1 . 小学校の一年生の遠足で,遊園地に行って「何でも好きな乗り物に乗っていい」と自由行動にしたところ,解散場所から動こうとしない生徒が少なくなくて,先生を驚かせました。そ
の子供たちは遊びたくなかったわけでなく,ただ,何から遊べばいいか指示がなかったため,どう行動したらいいか分からなかったというのです。これは極端な例だと思う人がいるかも知れませんが,実は似たようなことを最近あちこちで耳にするのです。指示されたことは,その通りにするのですが,指示がないと何もできないというわけです。なぜそうなってしまうのか。ここでお母さんに考えていただきたいのが, 日ごろ細かいことまで,子供の行動に注意や指示を与えすぎてはいないかということです。
お母さんにして見れば,子供のすることは危なく見えるので,「こうしたほうがいい」と言 いたくなるのでしょうが,実はそうした指示を与えることによって,子供の自主性が伸びる芽を摘んでしまう恐れがあるのです。というのも,何か問題にぶつかった(碰到)時,自分で考えて行動するという体験を重ねるうちに,自主性や判断力も育ってくるのですが,自分で考える前に,お母さんから判断や結論が与えられれば,子供もそれ以上,考えようとしなくなるわけです。こうやって,お母さんの指示に従う習慣が付いてしまうと,自分で判断して行動しなければならない時,子供が途方に暮れる(日暮途穷)のも無理はありません。
1.「動こうとしない」とあるが,それはなぜか。
A.小学校の一年生だから,遠足で疲れたから |
B.好きな乗り物は一つもないから |
C.先生を心配させたくないから |
D.何から遊べばいいか指示がないから |
A.先生なのに,生徒にもっと詳しい指示を与えないこと |
B.解散場所から動こうとしない生徒が少ないということ |
C.何から始めるかという指示がなければ動かないという子供が多いということ |
D.小学生たちはせっかくの遠足で,遊園地に行っても,どの乗り物も好きではないということ |
意や指示を与えすぎてはいないかということです」とあるが,筆者はどんなことを言いた
いか。
A.お母さんとして,子供の行動に一つ一つ指示を与えたほうがいい。 |
B.お母さんとして,子供のために日ごろ細かいことまで考えていただきたい。 |
C.あまり細かい指示を与えすぎると,子供の成長のためにならない。 |
D.子供の行動に注意や指示を与えてはいけない。 |
A.そういう可能性があるということ |
B.恐ろしいことがあるということ |
C.怖いことがあるということ |
D.心配することが必要ではないということ |
A.小学校の一年生の先生 | B.子供 |
C.お母さん | D.筆者 |
2 . 擬音語・擬態語(拟声拟态词)の特色は、発音が意味に直結している(直接关联)ことである。「ぱちぱち」という擬音語は、「ぱちぱち」という発音が、小さくて固い物が立てる音や拍手の音を表しており、意味に直結している。
普通の言葉、( ア )擬音語・擬態語以外の言葉は発音と意味とが約束によって結ばれている。例えば、「歩く」という言葉は、「あるく」という発音が、「足を使って前に進む」という動作を表すと約束したからできた意味である。「約束」を変えれば違う結びも可能である。
ところが、擬音語・擬態語は、発音と意味の結びを変えることができない。発音が意味を決めているからである。こうした性質は次のようなおもしろいことを起こす。それは、ある音が決まった意味に直結する傾向である。たとえば、「きらきら」「さらさら」という清音で表される語は「ぎらぎら」「ざらざら」という濁音で表される語より明るく澄んで軽やかな(清澈明快)印象を持っている。
また、ある音がある意味の語には共通に用いられるということも起こる。例えば、「ぶ」の音。「がぶがぶ」「げぶげぶ」「ざぶざぶ」と2つ目の音に「ぶ」が来るとすべて水や水分に関係のある音や様子を表す語になっている。2音節目の「ぶ」には、そうした意味を与える力があるのだ。
1.文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれか。A.または | B.つまり | C.そのかわり | D.あるいは |
A.擬音語・擬態語は発音も意味も簡単だ。 |
B.擬音語・擬態語は発音が意味と関連性がない。 |
C.擬音語・擬態語は発音が意味より先に決まった。 |
D.擬音語・擬態語は発音がそのまま意味になっている。 |
A.「あるく」という発音は「足を使って前に進む」という意味に直結している。 |
B.「足を使って前に進む」の意味は「あるく」という発音でしか表すことができない。 |
C.「あるく」の「足を使って前に進む」という意味は他の発音で表す可能性もあった。 |
D.「あるく」という発音で「足を使って前に進む」という動作を表しているわけではない。 |
A.ぐるぐる | B.ざらざら | C.きらきら | D.ごろごろ |
A.くすくす | B.にやにや | C.げらげら | D.ざぶざぶ |
3 . ある日、ぼくは街へ出かけた。
「暇だなあ。本でも見るか」と思い、本屋へ向かっている途中に1人のホームレス(无家可归者)が道端に寝ていた。「邪魔だなあ」と思って歩いていると、そばにいる3歳ぐらいの男の子が急に道路にはしっていった。ちょうどその時、1台の車が猛スピードで走ってきた。その瞬間、さっきまで寝ていたホームレスの男性が突然走りだし、子どもを抱き上げ、車を避けた。
回りを見ると、茫然と立っているおじさん、おばさん。「すごい!」とか言っている若者。ぼくはその時、自分のなさけなさに気づいた。「ホームレスが汚い?生きている意味がない?なんだよぼく……本当に強いのは、このホームレスのおじさんだろうが!」ぼくは拳を握りしめた(握紧)。
その後、男の子の母親が走ってきて、「ありがとうございます。ありがとうございます。これ少ないですけど……」と言って、お金を渡そうとしていた。
( ア )、ホームレスのおじさんは言った。
「すみません、それは受け取れません。でも約束してください。絶対に小さい子から目を離さないであげてください。約束です。」
ぼくは初めて人のあたたかさを知った。
1.文中に「すごい」とあるが、そう言った理由はどれか。A.男の子が道路に走っていったから |
B.ホームレスが子どもを助けたから |
C.車が猛スピードで走ってきたから |
D.おじさんとおばさんが立っているから |
A.ぼくも走ろうと決心したから |
B.ホームレスを殴ろうとしたから |
C.自分のなさけなさに気づいたから |
D.自分はホームレスより強いと思うから |
A.ホームレスに感謝したいから | B.ホームレスが強いと思うから |
C.ホームレスが汚いと思うから | D.ホームレスがかわいそうだから |
A.だから | B.つまり | C.そして | D.すると |
A.人間の愛 | B.夏の暑さ | C.気温の変化 | D.人間のかわいさ |
4 . わたしは小学生時代苦しい経験がありました。祖父が外交官で、祖母はイギリス生まれ、母は中国生まれと、国際的な家庭で育ちました。日本の小学校に通ったのですが、家庭の文化と学校文化がずいぶん違うため、常に不安でした。「失敗したくない、他の子と違う思われたくない」と、いつも周囲の様子を見ながら、他の子の真似(模仿)をしていました。それでまた「キョロキョロしている(东张西望) 」と注意されてしまい、しばらくの間は学校に行こうとするとおなかが痛くなったりしました。そんな私が変わったのは、3年生の時に新しい担任の先生と出会ってからです。その先生は、私の作った物語を見て「すてきなお話」と褒めてくれたのです。それが嬉しくて、褒められたくて、毎日お話を書いて先生に見せました。物語もだんだん長くなり、文章を書くことも楽しくなりました。それが自信となり、給食(学校供餐)もたくさん食べられるようになって体力も付き、気づくと(ア)。
つまり、教員の行動にはそれだけの影響力があるから、これから教員になりたいみなさんに覚えてほしいと思います。教員として日々の自分の言葉や態度を観客的に振り返る(回顾)ことが大切なんだと思います。
1.文中に「他の子の真似をしていました」とあるが、その理由は何か。A.自分は何もできないから |
B.他の子のほうがすばらしいと思ったから |
C.他の子を真似するようにと言われたから |
D.自分が特別な存在だと思われたくなかったから |
A.体が弱いから |
B.学校に行くとつらいから |
C.周囲の様子がおかしいから |
D.日本の食生活に慣れないから |
A.失敗も多くなりました |
B.先生が好きになりました |
C.学校は楽しいところになっていました |
D.自分が他の子と同じようになっていました |
A.自分が正しいことをしているから。 |
B.自分の言葉や態度がよく変わるから。 |
C.自分が正しくないことをしているから。 |
D.自分の言葉や態度が生徒に影響するから。 |
A.小学生 | B.教員になりたい人 |
C.自分の担任の先生 | D.自分の小学校の同級生 |
5 . 昼休みに15分間、昼寝すると成績が上がるかもしれない。福岡県の高校で実際に「昼寝タイム」を設けて効果を調べたら、昼寝した生徒は午後の授業に集中でき、勉強の能率も上がると言う傾向があることがわかった。
調査は久留米大学医学部の内村教授らが、県立明善高校で、約1000人の生徒を対象に40日間行った。
昼寝の効果を確認するため、まず5月に全生徒にアンケート、「平日に十分睡眠時間が取れていない」と答えた生徒が61%、「午後の授業中、我慢できない眠気を感じる」と答えた生徒は88%に登った。
6月から、45分間の昼休みのうち午後1時15分からの15分間を昼寝タイムに設定。校内放送で、モーツァルトを流し、寝たい生徒は椅子に座ったりした状態で昼寝した。
40日後に再びアンケートしたところ、週に一度でも昼寝した生徒は208人。このうち6割以上が「授業に集中できる」「勉強にやる気がある」と答えた。( ア )、この時間を予習復習や遊びに当てて昼寝をしなかった計744人では、どちらお答えも4割ほどだった。
「(授業以外でも)勉強の能率が上がった」「最近の成績が上がった」と答えた割合も、昼寝した生徒の方が高かった。
1.文中の「昼寝タイム」の時間はどれか。A.15分 | B.45分 | C.1時間15分 | D.40日間 |
A.その上 | B.ところで | C.あるいは | D.一方 |
A.調査は40日間続いた。 |
B.学生の6割は週に1度昼寝をする。 |
C.昼寝をした学生は全員成績が上がった。 |
D.昼寝をしなかった学生は全員の40%ぐらいだ。 |
A.昼寝タイム | B.昼寝と音楽 | C.昼寝の効果 | D.昼寝と昼休み |
A.高校生は昼寝をすべきだ。 |
B.昼寝の時間は15分間でいい。 |
C.昼寝の時音楽を流すべきだ。 |
D.昼寝は成績を高めるのには有効だ。 |
6 . 昨年4月、千葉県のある動物病院に、①1匹の猫が運び込まれた。この数日間餌を全く食べなくなってしまったそうです。猫の体から煙草の匂いがしたため、理由を聞くと、飼う主の家は食堂を経営していて、煙草を吸うお客さんが多かったらしい。
検査をしてみると、猫に複数の癌があった。癌はかなり進んでいて、手術をしてももう助からないことがわかった。猫は食欲が戻らないまま、数日後に死んだ。癌の理由ははっきりわからなかったものの、医者は「煙草の影響お大きかったのではないか」と思っている。飼い主は②「煙草が動物にも悪いと知っていたら、食堂に入れなかったのに。。。」と悲しそうに言った。
自分が吸わなくても、周りで誰か煙草を吸っている人がいれば、その煙草が体に悪い影響を与えてしまう。これを「受動喫煙」という。人間の体に悪いということは今でもほとんどの人に知られているが、ペットの健康にも同じような悪影響を与えることについて飼い主の関心は低い。
特に煙草の煙に含まれる有害物質は空気よりも重く、部屋の下のほうに留まっていってしまうので、体が小さいペットや赤ちゃんはより影響を受けやすい。
中国は煙草の生産、消費量が世界一であり、喫煙人口は3億人を超えていると言われている。煙草を吸うのはほとんどが成人男性が、「受動喫煙」者は赤ちゃんも小学生も含まれることになる。大切な家族の一員の猫や犬も「受動喫煙」者だ。その数は10億を超えることになる。
周りに赤ちゃんや小さい子供がいれば、遠慮して煙草を消す人は多いだろう。だが、③ペットはどうだろうか、ペットと暮らすことが禁煙のきっかけになればいいのだが。
1.①「1匹の猫が運び込まれた」のはどうしてか。A.この数日間猫を全く食べなくなってしまったから |
B.猫の体から煙草の匂いがしたから |
C.猫に複数の癌があったから |
D.手術をしてももう助からないことがわかったから |
A.猫が時々煙草を吸っていたから |
B.猫の体から煙草の匂いがしたから |
C.飼い主がよく煙草を吸っていたから |
D.猫がいる食堂のお客さんがよく煙草を吸っていたから |
A.煙草が動物に悪いと知っていたのに、食堂に入れてしまった |
B.煙草が動物に悪いと知らなかったので、食堂に入れてしまった |
C.煙草が動物に悪いと知っていたのに、食堂に入れなかった |
D.煙草が動物に悪いと知らなかったので、食堂に入れなかった |
A.ペットが近くにいれば、遠慮して煙草を消す人が多い |
B.ペットが近くにいれば、安心して煙草を吸う人が多い |
C.ペットが近くにいれても遠慮して煙草を消す人が少ない |
D.ペットが近くにいれば、遠慮して煙草を吸わない人が多い |
A.煙草が人間の体に悪いということはほとんどの人に知られている |
B.煙草がペットの健康にも悪い影響を与えるということは誰でも関心は高い |
C.自分さえ吸わなければ、周りで誰か煙草を吸っても、その煙草が体に悪い影響を 与えない |
D.煙草の煙に含まれる有害物質は体の大きいペットや大人に影響を与えやすい |
7 . 中国では、転職をする(跳槽、换工作)のは当たり前(理所当然)のことだと思われています。しかし、日本では、転職(跳槽、换工作)と言う言葉に、マイナス(负面)のイメ-ジ(印象)を持っている人が多いです。日本では、学生は大学を卒業した後、会社に就職して、退職する(退休)までその会社で働き続ける人も少なくありません。会社も、社員を解雇することはめったになく、日本では終身雇用という言葉がよく使われます。しかし、そのような風習(风俗习惯)にもデメリット(缺点)があります。
もし、あなたが会社に就職して、(ア )会社が自分に向いていない(不适合)と感じた時、無理してその会社で働き続けるのは、いいことではありません。その会社で、能力を発揮できなくても、他の会社に行けば、自分の力を発揮できるかもしれません。(イ)、転職を繰り返す(反复)ことがいいことだとは決して言えません。中には、何か嫌なことがあるたびに会社を辞める人もいますが、そのような人は何をしてもうまく行くはずがありません。
私は、会社を経営していますが、何度も転職を繰り返している(反复跳槽)人は、採用しないことにしています。仕事がどうしても自分に合わない時は、転職するのは仕方のないことですが、なるべく(尽量)頑張って一つの仕事を続けることが大切だと思います。
1.この文章の内容に合うものはどれか。A.日本人は転職に対して いいイメ-ジを持っている。 |
B.中国人は転職に対してプラス(正面、积极)のイメ-ジを持っている。 |
C.中国人は転職をすることはそれほど(那么)悪いことではないと思っている。 |
D.日本も中国も転職に対して悪いイメ-ジを持っている。 |
A.これ | B.ここ | C.それ | D.その |
A.嫌なことがあると すぐに会社を辞める人。 |
B.嫌なことがあっても、我慢して仕事を続ける人。 |
C.転職してばかりいる人。 |
D.一つの会社で一生働き続ける人。 |
A.それに | B.しかし | C.そして | D.なぜ |
A.転職は絶対にしてはいけない。 |
B.中国では、転職は当たり前のことだと思われている。 |
C.なるべく(尽量、尽可能)同じ会社で頑張って働き続けるべきだ。 |
D.仕事を変えれば、自分の力が発揮できる。 |
8 . 私は去年名古屋に来ました。名古屋は私が生まれ町と同じくらいの暑さだったので、夏は全然問題がなく生活できました。でも、秋は少し困りました。寒かったり暖かかったりするし、夜がとても寒くなる日もあって、ちょうどいい服を選ぶのが難しかったからです。私は一年中暑い日が続く町から来たので、テレビの天気予報を見ても、上手に服を選べませんでした。
それで、友だちに服の選び方を聞いてみました。すると、一つのスマホのアブリ(App)を教えてくれました。毎日、「厚いセーターがちょうどいいでしょう」「夜は寒くなるから、上着が必要です」などと、とても分かりやすく書いてあるのです。①いいアプリだと思って、毎朝チェックすることにしました。
でも、冬になってからは②あまり見なくなりました。「暖かいコートを着てください」「マフラーや手袋も持って出かけましょう」などと細かく書いてあったのですが、私にはいつも、コートもマフラーも手袋も全部必要だったからです。
今は春です。春も天気が変わりやすいので、毎朝天気予報を見ても、自分で服を選ぶのは難しいです。それで、また友だちに教えてもらったアプリを見るようになりました。やはり便利なアプリだと思います。
1.文中に作者はどんな町から来ましたか。A.一年中、名古屋の夏と同じぐらい暑い町 |
B.一年中、名古屋の夏よりずっと暑い町 |
C.夏は名古座と同じぐらい暑くて、冬は名古屋より寒い町 |
D.夏は名古屋より暑くて、冬は名古屋と同じくらい寒い町 |
A.日本人の服の選び方を詳しく説明してくれるから |
B.午前の天気と午後の天気がのっているから |
C.天気予報が分かりやすく書いてあるから |
D.天気に合う服を教えてくれるから |
A.朝の寒い時間にアプリを見るのが嫌になったから |
B.暖かいコートとマフラーと手袋を買ったから |
C.アプリに書いてあることが毎日変わらなくなったから |
D.自分にはコートもマフラーも手袋も毎日全部必要だったから |
A.春だけ | B.春と秋 | C.春と夏 | D.秋と冬 |
A.作者は名古屋で夏の生活が大変です。 |
B.春の天気が変わりやすいけど、毎朝天気予報を見て自分で服を選ぶのは簡単です |
C.友だちが推薦したアプリが便利だと思います。 |
D.作者は一年中暖かい日が続く町から来たので、天気予報を見なくても上手に服を選べます。 |
9 . わたしは毎日自転車に乗っているが、怖い思いをしたことが何度もある。狭い道路を自転車で走っていたときのことだ。車がわたしのそばぎりぎりの所をスピードを出して通り過ぎていき、わたしは倒されそうになった。とても恐ろしかった。その反対に、わたしの自転車が、もう少しで、歩行者とぶつかりそうになり、あわててブレーキをかけたこともある。もし、ぶつかっていたら、大怪我をさせたかもしれないと思うとぞっとする。
自転車が車とぶつかった場合、自転車に乗っている人が受ける被害はとても大きい。車を運転する人は(ア)車体で守られるが、自転車の人は、自分の体を守るものが何もないからである。車にはねられると、自転車に乗っている人は道路に投げ出されてしまうのである。
逆に、自転車が歩行者に被害を与える可能性あるということも考えなければならない。ゆっくり走っていても、ちょっとした不注意で、歩行者を強い力で地面に倒してしまうことがあるのだ。自転車に乗る人は規則を守って乗るべきである。携帯で話しながら乗ったり、歩道の真ん中を走ったりしてはいけない。
(イ)、車、自転車、歩行者は、それぞれが具体的な被害を想像できる力を持つことが望まれる。特に、車を運転する人は、自転車に乗る人はいつも危険を予測することが求められるのである。
1.筆者が自転車に乗っていて怖い思いをしたのは、どんなときか。A.ブレーキをかけたが、歩行者とぶつかってしまったとき。 |
B.車がそばを通ったときに、はねられて道路に逃げ出されたとき。 |
C.車に倒されそうになったときと、歩行者とぶつかりそうになったとき。 |
D.歩道を走っていて歩行者を倒してしまったとき。 |
A.しっかりした | B.はっきりした |
C.ゆっくりした | D.さっぱりした |
A.乗る人の体を守るものがないから、規則を守らなくてもいいもの。 |
B.車との事故では被害を受けるが、歩行者には被害を与える可能性があるもの。 |
C.歩行者にだけ気をつけて、注意して走らなければならないもの。 |
D.車や歩行者と比べると、具体的な被害を与えないもの。 |
A.すると | B.ところで | C.つまり | D.そして |
A.車に追い越されるときはブレーキをかけること。 |
B.大怪我をするので、あわててブレーキをかけないこと。 |
C.歩行者に被害を与えるので歩道を走らないこと。 |
D.いつも危険であることを考えながら乗ること。 |
10 . 新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、日本政府は緊急事熊宣言を出しました。一部の対象地城の都道府県の知事(行政长官)は、住民に対し、生活の維持に必要な場合を除いて、外出の自粛(克制)をはじめ、感染の防止に必要な協力を要請(请求)しています。
その対応について、文部科学省は記者会見を行いました。その会見では、「学校を休みにすると、子供たちの勉強や心、体が心配なので、小学校と中学校と高校は休みにしません」と発表されました。
( ア )、子供が新型コロナウイルスで病気になったり、病気が重くなったりすることが少ないからです。また、学校から周りの人たちに新型コロナウイルスが広がっていないことも理由です。文部科学省の意見に対して、親や子供たちから歓迎の声が上がる一方で、感染を不安に思う声も聞かれました。
ある小学5年生の女の子は「感染は心配ですが、学校では給食の間も話をしないなどの対策をしているし、オンライン授業(网課)が嫌いなので、学校で勉強できるのはよかったです。」と歓迎していました。一方、小学4年生の息子がいる母親は「子供がコロナをとても怖がっていて、親としても学校にいる間にちゃんと手を洗っているのか見られないので心配です。」と話していました。
子供や親の意見がそれぞれ異なっていますが、新型コロナウイルスが学校に広がらないように、学校側にはどのような具体的な対策を取っていくのか真剣に検討してほしいです。
1.文中に「日本政府が緊急事熊宣言を出しました。」とあるが、何のためなのか。A.文部科学省が記者会見を行うため | B.都道府県の知事が住民の生活を維持するため |
C.コロナの感染拡大を防ぐため | D.都道府県の知事が協力を要請しているため |
A.子供が新型コロナウイルスで感染された人数が少なくない |
B.子供たちの勉強や心、体が心配なので、学校を休みにしない |
C.学校を休みにすると、子供たちの勉強や心、体が心配だ |
D.学校から周りの人たちに新型コロナウイルスが広がっていない |
A.あるいは | B.なぜなら | C.なぜ | D.例えば |
A.親も子供も歓迎している |
B.親も子供も不安に思っている |
C.不安に思っている親や子供もいれば、迎している親や子供もいる |
D.不安に思っている親や子供もいなければ、歓迎している親や子供もいない |
A.ある5年生の女の子は感染が心配で学校に戻りたくないと言っている |
B.ある母親は子供がずっと家にいると、感染されやすいと不安に思っている |
C.4年生の息子はコロナウイルスを怖がっていない |
D.ある5年生の女の子は学校で勉強ができてうれしいと思っている |