1.女の人は以前水泳の基礎を習ったことがありますか。
A.いいえ、習ったことはない |
B.はい、子どもの時習ったことがある |
C.はい、中学の時習ったことがある |
A.友だちを作りたいから | B.長い距離を泳ぎたいから | C.体力をつけたいから |
A.土曜日の夜 | B.日曜日の夜 | C.平日の夜 |
2 . どの国にもその国独自の食文化がある。料理や食事のマナーだけでなく、食事に対する考え方、食を通じたコミュニケーションなど、その文化を作り上げている要素は幅広い。
イタリア地方都市で、1986 年に食文化を見直そうという運動が始まった。そして 89 年には「スローフード(慢餐)協会」という団体が設立された。10 年あまりで世界 38 か国、132 都市に協会を持つまでに広がった。異なる食文化を持つ国々に、一つの運動がなぜこれほど広がっていったのか、そこには世界規模の何か共通した食文化についての危機感があったのだろう。
流通システム(物流系统)が発達し、コンビニをはじめ、ファーストフード店(快餐店)やファミリーレストラン(家庭餐厅)などのチェーン店(连锁店)が増えるため、同じ食べ物がどこでも簡単に食べられるようになった。それは食事を作るのが面倒な人や仕事で忙しい人にとっては便利だ。(ア)、食べ物が規格どおりに大量生産される一方で、各地域の伝統的な食はだんだんなくなり、食の多様性が失われている。
(中略)
スローフード運動の三つ方針
1.消えている伝統的料理及び質の高い食品を守る。
2.質の高い素材を提供してくれる小生産者を守る。
3.子どもたちを含めた消費者全体に味の教育を進める。
この方針が示すように、ゆっくり食事をすることが目的ではなく、ゆっくり食事を取ることで、食べ物に目を向け、その食べ物を通して、自分たちの住む地域、国の食文化を見直していこうということだ。
1.文化を作り上げる要素は以下のどれか。A.食文化の協会 | B.食を通じた交流 |
C.食文化の見直し運動 | D.スローフード運動の方針 |
A.流通システムが発達していること |
B.同じ食べものがどこでも食べられること |
C.食事を作るのが面倒だと感じていること |
D.コンビニやファーストフードが増えること |
A.また | B.だから | C.しかし | D.それから |
A.古い寿司の作り方を若者に伝える。 |
B.コンビニでインスタントラーメンを食べる。 |
C.子供をアメリカの大都市へ連れて、西洋の食べ物を食べさせる。 |
D.ファーストフード店でハンバーガーを買って会社へ持ち帰って食べる。 |
A.スローフード運動の目的 |
B.流通システム発達の良し悪し |
C.スローフード協会の活動 |
D.ファーストフードの欠点 |
A.東京 | B.京都 | C.札幌 | D.福岡 |
1.二人は明日どこへ行きますか。
A.博物館 | B.映画館 | C.美術館 |
A.近くの喫茶店 | B.博物館の正門 | C.地下鉄の出口 |
A.参りましたら | B.おりましたら | C.ございましたら | D.いらっしゃったら |
6 . ①「静かだなあ」とふと思った。日曜日の昼下がり(午后)、家族は皆出かけて、家にいるのはわたしだけである。寛いで(愉悦地)一人お茶を飲んでいた。
窓を開けると爽やかな南風が入ってきた。その風が運んできたのか、微かにゴーッという鈍い、鉄橋を渡る電車の音が( ② )きた。そうだ。家の近くを流れる川を数キロ下れば、いつも通勤に使っている電車の鉄橋があったのだ。あんな遠くの音がここまで届くのかと、少し③驚いた。
耳を澄ませば(侧耳倾听)、いるいるな音が耳に入ってくる。鳥のさえずる(婉转的鸣叫)声、近所の飼い犬が吠える声、隣のうちの子どもたちが遊ぶ声も( ② )きた。どの音も耳を澄ませばやっと( ② )くる程度だから、騒音ではない。いつもならそんな音がしているなど気がつかない。それは、今、静かだから普段届かない音が( ② )くるのだ。矛盾しているようだが、確かに、それらの小さな音が( ② )くるほど静かだということだ。もしかしたら、何も音がしない無音の世界に身を置いたら、静かだとは思わないのかもしれない。不気味(令人毛骨悚然)な感じさえ(甚至)しそうだ。少なくとも心地よさ(心情愉快)そうではない。静かとはそういうことなのかと、何か新しい発見でもしたかのように、自分一人で納得した。静かで穏やかな心地よい午後のひととき、もう少しの間、④のんびりと……
1.下線部①『「静かだなあ」とふと思った』時の筆者はどんな気持だったか。
A.残念 | B.安らか | C.つまらない | D.寂しい |
A.聞いて | B.聞けて | C.聞かれて | D.聞こえて |
A.通勤に使っている電車がこんなに家の近くを走っているとは思わなかったから |
B.電車の鉄橋があるのはとても遠い所で、そんなに遠くからも音が届いたから |
C.静かに過ごしていた時に、電車が鉄橋を渡る大きな音が耳に入ってきたから |
D.微かに届いたゴーッという鈍い音が電車の鉄橋を渡る音だ知ったから |
A.お茶でも飲んでいよう。 |
B.何かを発見しに行こう。 |
C.鉄橋まででかけよう。 |
D.無音の世界に身を置こう |
A.遠くの鉄橋を走る電車の音などがそこまで届くのでは静かであるとは言えない。 |
B.小さな音や声がやっと耳に入ってくるくらいが静かだと感じられて心地よい。 |
C.無音の世界に身を置くことがどんなに心地良いことかを発見してうれしい。 |
D.日曜日の午後に自分以外の誰もいない家は静かすぎて我慢できない。 |
7 . 人工物は人間がある意図のもとにつくり出されたものであるのにも関わらず、その社会に与える影響は設計者の予想を越える場合があり、人工物が人間社会の舵とりを行う(注 1)現象が起きている。たとえばコンピューターは 「計算機」という日本語が示すように、当初は計算を行う機器として製作されてきたが、現在ではデ一タベ一ス(注 2) やコミュニケ一ションなど、さまざまな用途に用いられ、生活環境を大きく変えてきている。
このように現代における人工物の大きな影響力を考慮する時、設計者はこれまで以上に人工物のもつ社会的意味を頭に入れ、積極的に設計者の意図を人工物にもたせていくことが必要だと思われる。 これからの科学技術、そしてモノ作りにとって何より必要なのは、いったい、これからわたしたち一人一人がどんな生活を送り、どのような社会を作り上げたいのかというビジョン(世界観·価値観)であり、設計者は常にこのビジョンがどのようなものであるか考え、人工物にその価値観をもたせることが必要だと思われる。
しかし、設計する人々は、一方では、自分の考えとは別に社会の欲する製品を設計することが要求される。マ一ケットニ一ズのない製品は売れないからである。こうした場合に設計者が自分の価値観をマ一ケットニ一ズとうまく調和させる(注 3)ために、設計者の価値観が購買者(注 4) の価値観とのなんらかの共通性をもつ必要がある。( ア )設計者は社会の状勢(注 5) をよく理解し、将来の社会についての予測をたて、人々の価値観を調査したうえで、設計者としてのビジョンをもつことが求められるだろう。
(注 1)舵とりを行う:進む方向を決める(注 2)デ一タベ一ス:ある目的に合わせて集めた大量の情報
(注 3)調和させる:合わせる
(注 4)購買者:ここでは、消費者
(注 5)状勢:状況
1.現在、コンピューターの使用領域は何か。
A.計算を行う | B.データベースをする |
C.コミュニケーションをする | D.以上の三つを含む色々な方面 |
A.人工物が設計者の意図に反した使われ方をされている |
B.人工物が人間を補助することで社会が成り立っている |
C.人工物が設計者の予想以上に社会に影響を与えている |
D.人工物の製作に社会は大きな影響を与えている |
A.一つの人工物にさまざまな用途をもたせること |
B.現代の最も進んだ科学技術を取り入れるこ |
C.将来の生活や社会に望むことを人工物に反映させること |
D.人々の価値観を変えるような人工物を考えること |
A.そのために | B.そこで | C.しかし | D.それなら |
A.自身の価値観を捨てて、消費者に共通する価値観を優先する |
B.社会の状況を調べて、自身の価値観が正しいことを確認する |
C.マ一ケットニ一ズの変化を考慮しながらも、自身の価値観を優先させる |
D.消費者のニ一ズを調べて、消費者と自身の価値観に共通性をもたせる |
8 . 地震、台風、ゲリラ豪雨(驟雨)。日本では毎年のように大規模な自然災害が起きています。身の危険を感じたら、迷わず、すぐに避難所へ向かうべきですが、家を出る際にぜひ忘れずにしてほしいことがあります。それは、ブレ一カ一(总开关)を落とすという作業です。
例えば、寒い冬のある日。電気スト一ブで温められた部屋の中で、誰かが昼寝をしています。隣の部屋では、外の誰かが洗濯物にアイロンを掛けています。(ア)へ突然の大地震。そして、停電。当然電気スト一ブもアイロンも消えます。二人は慌てて避難所へ逃げました。またいつ余震がやってくるか分からない不安の中、そのままそこで長時間過ごすことになるかもしれません。「その間」に、電力会社の努力を実って、もし電気が復旧したらどうなるでしょう? 電気スト一ブやアイロンが作動し始めます。もしかしたら、地震の揺れで棚から落ちた新聞紙や、散乱した衣類等の可燃物がその上を覆っているかもしれません。それらが加熱されていくと、いつか、火がつきます。その火は、無人の家の中で誰にも気付かないうちに、あっという間に燃え広がってしまうことでしょう。
こうした原因で起こる火災を「通電火災」と言います。1995年の阪神淡路大震災では 157件の建物火災は発生していますが、火災の原因が判明した55 件の中には、33件の通電火災が含まれていました。また2011年の東日本大震災でも、多くの通電火災が発生したと考えられています。日本ではそう遠くない将来、首都直下型の巨大地震が起こる可能性が指摘されていますが、その際、大規模な通電火災が起きるのではないかと専門家は指摘しています。東京周辺には古くからの木造の住宅密集地は今もたくさんありますが、そうした地域で火災に巻き込まれたら大惨事となります。恐ろしいことです。
通電火災を防ぐためにできる対策はただ一つ。避難前に必ずブレ一カ一を落とす、その一手間をかけることです。日頃から心がけておきましょう。
1.(ア) に入れる言葉はどれか。A.それ | B.そこ | C.あそこ | D.ここ |
A.大地震の間 | B.余震の間 | C.逃げる間 | D.避難所にいる間 |
A.東京では木造住宅の密集地で通電火災による大きな被害が出たことがある |
B.過去の震災で起きた火災のうち、通電火災が原因の火災は半数以上を占める |
C.阪神淡路大地震では30件以上の通電火災が発生した |
D.東日本大震災で起きた最も大きい火災は、通電火災によるものだった |
A.地震が起こること |
B.木造の住宅密集地が火災に遭うこと |
C.通電火災が発生することが多いこと |
D.衣類や新聞紙が燃えること |
A.可燃物のそばで、熱を発生する家電製品を使うべきではない |
B.防犯のため、災害時でも家を無人にするべきではない |
C.大地震が起きたら、ブレ一カ一を落としてから避難すべきだ |
D.住宅密集地は火災になると危険なので、住まないほうがいい |
記者「田中監督、優勝おめでとうございます。田中監督ご自身の今の気持ちを( )。」監督「はい、優勝できて本当にうれしいです。」
A.お聞きいただけませんか | B.お聞かせお願えますか |
C.お話になるでしょうか | D.お話し申し上げましょうか |
A.驚いてやろう | B.驚いてもらう |
C.驚かせてやろう | D.驚かせてもらおう |