1 . 日本は住みやすい国ですか。外国人の中には、「日本は絶対に住みやすい国ではない」という人がいます。「空気も汚いし、人も多すぎる。アパートも狭すぎるし、ものの値段も高すぎる。たとえば、食料品の値段はアメリカの倍だ。」と彼らは言います。しかし、わたしはそうとは思いません。
夜、女性が一人で風呂屋へ行っても、スーパーへ買い物に行っても、危ないことはありません。この点から言えば、日本はほかの国と比べて、安全な国でしょう。交通も便利です。10時01分の電車はちょうど① 乗せてくれます。ラッシュアワーに大勢の人が歩いていますが、だれもけんかをしたりしません。町に世界中のレストランがあるおかげで、どんな料理でも食べることができます。もちろん、日本にはよくない点もあります。たとえば、日本人の声高なことです。老若男女を問わない。空港でも、ホテルのロビーでも、レストランでも、周囲の注目を浴びている騒々しい一団がいると、決まって日本人です。これは最近の日本人は集まれば、普段より騒ぐようになったからでしょう。友達同士が顔を合わせるのは人生の喜びで、喜ぶ気持ちを伝えることは何も言えません。しかし、やはり時と場所によって、それに限度というものがあると思います。
1.文中に「わたしはそうとは思いません」とあるが、「そう」は何を指すか。A.日本はものが高すぎる | B.日本は住みやすくない |
C.日本はアパートが狭すぎる | D.空気も汚いし、人も多すぎる |
A.来なくて | B.来てほしい |
C.10時01分に来て | D.10時01分に来なくて |
A.日本人は時間をちゃんと守っているから |
B.日本人は集まると、普段より声高になるから |
C.日本人は空港やホテルという場所が好きだから |
D.日本人は一人で夜に出ても、とても安全だから |
A.友達と出会うこと | B.何人か集まること |
C.周りの注目を浴びること | D.自分の気持ちを表すこと |
A.日本は住みやすいか | B.日本は便利な国か |
C.日本のよさはなにか | D.日本に住みたいか |
2 . ふつう、「外来語」というのは外国から入ってきた言葉のことであるが、日本では中国から入ってきた言葉は「外来語」とは言わず、主として、ヨーロッパやアメリカから、輸入された言葉のことである。
外来語の歴史を見ると、まず16世紀にポルトガル人が日本に来て、数多くのポルトガル語が日本語になった。たとえば、タバコ、テンプラ、パンなどがその時入ってきた言葉である。17世紀になって、日本が鎖国して、オランダ人しか来られなくなると、たくさんのオランダ語が日本語になった。アルコール、コーヒー、ビールなどは今でもよく使われている。
明治維新以後、西洋の思想やものが輸入されると、外来語は1つの① ばかりでなく、いろいろな国から日本に入ってくるようになった。もちろん、英語からの外来語が中心だったが、芸術の言葉はフランス語から、医学の言葉はドイツ語から、音楽はイタリア語から、というように、様々な国から輸入される。
今では、テレビや雑誌を見ても、町を歩いても、外来語を見ないことがない。日本人はよく外来語を使うが、日本語の中で使われる外来語はもとの発音と違うし、時々意味も違うので、日本語を勉強している外国人には大変難しい。外国人には、外来語がたくさん入った日本語ほど難しい日本語はないと言ってもいいことである。
1.文中に「タバコ、テンプラ、パン」とあるが、これらはどの国から来たか。A.オランダ | B.中国 | C.ボルトガル | D.ドイツ |
A.言葉 | B.芸術 | C.国 | D.思想 |
A.外来語で英語からのものは数が多い。 | B.英語で外来語からのものは数が多い。 |
C.英語は外来語を中心にする。 | D.英語からの外来語は重要だ。 |
A.日本語の外来語は発音と意味がたいへん難しいから。 |
B.外国人は日本語の外来語を勉強するのを嫌がるから。 |
C.日本語の外来語はあまり見られなくて、勉強しにくいから。 |
D.日本語の外来語は本来の発音や意味と違うものが多いから。 |
A.日本では、すべての外国からの言葉を「外来語」と言う。 |
B.いまでは、使われる外来語は英語からのものが少ない。 |
C.いまでは、日常の場合で外来語がよく見られる。 |
D.日本では、外来語のすべては英語からのものだ。 |
3 . 「子供の時に食べたアイスクリームは欲しかった」と言う人が多いです。
日本では20年前まで、アイスクリームは夏の食べ物でした。寒い時はおでん、鍋などの暖かいものを食べました。夏が暑いから、アイスクリームといった冷たいものを食べたのです。ですから、それを冬食べようと思った人は、ホテルや喫茶店などの高級な場所へ行かなければなりませんでした。自分の家の近くのスーパーにはなかったのです。その時、子供たちはアイスクリームを食べる季節になるのを長い間待っていました。印象には、その時のアイスクリームはとてもおいしかったです。たぶん待っていたことが良かったのでしょう。
今では違います。部屋の中は冬でも暖かいから、時々冷たいものを食べたくなることがあります。すると、すぐにスーパーへ行って買ってきます。ホテルや喫茶店へ行かないといけないのではなくて、近くのスーパーでも買えるようになりました。雪が降っている時でも、食べることができます。① 、今私たちが食べたいと思う時は、いつでもアイスクリームを買うことができるのです。しかし、1年中あるものは珍しくありません。いつでも食べられるものよりも、長く待ったもののほうがおいしいでしょう。
1.文中に「それ」とあるが、何を指すか。A.おでん | B.なべ | C.暖かいもの | D.アイクリーム |
A.その時のアイスクリームは高級な場所で売られていたから。 |
B.その時のアイスクリームは珍しくて、買えなかったから。 |
C.その時のアイスクリームはずっと期待されていたから。 |
D.その時のアイスクリームは材料が高級だったから。 |
A.ホテルや喫茶店へ行けなければならない。 |
B.ホテルや喫茶店へ行かなくてもいい。 |
C.ホテルや喫茶店へ行ってもいい。 |
D.ホテルや喫茶店へいけない。 |
A.しかし | B.だから | C.とはいえ | D.つまり |
A.日本では、冬のアイスクリームが珍しかった。 |
B.アイスクリームは前ほどおいしくなくなった。 |
C.冬のアイスクリームは一番美味しい。 |
D.期待されたもののほうが価値が高い。 |
4 . ぼくは生まれてすぐに腎臓手術を受けて、十二時間もかかったそうです。この病気は今治りましたが、手術していなかったら、命を落としたかもしれません。
小学校最後の夏休みに、一週間ぐらい、歯の手術で入院しました。母は仕事を持っていますが、入院期間中に、毎日面会時間外も来てくれました。入院して一日目は、平気だったけれど、手術した夜は、痛くて涙が出てしまいました。母はぼくが寝るまで痛い顔を撫でてくれました。すると、① 眠ってしまいました。
このように、小さいころからいろいろな病院に通院しているので、母の休憩時間の多くが使われています。遠くの病院もあるので大変だけど、一緒に行ってくれます。僕は「大丈夫かな」と母に聞いてみました。母は「優ちゃんの病気が一つ一つ治って、よくなることが一番うれしいから、大丈夫よ」と言ってくれます。その暖かい母の言葉を聞いて、涙が出ました。あの瞬間、ぼくは将来、必ず困っている人を助けたり、ボランティアになったりしようと、決めました。そして、母に「ありがとう」!
1.文中に「命を落としたかもしれません」とあるが、それはなぜか。A.ぼくの腎臓病はまだ治っていないから。 |
B.ぼくの手術は失敗の可能性があるから。 |
C.ぼくは病気がひどくて、手術の時間が長すぎたから。 |
D.ぼくは腎臓手術を受けなければ、死んでしまうから。 |
A.不安して | B.安心して | C.心配して | D.不穏して |
A.ぼくの時間は母に | B.母の時間はぼくに |
C.ぼくの時間は医者に | D.医者の時間はぼくに |
A.歯の手術を受けて、痛くてたまらなかったから。 |
B.母の休暇時間をむだに使ってしまったから。 |
C.病院は遠すぎるが、母が付き合ってくれなかったから。 |
D.母は文句を言わずにずっといてくれて、感動したから。 |
A.ぼくは小さいから病気がちで、かわいそうだ。 |
B.ぼくは腎臓手術を受けて、大変辛かった。 |
C.ぼくを守ってくれている母に感謝したい。 |
D.ぼくの病気を治してくれた医者に感謝したい。 |
写作要点:
字数为 280~320字
1.简单描述你现在的背景
2.说说你在寒假期间是怎么学习的.
3.说说学习以外事怎么放松的
内容包括:
1.介绍你家乡引以为傲的事物;
2.谈谈你的感想及推荐理由。
注意:
1.字数为280~320字。
2.格式正确,书写清楚。
3.使用“です・ます”体。
7 . みなさんがアニメを楽しむように、今から約 400 年前の江戸時代(1603-1868)の人々にとって、歌舞伎はとても 51 (身近)で人気のある娯楽でした。ストーリーは、恋・友情・家族愛などを中心とした内容で、人々は 52 (泣く)、笑ったりしながら、歌舞伎を楽しみました。私たちは今も、生の舞台を楽しむことができます。
人の心を表すストーリーには、昔も今も共通する点がとても多いので、歌舞伎は決して難しいもの 53 (です)。歌舞伎の言葉は、今の言葉とは 54 (ちが)いますが、似ている部分もあります。また、演技 55 音楽、舞台の力で、想像しながら見ている 56 、内容が伝わってきます。さらに、音声(语音翻译讲解)のサ一ビスもあるので、説明を 57 (聞く)ながら見て味わうこともできます。
「歌舞伎は聞いたことはあるけど、実際には 58 (見る)ことがない」という方がほとんどだと思いますが、約 400 年続いてきた歌舞伎には、日本人の感じ方、 59 (考える)方などがたくさん込められています。
これから、みなさん 60 少しずつ歌舞伎の楽しみ方をお伝えしたいと思います。
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8 . ある外国人女子学生が長野県の民家に同居し、調査活動をしていた。その家の大家さんは親切な人で、いろいろと面倒を見て 41 。私は、その学生に日本語を教授する仕事を引き受けていたが、ある日彼女は 42 ことを言い出した。
「おととい、大家さんと喧嘩をして、大家さんはそれから一言も口をきいてくれなくなった。一体 43 でしょうか」というのである。事情を詳しく尋ねてみると、 44 、おととい大家さんから借りていたストーブが何かの加減で故障してしまったので、持って行き、壊れましたと渡した途端、大家さんは不機嫌になって 45 というのである。私はそのとき、実際にどんな言葉づかいをしたのかを確かめてみた。返答は「この前から借りていたストーブが壊れてしまいました」である。
そこで、私はそのストーブの故障の原因 46 尋ねてみた。そうすると、その女子学生は「理由はよく分からないが、その朝、火を 47 とするとつかなくなっていたんです。だから壊れましたと言いました」と言うのである。
「壊れた」と「壊した」は、文法的に言えば、他動詞表現と自動詞表現の差に過ぎない。しかし、コミュニケーション上問題になるのは、どちらを選択する 48 ということが、物と人との関係の中で、相手に対する自分の態度を明確に表してしまう 49 。彼女はその点 50 考えが及ばなかったわけである。
1.( )A.くれていた | B.もらっていた | C.あげていた | D.やっていた |
A.こんな | B.そんな | C.あんな | D.どんな |
A.なに | B.どこ | C.どちら | D.どうして |
A.本来は | B.実は | C.元は | D.実際は |
A.あった | B.いった | C.おいた | D.しまった |
A.にとって | B.につれて | C.について | D.しまった |
A.つける | B.つけた | C.つけろう | D.つけよう |
A.か | B.に | C.で | D.が |
A.というのである | B.といったからである |
C.ということである | D.といったことである |
A.にでも | B.にまで | C.までに | D.までで |
9 . 夜勤中、真夜中にちゃんとした食事をすべきか、それともおやつで小腹を満たすべきか、一体どちらが良いのだろう?
サウスオーストラリア大学の研究者は、健康な日勤の成人44人を3つのグループに分け、実験室内で昼夜逆転した生活を1週間続けてもらうという実験を行った。つまり、彼らは、日中のほとんどの時間を眠って過ごし、夜から明け方まで目を覚ましていた。被験者は全員、24時間内に十分なカロリーを摂取し、朝食と夕食の時間は同じ時刻とした。第一グループは、真夜中にもう1回満腹になるようなしっかりした食事をし、その食事による摂取カロリーを1日のカロリー総量の30%とした。第二グループは、真夜中に、チーズ・ビスケット・リンゴなどのおやつを取り、それらのカロリーは総カロリーの10%とした。第三グループは、夜中に食事を一切摂らず、朝食と夕食以外に、昼間におやつを食べた。研究者は、真夜中の食事後、被験者にさまざまな項目のテストを実施したほか、被験者に空腹度、直感的反応、眠気の程度の自己評価をしてもらった。
(ア)、最も眠気を覚えておらず、反応が最も機敏で、テストの成績が最も良かったのは第二グループだった。第二グループは、運転シミュレーション時の事故発生率が最も低く、食事の量について最も満足度が高かった。第三グループの成績は第一グループより優れており、より眠気を感じていなかった。
1.研究者はどのように実験を行ったか。A.被験者はすべて朝食と昼食の時間を同じ時刻とした。 |
B.夜勤の成人に昼夜逆転の生活を 1 週間続けてもらった。 |
C.日勤の成人を 3 グル一プに分け、昼夜逆転の生活をさせた。 |
D.被験者はよく昼間に目を覚まして、夜間にほとんど眠っていた。 |
A.うどん | B.ごはん | C.イチゴ | D.おかゆ |
A.そのため | B.その上に | C.その他に | D.その結果 |
A.第二位の成績は第三グル一プだった。 |
B.最も悪かったのは第二グル一プだった。 |
C.第三グル一プは第二グル一プほどよくなかった。 |
D.第一グル一プは第三グル一プほどよくなかった。 |
A.睡眠と夜勤 | B.夜勤中の食べ物 |
C.食事と日勤 | D.規則正しい食生活 |
10 . 警察官だった父は、65 歳で仕事を辞めた後、外出したがらなくなった。とても仕事に熱心だったし、休日でも「出勤しなさい」という命令がいつあるかわからなかったので、趣味もなかった。新しいことにチャレンジすることもなく、母が旅行にさそっても効果はなかった。
そんな父が変化したきっかけは、うちに子犬が来たことだ。友人の家で産まれた子犬を私がもらったのだ。子犬の世話は父の役割になった。
私が子どものころ、わが家では「タロ」という名前の犬を飼っていた。家族の中でタロを最もかわいがっていたのは父だ。どんなに忙しくても時間を作ってタロと遊んでいた。父は犬が好きなのだ。でも、タロが死んだとき、仕事のせいですぐに帰って来ることができなかった。父はそのことが忘れられなくて、それ以来犬は飼わなかった。しかし今は環境が違い、時間があるので子犬のそばにずっといることができる。
(ア)父はよく笑うようになった。ひまがあれば子犬の写真を私の携帯電話に送ってくる。「小さいのに力があるから、家具をかまないように教えるのが大変だよ」と楽しそうに話してくれた。
1.文中に「外出したがらなくなった」とあるが、なぜそうなったか。A.時間があっても、特にやりたいことがないから |
B.母と一緒に、旅行に行くのは好きじゃないから |
C.警察官の仕事が好きで、また戻りたいと思っているから |
D.仕事が忙しく、いつ出勤の命令があるかわからないから |
A.タロが亡くなったこと |
B.タロのような犬は飼わなかったこと |
C.仕事でタロと遊ぶ時間が少なかったこと |
D.タロに最後に会えなかったことが忘れられない |
A.子犬が来てから | B.子犬が産まれてから |
C.子犬を大切にしてから | D.写真を撮るのが楽しいから |
A.愛しい気持ち | B.怒りの気持ち |
C.恨みの気持ち | D.大切な気持ち |
A.父は退職したら、もう一度子犬を飼った。 |
B.父はひまがあるので、子犬の世話をやりたがっている。 |
C.子犬のおかげで、父はさらに生活を楽しむことができた。 |
D.タロより今の子犬のほうが可愛くて、父はよく笑うようになった。 |