1 . 鳥たちは、渡りの前にはたくさんのエネルギーを、脂肪の形で体に蓄えます。飛行中にすべての食料を用意しなくても大丈夫なように、いわば、①お弁当を持っていくのですね。脂肪は、重さの割により多くのエネルギーを抽出することのできる、非常に効率のよいエネルギー源です。体につけた脂肪というお弁当をたくさん持っていればいるほど、長い距離を飛ぶことができますし、悪天候や食料不足が続いても生き残ることができます。渡りの前になると、鳥たちはひたすら(一个劲儿地) 食べて脂肪を蓄えます。普段とは比べ物にならないスピードで過食をします。ヨーロッパからアフリカへ旅立つムシクイ(柳莺)は、体重が普段はたった16グラムしかないのに、渡りの直前になると休みなく食べて30グラムにまでなります。実験室で、餌が無制限に手に入る状態にして飼っておくと、これよりもっと太るということです。身につけた脂肪でどのくらいの距離を飛んでいくことができるかは、鳥の体の大きさになります。ムシクイのような小さな鳥の場合、1グラムの脂肪でおよそ200キロメートルの飛行ができます。しかし、体の大きな鳥になるほど、グラム当たりの飛行距離は短くなり、より多くの脂肪を蓄える必要があります。
1.文中の「①お弁当」は何を指すか。A.飛行中の食料準備 | B.緊急時の食料 |
C.鳥の体内の脂肪 | D.渡りの後の過食 |
A.重さが重いこと、効率がよいこと、過食を防ぐこと |
B.重さが重いこと、エネルギーを消耗すること、短距離飛行をコントロールすること |
C.効率がよいこと、過食を防ぐこと、短距離飛行をコントロールすること |
D.エネルギーを提供すること、効率がよいこと、長距離飛行を支えること |
A.ほかの仲間より長生きするため | B.厳しい気候を予測するため |
C.長距離飛行を避けるため | D.脂肪をたくさん蓄えるため |
A.アフリカからヨーロッパまで飛んでいく |
B.どんな場合でも、体重は30グラムを超えない |
C.渡りの直前のムシクイの体重は普段の約2倍になる |
D.体重16 グラムのムシクイは3200キロメートル飛べる |
A.体がムシクイより大きい鳥は200キロメートル飛ぶには、1グラム以上の脂肪がかかる |
B.体の大きな鳥は渡りの前に過食する必要がない |
C.鳥たちは渡りの前にエネルギーを水や蛋白質の形で体に蓄える |
D.鳥が蓄えた脂肪でどこまで飛べるかは、その鳥の食欲による |
2 . そのころ、日本で一番強い人は将軍でした。一休さんがとても頭がいい子どもだと聞いて、将軍は一休さんと会いたいと思いました。
ある日、将軍は安国寺の和尚さんに言いました。「 ① 。私の家に連れて来なさい」和尚さんと一休さんは将軍の家に行きました。将軍の家はとても立派でした。部屋にはきれいな絵がたくさんありました。「一休、おまえは頭がいいから、何でもできるだろう。この絵を見なさい」と、将軍は言いました。それは虎の絵でした。「この虎は人を食べるから、とても危ないのだ。一休、この虎を縄で捕まえてください」この虎は絵の虎ですから、捕まえることができません。一休さんは、どうするでしょう。
和尚さんは心配しました。しかし、一休さんは笑っていました。そして、「 ② 。私が縄で捕まえます」と言って、縄を持って虎の絵の前に立ちました。「将軍さま、私が縄で捕まえますから、早く虎を絵から出してください」。「うーむ」将軍は何も言うことができませんでした。
1.「 ① 。私の家に連れて来なさい」 ① に最も正しいのを選んでください。A.私は和尚さんに会いたい | B.私は一休に会いたい |
C.私は和尚さんを見たい | D.私は一休を見たい |
A.本物です | B.偽物です | C.分からないです | D.以上都不正确 |
A.分かりました | B.分かりません |
C.何? | D.知りました |
A.一休さんが虎を捕まえましたから | B.一休さんが笑ったから |
C.将軍が一休さんに感心したから | D.将軍が虎を捕まえましたから |
A.一休さんの頭がいい |
B.虎は捕まえることができませんでした |
C.文章のタイトル(题目)を「将軍と虎」にするのが一番いい |
D.将軍の家に絵が少ししかありません |
注釈:我慢:忍受,忍耐。
1.純子さんは今どんなところに住んでいるか。
A.駅にとおくないところ | B.スーパーがないところ |
C.バスは少ししかないところ | D.家賃は高いところ |
A.それに | B.しかし | C.それでは | D.だから |
A.今のアパートは家賃が高いから | B.今のアパートは駅にとおいから |
C.毎晩よく勉強できないから | D.毎晩遅くまで頭が痛いから |
A.すぐ引っ越すこと | B.もう一度大家さんに話すこと |
C.今のところに長く住むこと | D.我慢して、お金があったら引っ越すこと |
A.純子さんの隣に男の学生が引っ越してきた |
B.ある大学生が隣に引っ越してきたから、純子さんはとてもうれしい |
C.純子さんの隣に音楽を習っている大学生が引っ越してきた |
D.純子さんは毎晩音楽の勉強をする |
4 . 福岡市博物館にはあるお宝があります。一つの小さな金印でナ。日本の教科書に必ず登場するたいへんポピュラー1な国宝だそうです。
金印ですから、もちろん金でできています。大きさというと、一辺は2、3センチしかなく、重さは108グラムです。どうですか。思っていたよりずっと小さいでしょう。では、こんなに小さな金の塊2がどうして日本の国宝になったのでしょうか。不思議ですね。その秘密は金印の底に彫刻された文字にあります。全部で五つの文字があります。「漠委奴国王」です。読み方は「かんのわのなのこくおう」だそうです。そうです。中国の教科書でも習ったことがあり、今から約二千年前、漢の光武帝が委奴国王に授けた3ものです。二千年にわたり中日交流のシンボル4です。
実はこの金印についてまだ分からないことがあります。例えば、いつどこで誰によって発見されたとか、いくつかの説がありますが、まだ意見が統一されていないようです。それから歴史書を読んでみると、そこにはもう一つの金印が日本に渡っていると書かれていますが、一体どこにあるのかまだ誰も分かりません。その金印はどんな形をしているのか、どんな文字が彫刻されているのかなど、想像するだけでわくわくしますよね。
今度福岡に行く機会があったら、ぜひこの金印を見に行ってみてくだきい。そうだ。この金印のレプリカ5はお土産としても買えますよ。 ちょっと買いたくなりますね。
注:1.受欢迎的 2.块 3.授予 4.象征 5.模型、伪造品
1.金印の特徴に合わないものはどれですか。A.とても小さい | B.とても軽い |
C.たくさんの文字が彫刻されている | D.中国の皇帝が日本の国王に与えたもの |
A.いつ発見されたのか | B.誰によって発見されたのか |
C.どこで発見されたのか | D.誰が誰にあげたものか |
A.とても古いものです。 | B.金でできているものです。 |
C.中日交流のシンボルです。 | D.教科書に登場しています。 |
A.まだ発見されていない | B.重さは108グラムである |
C.福岡市博物館にはある | D.金印の底に「漠委奴国王」という五つの文字が彫刻された |
A.金印が小さいですが、意義が大きいです。 |
B.金印のレプリカはお土産として買えます。 |
C.福岡博物館に行けば金印の複製品を見ることができます。 |
D.金印は日本の国宝でも中国の国宝でもあります。 |
5 . 山田さんは会社員です。山田さんの家は千葉県にあります。会社は渋谷にあります。タクシーは高いです。あまり乗りません。家の近くに地下鉄もありません。山田さんの家から会社まで電車で1時間半ぐらいかかります。電車にはいつも人がたくさんいます。朝はとても忙しいです。家で朝ご飯を食べることができません。よく会社の隣の喫茶店で朝ご飯を食べます。山田さんはコ一ヒ一が好きです。毎日朝ご飯の時、コ一ヒ一を飲みます。昼ご飯は会社の食堂で食べます。山田さんは肉が好きではありません。よく野菜や卵などを食べます。
会社は朝9時から午後5時まです。でも、ときどき夜9時ごろまで残業します。土曜日は会社に行きません。山田さんはデレビがとても好きです。休みの日によく家でテレビを見ます。ときどき友達とサッカ一やテニスなどをします。
(*①会社員:公司职员 ②電車:电气列车 ③喫茶店:咖啡馆 ④卵:鸡蛋 ⑥残業する:加班)
1.山田さんは何で会社に行きますか。( )A.タクシー | B.地下鉄 | C.電車 | D.自転車 |
A.一時半間 | B.一時間半 | C.一時間 | D.半時間 |
A.家 | B.電車 | C.会社 | D.喫茶店 |
A.肉 | B.肉やコーヒー | C.野菜や卵 | D.野菜と卵 |
A.テレビを見ます | B.テニスをします | C.サッカーをします | D.残業します |
6 . わたしは先週の日曜日、文房具屋へ行きました。その文房具屋にはいろいろな文房具があります。安いのも高いのもあります。大きいノ一トは1冊300円です。小さいのは150円です。わたしは大きいのを5冊と小さいのを3冊買いました。文房具屋の隣に靴屋があります。その靴屋に靴がたくさんあります。わたしはそこで運動靴を一足買いました。2, 500円でした。
(*いろいろ:各种各样,形形色色 )
1.「わたし」は今度の日曜日、どこへ行きますか。( )A.文房具 | B.文房具屋 | C.学校 | D.運動 |
A.2400円 | B.1200円 | C.1950円 | D.1650円 |
A.文房具屋の中 | B.文房具屋の後ろ | C.文房具の隣 | D.文房具屋の隣 |
A.ノートと靴 | B.ノート | C.靴 | D.文房具 |
A.高いです | B.安いです | C.多いです | D.少ないです |
7 . 私は林です。今年の4月に日本へ来ました。今は桜中学校の生徒です。学校にはいろいろな国の生徒がいます。全部で170人ぐらいいます。中国人の生徒は25人です。
わたしのアパートは静岡県にあります。富士山の近くにあります。ここから東京まで160キロぐらいあります。部屋は206号室です。小野さんと住んでいます。部屋の東側に窓があります。窓の隣に机があります。机の上に本や電気スタンドなどがあります。部屋はあまり大きくないです。でも、明るいです。
(*いろいろ:各种各样,形形色色 キロ:公里 電気スタント:台灯)
1.林さんはいつ日本へ来ましたか。( )A.今年の4月です。 | B.去年の4月です。 | C.おととしの四月です。 | D.来年の四月です。 |
A.170人ぐらいいます。 | B.160人ぐらいいます。 | C.206人います。 | D.25人います。 |
A.富士山から遠いです。 | B.静岡県にあります。 |
C.206号室にあります。 | D.東京から170キ口ぐらいあります。 |
A.机の上に本や電気スタンドがあります。 | B.机の上に本棚があります。 |
C.机の上にテレビがあります。 | D.窓があります。 |
A.大きいです。 | B.小さくないです。 | C.明るいです。 | D.暗いです。 |
8 . 張先生は明光中学の日本語の先生です。毎日6時に起きます。朝ご飯はいつも家で食べます。7時に自転車で学校へ行きます。明光中学はあまり大きくありません。でも、有名な学校です。学校には食堂や図書館があります。授業の日に張先生はいつも学校で昼ご飯を食べます。昼ご飯は12時に始まります。
張先生は木曜日に授業がありません。ときどき図書館へ行きます。張先生はテニスも卓球も好きです。週に5回ぐらいします。ときどきわたしたちとします。
1.張先生はいつも何時に学校へ行きますか。A.6時 | B.7時 | C.12時 | D.13時 |
A.大きいです。 | B.とても小さいです。 | C.有名です。 | D.とても狭いです。 |
A.学校の食堂 | B.外の食堂 | C.家 | D.食べません |
A.公園 | B.教室 | C.学校 | D.図書館 |
A.日本語の勉強 | B.テニスとサッカ一 | C.テニスと卓球 | D.授業 |
9 . 夏休みに私はある町を旅行した。そこは私が学生時代に大好きだった作家が生まれ、活躍した町である。いつかはそこをこの目で見てみたいと思っていたのが、やっと実現したのだった。
もう彼が亡くなった何十年も経っているため、様子はすっかり変わってしまったはずである。それでも彼の小説の舞台となった。緑の美しい町を歩くのは楽しかった。だが、私が社会人になってからは、彼の書いたものをほとんど読まなくなったせいか、それ以上の感激はなく、正直に言うと、少し不満足な気持ちだった。
(ア)、ある記念館に入った時のことである。そこでは、彼の書いた原稿や手紙の展示をしていた。それを見ているえちに、昔読んだ小説や時の内容が思い出されてきた。特に、彼の妹が亡くなった時に書かれた時の原稿を読んだ時には、彼の悲しみが痛いほど身近に感じられたのである。手書きの文字というのは、時間がどんなに流れていても、その人がどんな人だったのか、その人が何を感じていたかを強く表していることに気が付いた。
字の下手な私は、できるだけパソコンを使っていた。だが、それ以来、時には下手でも心を込めて字を書くことで、何かが伝わるのではないかと思い始めている。
1.筆者はある町を歩いて、最初はどのような気持ちになったのか。A.町に緑が多くてきれいなので、楽しく、満足していた。 |
B.作家の書いた小説を次々に思い出して、満足していた。 |
C.作家の小説を読んでから時間が経ち、思ったほど感動しなかった。 |
D.今は作家のいたころの町と大きく変わっていなくて、少し不満だった。 |
A.例えば | B.それで | C.それでは | D.ところが |
A.作家の書いた時の本や小説の本 |
B.作家自身が書いた小説の原稿や手紙 |
C.いろいろな人がこの作家について書いた原稿や手紙 |
D.作家の妹が書いた詩 |
A.大好きな作家が亡くなった時から | B.彼の手書きの原稿を見た時から |
C.作家の生まれた町に着いた時から | D.パソコンで字を書いていた時から |
A.手書きの文字から伝わるもの | B.字をきれいに書くことの大切さ |
C.好きな作家の文章のすばらしさ | D.好きな作家のいた町へ旅行する意味 |
10 . 渡辺恵美さんという友達がいます。10年くらい前に、会社であった友達です。彼女はいつも明るくて、自由です。部長にレポートを出しなさいと言われても、恵美さんはすぐ出しません。風邪をひくと、すぐに仕事を休みます。悪い社員みたいですね。会社で恵美さんを見ていると、びっくりすることがよくあります。夏の暑い日、社長がちょっと臭かった時、「臭いですよ。」と言ってしまったことがあります。その時、私もほかの人も、社長もびっくりして、何も言えませんでした。それでも、会社の人も、お客さんも、みんな恵美さんが大好きです。それはどうしてでしょうか。それは、たぶん、恵美さんが自分にとても正直で、自分をとても大切にしているからだと思います。自分に正直な恵美さんは、ほかの人にもうそを言いません。自分を大切にする恵美さんは、ほかの人も大切にします。(ア)、みんなが恵美さんが好きなんだと思います。
私もその一人です。
私は今、会社をやめてほかの会社で働いているので、今は仕事でびっくりすることがあまりありません。つまらないですね。
1.恵美さんと私の関係は次のどれか。A.会社のお客です。 | B.大学の友達です。 |
C.今の会社の友だちです。 | D.前の会社の友だちです。 |
A.美さんが私に | B.社長が恵美さんに |
C.恵美さんが社長に | D.社長が志炙さんに |
A.社長もみんなびっくりしたこと | B.みんな恵美さんが大好きなこと |
C.社長がちよっとくさかったこと | D.恵美さんが自分にも正直なこと |
A.ですから | B.それに | C.しかし | D.つぎに |
A.みんな恵美さんのことが好きだからです。 |
B.恵美さんが私のことを好きになったからです。 |
C.恵美さんは、自分のこともみんなのことも大切にするからです。 |
D.恵美さんは、私をびっくりさせるために、面白いことを言うからです。 |