1 . ふつうに暮らしていると気がつきにくいですが、左回りの法則が活用されている例は、実は身の回りのさまざまなところに見ることができます。
最もわかりやすい例が、陸上競技のトラックです。400メートル走やリレーなどでは、必ずトラックを左回りに走りますよね。短距離走を特に研究する礒繁雄教授(早稲田大学)によると、左回りのほうが好記録を出しやすいと考えられているため、国際陸上競技連盟によって、トラックは左回りだと決められているのだそうです。
(ア)、日本陸上競技連盟の規定にも、「走ったり歩いたりする方向は、左手が内側になるようにする」と書かれています。ほかのスポーツだと、野球でランナーがべースを回る向きも左回りですね。
また、多くのコンビニやスーパーマーケットなどでは、左回りの法則にしたがい、入口→商品棚→レジの導線が左回りに設定されています。筆者がいつも利用するコンビニも、入口すぐに雑誌売り場があり、左回りに進むと、お弁当売り場→飲料の棚→レジという順番です。
山口教授によると、雑誌やお弁当といった売れ筋商品は、左回りする人の目に留まりやすく配置されているそうです。つまり、(イ)する人が(イ)を伸ばしやすい、右側の棚=店の外周部です。
皆さんも、よく利用するコンビニを思い出してみてください。雑誌やお弁当は、店の内側の棚ではなく、外側の棚にあるはずです。もちろん、この配置にはさまざまな要素が関連しているわけですが、その要素のひとつに左回りの法則があるといってよいでしょう。
1.文中に「上ラックは左回りだと決められている」とあるが、それはなぜか。A.左回りのほうがよい記録を出しやすいから |
B.国際陸上競技連盟によって決められたから |
C.左回りの法則が多く活用されているから |
D.ほかのスポーツも左回りを利用するから |
A.しかし | B.確かに | C.つまり | D.一方で |
A.右回り/右手 | B.左回り/左手 | C.右回り/左手 | D.左回り/右手 |
A.さまざまな要素が関連している左回りの法則である |
B.コンビニの内側の棚に売れている商品がいっぱいある |
C.身の回りのさまざまな経験から集められた法則である |
D.雑誌やお弁当などの売れ筋商品は、店の外側の棚にある |
A.陸上競技では必ずトラックを左回りに走ると言われている。 |
B.走ったり歩いたりする方向は、右手が内側になるようにする。 |
C.すべての店では、左回りの法則にしたがって商品を並べている。 |
D.商品はいつも左回りする人の目に留まりやすく配置されている。 |
2 . 父のことを思い出すと、決まって連想するにおいがある。夏の夕方、父は帰宅すると、兄と私を庭へ呼び出して、庭仕事を手伝わせた。「ここはこんなふうに…」と指示されるままに、ふたりは汗まみれになって草を抜き土を選んだ。疲れたなと思い始めたころに「ご飯ですよ」と母の声がした。父が「最後に水をやって、それから手を洗って食事にしよう」と言うと、そのとき、「昼のにおい」がした。
正確には、昼の終わりのにおいとでも言うべきだろう。一日中強い陽に焼かれた草木が、水を得て生き返るにおい、それとも、乾き切った土が、ごくごくとのどを鳴らして水を飲むにおいだったのだろうか。どちらにしても、ようやく庭仕事から解放され、兄と顔を見合わせてにっこりうなずき合うときの、忘れられないうれしいにおいであった。
(ア)のつもりもあったのだろう、「夕涼みがてら…」と機嫌のいい父は、私たちを庭へ連れ出し花火をした。ゆかた姿でゆったりといすに座る父の所へ、花火を持って行き、火をつけてもらった。「これが、最後」父がそう言って火をつけてくれた本が「消えると、それまで火の花をじっと見つめていた目には、一瞬辺りが暗やみになってしまった。その瞬間、もう一度「昼のにおい」がした。子供の時間が終わる少しさびしいにおいだった。
父が亡くなって10年余り。子供たちにねだられ、ときどき公園で一緒に花火をする。花火は子供たちにも思い出として残るのだろうか。大きくなって懐かしく思い出すのはどんなことだろうかと、楽しそうな子供たちの姿を眺めつつ、「昼のにおい」を思い出している。
1.文中に「汗まみれになって」とあるが、その意味はどれか。A.夏の夕方が涼しくて、汗をあまりかかない。 |
B.庭仕事を助けたので、汗が少しだけ出てきた。 |
C.顔だけでなく、体も汗でびっしょり濡れている。 |
D.その量が多いので、なるべくよく汗を蒸発させる。 |
A.庭仕事から家族といる幸せを感じているから |
B.乾き切った土がごくごくと水を飲み込んだから |
C.強い陽に焼かれた草木が水を得て生き返ったから |
D.父は私たちを庭へ連れ出して花火をしてくれたから |
A.疲れへのお詫び | B.手伝いへのお礼 | C.花火への喜び | D.子供への誇り |
A.庭で花火を持って、兄に火をつけてもらった。 |
B.昼の庭仕事が全部終わって、兄とにっこり笑った。 |
C.私は子供を誘って、時々公園で一緒に花火をする。 |
D.楽しそうな子供の姿を見て、「昼のにおい」を思い出している。 |
A.父と花火 | B.夏の思い出 | C.昼のにおい | D.庭仕事の疲れ |
写作要点:
1.结合自身,具体阐述年味变淡的现象。
2.写出年味变淡的原因以及改善方法。
写作要求:
1.字数为300~350字。
2.格式正确,书写清楚。
3.使用「です・ます」体。
4 . 日本で1987年~2004年に生まれた世代を「さとり世代」という。簡単に表すと、幼少期から不景気が問題視され、上世代のリストラ(裁员)や転職などの社会問題を見てきた世代であり、将来への大きな期待がなく(ア)生活を望む世代と言われている。
どのように「さとり世代」という名前がついたのだろうか。実は明確な定義はないが、「恋人はいらない」「車に興味がない」「出世に欲がない」「ブランド品に興味がない」など欲望が少なく悟りを開いているかのような若者を表す言葉としてネット上で使われ始めたのが最初だ。さとり世代の若者は全くお金を使わないというわけではない。実際、自分の好きなことや興味のあることへはお金を使い投資する。
この世代の人は生まれた時からパソコンだったりタブレットだったりスマホだったりとデジタルのものに囲まれている。そのため、何かわからないことがあればネットで検索して答えを導き出すことが上手だが、それが物事の過程で別の可能性に気づきにくいという欠点にもつながる。
ゆとり世代とは特性が異なり、さとり世代にはさとり世代の味や色がある。デジタルに強く頭が切れて非常に効率的なさとり世代は、大学の勉強でも社会に出てからもその良さというのは強く出ることだろう。
ただそんな彼らには別の世代の人からすると、その違いのギャップに驚いたりすることもあるが、彼らには彼らの適性がある。それをしっかり把握して、彼らの特徴を最大限生かせるような環境作りが大切になる。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.安定した | B.恵まれた | C.豊かな | D.特別な |
A.大学で勉強したことがあるから |
B.別の可能性に気づきにくいから |
C.自分の好きなことにお金を投資したから |
D.幼い頃から電子製品が身近にあったから |
A.頭の働きが鈍い | B.頭の回転が速い | C.頭が冷静になる | D.頭に限りがある |
A.違い | B.期待 | C.適性 | D.興味 |
A.車やブランド品に興味がない | B.趣味などにお金を惜しまない |
C.電子製品の扱い方に詳しい | D.将来へ大きく期待している |
5 . 若い人達の話し方が早口になってきているのが、心配でたまらない。電車内や町角で聞こえてくる高校生の会話、試合後にインタビューを受ける甲子球児まで。ちゃんと聞き取れないことがある。なぜ、そんなに早くしゃべるのか、と不思議でならない。私には、思考を追い越すような速さでしゃべっているように聞こえる。
友達同士の会話なら(ア)だろうが、社会に出ると自分の意見を述べ、理解や協力を求める場面が必ずやってくる。そういう時、早口で聞きとりにくいと説得力がない。今のうちに、相手に伝わる落ち着いた話し方を身につけてほしいのだ。その練習に効果があるのが朗読だ。
若い人の話し方が早くなる理由はなぜか。実は、日本語には「一音は必ず母音で終わる(「ン」を除く)」という特徴がある。例えば、名古屋「na・go・ya」のうち、「na」をさらに分析すると子音の「n」は0.2音くらいで、母音の「a」は0.8音くらいはないと安定した「na」に聞こえない。(イ)、今の若い人の話し方母音が0.5音程度しかないのだ。早口に聞こえる理由は、この母音不足のせいだったのだ。大事なのは子音と母音の比率=配分なのだ。
名古屋なら「ナーァゴ~ォヤーア」と、一音を少し長めに、そして一音ごとに終わりの母音を認識するように読んでみる。読むスピードは一分間に三百三十字以下くらい。幼い子供に話しかけるような丁寧なペースで、口も大きく開けたほうがいいだろう。
朗読を続けると、母音がきれいに響いて、心地良く聞こえるようになる。プロのアナウンサーでも、朗読によるレッスンは大きな効果がある。
1.文中に「思考を追い越す」とあるが、その意味は何か。A.相手の話が理解できない |
B.相手に心地よく聞かせる |
C.自分の思考が気にかかる |
D.自分の意見に説得力がない |
A.不思議もある | B.不都合もない | C.落ち着かない | D.聞き取れない |
A.つまり | B.そして | C.ところで | D.ところが |
A.相手の協力を求めようとするから |
B.母音をしっかり発音していないから |
C.自分の意見を相手に押し付けたいから |
D.一音ごとに終わりの母音を意識したから |
A.今の若い人の話し方は母音が0.8音程度しかない。 |
B.いつも幼い子供に丁寧なペースで話したほうがいい。 |
C.相手が心地良く聞こえるには朗読を続けたほうがいい。 |
D.社会に出て、自分の意見をちゃんと述べなくてもいい。 |
6 . 見事な食べっぷりはどこか人を魅了するもののようだ。「海の掃除屋」と呼ばれ、水族館の人気者であるオオグソクムシ(大型海肚皮)の食欲はすさまじい。暗い深海の底でひっそりと暮らす、死んだクジラや魚が沈んでくると、これを食べる。
オオグソクムシは体長10センチ、重さ30グラムほどの等脚類の仲間だ。いったいどのくらい大食いなのか。一度に食べたのは、なんと体重の半分もの重さの餌だったそうだ。多くの生き物では数パーセントが限界というから、本格的な大食漢と言える。
満腹後には動きが鈍くなり、代謝が低くなることも分かった。いわば省エネモードに入り、長い断食に耐えられるらしい。計算上は、生きるのに必要なエネルギー約6年分を一回の食事で供給できる。
たくさん食べても、エネルギーを乱費しない堅実な省エネ生活とは、何ともすばらしい。深海では、豊富に餌があるわけではないので、餌に巡り合った時に食べられるだけ食べてしまうという適応なのではないかと考えている。これは餌の少ない深海ならではの知恵だろう。長崎大准教授の八木光晴さんは「面白いですね。考えさせられる生き様です」と言った。
身体の代謝に限らずに言えば、地球上で最も激しくエネルギーを使っている生き物は人類である。食事からトイレまで、その暮らしは電気などの大量消費に支えられている。「(ア)。巨人のようにエネルギーを使い、地球に負荷をかけています」と八木さんは指摘した。
電気料金の大幅値上げのニュースにため息をつき、節電を意識しながら考える。私たちがオオグソクムシから学べるものは何だろう。
1.文中に「すさまじい」とあるが、その意味は何か。A.少ない | B.すごい | C.よくない | D.あまりない |
A.一回の食事で6年分ぐらいのエネルギーを蓄えられる。 |
B.深海で豊富な餌をたくさん食べることができる。 |
C.暗い深海の底で暮らしている魚などを食べる。 |
D.一度に食べた餌は体の数パーセントが限界だ。 |
A.餌が深海での多くの生き物に食べられたから |
B.お腹がいっぱいになって、食べたくないから |
C.たくさん食べて、エネルギーを乱費したから |
D.代謝が低くなって、エネルギーが節約できるから |
A.人間は複雑です | B.人間は堅実です |
C.人間は異質です | D.人間は同様です |
A.私たちがオオグソクムシから節約意識を学ぶべきだ。 |
B.人間のすべての停らしは電気の大量消費に支えられる |
C.人間はエネルギーを使い、地球に負荷をかけてもいい。 |
D.地球上のエネルギーが豊富なので、節約しなくてもいい。 |
7 . 同じ耕地で年に二つの作物を交互に栽培することを二毛作と言い、日本では、夏に稲、冬に麦を作るのに適している。
冬の風物詩として行われる作業に「麦踏み」がある。麦踏みは、寒風の吹きすさぶ麦畑で、秋に発芽した麦の芽生えを人が足で踏みつける作業だ。冬の寒い時期に、霜で根が土から離れないようにし、さらに麦の芽の伸び過ぎ、凍結による土の盛り上がりを抑えて根の張りを良くするために、麦を踏む。
最近は寒さで一日中家に閉じこもったままになっている。そんなある日、友人に「一緒に小麦畑で麦踏みを体験しよう」と誘われた。せっかく出てきた小麦を踏んでしまうのは気が引けるが、小麦は踏まれることでより強く根を張るようになる。そう考えると、寒空の下、小麦の成長を願いながら地面を踏みつけたら、「自分も寒さを嫌がらずに頑張ろう」と意欲が湧いてきた。
同じように、私たち人間も麦のように、「(ア)」ものなのかもしれない。麦のように踏まれて育った人は、辛い時、苦しい時、あるいは挫折感、絶望感を味わったとしても、そこから這い上がっていこうとする「心の強さ」が育ってきているものだ。「心の強さ」が育ってきている人は、常に前向きだ。(イ)、どんな問題が起こってきても逃げないし、他人のせいにしないし、最後まで向き合っていくような気がする。
1.「麦踏み」の目的として、正しくないのはどれか。A.根の張りを良くするため |
B.土の盛り上がりをするため |
C.霜で根が土から出ないように |
D.麦の芽が伸び過ぎないように |
A.家で心の強さを鍛える |
B.家で麦踏みを練習する |
C.家のドアや窓などを閉じる |
D.ずっと家にいて、外へ出ない |
A.土から離れない | B.よく栽培される |
C.踏まれて強く育つ | D.踏まれて折っていく |
A.つまり | B.しかし | C.ところが | D.または |
A.寒さに敵わない時、家にいたほうがいい。 |
B.問題が起こったら、速く逃げたほうがいい。 |
C.麦踏みを通して、小麦の成長を願うべきだ。 |
D.どんな困難に会っても、前向きに生きるべきだ。 |
「はい、大丈夫ですよ。ゆっくり休んでください。」
A.出席させていただきませんか | B.出席させていただけませんか |
C.出席していただきませんか | D.出席していただけませんか |
9 . 近日,由安藤樱主演的穿越类生活喜剧《重启人生》在豆瓣网获得了高达9.4的评分,成为了近五年内评分最高的日本电视剧。如果可以,你愿意重启你的人生吗?如果生命可以从头再来,你会选择过怎样的人生呢?请你以「人生をやり直したら」为题写一篇短文。
写作要点:1.如果生命可以重来,你会选择回到哪个时间节点?
2.你想要重来的理由是什么?重来后,想要做什么?
3.简单谈谈你对人生的感想或看法。
写作要求:1.字数为300-350字;
2.格式正确,书写清楚;
3.使用「です・ます」体。
10 . 在本周的日语课上,老师组织了一次特别的课堂活动,每位同学都有机会展示自己最珍贵的一张照片。同学们积极参与,展示的照片内容有他们拍下的父母赠送的珍贵礼物、与朋友在一起的快乐回忆、竞赛获胜的美好瞬间、灵敏可爱的猫咪等。现在,轮到你登台了。请你以「みんなの見せたい最高の写真」为题,写一篇演讲稿,与大家分享照片中的难忘瞬间。
写作要点:
1.介绍你选取的照片的内容。
2.阐述你选取该照片的原因。
3总结全文。
写作要求:
1.字数为300-350字。
2.格式正确,书写清楚。
3.使用「です・ます」体。