1 . 私たちの時間の感覚は、人 1 かなり違う。電話でよく「少々お待ちください」と言って待たされる。3分待たされたとすると、 2 人の感覚ではその3倍、9分ぐらい待たされた 3 。この時、 4 方は実際が3分でも、その3分の一の一分ぐらい 5 感じないのだ。 6 待たせた人と待たされた人の時間感覚の差は 7 倍にもなるのだ。そのことをよく承知した 8 「お待たせいたしました」を言わないと、お客さまを不快にさせることになる。本来、時間 9 日本人の感覚は、極めて神経質だと言われる。交通機関のダイヤ(时间表)の正確さなどにもそれがよく表れている。
10 、その反面、日本語の中にはきわめて曖昧に時間を伝えることばが数多くある。「しばらくお待ちください」「のちほどお電話さしあげます」「まもなく着くと思います」「少々時間をください」などの言い方は日常的によく使われている。
1.( )A.にとって | B.によって | C.につれて | D.に対して |
A.待たされた | B.待たせた | C.待たれた | D.待った |
A.気になる | B.気にする | C.気がする | D.気がある |
A.待った | B.待たせた | C.待たれた | D.待たされる |
A.だけ | B.と | C.も | D.しか |
A.だから | B.しかし | C.すると | D.つまり |
A.3 | B.6 | C.9 | D.2 |
A.うえで | B.うちは | C.うえに | D.うちに |
A.にたいする | B.にとって | C.によって | D.にともなって |
A.したがって | B.いずれにしても | C.ところが | D.要するに |
2 . 子供には大きく分けて2つのタイプがあり、そのタイプに合ったやり方で研究をしないと、人は積極的に行動しないのです。
一つ目のタイプを「マルチタスク型」と言います。マルチタスク型の人は、その名のとおり、比較的何でもマルチにこなしていきます(精通)。中学校で全科目いい点数を取る生徒といった子は、このタイプが多いです。満遍なく(普遍)できるということは裏を返すと、集中力がなく分散型だということでもあります。
このタイプの集中力のなさは本来「才能」であり、将来の職業とも関係している場合があります。集中力があると周囲に気を配ることができません。例えば、学校の先生は40人の子供たちを相手に指導します。もし集中力のある先生だったら、目の前の生徒しか見えず、全体の子供たちへ気を配ることは難しいでしょう。集中力がないからこそ、広く気づくことができるという才能を持っているのです。しかし、子供の頃は集中力がないことがデメリット(缺点、短板)になることが(ア)。勉強は集中力が求められるからです。
このマルチタスク型の行動基準、価値基準は「損得」です。損か得かを判断基準として動く傾向にあるのです。損得で動く子は、無駄が嫌いで、面倒くさいという言葉を発したりします。しかし、無駄が嫌いであるということは効率性を好むということを意味します。(イ)、方法論、やり方、スケジュールなどが大好きです。それは秩序を好むということでもあります。合理化でき、自分が得するということが分かれば、動きます。
1.この文章によると、マルチタスク型の人が先生になったら、どうなるが。A.集中力のある先生だから、目の前の生徒しか見えない。 |
B.集中力のある先生だから、全体の子供たちへ気を配ることができる。 |
C.集中力がないからこそ、40人の子供に気を配ることができる。 |
D.集中力がないからこそ、広く気づくことができない。 |
A.少なくありません | B.少なくない | C.多くない | D.多くありません |
A.損得をあまり考えることなく行動する。 |
B.面倒くさいことを恐れないで、地味に努力する。 |
C.無駄なく効率的な方法で自分に得することをやる。 |
D.スケジュールなどに従って行動するけど秩序が嫌だ。 |
A.だから | B.それなのに | C.ところで | D.そのかわり |
A.損得を行動基準や価値基準にするタイプを紹介する。 |
B.好きなことを徹底して集中的にするタイプを紹介する。 |
C.何でもマルチにこなしたタイプを紹介する。 |
D.きちんと計画を立ててから動くタイプを紹介する。 |
3 . 和歌は日本で最も古くから行われている詩歌形態で「大和歌」「倭歌」とも書きます。「万葉集」の題詞から見られると、「和歌」は応答歌、唱和歌の意味に用いられているが、後に「和歌」のいずれの名前を書いても、漢詩に対する日本の歌を意味するようになりました。実際にその指すところは短歌であることがほとんどだが、長歌、旋頭歌、片歌などの伝統的定型詩をも含めて、和歌と呼んでいます。ただし長連歌、狂歌、川柳風狂句は定型の古典詩だが、和歌には含まれません。
和歌が現われる以前に、感情の高まりから発せられた叫びや掛け声などが次第に成長して、祭りや労働の際に集団で歌われるようになった歌謡があったと言われるが、多くは文字に(ア)失われてしまったということです。それらの歌謡が現在見られる五音七音をもって構成される和歌となるまでには、その形式に様々な過成や変遷を経たと見られます。
現在、作者の心情や深い趣を出すために、枕詞や掛詞といった技法を巧みに用いるのも和歌の特微の一つです。
1.「和歌」の名前に合っていないものはどれか。A.大和歌 | B.倭歌 |
C.和歌 | D.応答歌 |
A.片歌 | B.短歌 |
C.長歌 | D.長連歌 |
A.記される |
B.暗記される |
C.記されることなく |
D.暗記されることなく |
A.長歌、旋頭歌、片歌などの伝統的定型詩 |
B.感情の高まりから発せられた叫びや掛け声 |
C.祭りや労働の際に集団で歌われるもの |
D.五音七音をもって構成される和歌 |
A.和歌の意味は漢詩に対する日本の歌 |
B.和歌は伝統的定型詩と定型の古典詩を含める |
C.労働の際に集団で歌われる歌謡の形式が様な過成を経て和歌となる |
D.和歌は枕詞や掛詞といった技法を巧みに用いる |
4 . 人間の脳の活動と「情報の意味化」において、文字メディアとテレビのような映像メディアとは根本的に(①)。
文字メディアの場合、まず文字を、そして読むことを学び、習得しなければなりません。また、文字というそれ自体は具体的な「像」を持たない記号の羅列である文、文章から場面や状況や内容を自分自身の頭の中で具体化しなければならないのです。自分自身による「想像」「組み立て」の作業が必要なのです。そのためには「心の眼」が不可欠です。
(②)、テレビのような映像メディアは、具体的な像を音声つきで与えてくれます。自分自身による「想像」のような作業は不要なのです。したがって、その分、知識の増量は容易で迅速でもあるわけです。
この「想像」の作業が必要であるか否かは、脳の活性化、智慧の発達の事を考えれば、決定的な違いです。ITの発達によって、人間は知識を飛躍的に増したのですが、それに比例にして智慧を低下させたように思われるのです。智慧は自分の頭で考えることによって身につく能力だからです。ちなみに、「知識」は「ある事項について知っていること」で、「智慧」は「物事の道理を悟り、適切に処理する能力」です。
1.(①)のところに入れるもっとも適切な言葉はどれか。A.同じです | B.異なります | C.似ています | D.容易です |
A.ところが | B.それで | C.つまり | D.そして |
A.映像メディアは「想像」のような作業が多い。 |
B.文字メディアの場合、知識の増量が映像メディアより容易で迅速である。 |
C.映像メディアは、具体的な像を与えてくれるので、文字メディアのような「心の眼」が要らない。 |
D.脳の活性化においては、映像メディアは文字メディアと同じ役割を果たしている。 |
A.「想像」のような作業は不要なのだ。 |
B.テレビのような映像メディアは智機与えてくれる。 |
C.「物事を適切に処理する能力」なのだ。 |
D.ある事項についてよく知っていること。 |
A.「想像」作業は脳の活性化や智慧の発達と無関係である。 |
B.ITの発達によって、人問は知識を飛躍的に増したと同時に智慧も発達してきた。 |
C.映像メディアの発達により、人間は文字を読むことを習得す必要がなくなった。 |
D.自分の頭で物事を考えることは減れば、人間の智慧も低下する。 |
5 . みなさんはスマートフォンを持っていますか。スマートフォンでどんなことをするのが好きでしょうか。現在、日本の高校生の間で、スマートフォンが普及しています。2016年の「高校生のスマートフォン利用実態調査」によると、スマートフォンの所有率は93%です。日本の高校生が100人いれば、90人以上がスマートフォンを使っていることになります。2014年に比べて、13.5%も上がっています。「初めて買った携帯電話がスマートフォンだ。」という高校生も珍しくなくなりました。彼らがスマートフォンでしていることは、「LINE(92.1%)」、「インターネット(88.8%)」、「音楽を聞くこと(77.7%)」が多いです。LINEは、インターネットを使って、メッセージを送信したり、無料の電話をしたりすることができるSNS(social networking service)です。中国のWeChatと機能が似ています。
(ア)、高校生がスマートフォンで、遊んでばかりいるとは言えません。38.5%の高校生が「勉強にも活用している」と答えています。しかし、ほとんどの高校には、スマートフォンの使用に関する規則があります。そのため、授業中はスマートフォンが使えない高校が多いです。
スマートフオンが普及する一方で、今までには起こらなかった問題が起こっています。そのひとつがお金に関する問題です。十分な知議がなくて、詐欺にあったり、有料のサイトに登録して、高い金額を請求されたりする問題が起こっています。また、SNSを通して、住所などの個人情報か流出したり、いじめが起こったりすることも大きな問題です。9%の高校生が「自分の個人情報を掲載することは危険だ。」と考えているのに、実際は、その中の80%が「個人情報をSNSに掲載している。」と答えています。
1.2016年の「高校生のスマートフォン利用実態調査」によると、わかったのは次のどれか。A.日本の全ての高校生はスマートフォンを使っている。 |
B.2014年に比べて、13.5%も上がった |
C.日本の高校生はスマートフォンで音楽しか聞かない。 |
D.「初めて買った携帯電話がスマートフォンだ。」という高校生は少ない。 |
A.そこで | B.それで | C.つまり | D.しかし |
A.無料電話ができる。 |
B.メッセージを送ることができる。 |
C.遊んでばかりと言えない。 |
D.いつでもどこでも自由に使える。 |
A.個人情報の流出 |
B.メッセージを発信するという問題 |
C.ネット上のいじめ問題 |
D.金銭についての問題 |
A.日本の高校生は2014年にはスマートフォンが普及していた。 |
B.ほとんどの高校には、スマートフォンの使用に関する規則がある。 |
C.スマートフォンの普及するによって、お金に関する問題だけ起こった。 |
D.個人情報を掲載するのは危険だと日本の高校生が知っているから、皆個人情報をよく保護している。 |
6 . ある調査会社が全国20歳以上の男女を対象に、「健康管理」について調査を実施した。有効回答者数は 999名だった。
調査を行った有効回答者のうち、「自分のことを健康だと思うか」との質問に、「非常に健康だと思う」「まあまあ健康だと思う」と回答した人は67.7%であり、2/3以上が自分のことを健康だと思っていることがわかった。また、「日常的に自分の健康を管理しているか」との質問に、「管理している」「時々管理している」と回答した人は 70.6%で、回答者全体の( ア )が日常的に自分の健康を管理している。抱えているストレスについて尋れたところ、回答者全体の72.2%が「ストレスを抱えている」と回答し、45.8%が「ストレスを解消できている」と回答している。また、「自分のことを非常に健康だと思う」人の72.0%、「まあまあ健康だと思う」人の 53.8% が「ストレスを解消できている」と回答している一方で、「あまり健康だと思わない」人の 28.4%、「まったく健康だと思わない」人の 19.3% が「ストレスを解消できている」と回答。「ストレスが解消できているかどうか」が健康だと思えるかどうかに関係すると言える。自身を健康に導く(引导)ためには、抱えてしまったストレスを解消することがポイントだ。
1.次の4人の中で調査対象となるのは誰か。
A.17歳の高校生 | B.33歳の会社員 | C.10歳の小学生 | D.14歳の中学生 |
A.約68% | B.約12% | C.約22% | D.約32% |
A.7割以上 | B.3割以上 | C.7割以下 | D.3割以下 |
A.全回答者の中で、「ストレスを解消できている」と答えた人の割合 |
B.全回答者の中で、「自分のことを非常に健康だと思う」と答えた人の割合 |
C.「自分のことを非常に健康だと思う」人の中で、「ストレスを解消できている」と答えた人の割合 |
D.「まあまあ健康だと思う」人の中で、「ストレスを解消できている」と答えた人の割合 |
A.ストレスを抱える。 | B.ストレスを解消する。 |
C.日常的に自分の健康を管理する。 | D.自分のことを健康だと思う自信を持つ。 |