手で払い落とす。手は「払う」という仕事もしている。
また、手は何もしていないようで、仕事をしていることがある。歩いたり走ったりするのは足の仕事だが、その時手はどうしているか。足の動きに合わせて、自然に手も動かしているだろう。手は、体のつり合いをとるという仕事もしている。
このほかにも、手にはとても大切な仕事がある。
友達を呼ぶ時、「早くいらっしゃい。」と言いながら手を振るだろう。けんかの後で仲直りの握手をするのも、手の仕事である。また、友達と別れる時は、「さようなら」と言いながら手を振るだろう。
このように手をいろいろと動かして、気持ちを相手に伝えるのも、手の大切な仕事なのである。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.そして | B.それで | C.たとえば | D.つまり |
A.その | B.この | C.あの | D.どの |
A.先手をとる | B.落ち着く | C.スピードを増す | D.バランスをとる |
A.ノートをとるとき、ペンを握ったり紙を押さえたりしている。 |
B.友達を呼ぶときや別れるとき、手を振るのも仕事の一つだ。 |
C.手を使って、いろいろなものをきれいにできる。 |
D.よく仕事してたいへん疲れたので、歩くとき、手は何もしない。 |
A.手をいろいろと動かして、日常生活に大切な役割を果たしている。 |
B.友達とけんかの後で握手をしたら、仲直りができる。 |
C.気持ちを相手に伝えたいとき、手を使うだけで十分だから、言わなくてもいい。 |
D.仕事をするとき、手を使っても足を使ってもいい。 |
10 . 張さんも王さんも大学3年生です。今日、張さんは午前9時から午後3時まで授業があります。王さんは授業は午前だけですから、午後のゼミには参加しません。でも、午後5時から夜9時までアルバイトをします。学校からアルバイト先まで自転車で行きます。金曜日も土曜日もアルバイトがあって、夜10時に終わります。アルバイト先から家まで30分ぐらいかかります。そして、11時半ごろ寝ます。
1.張さんは何年生ですか。A.大学1年生 | B.大学2年生 | C.大学3年生 | D.大学4年生 |
A.張さん | B.張さんの先生 | C.王さん | D.張さんと王さん |
A.タクシー | B.電車 | C.バス | D.自転車 |
A.午後3時 | B.夜10時 | C.午後5時 | D.夜12時 |
A.9時半 | B.10時半 | C.11時半 | D.12時半 |