1 . 私たち夫婦は明日、引っ越しの日を 1 (むか)える。
今度住む息子の家は 2 (広い) ないので、物はできるだけ減らすつもりで片付け始めたが、これが意外に難しかった。自分たちの着なくなった服や古い靴などはすぐに捨てられるのだが、押入れの奥の段ボール箱(纸盒纸箱)から次々に出てくる物はそうではない。「これは何だろう。」「それはあの時の。」などと思い出を語っているうちに時間 3 経ってしまう。そして捨てられなくなる。
例えば、小さな黄色い靴。これは息子が初めて履いた靴だ。息子の小さい頃を思い出して本当に 4 (懐)かしくなる。ついこの間まで子供だった息子が新しい家を 5 (建てる)て、一緒に住もう 6 言ってくれた。優しい子に育ってくれたと嬉しくなったり、時間が過ぎるのがあまりに早くて少し悲しくなった。
家族のアルバムや古い手紙などが出てきても、同じことになる。片付けは引っ越しの1週間前になっても 7 (終わる)なくて、物もほとんど減らせなかった。
でも、これではだめだということになり、私たちは 8 (考える)をまったく変えることにした。今度の家は狭いし、私たちにとっては 9 (大事)物でも息子たちにとってはそうではないだろう。それで、思い出の物は、アルバム以外は全部捨てることにした。私たちの思い出は段ボール箱ではなく、心の中 10 置けばいいのだ。
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2 . この間テレビのニュースを見ていたら、アナウンサーが、「最近の若者はみそ汁を飲まなくなっています」と言っていた。そして、何人かの若者にマイクを向けて、どうしてみそ汁を飲まないのかと聞いていた。「おいしくない」 1 返事はともかく、「ぐちゃぐちゃ(黏糊糊的)して気持ち悪い」とか「今の食事には合わない」とか、「ダサイ(老土的)」とか、いろいろと言ってくれるのではないか。また、新宿駅の近くにある居酒屋の経営者も「他のお客様と比べて、若いお客様に 2 ことがずっと少ないです」と言っていた。せっかく私たちが 3 を込めて毎日作っているみそ汁だ。あんなふうに 4 と、なんだか悲しくなってしまう。
みそ汁は、「日本人のふるさとの味」とか「おふくろの味」 5 と、強く言う 6 ではない。でも、 7 があって、何とも言えない温かくて深い味は、きっと白いごはんによく合うと信じている。どうか若い皆さん、 8 みそ汁を嫌わないでください。
一杯のみそ汁は、 9 大したものではないけれど、きっと私たちの乾いた心をやさしく包んで 10 ものだと思う。
1.A.といって | B.というと | C.という | D.といえば |
A.ご注文いただく | B.ご参考いただく |
C.ご協力いただく | D.ご勘定いただく |
A.豆腐 | B.自信 | C.勇気 | D.心 |
A.考えさせる | B.考える | C.言われる | D.言わせる |
A.さえ | B.など | C.だけ | D.しか |
A.はず | B.ところ | C.わけ | D.まま |
A.栄養 | B.興味 | C.温度 | D.感動 |
A.こんなに | B.そんなに | C.あんなに | D.どんなに |
A.決して | B.必ず | C.だんだん | D.ぜひ |
A.やる | B.あげる | C.もう | D.くれる |
3 . 「あのー、突然すみません。私、先日ここでスーツを買った者なんですが。実は今日これから入社試験があるのですが、財布を家に忘れてきてしまって。必ず、必ず今日中にお返しいたしますので、千円、貸していただけないでしょうか」と、無茶(离谱)なお願いをしていた。確かにここでスーツは買った。でもたった一度、それも一着だけ。確認せずに飛び込んだので、着ていたスーツがこのお店のものかどうか、今も思い出せない。無礼なのは分かったが、その時の私には、ただただ頭を下げる以外の仕方がなかったのである。
私の突然の申し出に、店員さんは一瞬驚きの表情を見せた。が、すぐに大きく頷いて、
「事情は分かりました。しかし、お店のお金をお貸しすることはできません。ですから、私個人がお貸しするということでよろしいでしょうか。」そう言って、店の奥から財布を取り出し、五千円札を差し出してくれた。
「千円でいいんです」と言う私に、
「多めに持っていた方が安心ですよ」と勧めてくれ、
「身分を証明するものはこれしかないので」
と学生証を置いて行こうとすると、
「就職試験ですから、学生証は持っていたほうがいいですよ」と。さらに続けて耳に入ってきたのは、
「私、お客様のこと覚えています。」
温かい魔法の言葉だった。「覚えています」という言葉が「信じています」という思いとなって、私の( ア )に染み込んで(渗入到事物内部)きた。たった一度だけ買い物をした客を本当に覚えているものなのだろうか。真相は分からない。けれども、目の前にいる私を信じてくれたこと、このことは確かなのであった。
1.文中に「無礼なのは」とあるが、どんなことが無礼なのか。A.入社試験のこと |
B.お金を貸してもらうこと |
C.財布を家に忘れてきてしまったこと |
D.たった一度、この店でスーツを一着だけ買ったこと |
A.財布を家に忘れてきたから |
B.この店でスーツを買ったから |
C.着ていたスーツがこのお店のものだから |
D.お金を貸してもらうことを申し出たから |
A.筆者が客のことを覚えている |
B.筆者が店員のことを覚えている |
C.店員が筆者のことを覚えている |
D.店員がすべての客たちのことを覚えている |
A.お客様のこと覚えています |
B.多めに持っていた方が安心ですよ |
C.私個人がお貸しするということでよろしいでしょうか |
D.就職試験ですから、学生証は持っていたほうがいいですよ |
A.耳 | B.目 | C.胸 | D.頭 |
その答えは「3 秒ルール」のように単純な話ではなく、地面の状態と付着する細菌の種類による。ドーソン氏も同じ考えで、「食べ物を落とした場所が病院だったら、おそらく食べたいとは思わないでしょう」と述べている。同様に、肉の肉汁がこぼれていた台所の床なら、サルモネラ菌が付着しては困ると思うだろう。
( ア )、ほとんどの場合、少しほこりが付いたクッキーを拾って食べても、正常な免疫系を持つ人が、床に存在する細菌のせいで健康を損なう可能性は低い。結局、最も重要な教訓は、床や物体の表面をきちんと掃除し、衛生状態を良好に保つべきだということだ。
それでも、時間を基準とする3秒ルールは存在し続ける可能性が高い。3秒ルールの価値はおそらく、微生物学的というより ( イ ) なものなのだろう。少なくとも、ルールがあれば、本来ならば好ましくない行動を、社会的に受け入れられる言い訳で帳消しにできる。床に落ちたクッキーを拾い、口に放り込む前に「3 秒ルール!」と叫ぶだけで、周りにいる全員が大笑いできるのだから。1.文中の「地面の状態と付着する細菌の種類による」はどういう意味か。
A.病院に落ちて3秒以内拾って食べるのは大丈夫だ |
B.家の普通の細菌で健康を損なわないから、食べても問題ない |
C.食べれるかどうかは場所や細菌の種類によって判断すべきだ |
D.鶏肉の肉汁がついた床に落ちた食べ物をすぐ拾ったら食べられる |
A.しかし | B.そこで | C.また | D.だから |
A.3秒ルールは社会的に受け入れられやすいから |
B.「3秒ルール!」と叫んだら誰にも笑われないから |
C.3秒以内で拾ったら微生物学から見て食べられるから |
D.3秒ルールは微生物学で説明するのが理解しやすいから |
A.哲学的 | B.心理学的 | C.政治学的 | D.経済学的 |
A.どこに落ちた食べ物を食べても不安全だ |
B.普段よく床などをきれいにして、良い衛生状態で保つことが大事だ |
C.3秒ルールがあるから地面に落ちた食べ物は食べても衛生に合う |
D.3秒ルールがあれば、好ましくない行動を微生物的に受け入れられる |
5 . 文化庁が去年実施の「国語に関する世論調査」の結果を発表しました。
その中で興味深かったのが「美しい日本語というものがあると思うか」という問いに、87.7%もの人が「あると思う」と答えたことです。そして「あると思う」人が「美しい日本語」と感じるのは、「思いやりのある言葉=62.5%」の次、「あいさつの言葉=47.4%」「控え目で謙遜な言葉=40.0%」などとなっていました。
「思いやりのある言葉」とはどんな言葉でしょう。私が思うに、言葉のひとつひとつが美しいというより、話し手が相手を尊重することで自然と出る丁寧な言葉使い、ということでしょう。上司と部下の会話でも、互いに相手をどう認識するかによって、言葉や会話の雰囲気が変わるものです。
相手への配慮や心遣いがあれば、特別な言葉を使わなくても「美しい日本語」と感じられるでしょう。それは「控えめで謙遜な言葉」にも通じるのだと思います。
「あいさつの言葉」については、私も反省することがあります。
私は毎週日曜の昼に放送している「スタイルプラス」で街歩きのところに出ていますが、出会った人に話しかける言葉が「こんにちは」「すみません」の連発であることに、録画を見て気づきました。
出会いの状況に応じて「突然恐れ入ります」や( ア )「いきなり失礼します」と話しかけるほうが、丁寧で気持ちも伝わるはずです。
考えてみれば「こんにちは」「すみません」は、おざなりで(敷衍)馴れ馴れしい感じです。ビジネスでも「今日はお世話になります」「先日はありがとうございました」とか「申し訳ございません」と、その状況に似合っているあいさつの言葉があると思います。
結局「美しい日本語」とは、難しい華やかな言葉ではなく「相手の状況や場面の配慮」が行き届いた最適選択の言葉である、と言えそうです。
1.「美しい日本語」として、一番多く感じるのはどれか。A.思いやりのある言葉 | B.興味深い言葉 |
C.控え目で謙遜な言葉 | D.あいさつの言葉 |
A.特別な言葉 | B.話し手を尊重する言葉 |
C.控えめで謙遜な言葉 | D.相手の状況などに気を遣う言葉 |
A.每週日曜日の昼に街に出ること |
B.出会いの状況に合う言葉を使うこと |
C.「突然恐れ入ります」は馴れ馴れしく感じること |
D.道で出会った人に「こんにちは」と話しかけなかったこと |
A.お大事に | B.おかげさまで |
C.お疲れ様でした | D.お仕事中おじゃまします |
A.雰囲気を変える華やかな言葉 | B.人への配慮の丁寧な言葉 |
C.人への思いやりのない言葉 | D.ひとつひとつ美しい言葉 |
6 . 日本では、本格的な和食を作るのは簡単ではないので、日本の女の子は小さい頃から料理を習うのであれば、和食の作り方を習うのが主流です。和食が上手な女の子と聞けば、男の子は心の中で親指(大拇指)を立てますし、配偶者も和食が上手な女の子を選ぶようになります。
では、和食の正しい順番とは何でしょうか?
最初に温かいスープを飲み、その後におかずを食べるのが一般的です。スープを食べる時のポイントは、まずスープを味わうことです。おかずとご飯を一緒に食べるということは、おかずを一口加えてご飯と一緒に口に運び、次の一口を挟むということです。一つの料理をまとめて食べるのではなく、順番に均等に食べていくことで、すべての料理を同時に食べられるようになります。
日本人の食事のマナーはとても厳しくて、たくさんのこだわり(讲究)があって、例えば茶碗を持ち上げるなどの方面ですが、日本人のほかのいくつかの「適当な」食べ方はほかの国の人を驚かせます。例えば、日本人はがつがつ(狼吞虎咽)食べることが許されています。寿司を食べる時、日本人は寿司を手で持って醬油に浸し、箸を使わずにそのまま口に入れます。また麺を食べる場合、スープを飲んだり音を立てて食べるのも麺を作る人への賞賛であり、麺のおいしさを間接的に表しています。
食事のマナーも大切ですが、形式にこだわりすぎてはいけません。緊張していると、かえっておいしいものが食べられなくなってしまいます。
1.文中に「親指を立てます」とあるが、誰に親指を立てるか。A.男の子 | B.配偶者 |
C.和食が上手な女の子 | D.小さい頃から料理を習う女の子 |
A.スープを評価する | B.スープを一気に飲んで切る |
C.スープの食材を食べる | D.スープを少し飲んでみる |
A.箸を使って寿司を口に入れる |
B.茶碗を持ち上げてご飯を食べる |
C.スープを飲み、その後におかずを食べる |
D.麺を食べる時、スープを飲んだり音を立てる |
A.一つの料理を順番に食べ切る |
B.一つの料理をまとめて食べる |
C.寿司を食べる時、手で寿司を持って口に入れる |
D.麺を食べる場合、スープを飲んだり音を立てないで食べる |
A.ほかの国の人を驚かせる |
B.厳しく守らなくてはいけない |
C.形式にこだわる必要がぜんぜんない |
D.大事ながらも形式にこだわりすぎる必要がない |
7 . 先週の日曜日、田中さんの家に遊びに行きました。そして、お昼に一緒にベトナム料理を作りました。田中さんは、昔ベトナムに住んでいたことがありますから、ベトナム料理を作ることができます。私は、ベトナム料理は好きですが、作ることはできませんから、田中さんに習いました(向…学习)。田中さんは「久しぶりに作りました(很久没做了)」と言いましたが、とても上手でした。おいしかったです。来週の31日は母の誕生日です。母は外国の料理が好きですから、今年はベトナム料理を作ります。また母は旅行が大好きですから、来年はいっしょにベトナムに(ア)に行きたいです。
注释:Vたことがある(曾经…)
「...」と言いました(说了…)
Vます+たい(想做……。看作一类形容词)
1.文中の(ア)に入れるものは何ですか。
A.旅行 | B.旅行して | C.旅行する | D.旅行した |
A.ベトナムを旅行しましたから |
B.ベトナムに住んでいましたから |
C.每日レストランで作りますから |
D.レストランで働きました(工作)から |
A.田中さんの母 | B.外国人 | C.わたし | D.田中さん |
A.ベトナムを旅行します |
B.田中さんの家に行きます |
C.家族にベトナム料理を作ります |
D.ベトナム料理のレストランに行きます |
A.田中さんは今日本にいます |
B.田中さんが「わたし」にベトナム料理を教えました |
C.母の誕生日にべトナム料理のレストランで食べます |
D.「わたし」は来年田中さんといっしょにべトナムを旅行します |
8 . わたしは每日電車で大学に行っています。きのうは電車の中で座って本を読んでいました。おもしろい本でした。少しして、隣の人が「どうぞ、座ってください」と言いました。前におばあさんが立っていました。隣の人が立って、おばあさんが座りました。おばあさんは「ありがとうごさいます」と言いました。わたしは本を読んでいましたから、おばあさんがいることがわかりませんでした。
ときどきほかの人(其他人)を見ることが大切(重要的)です。次は電車やバスの中でおじいさんやおばあさんに「どうぞ」と言いたいです。
注释:~てください。(请……)
1.隣の人はどんな人ですか。
A.親切 | B.静か | C.きれい | D.おもしろい |
A.隣の人が先に言いましたから |
B.座って本を読みたかったですから |
C.おばあさんを見ていませんでしたから |
D.知らない(不认识的)おばあさんてしたから |
A.ときどきほかの人を見ました |
B.席に座ってまじめに本を読んでいました |
C.おばあさんの前に立って本を読んでいました |
D.おばあさんに「ありがとうございます」と言いました |
A.ほかの人と話します |
B.立って本を読みます |
C.おじいさんたちに「どうぞ」と言います |
D.おばあさんに「ありがとうございます」と言います |
A.隣の人は本を読むのが好きではありません |
B.「わたし」はいつも電車の中で本を読みます |
C.おじいさんはわたしに「ありがとうございます」と言いました |
D.おばあさんは隣の人に「ありがとうございます」と言いました |
お元気ですか。先週の木曜日にわたしは友達といっしょに故郷に帰りました。東京から新幹線で帰りました。3時間半かかりました。
うちは海の近くにあります。友達は海が好きですから(因为)、いっしょに海へ泳ぎに行きました。釣りもしました。ここの魚はおいしいです。真夏でしたが、あまり(ア)でした。そして、弟と花火を見ました。とても楽しかったです。(イ)、人が多かったです。
いつ会社が休みますか。メールをください。今度友達といっしょに来ませんか。
7月20日(土)
里奈
1.文中の(ア)のところに入れるものは何ですか。A.暑かった | B.暑くない | C.暑くなかった | D.暑くありません |
A.じゃ | B.でも | C.から | D.それでは |
A.教師 | B.医者 | C.会社員 | D.留学生 |
A.王さんが友達にメールを書きます |
B.里奈さんが友達にメールを書きます |
C.里奈さんが王さんにメールを書きます |
D.王さんが里奈さんにメールを書きます |
A.里奈さんは7月12日に帰りました |
B.花火の時、人がたくさんいました |
C.里奈さんは家族と花火を見ました |
D.故郷に帰るのは3時間半かかりました |
10 . 中国は、秋にお祭りがたくさんあります。わたしたちの町では、毎年10月ににぎやかな①お祭りがあります。このお祭りでは、町の人はみんなでたくさんのことをします。たくさんの国の食べ物を作って食べます。みんなで大きなテレビで映画を見ることもできます。町の人と会って話します。とてもおもしろいです。
私たち3年3組は、「町の歴史」の発表をしました。自分たちで図書館に行って町のことを調べました。町の人にも昔のことを聞きました。②それを大きな紙に書いて張りました。毎日、夜まで、周先生と学校で練習しました。発表の時、学校の教室にいる人がとても多かったです。私たちもとても緊張しました。わたしはこんなお祭りがとても好きです。
1.文中の①お祭りはいつですか。A.今年の10月 | B.毎年の10月 | C.去年の秋 | D.去年の10月 |
A.図書館に行きます。 | B.映画館で映画を見ます。 |
C.みんなで食べ物を作ります。 | D.町の人と話すことができません。 |
A.町のお祭り | B.外国の食べ物の作り方 |
C.町の歴史 | D.お祭りの時間 |
A.映画を見ること | B.食べるを作ること |
C.昔のこと | D.周先生と練習すること |
A.このお祭りでは学校の人みんなでいろいろなことをします。 |
B.「私」の町のお祭りではいろいろな国の食べ物を作って食べます。 |
C.1年3組は先生に昔のことを聞きました。 |
D.町の図書館で発表の練習をしました。 |