私は今京都にいます。おととい飛行機で来ました。
京都はきれいですよ。今京都の紅葉は本当にすばらしいですね。私は日本の秋が好きです。小野さんはどうですか。京都にはお寺や神社がたくさんあります。おとといは金閣寺などいろいろな所へ行きました。その日の天気がよかったですから、人がたくさんいました。とてもにぎやかでした。昨日は奈良へ行きました。奈良もお寺が( ア )です。昨日は雨でしたから、人があまりいませんでした。東大寺はとてもきれいでした。小野さんは京都と奈良と、どちらが好きですか。
小野さん( イ )お土産を買いました。とてもきれいな紅葉のはがきです。来週の日曜日に帰ります。
では、また。
11月25日
王文
1.「その日」はいつですか。A.11月23日 | B.11月24日 |
C.11月25日 | D.11月26日 |
A.すくない | B.おおい |
C.たかい | D.やすい |
A.は | B.が | C.に | D.で |
A.京都はとてもきれいです。 | B.紅葉はとても多いです。 |
C.京都の紅葉はとてもきれいです。 | D.京都の紅葉はとても多いです。 |
A.京都が好きです。 | B.奈良が好きです。 |
C.京都も奈良も好きです。 | D.分かりません。 |
2 . ぼくは子供の時、勉強はまあまあでした。① 、運動が好きで、水泳とか野球ばかりしていました。ぼくの子供のころは、サッカーをやる人は少なかったです。それで、ピアノを習っていたのですが、毎日練習しなければなりませんから、しばらくやると、②それが嫌でよく休んでいました。でも、今は運動より音楽のほうが好きです。クラシック音楽のない生活は考えられません。
1.① には何を入れますか。A.けれども | B.それで | C.それでは | D.それから |
A.勉強 | B.運動 | C.音楽 | D.漫画 |
A.運動 | B.サッカー | C.ピアノ | D.勉強 |
A.音楽 | B.勉強 | C.サッカー | D.水泳と野球 |
A.「ぼく」の子供のころは、サッカーをやったことがあります。 |
B.「ぼくの子供のころは、毎日ピアノを練習しました。 |
C.「まく」の子供のころからずっとピアノを習っています。 |
D.「ぼく」の子供のころは水泳とか野球をして、それからビアノを習ったことがあります。 |
3 . 自信に代わる原動力は「願望」や「欲」です。いい意味で欲を持てれば、人は変わります。そしてその結果、必ずいい人生が送れるようになります。
初めて赤坊ちゃんを産んだ母親がいい例です。母親は赤坊ちゃんが願望に入っているので、どんなに朝早くても、夜遅くても、我が子が泣ければ起きて子守りをします。自信があるから、子供を産んだわけではありません。「我が子を立派に育てあげたい」という自分の願望に正直に経験のないところから精一杯できることに取り組んでいるだけです。
人は「こうありたい」という願望を求めて動きます。そして、その願望がはっきりしている人ほど強い意志を持って迅速・確実に行動します。ところが、願望や欲を持てない人はその逆です。「私なんか何をやってもだめだ……」と思い込み(深信)、なかなか行動に移せません。
願望がないから行動できないのか、行動しないから願望を持てないのか。これは「(ア)」の議論と同じで堂々巡り(来回兜圈子)になるだけです。
私は「価値のない人生は存在しない」と思っています。しかし、そのことに気づいていない人が大勢います。だから、自分にとって価値ある「目的」、価値ある「願望」が見つけられないのでしょう。
1.文中の「初めて赤坊ちゃんを産んだ母親」について、正しくないのはどれか。A.出産率や子育てをするのは、自分に自信があるからだ |
B.昼夜を問わず、子供が泣くと、必ず起きて子守りをする |
C.自分の願望があって、経験のないことを頑張っている |
D.「我が子を立派に育てあげたい人」というのは母親の願望だ |
A.自信がなくて、なかなか行動できない |
B.自分は何でもできると思い込む |
C.いつも強い意志を持って迅速·確実に行動する |
D.「こうありたい」という願望を求めて行動する |
A.転ばぬ先の杖 | B.鶏が先か、卵が先か |
C.願望が先か、行動が先か | D.嘘をつくかつかないか |
A.「価値のない人生は存在しない」と思う人 |
B.「にうありたい」という願望を持っている人 |
C.「私なんか何をやってもだめだ…」と思い込む人 |
D.「価値のない人生は存在しない」と気づいていない人 |
A.欲を持てれば、人は変わらなくてもいい人生が送れるようになる。 |
B.赤坊ちゃん願望を持っているので、母親は自分の子が泣けば起きて子守りをする。 |
C.願望がはっきりしている人はそれを持たない人ほど迅速·確実に行動しない。 |
D.願望がないから行動できないのか行動しないから願望を持てないのかは無意味な問題だ。 |
4 . 自分が生きているのは昨日でも明日でもなく、「今日」でしかない。今日一日を大切に生きなければなりません。
このこと痛感したのは、去年でした。私は突然、脳梗塞に襲われたのです。左半身が完全に麻痺し、寝たきり(卧床不起)の状態となりました。起き上がることも、自分で食事をすることも、しゃべることさえよくできません。できるのは、ただ泣くことだけでした。まさに絶望。死の恐怖に怯え、自分の今後を考えるのが辛くてたまりません。
(ア)、ある時ふと(忽然)思ったのです。こんなに嫌なことを考えられるのならば、よいことだって考えられるはずではないか、と。
それまで、「寝たきりの自分は、誰の何の役にも立たない」と思っていました。でも、それは違ってきました。私がただ笑うだけで、家族も看護師も喜んでくれました。自分の存在が価値あるものだと、改めて気づかされたのです。以後、私の考え方は変わりました。そして、一日一日、自分の時間を大切に生きようと決めたのです。私は起きている時間はすべて、リハピリ(康复治疗)に当てました。結果、病気前と遜色のないほどに回復しました。
病気をして以降の人生は、神様がくれたようなものです。私はその時間を一秒でも無駄にしないと、それまでの職をきっぱり辞め、以前からの希望だった児童文学作家の道を歩むことを決めました。
1.文中「このこと」の指すのはどれか。A.脳梗塞に襲われたこと |
B.寝たきりの状態になったこと |
C.病気になると、何もできなくなること |
D.今日一日を大切に生きなければならないこと |
A.それで | B.そして | C.ところが | D.そのかわりに |
A.時間を大切にし、残りの人生を過ごそう |
B.自分の存在は価値ないものだと気づいた |
C.起きている時間は積極的にリハピリに使う |
D.病気以降の時間を一秒でも無駄にしたくない |
A.時間を本当にやりたいことに使いたいという気持ち |
B.時間を大切にして、仕事を辞めたいという気持ち |
C.時間をすべてリハピリに使いたいという気持ち |
D.体を病気前と遜色のないほどに回復したいという気持ち |
A.前向きに笑おう | B.体を大切にしよう |
C.残りの人生を楽しもう | D.自分の時間を大切に生きよう |
5 . ウサギ 1 言えば、耳の長い、とてもかわいい動物だと、みんなに認識されているのでしょう。さて、ここ 2 みんなに 3 (紹介する)たいのは、ノウサギという野山を走り回るもう一つのウサギの種類のことである。
ノウサギが走っているところを絵に描いたのを見ると、たいてい耳を後ろに伸ばしていること 4 分かる。走るためには、それはいかにも合理的そうだ。しかし、 5 (実際)に観察してみたら、ノウサギは、なんとあの長い耳を 6 (立てる)て走るのである。
もちろん、木立ちの中を抜けるには物に 7 (当たる)ないように、あるいは、斜面を駆け降りる時、バランスが 8 (うまい)取れるように、耳を後ろに伸ばしている。もし、広い 9 (ばしょ)ではぐるぐる回しながら走るのであれば、四方八方の音をよく聞き取って、危険から身を守ろうとするには、耳を立てたほうがいい。これは 10 (言う)までもないのである。
1.2.
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6 . 留学生活は、新しい文化や言語に触れ 1 成長する素晴らしい経験です。私は日本の文化や生活様式に驚きましたが、 2 の学識と友情を得ました。
最初の数週間は言葉が大きな問題でしたが、日本人の友達や先生に助けられ、 3 コミュニケーション能力が向上しました。N3レベルの日本語能力を身につけることで、日常生活や授業への参加が順調になりました。
「日本での生活は勉強だけでなく、日本の伝統的な 4 や観光地の探索など、たくさんやって 5 」と先生が言いました。私は先生の 6 を聞いて、あっちこっちに行って、地元の人たちとコミュニケーションしました。日本の魅力を深く理解しました。
7 、困難な状況にも直面しました。それが逆に自己成長の機会となりました。留学生活を通じて得た経験は、将来の人生に 8 影響を与えてくれます。
留学生 9 、私の日本での生活は非常に充実していると感じています。 10 チャンスを利用して、留学を考えている皆さんには、新たな冒険と学識が待っていることをお伝えしたいのです。
1.( )A.かた | B.ながら | C.なおす | D.だす |
A.多い | B.多さ | C.多く | D.多かった |
A.いろいろ | B.さまざま | C.だんだん | D.ときどき |
A.行事 | B.事故 | C.事件 | D.事情 |
A.から | B.ください | C.おく | D.みせる |
A.アルバム | B.アドバイス | C.バス | D.バレーボール |
A.まま | B.まで | C.また | D.まだ |
A.小さま | B.大きな | C.狭い | D.厚い |
A.によって | B.として | C.とわず | D.にわたって |
A.この | B.その | C.あの | D.どの |
7 . 日本は住みやすい国ですか。外国人の中には、「日本は絶対に住みやすい国ではない」という人がいます。「空気も汚いし、人も多すぎる。アパートも狭すぎるし、ものの値段も高すぎる。たとえば、食料品の値段はアメリカの倍だ。」と彼らは言います。しかし、わたしはそうとは思いません。
夜、女性が一人で風呂屋へ行っても、スーパーへ買い物に行っても、危ないことはありません。この点から言えば、日本はほかの国と比べて、安全な国でしょう。交通も便利です。10時01分の電車はちょうど① 乗せてくれます。ラッシュアワーに大勢の人が歩いていますが、だれもけんかをしたりしません。町に世界中のレストランがあるおかげで、どんな料理でも食べることができます。もちろん、日本にはよくない点もあります。たとえば、日本人の声高なことです。老若男女を問わない。空港でも、ホテルのロビーでも、レストランでも、周囲の注目を浴びている騒々しい一団がいると、決まって日本人です。これは最近の日本人は集まれば、普段より騒ぐようになったからでしょう。友達同士が顔を合わせるのは人生の喜びで、喜ぶ気持ちを伝えることは何も言えません。しかし、やはり時と場所によって、それに限度というものがあると思います。
1.文中に「わたしはそうとは思いません」とあるが、「そう」は何を指すか。A.日本はものが高すぎる | B.日本は住みやすくない |
C.日本はアパートが狭すぎる | D.空気も汚いし、人も多すぎる |
A.来なくて | B.来てほしい |
C.10時01分に来て | D.10時01分に来なくて |
A.日本人は時間をちゃんと守っているから |
B.日本人は集まると、普段より声高になるから |
C.日本人は空港やホテルという場所が好きだから |
D.日本人は一人で夜に出ても、とても安全だから |
A.友達と出会うこと | B.何人か集まること |
C.周りの注目を浴びること | D.自分の気持ちを表すこと |
A.日本は住みやすいか | B.日本は便利な国か |
C.日本のよさはなにか | D.日本に住みたいか |
8 . ふつう、「外来語」というのは外国から入ってきた言葉のことであるが、日本では中国から入ってきた言葉は「外来語」とは言わず、主として、ヨーロッパやアメリカから、輸入された言葉のことである。
外来語の歴史を見ると、まず16世紀にポルトガル人が日本に来て、数多くのポルトガル語が日本語になった。たとえば、タバコ、テンプラ、パンなどがその時入ってきた言葉である。17世紀になって、日本が鎖国して、オランダ人しか来られなくなると、たくさんのオランダ語が日本語になった。アルコール、コーヒー、ビールなどは今でもよく使われている。
明治維新以後、西洋の思想やものが輸入されると、外来語は1つの① ばかりでなく、いろいろな国から日本に入ってくるようになった。もちろん、英語からの外来語が中心だったが、芸術の言葉はフランス語から、医学の言葉はドイツ語から、音楽はイタリア語から、というように、様々な国から輸入される。
今では、テレビや雑誌を見ても、町を歩いても、外来語を見ないことがない。日本人はよく外来語を使うが、日本語の中で使われる外来語はもとの発音と違うし、時々意味も違うので、日本語を勉強している外国人には大変難しい。外国人には、外来語がたくさん入った日本語ほど難しい日本語はないと言ってもいいことである。
1.文中に「タバコ、テンプラ、パン」とあるが、これらはどの国から来たか。A.オランダ | B.中国 | C.ボルトガル | D.ドイツ |
A.言葉 | B.芸術 | C.国 | D.思想 |
A.外来語で英語からのものは数が多い。 | B.英語で外来語からのものは数が多い。 |
C.英語は外来語を中心にする。 | D.英語からの外来語は重要だ。 |
A.日本語の外来語は発音と意味がたいへん難しいから。 |
B.外国人は日本語の外来語を勉強するのを嫌がるから。 |
C.日本語の外来語はあまり見られなくて、勉強しにくいから。 |
D.日本語の外来語は本来の発音や意味と違うものが多いから。 |
A.日本では、すべての外国からの言葉を「外来語」と言う。 |
B.いまでは、使われる外来語は英語からのものが少ない。 |
C.いまでは、日常の場合で外来語がよく見られる。 |
D.日本では、外来語のすべては英語からのものだ。 |
9 . 「子供の時に食べたアイスクリームは欲しかった」と言う人が多いです。
日本では20年前まで、アイスクリームは夏の食べ物でした。寒い時はおでん、鍋などの暖かいものを食べました。夏が暑いから、アイスクリームといった冷たいものを食べたのです。ですから、それを冬食べようと思った人は、ホテルや喫茶店などの高級な場所へ行かなければなりませんでした。自分の家の近くのスーパーにはなかったのです。その時、子供たちはアイスクリームを食べる季節になるのを長い間待っていました。印象には、その時のアイスクリームはとてもおいしかったです。たぶん待っていたことが良かったのでしょう。
今では違います。部屋の中は冬でも暖かいから、時々冷たいものを食べたくなることがあります。すると、すぐにスーパーへ行って買ってきます。ホテルや喫茶店へ行かないといけないのではなくて、近くのスーパーでも買えるようになりました。雪が降っている時でも、食べることができます。① 、今私たちが食べたいと思う時は、いつでもアイスクリームを買うことができるのです。しかし、1年中あるものは珍しくありません。いつでも食べられるものよりも、長く待ったもののほうがおいしいでしょう。
1.文中に「それ」とあるが、何を指すか。A.おでん | B.なべ | C.暖かいもの | D.アイクリーム |
A.その時のアイスクリームは高級な場所で売られていたから。 |
B.その時のアイスクリームは珍しくて、買えなかったから。 |
C.その時のアイスクリームはずっと期待されていたから。 |
D.その時のアイスクリームは材料が高級だったから。 |
A.ホテルや喫茶店へ行けなければならない。 |
B.ホテルや喫茶店へ行かなくてもいい。 |
C.ホテルや喫茶店へ行ってもいい。 |
D.ホテルや喫茶店へいけない。 |
A.しかし | B.だから | C.とはいえ | D.つまり |
A.日本では、冬のアイスクリームが珍しかった。 |
B.アイスクリームは前ほどおいしくなくなった。 |
C.冬のアイスクリームは一番美味しい。 |
D.期待されたもののほうが価値が高い。 |
10 . ぼくは生まれてすぐに腎臓手術を受けて、十二時間もかかったそうです。この病気は今治りましたが、手術していなかったら、命を落としたかもしれません。
小学校最後の夏休みに、一週間ぐらい、歯の手術で入院しました。母は仕事を持っていますが、入院期間中に、毎日面会時間外も来てくれました。入院して一日目は、平気だったけれど、手術した夜は、痛くて涙が出てしまいました。母はぼくが寝るまで痛い顔を撫でてくれました。すると、① 眠ってしまいました。
このように、小さいころからいろいろな病院に通院しているので、母の休憩時間の多くが使われています。遠くの病院もあるので大変だけど、一緒に行ってくれます。僕は「大丈夫かな」と母に聞いてみました。母は「優ちゃんの病気が一つ一つ治って、よくなることが一番うれしいから、大丈夫よ」と言ってくれます。その暖かい母の言葉を聞いて、涙が出ました。あの瞬間、ぼくは将来、必ず困っている人を助けたり、ボランティアになったりしようと、決めました。そして、母に「ありがとう」!
1.文中に「命を落としたかもしれません」とあるが、それはなぜか。A.ぼくの腎臓病はまだ治っていないから。 |
B.ぼくの手術は失敗の可能性があるから。 |
C.ぼくは病気がひどくて、手術の時間が長すぎたから。 |
D.ぼくは腎臓手術を受けなければ、死んでしまうから。 |
A.不安して | B.安心して | C.心配して | D.不穏して |
A.ぼくの時間は母に | B.母の時間はぼくに |
C.ぼくの時間は医者に | D.医者の時間はぼくに |
A.歯の手術を受けて、痛くてたまらなかったから。 |
B.母の休暇時間をむだに使ってしまったから。 |
C.病院は遠すぎるが、母が付き合ってくれなかったから。 |
D.母は文句を言わずにずっといてくれて、感動したから。 |
A.ぼくは小さいから病気がちで、かわいそうだ。 |
B.ぼくは腎臓手術を受けて、大変辛かった。 |
C.ぼくを守ってくれている母に感謝したい。 |
D.ぼくの病気を治してくれた医者に感謝したい。 |