1 . 免疫力というのは、体を病気から守る力のことです。免疫力が弱くなると、病気にかかりやすくなります。この免疫力を強くするためには、どのようにすればいいのでしょうか。まず、食事が大切です。毎日食べるものは、私たちの体の基礎を作っています。近年、しいたけ、えのきたけ、まいたけなどの「きのこ」(蘑菇、食用菌类)は、免疫力を強くする成分が多く含まれていることで、注目されています。また、腸の環境を整える役割をするヨーグルト(酸奶)や納豆、食物繊維の多いこんにゃくなどの食品を取ることも必要です。
ストレス(精神疲劳)は免疫力を低下させると言われています。悲しいことや辛いことがあると、病気に対する抵抗力が弱くなりようです。___、「笑い」は免疫力をアップ(上升、提高)します。1 日に数回は、大きな声で笑うようにしましょう。
1.「注目されています」とあるが、注目されているものとして文章の中に出ないものはどれか。A.しいたけ | B.たまねぎ | C.えのきたけ | D.まいたけ |
A.実は | B.つまり | C.反対に | D.というのは |
A.免疫力が強くなると、病気になりやすくなる。 |
B.悲しいことがあると、免疫力が高くなる。 |
C.きのこやヨーグルトを食べると免疫力が弱くなる。 |
D.よく笑うと、免疫力が強くなる。 |
A.さまざまな食べ物を 1 度に食べた時 |
B.ヨーグルトを食べた時 |
C.悲しいことがあった時 |
D.大きな声で笑った時 |
A.病気に抵抗する力 |
B.悲しみや辛いことから生まれる苦しみ |
C.免疫力を下げる食べ物 |
D.笑いで免疫力を上げる力 |
2 . 日本では少し前までアイスクリーム(冰淇淋)は夏の食べ物でした。夏は暑いから、冷たいものを食べました。寒いときには暖かいものを食べたのです。ですから、それを冬(ア) と思った人はホテルや喫茶店などへ行かなければなりませんでした。自分のうちの近くのスーパーにはありませんでした。
(イ)今では違います。私たちは雪が降っているときでも、食べることができます。部屋の中は冬でも暖かいから、ときとき冷たいものも食べたくなります。それでスーパーへ行って買ってきます。今ではホテルや喫茶店へ行かなくてもいいのです。私は今、食べたいと思った時に、いつでもアイスクリームを買うことができるのです。しかし、一年中あるものは(ウ)、塩や醤油と同じです。子供の時は、夏に食べると、次の夏までは食べられませんでした。20年ぐらい前まではそうだったのです(①)。子供たちはアイスクリームが食べられる季節になるのも長い間待っていました。たぶん、待っていたことがよかったのでしょう。いつでも食べられるものより、それ(②)はおいしいのです。
1.(ア)に入れるのに最も適当なものを選びなさい。A.食べない | B.食べられない | C.食べよう | D.食べる |
A.また | B.しかし | C.したがって | D.だから |
A.珍しくありません |
B.アイスクリームだけではありません |
C.買いません |
D.値段が高くありません |
A.長い間待っていたのです | B.食べたいと思ったのです |
C.珍しくなかったのです | D.大人しか食べられなかったのです |
A.ホテルの高いアイスクリーム |
B.長い間待っていたアイスクリーム |
C.冬食べたアイスクリーム |
D.塩や醤油 |
3 . 孫さん:
先日はお手紙ありがとうございました。こちらこそごぶさたしております。卒業記念発表会のご案内状もありがとうございました。ホームステイで私の家にいらっしゃった時は、まだ来日なさったばかりでしたのに、もう 2 年にもなるのですね。本当に速いものです。
①___時はほとんど日本語が話せなかったので心配でしたが、発表会では大勢の人の前で日本語で話されるのですね。本当に驚きました。発表会へは、家族そろって、伺うつもりです。孫さんの発表をお聞きするのが、今からとても楽しみです。
②___、③その後は何かご予定がありますか。よろしければ一緒にお食事でもいかがでしょうか。ご都合をお聞かせください。
では、発表会当日を楽しみにしております。
3 月 10 日佐々木
1.①___には何を入れますか。A.この | B.その | C.あの | D.どの |
A.ところで | B.ところが | C.それで | D.そして |
A.ホームステイ後 | B.発表会後 | C.食事後 | D.手紙を受け取った後 |
A.留学生が日本語を話せないことを心配している。 |
B.留学生が日本語で発表することを不安に思っている。 |
C.留学生がホームステイに来ることを楽しみにしている。 |
D.留学生が日本語で発表することを嬉しく思っている。 |
A.発表会を聞きに行く。 | B.発表会の案内状を出す。 |
C.発表会後の都合を知らせる。 | D.発表会後に食事に招待する。 |
4 . いろいろなことをすぐに忘れてしまう「もの忘れ」は、これまでは年を取るとともに(随着年齢的増长)、見える症状だったが、最近30代、40代の若い人(年轻人)にも同じような症状が見えた。
こんな若い人にも見える症状には、「人や物の名前が思い出さなくなった」、「ときどき頭の働きが止まってしまう」、「話している時に言葉が出なくなってしまう」などがある。これらの症状は高齢になると、自然なことだが、若い人たちにはやはり(还是,仍然,果然)問題があるだろう。
では、なぜ、若い人にこんな症状が出るのだろうか。その原因は自分の頭を使っていないからだ。現代社会はインターネット、携帯電話などの発達で、何か分からないことがあれば、すぐに調べることができる。だから、「探す」「思う」機会が減り、自分で考えることをしなくなってしまったのだ。
1.文中に「同じような症状」とあるが、どんな症状か。A.年を取るとともに、体が悪くなる症状 |
B.年を取るとともに、目が悪くなる症状 |
C.いろいろなことをすぐに忘れてしまう症状 |
D.年を取るとともに、足が悪くなる症状 |
A.インターネットの発達の原因 |
B.携帯電話の発達の原因 |
C.「もの忘れ」の原因 |
D.頭を使う機会が減る原因 |
A.「もの忘れ」は高齢者にだけ見える自然なことだ。 |
B.「もの忘れ」は若い人にも見えるが、これは自然なことだ。 |
C.若い人に「もの忘れ」の症状はぜんぜん見えない。 |
D.若い人に「もの忘れ」の症状が見えるのは、問題だ。 |
A.会社で隣に座っている人の名前が思い出せない。 |
B.校長先生に会ったの時、緊張して話せなくなった。 |
C.夜遅くまで仕事をしている時、頭の働きが悪くなった。 |
D.とてもぴっくりしたので、言葉が出なかった。 |
A.インターネットが発達して情報量が増えたから |
B.機械を使うことが多く、自分で考えることが少ないから |
C.現代人の生活は忙しくて、ゆっくり考える時間がないから |
D.インターネットなどが発達して、分からないことが増えたから |
5 . 今から千年以上前に、日本人の留学生がたくさん中国へ行きました。学生たちは中国で勉強したいろいろな制度や文化を日本に伝えました。京都も奈良も中国の長安をまねて作った町です。漢字も中国から日本に伝わった文字です。中国の文化は日本の文化に大きい影響を与えました。現在ではおおぜいの人々が両国の間を行ったり来たりしています。文化の交流のほかに、経済や技術の交流が盛んになりました。両国が共同で製作した映画やテレビ番組も多くなりました。中国と日本の交流は新しい時代を迎えたのです。
备注:①真似る[まねる] 模仿
②大勢[おおぜい] 大批(的人),众多(的人)
1.今から何年前日本人の留学生がたくさん中国へ行きましたか。
A.今からちょうど千年前です | B.今から千年以上前です |
C.今から千万年前です | D.長い歴史があります。 |
A.中国で文化と制度を勉強しました。 | B.漢字を勉強しました。 |
C.経済や技術の交流が盛んでした。 | D.文化だったり制度だったりです。 |
A.ペキンでした。 | B.シャンハイでした |
C.長安でした。 | D.いろいろな町をまねて作ったのです。 |
A.はい、よく行きます。 | B.いいえ、ほとんど行きません。 |
C.昔ほど行きません。 | D.ぜんぜん行きません。 |
A.はい、同じです。 | B.いいえ、同じではありません。 |
C.中日交流は昔より少ないです。 | D.今は文化の交流のほうが多いです。 |
6 . 漢字が発明され、使用され出したのは、言うまでもなく古代の中国です。それが日本に伝わったのは、今からおよそ1500年前のことだと言われています。
それ以前の日本人は、現在の日本語の元の形である「大和言葉」を話していましたが、まだ文字を持っていなかったので、言葉が記されることはありませんでした。文字は体系を持った文明です。日本は大陸から伝わった中国の進んだ文明に触れた時、漢字と漢語を受け入れました。漢字を通して、儒教や仏教や医学など、さらに言えば、人生観などの考え方、(ア)文明そのものを受け入れたと言ってよいでしょう。
ただし、当時の日本人が中国語を話したわけではありません。「大和言葉」の中に漢語を取り入れ、また漢字を当時の中国語の音ばかりでなく、「大和言葉」の音で読み替えるという技術を発明したのです。これによって、日本人は中国人の言葉である漢字と漢語を自分のものにし、日本の文化を発展させました。
(イ)、近代にヨーロッパ、アメリカのまったく違う文明が押し寄せてきました。日本人が彼らの文明を学ぶ時、漢字と漢語が大いに役立ちました。ヨーロッパやアメリカの言葉の概念を漢字と漢語を使って翻訳したり、新しい言葉を作ったりすることができたのです。その点、他のアジア諸国のような言語的な困難が少なく、いち早く近代文明の輸入に成功しました。
日本は近代文明を輸入する時、漢字の持つ力によって、大きな恩恵を受けました。漢字は中国文明史における偉大な発明です。そして、今もすばらしい道具です。
1.文中の「それ」の指すことはどれか。A.漢字が発明されたこと | B.言葉が記されること |
C.漢字が日本に伝わったこと | D.文字を持っていること |
A.つまり | B.また | C.しかし | D.それでも |
A.今の日本語 | B.漢字が入る前の話し言葉 |
C.言葉の概念 | D.漢字を取り入れた書き言葉 |
A.そして | B.だから | C.ところが | D.すると |
A.漢字が発明されたのは、古代の中国です。 |
B.大和言葉が記されることはありませんでした。 |
C.日本人は漢字と漢語を自分のものにし、文化を発展させました。 |
D.ほかのアジア諸国は日本より早く近代文明の輸入に成功しました。 |
7 . 私は町を歩いていて古本屋があると、必ず入ってみる。古本屋の店の造りはどこも同じで、あまり広くもない店の中央を本棚で仕切り(隔开)、入り口が2つになっている。人が立つと、いっぱいの通路の両側に天井までぎっしり(满满地)本が詰まっている。奥の方には、並べ切れない本が山のように積み上げてある。その間のわずかの隙間に、店の主人がラジオを聞きながら店番をしている。
私には、あの古本特有のにおいが何とも言えない魅力である。それに誘われて店内を一回りする。かなりの本の数であるが、整然と分類されている。私は専門の歴史の前に立ち止ってぎっしり並んだ本の背を上から下へと見ていく。目にとまったものがあれば、抜き出して手に取ってみる。表紙、とびら、目次、奥付などをちょっと見て、序文を読み、ページをばらばら捲る(翻开)ときには一部を立ち読みする。表紙裏の値段を見て、手ごろ(合适)なら、その場で買ってしまう。どうしてもほしくてお金を全部使ってしまって買い、歩いて帰ってきたこともある。買わずにそのまま出てきてもがっかりした気持ちもない。わたしの散歩も、たいていそういう古本屋回りである。
1.文中に「通路」とあるが、それはどれほど狭いか。A.人が立つと、いっぱいになるほど狭い。 |
B.両側に天井まで本が詰まって、人も通れないほど狭い。 |
C.本が並べ切れないほど狭い。 |
D.わずかのすきまもないほど狭い。 |
A.時間的に短い | B.空間的に狭い |
C.数量的に少ない | D.心理的に苦しい |
A.古本 | B.古本特有のにおい |
C.何とも言えない魅力 | D.専門の歴史の本 |
A.探していた本が見つかったら |
B.いいものだと目立った本があれば |
C.買ってもいいと感じた本があれば |
D.値段の手ごろな本があれば |
A.古本屋に入ってみるのは、古本特有のにおいに魅力されているわけであるから |
B.古本屋に入ってみるのは、古本を買うためではなく、古本をその場で読むためであるから |
C.古本屋に入ってみるのは、目にとまったものがあるかどうか確認するためであるから |
D.古本屋に入ってみるのは、必ずしも本を買わなければならないというのではないから |
8 . 人生には間違いや失敗が必ずあります。大人になるまでには、何度も失敗します。大人になってからも、やはり失敗します。失敗はちょっとつらいことです。でも、生きることは楽しいことばかりではなく、苦しいことや失敗もあるのです。(ア)、失敗しても、それに負けずに頑張れば、かえって前より賢くなったり、強くなったりするのです。
「七転び八起き」とは、「七回転んで、八回起き上がる」ということから、何度失敗しても負けないで、頑張るという意味のことわざです。また、人生は失敗したり、成功したり、そういうことの繰り返しだということも教えています。
出来れば失敗しないほうがいいですが、失敗しても「七転び八起き」という心強い励ましがあれば、また頑張っていこうという気持ちも湧いてきます。
人生は長い道です。その途中には山があったり、谷があったりします。危ない橋を渡らなければならない時もあります。転んだり、道に迷ったりもします。どんな時でも、「七転び八起き」の気持ちを忘れないで頑張っていきましょう。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.だから | B.しかし | C.それで | D.そこで |
A.七回転んで、七回起き上がる |
B.八回転んで、八回起き上がる |
C.何度も失敗して、失敗を繰り返す |
D.何度失敗しても負けないで、頑張る |
A.間違ったり失敗したりすること |
B.賢くなったり強くなったりすること |
C.失敗したり成功したりすること |
D.転んだり迷ったりすること |
A.生きることは楽しいことばかりだ |
B.生きることは苦しいことばかりだ |
C.失敗や間違いが必ずしもあるとは限らない |
D.失敗しても負けずに頑張れば強くなる |
A.どんな時でも頑張る気持ちを忘れないでください |
B.人生には成功より失敗のほうが多い |
C.失敗はつらいことです |
D.人生は長い道です |
9 . 夕べは帰りが遅くなってしまいました。急いで歩いていたら、家の近くで、大きな犬を連れた男の人に会いました。暗くてよく見えませんでしたが、犬は男の人の半分くらいの大きさで、とても痩せていました。四本の足は細くて長く、頭がとても小さかったので、見たことがない犬だと思いました。男の人は知らない人でしたが、近くに来た時、私は小さい声で「こんばんは」と言って少し頭を下げました。その時、犬の顔を見て、私はびっくりして「キャー!」と言ってしまいました。大きな犬だと思いましたが、本当は大きなサルだったのです。私が「キャー」と(ア)、男の人とサルは驚かないで、静かに歩いて行ってしまいました。
先週は、小さいけれど太っているブタを抱いて歩いている女の人にも会いました。歩くのが嫌いなブタなので、仕方なく抱いて散歩しているそうです。抱いているブタに「ミミちゃん、降りて歩いてくれない?もう疲れた。」と何回も言っていました。
最近はいろいろなペットがいます。散歩の仕方も変わってきました。
1.私は、男の人が連れていたのはどんな犬だと思いましたか。A.男の人と同じくらいの大きさの犬だと思いました。 |
B.足が細くて、珍しい犬だと思いました。 |
C.体は大きいが、足は短い犬だと思いました。 |
D.頭は小さいが、体は太っている犬だと思いました。 |
A.犬の顔がとても小さかったから。 |
B.見たことがない犬だったから。 |
C.犬ではなくサルだったから。 |
D.男の人と犬が静かに歩いて行ったから。 |
A.言って | B.言った | C.言っても | D.言いても |
A.男の人 | B.女の人 | C.サル | D.ブタ |
A.ブタを抱いて歩くのが好きだと思っています。 |
B.ブタに自分で歩いてほしいと思っています。 |
C.ブタと歩くのがいやだと思っています。 |
D.ブタが疲れるので、かわいそうだと思っています。 |
10 . 日本の花火大会はとても素晴らしいと友達から聞いていたので、去年の夏、初めて行ってみた。花火大会は 7 時からで、会場は駅から歩いて 20 分ぐらいのところだった。私は友達と 6 時半に駅で会い、会場に向かった。しかし、駅から会場までの道は人( ア )で、1 時間以上かかった。途中で花火大会は始まってしまい、私たちは歩きながら花火を見た。
会場も( ア )で座るところは見つけられなかったが、2 時間の花火大会は本当に素晴らしかった。しかし、花火大会が終わった後が大変だった。みんなが駅へ向かおうとするので、駅までの道が行く時よりももっと混んでいたからだ。駅に着いたのは花火が終わってから、2 時間後だった。花火を見ている時間より歩いている時間のほうが長い花火大会になった。
今年の花火大会の日、私は家にいた。そしてソファーに座りビールを飲みながら素晴らしい花火をテレビでゆっくりと楽しんだ。テレビでは花火の歴史なども説明してくれるし、作った人の紹介もしてくれるので、とても面白かった。来年もテレビで見るつもりだ。
1.どうして友達と6時半に駅で会いましたか。A.会場に7時20分ごろに着きたいと思ったから |
B.会場に7時前に着きたいと思ったから |
C.会場に7時半ごろに着きたいと思ったから |
D.会場までの道で花火を見ようと思ったから |
A.花火でいっぱい | B.人でいっぱい | C.人にいっはい | D.花火にいっぱい |
A.人が大勢いて座るところがなかったから |
B.花火大会の間は座ってはいけなかったから |
C.夜になっていたので暗かったから |
D.花火大会が終わっていたから |
A.10時 | B.10時半 | C.11時 | D.11時半 |
A.花火大会の会場への生き方が分からないから |
B.長い時間歩くと花火が見られないから |
C.花火をゆっくり楽しむことができるから |
D.花火の時間が長すぎるから |