1 . 一人の静かな時間は、人を育てる。人と楽しくコミュニケーションをする中でももちろん人間は養われるが、一人きりになって静かに自分と向き合う時間も、自己形成に必要だ。音楽を聴きながら、ポーつと一人でいる時間も楽しい。しかし読書は、一定の精神の緊張を伴う。この適度の緊張感が充実感を生む。読書は、一人のようで一人ではない。本を書いている人との二人の時間である。著者は目の前にいるわけではないので、必要以上の圧力はない。しかし、深く静かに語りかけてくる。優れた人の選び抜かれた言葉を、自分ひとりで味わう時間。この時間に育つものは、計り知れない。読書好きの人はこの一人で読書する時間の豊かさを知っている。
インターネットの隆盛に伴って、すべてを情報として見る見方がいっそう進むであろう。素早く自分に必要な情報を切り取り、総合する力は、これからの社会の中には不可欠な力である。しかし、何かに使うために断片的な情報を処理し総合するというだけでは、人間性は十分に培われ得ない。
人間の総合的な成長は、優れた人間との対話を通じて育まれる。身の回りに優れた人がいるとは限らない。しかし、本ならば、現在生きていない人でも、優れた人との話を聞くことができる。優れた人との出会いが、向上心を刺激し、人間性を高める。
1.静かな時間を過ごすことの利点として、文章で述べられているものはどれですか?A.他人とのコミュニケーションスキルの向上 | B.自己形成の促進 |
C.新しい情報の獲得 | D.ストレスの軽減 |
A.読書は個人的な活動である |
B.読書は他人との対話の機会を提供する |
C.著者が目の前にいないので、圧力がない |
D.インターネットとの相互作用がある |
A.緊張感の増加 | B.人間性の十分な培養 |
C.短期的な情報処理能力の向上 | D.身近な人との対話の促進 |
A.読書 | B.インターネットの利用 |
C.両方とも同じくらい重要 | D.著者はそのような主張をしていない |
A.必ず現在生きている優れた人との対話 | B.読書を通じて優れた人との対話 |
C.インターネットを利用した情報の総合力 | D.身近な人との会話の頻度 |
2 . 「住めば都」という諺がある。住んでみればそこがどんな所であっても、自分にとって良い所になってくるものだという意味である。もちろん、人間には良い所に住みたいという願望がある。(ア)、諸種の事情でそれが叶わない場合、どんな所でも住んでいるとそこが良くなる、ということも確かである。それはそこにコミットすることによって、その地が自分にとって掛け替えのないものになってくるのであろう。
行動の範囲を狭くしてしまう人というのは、どうしても意欲のない人になりやすいのだ。とにかく行動していると、そのことへの興味が湧いてくるという場合が多いからである。どんな馬鹿らしいことでも、馬鹿らしいといって止めてしまわないで、やってみることなのだ。何かをやる前から馬鹿らしいかどうかを決めないことだ。無気力な人はやる前から馬鹿らしいかどうかを決めがちである。そこが肝心なところなのである。
「食わず嫌い」という言葉をご存じだろう。食べてみなければ美味しいかどうかわからないのに、食べる前からまずいと決めてしまう人のことである。まず理屈をいわずに食べてみる。食べた後で美味しいかまずいかを決める態度こそ意欲を持つためには必要である。
1.「住めば都」という諺は何を表していますか?A.どこに住んでも自分にとって良い所になる | B.都会に住むほど便利な生活ができる |
C.田舎に住めばストレスが減る | D.家族と一緒に住むことが大切だ |
A.そのために | B.したがって | C.しかし | D.そうすると |
A.意欲を失う可能性があること |
B.社会的経験の不足によるコミュニケーション能力の低下 |
C.人々とのつながりを失うこと |
D.自己成長の機会を逃すこと |
A.食事を楽しむことの重要性 |
B.新しい食べ物に対する開かれた態度の重要性 |
C.好き嫌いをしないことの重要性 |
D.食事の準備をしっかりとすることの重要性 |
A.住む場所によって人々の意欲が変わること |
B.馬鹿らしいことをしないようにすること |
C.美味しいものを食べる前に判断を避けること |
D.意欲を持つためには行動すること |
3 . 僕は今まで四つの外国に暮らし、いろいろな国の人たちの中で育ってきた。まず、夕イで生まれて、タイ人のメイドさんやドライバーさんに、いつも遊んでもらっていたらしい。
次に、シンガポールでは、初めて保育園に通い、いろいろな国の友達と知り合った。一回目の中国生活では、英語の幼稚園に通った。その時の僕の一番の友達はカナダ人だった。彼とはよくべイプレードをして遊んだ。それからインドでは、日本人学校に通ったが、夏休みには、毎年アメリカンスクールのサマースクールに参加したし、日本人のいない現地のテニススクールにも入り二年間通った。そして、三年間の日本生活を経て、今また中国に戻ってきた。このように、僕はいろいろな国でいろいろな国の人たちのお世話になり、いろいろな国の友達と遊んで育った。肌が真っ黒な友達も、ゲームの話をすれば、すぐに仲良くなれたし、髪が金色の友達も、ポケモンの話をすれば気が合った。僕は小さい頃から英語はうまくしゃべれなかったけれども、ジェスチャー(手势)をつけたでたらめ英語でも充分に話は通じた。だから、いろいろな国の人たちの中で、僕が日本人だからといって、差別されたり嫌な思いをしたりした(ア)し、僕も肌の色が違うからとか言葉が通じないからという理由で、違う人間だと思ったことはない。
1.筆者の住んでいるところの順番について、正しいのはどれか。A.タイ→シンガポール→中国→インド→日本→中国 |
B.日本→中国→シンガポール→中国→インド→タイ |
C.シンガポール→タイ→中国→インド→中国→日本 |
D.インド→日本→中国→タイ→中国→シンガポール |
A.タイ人 | B.シンガボール人 | C.日本人 | D.中国人 |
A.2年間 | B.3年間 | C.4年間 | D.5年間 |
A.中国 | B.タイ | C.インド | D.日本 |
A.ことはある | B.ものがない | C.ものがある | D.ことはない |
4 . 暗いところを歩いていると、なんとなく不安な気持ちがするものである。辺りの様子が分からないと、自分勝手に想像したり、思い込んだりして、①本当のように思われる。
われわれの日常生活でも、もしまったく周囲の出来事を知ることができなかったら、どんなに不安なことであろう。だから、人間は自分の周囲に起こる出来事を知りたがるものである。ニュースを少しでも早く知りたがっているのである。
「言葉」の発達も、それが元になっていると言えよう。言葉ほどニュースを伝達するのに便利であり、正確であるものはほかにないからである。しかし、昔たとえ言葉があっても、ニュースを伝える範囲はたいへん狭かった。
その後、文字ができて、②これを用いるようになってからは、ニュースの伝達範囲は広められてきた。けれども、板や紙に書いたのでは、それを人々に示すことも、1 枚ずつ配ることも易しくはない。その伝達範囲もやはり限られたものである。
ところが、印刷技術が発明され、通信が発達してくると、ニュースの伝達範囲は広まった。
これが③ の発生となり、今日のように重要な報道機関となった。これに続いて、ラジオの出現となり、テレビの製作となった。今後、これらのものが科学の発達とともに、どんなに発達するか、もちろん想像することではない。
1.①「本当のように思われる」とあるが、何が本当のように思われるか。A.なんとなく不安な気持ち | B.暗い辺りの様子 |
C.自分勝手に想像したこと | D.周囲の出来事 |
A.文字 | B.言葉 | C.通信 | D.印刷術 |
A.報道機関 | B.新聞 | C.印刷術 | D.通信 |
A.科学の発達とともに、先進的な通信手段が言葉に代わってニュースを伝達する重要な手段になった。 | B.文字ができてから、人間はニュースを伝達することができるようになった。 |
C.文字を伝達する手段として、最も便利で正確なのは言葉である。 | D.印刷術が発明される前に、人間は話したことを書くことができていなかった。 |
A.新聞の発達 | B.言葉の働き |
C.伝達の範囲 | D.ニュースの伝達 |
5 . 昼夜に関わらず、一つに専念している人は科学者や研究者に限らず、一般の庶民にも持つ権利である。しかし、夢中になりすぎると、普段の生活に被害を及ぼし、自分の身が危険に陥ることも珍しくない。それには本人は止めようとはしない。いや、止めるのができないということはまさに恐ろしい。そういう現象は医学者に「XX依存症」と名付けられている。
文字どおりに、「XX依存症」は一度ある物事から離れたら、すぐ不安になったり、いらいらしたりして、身体及び精神にも異常が生じる状態と指す。その意味では、またの名(别名)は「XX中毒」である。現代人はまるで「XX依存症」と共存しているようで、「インターネット依存症」を始めとして、「アルコール依存症」や「ファストフード依存症」などはすでに日常生活にはありふれた現象となった。依存症は個人の健康にも普段の生活にも差し支え(阻碍)があることは承知の上だが、なかなか根治できないことも事実である。(ア)、依存症そのものは身体的な病気ではなく、心理的な病気であるからだ。
依存症に関しては、様々な治療法がある。その中で、電撃療法は人間性に悖る嫌悪療法として、よくマスコミ(大众传媒)に報道されている。とにかく、依存した物事との結びを乱暴に切ってしまうより、まず精神科医と相談し、別のことに注意力を移したほうがよさそうだ。人間の生きる数十年はほんの一瞬にすぎないからこそ、どんな物にも囚われることなく、自分の心にしたがって悔いのない人生を送るべきだ。
1.文中に「珍しくない」とあるが、何を指すのか。A.一般の庶民にも持つ権利のこと |
B.夢中になりすぎると、自分の身が危険に陥ること |
C.一つに専念している人のこと |
D.依存症は危険ですが、本人は止めようとしないこと |
A.食事や睡眠をしないで、オンラインゲームをする。 |
B.テストの前は、徹夜してインターネットで資料を調べる。 |
C.地下鉄に乗る時、人目を避けるために携帯で音楽を聞く。 |
D.朝から晩まで、コンピューターで会社のネット会議をする。 |
A.ところが | B.すなわち | C.なぜなら | D.そのうえ |
A.一時的に携帯を没収する。 | B.携帯の使用時間を制限する。 |
C.携帯を使用すると罰を与える。 | D.運動などのことをやって注意力を移す。 |
A.依存症になってもかまわなく、自分の心をちゃんと開く。 |
B.依存症は心理的な病気だから、電撃療法を選んだほうがいい。 |
C.物事に囚われることなく、自分の心に応じて自分なりの生活を送る。 |
D.依存症は根治できない病気だから、ほっといても大きな問題ではない。 |
6 . 子供には大きく分けて2つのタイプがあり、そのタイプに合ったやり方で研究をしないと、人は積極的に行動しないのです。
一つ目のタイプを「マルチタスク型」と言います。マルチタスク型の人は、その名のとおり、比較的何でもマルチにこなしていきます(精通)。中学校で全科目いい点数を取る生徒といった子は、このタイプが多いです。満遍なく(普遍)できるということは裏を返すと、集中力がなく分散型だということでもあります。
このタイプの集中力のなさは本来「才能」であり、将来の職業とも関係している場合があります。集中力があると周囲に気を配ることができません。例えば、学校の先生は40人の子供たちを相手に指導します。もし集中力のある先生だったら、目の前の生徒しか見えず、全体の子供たちへ気を配ることは難しいでしょう。集中力がないからこそ、広く気づくことができるという才能を持っているのです。しかし、子供の頃は集中力がないことがデメリット(缺点、短板)になることが(ア)。勉強は集中力が求められるからです。
このマルチタスク型の行動基準、価値基準は「損得」です。損か得かを判断基準として動く傾向にあるのです。損得で動く子は、無駄が嫌いで、面倒くさいという言葉を発したりします。しかし、無駄が嫌いであるということは効率性を好むということを意味します。(イ)、方法論、やり方、スケジュールなどが大好きです。それは秩序を好むということでもあります。合理化でき、自分が得するということが分かれば、動きます。
1.この文章によると、マルチタスク型の人が先生になったら、どうなるが。A.集中力のある先生だから、目の前の生徒しか見えない。 |
B.集中力のある先生だから、全体の子供たちへ気を配ることができる。 |
C.集中力がないからこそ、40人の子供に気を配ることができる。 |
D.集中力がないからこそ、広く気づくことができない。 |
A.少なくありません | B.少なくない | C.多くない | D.多くありません |
A.損得をあまり考えることなく行動する。 |
B.面倒くさいことを恐れないで、地味に努力する。 |
C.無駄なく効率的な方法で自分に得することをやる。 |
D.スケジュールなどに従って行動するけど秩序が嫌だ。 |
A.だから | B.それなのに | C.ところで | D.そのかわり |
A.損得を行動基準や価値基準にするタイプを紹介する。 |
B.好きなことを徹底して集中的にするタイプを紹介する。 |
C.何でもマルチにこなしたタイプを紹介する。 |
D.きちんと計画を立ててから動くタイプを紹介する。 |
7 . 生まれつきの脳性麻痺によって、小学校三年生の時から、指以外には体全体の筋肉が萎縮して動けなくなった。それ以来、柔らかいベッドに横になったり、身長に応じた特製の車椅子に座ったりして、一見すればのんぴりした「牢獄生活」が続く毎日だ。あの時の僕はまだ幼くて、世間知らず(不谙世事)のせいか、母の悲しそうな顔しか覚えなかった。
13歳の時、中学に進学するつもりだったが、周りの人からかわいそうな目を浴びて、恥辱のあまりに中退することにした。家に戻り、終日暗くて小さい部屋に閉じこもって、自分を外の世界から隔てようとしていた。(ア)なことに、食事をすることも便所へ行くことも、母の援助がなければ自分の不自由な手足だけでは無理だった。
あれから、窓越し(透过窗户)の世界は手の届かない存在になった。息子の寂しさと悲しみを紛らわすために、仕事から帰った母はいつも外の面白いことを詳しく語った。僕は何の表情を見せずに無関心の様子をしていた。実はこの目で見たくて、外に出かけてみようと思った。(イ)、しばらく外に出るのが怖くて、現実から逃げようとする気持ちも変わらなかった。
去年のお正月は、花火がいつもの年より鮮やかに夜空に咲いた。窓の隅から見る空は非常にきれいだった。母はそっと部屋に入り、じっと私のそばに立っていた。「外に出ようよ!」と母は私を励ましてくれた。僕は何も言わずに、ただ母に頷いた。不自由な手足でも、外にさえ出てみれば、誰とも同じように花の匂いも太陽の日差しも感じられるのだ。
1.文中に「牢獄生活」とあるが、実際にどんな生活を指すか。A.牢獄に囚われる生活 | B.母に監視された生活 |
C.のんぴりした生活 | D.脳性麻痺による生活 |
A.幸い | B.不思議 | C.残念 | D.嬉しい |
A.だから | B.そこで | C.すると | D.しかし |
A.筆者は外に出るのが怖くて、現実から逃げようとした。 |
B.筆者は外に出ることができないから、母の話に怒った。 |
C.筆者は外に出てみようとした。 |
D.筆者は外に出てみたくなかった。 |
A.脳性麻痺の紹介 | B.不自由な手足でも |
C.車椅子の使い方 | D.真面目なお母さん |
8 . 20年以上前に留学生と一緒にNHKの見学に行ったことがある。小さな部屋で3Dの映画を映していた。眼鏡をかけることもなくただ一定の場所にいるだけで魚や雪のボールが飛び出して見えた。私も留学生も3Dの技術にびっくりした。
今主流の3Dテレビは特別な眼鏡をかける必要がある。人間の右目と左目が見る映像が違うことを応用して作られているからだ。すでに映画はこの技術を取り入れて3D作品を作っている。3D映画の人気はどんどん上がっている。① このタイプの3Dテレビがどのぐらい普及していくのかはまだわからない。最近眼鏡無しでも3D映像が見えるテレビも発売された。眼鏡をかける手間がかからないため、こっちの方が人気が出そうだ。②これも強力なライバルになるだろう。
どちらの場合も、3Dテレビの普及は通常のテレビと価格に大きな差がない限り、3Dの番組がどれだけ放送されるかによって普及に影響を与えるだろう。アメリカでは本格的な3Dの放送が始まったそうだ。日本でも放送しているテレビ局がある。家庭用の3Dテレビの発売と同時に3Dビデオカメラを発売する電気メーカーも出てきた。カメラが売れればテレビも売れるだろう。こちらも影響する要素だ。
1.今主流の3Dテレビに関する説明はどれか。A.眼鏡をかけていない人には立体的に見える。 | B.値段が安いので普及するだろう。 |
C.見るためには特別な眼鏡が必要だ。 | D.座る場所が決まっている。 |
A.もっと便利に見えるからです。 |
B.値段がもっとやすいからです。 |
C.20年より3Dテレビの技術がもっと発達したからです。 |
D.人間の右目と左目が見る映像が違うことを応用しているからです。 |
A.3Dテレビ用の眼鏡の普及。 |
B.3Dテレビの価格は普通のテレビとどのくらい違うか。 |
C.アメリカでの 3D放送の開始と日本のテレビ局の状況。 |
D.3Dビテオカメラの販売状況。 |
A.そうすると | B.それとも | C.あるいは | D.けれども |
A.3Dの技術はだいぶ前から存在していた。 |
B.3Dテレビ番組が少ないので普及しないだろう。 |
C.映画では3Dが人気があるが、テレビでは人気が出ないだろう。 |
D.特殊な眼鏡がなければ3Dの映像は見ることができない。 |
9 . 災害救助犬が人を発見するのは、人を1. (助)けるためだけではありません。遊び相手が欲しいので、人がいると、その人2. 「遊んで、遊んで」と言っているのです。人助けのための人助けをする必要はありません。遊び相手を見つけるために遊び場に行っても、友達はできません。人助けをして、趣味を3. (聞く)たら同じだということで、結果として遊び友達になれるのです。人助けをすることによって、相手の趣味を教えてもらう。
自分が相手に趣味を4. (教える)たりしていくうちに友達になって、一緒に5. (たのしい)遊ぶようになり、趣味は全然6. (違う)ても、大人の友達になれます。自分が助けてもらおう7. 思うだけでは、自分の利害だけで動くから、世界は広がりません。
自分の世界の中だけで「助けてください」と言っていても、同じ世界で生きている人しか助けてくれません。ところが、「助けてください」と頼まれなくても、誰かを助けてあげることによって、あなたの利害とは違うところで生きている人に出会えるのです。そこから世界は8. (急激)広がります。
ほかの人と9. (であう)ということは、その人の今まで持っていた人脈や全財産をもらうことになります。こんなすごいことはありません。一生のうちに何人に出会える10. はわかりません。知り合った人の長年培ってきた過去、未来も含めて、丸こと自分の人生とネットワーク化できるようになるのです。
1.2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
10 . 人から好かれるためには、本気で「好かれたい」と心から強く願うことが先決です。そうすれば、他人から歓迎される態度や行動がそれに応じて出てくるものです。心の動きが、その人の態度や表情、そしていろいろな行動と連動しているからです。あなたは、次のようなことを体験したことはありませんか。急ごうと思うと歩幅が自然に大きくなり、両足が早く動くようになるということを…行動や態度は心の現れなのです。だから人から好かれたかったら、心から好かれることを強く願うことが先決だというわけです。
ところが、他人に好かれたいと願うだけで相手から好かれるかというと、そう簡単ではありません。(ア)、どうすればよいでしょうか。人に好かれるには、自分から相手を好きになることが欠かせません。他人を変えることはたいへん難しいことですが、自分が変わることはそれより少しは簡単だからです。好かれたいのだったら自分からその人が好きになること、思えば思われるのです。子犬は人にじゃれてくるから好かれるのです。あの子犬のすばらしい対人関係処理能力に学びましょう。しかし、人に好きになれと言っても、言葉で言うほど易しいものではありません。好きになる前提として、積極的に相手のよい面を見る必要があるということがあります。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれですか?A.それでは | B.つまり | C.それとも | D.それに |
A.他人に好かれるためのきっかけを提供する |
B.自分勝手な行動を批判する |
C.行動と心の関係を解説する |
D.優れた対人関係の例を提供する |
A.他人の態度や行動をコントロールすること | B.急いで歩くこと |
C.相手のよい面を積極的に見ること | D.子犬のようにじゃれること |
A.他人に好かれるためには、自分から相手が好きになることが欠かせない |
B.自分が変わることよりも、他人を変えることが難しい |
C.急いで歩くと自然に行動が大胆になる |
D.人に好きになれと言っても、実は少し難しい |
A.他人の行動に対する自分の反応 | B.他人から好かれるための秘訣 |
C.急いで歩くことの効果 | D.子犬の行動に関する学び |